元になった由衣美さんの「Happy Birthday 2001」を読む

変態マゾカオル(3月20日(火)15時04分47秒)
@ 投稿者:飛び入りです。とりあえず最後まで読んでみて。
「happy birthday2001」〜飛び入り参加、読み切り短編

これ以前 由衣美さんは・・・・・・・・・ 久仁子さんは・・・ 純子さんは・・・
山崎アカリさんは・・・・・・ 唯奈さんは・・・・・ 綾乃さんは・・・
数値フェチっ娘さんは・・ 権太さんは・・・・・ 美香さんは・・・


happy birthday2001のイベントは、
初日午前にもかかわらず、大勢の人が参加し、
かなりの盛り上がりを見せていました。
公園内部には屋台が出ていて、やきそばやフランクフルトなど
軽く空腹を満たすための定番の店や、
くじ引きで女装グッツが当たる屋台などユニークな店店が連なっていました。
その中でも、とりわけ目立つ屋台がありました。
屋台というより小さな店舗のような感じでした。
店全体をピカピカと電飾で光らせ、外装はピンクに色調を統一するなど、
なんとも派手な外観の屋台でした。
看板には「変態レボリューション21」などと書かれ、
「チョチョチョイイカンジ、チョチョチョチョイイカンジ、ジャ〜ン」
などとBGMが流れていました。
(いったい、何が売っているのだろう?。)
高橋和正(21歳、大学生、女装歴1ヶ月の初心者。
性格内向的、彼女なし、童貞。)は、店の前で立ち止まりました。
店のテントには扉があり、内部の様子はわかりません。
(それともHな風俗プレイの店かな?。ちょっと中に入るのは勇気いるな・・・)
高橋和正は、回りを見渡しましたが、
公園内は女装者で混雑しているのにもかかわらず、
他に誰もこの店に入ろうとする人はいないようでした。
(思い切って、入ろう。女装もしていないし、
かえって公園内をうろうろしているのは恥かしいし。)
実は高橋和正は、完全女装の経験はなく、
勇気を振り絞ってコンビニで買った女物のパンティーを着けるだけの初心者でした。
今日はこのイベントを知り、公園の外から様子を見るだけと考えていましたが、
なんだかんだで公園内に紛れ込んでしまっていたのです。
扉の前には
「まだ、女の子になっていない人のためのお店です。お気軽にどうぞ。」
などと書かれていました。
(あっ、そうなんだ、女装グッツの店かぁ。
よい機会だ。もし、女装用品を安く売っていたら、買おう。)
高橋和正が、扉を開けて中に入ると、3畳ほどの狭く薄暗い店内には机と椅子だけ、
女装グッツなんてありませんでした。
あまりにも殺風景な店内に思わず唖然としてしまいました。
「ようこそいらっしゃいませ。
ここの店は一回当たり1名様限定なので、内鍵かけてね。」
店員さんは30歳くらいの女の人が一人だけでした。
高橋和正は、いわれた通り内鍵をかけました。
「こんにちは。君の名前は?」
すらっとした女の店員さんは、微笑みながら高橋和正に問い掛けます。
「あっ、高橋和正です。」
「ふ〜ん、和正って男の名前でしょ?。
変ねぇ。ここは男の子がくるトコじゃないのよ。女の子の名前は?」
「えっ、、ありません。」
高橋和正は、自分の女性名なんて今まで考えもしませんでした。
「んもう、そんなんじゃ、だめでしょ。まったくぅ。
和正君は女の子になりたいんじゃないの?。」
「えっ・・・」
女になりたい。
高橋和正がかかえている無意識の願望なのか、別な表現をすれば
世間一般の常識、道徳、倫理により肉体的に男性であるがゆえ、
心の片隅に封じ込められている抑圧された願望なのか、
あからさまに問い掛けられると戸惑ってしまうのでした。
「あれ?、どうしたのかな?。
もう一度聞くよ。和正君は女の子になりたいんでしょ?、
だからこの公園、来たんでしょ?。違う?」
高橋和正にとって、男性ならともかく女の人に、
自分だけの恥かしい願望を告白することはかなり勇気が必要でした。
「あ、あのう。」
「うん?なあに?、恥かしがらずにお姉さんに言ってみて。」
「おっしゃる・・・通りです。」
「えっ?、おっしゃるとおりって何?。はっきり言わないとわかんな〜い。」
「あっ、あのう、おんなに・・・なりたいです。」
高橋和正は目から火がでるような思いで小声でぽつりと言いました。
しばらくの静寂の間。
(ああぁ、言ってしまった。恥かしい・・・)
高橋和正は、自身の内向的性格からか顔を真っ赤にして俯いていました。
「ふ〜ん、そうなんだ。
女の子になりたいんだ。男のくせに女になりたいんだ。
もったいなくない?。せっかくおちんちん付いてるのにぃ。
女の子をヒィーヒィー言わせる最大の武器なのにぃ。」
「えっ?」
「あははっ、冗談よ。
まっ、和正君が心底、女になりたくて、
そしてオンナになってこの公園に集っているオネエ様方と
交流したいと考えているなら特別に変身させてやってもいいよ。」
「あっ、はい。お願します。」
「それじゃ、決まりね。
ここのブースはあなたみたいな人を女装子ちゃんに仕上げてやるのが目的のトコなの。
このパーティーの幹事、由衣美さんからの依頼で設置してるんだよ。
あっ、お金は要らないわ。
でもね、そもそもこのパーティーは
前田アニトさんという人の誕生日をお祝いする会だから、
もし素敵な女に変身できて、前田アニトさんに気に入られたら、
彼にオンナとして奉仕することを約束してほしいの?。できる?」
もう、高橋和正の決心は固まっていました。
「はい。できます。」
「うふふっ、もう後には戻れないよ。いいの?和美。」
「はい・・・」
和美と命名された高橋和正は、目の前にいる女性を信頼してみることにしました。
そして心の中で抑圧されていた女装願望が一気に溢れ出してきたのを感じたのです。
「それじゃ、和美。このテープを聞いて、復唱するのよ。」
店員が持ってきたのは、テープレコーダーとヘッドホンでした。
(あれ?女装するんじゃないのか?)
和美がヘッドホンを装着すると、定員は再生のボタンを押しました。
「アイウエオンナニナリタイデス。ピィー。」
(???????)
「ああん、だめでしょ、和美。
テープから聞こえてきた通りに繰り返して声をだすの。
そんなん簡単でしょ?。はいっ、最初から。」
「アイウエオンナニナリタイデス。ピィー。」
「あいうえおっ、女になりたいです。」
「カキクケキンタマジャマナダケ。ピィー。」
「かきくけ金、金玉邪魔なだけ。」
「サシスセスカートニアウデショ。ピィー。」
「さしすせスカートにっ、似合うでしょ。」
「タチツテタチションデキマセン。ピィー。」
「たちつて立ちしょんできません。」
「ナニヌネニクボウイリマセン。ピィー。」
「なにぬね肉棒要りません。」
「ハヒフヘフェラチオジョウズデショ。ピィー。」
「はひふへふぇ、フェラチオ上手でしょ。」
「マミムメメイクモバッチリヨ。ピィー。」
「まみむめメイクもばっちりよ。」
「ヤユヨデヤッパリオンナガイイ。ピィー。」
「やゆよでやっぱりおっ、女がいい。」
「ラリルレルージュをヒイチャエバ。ピィー。」
「らりるれルージュをひいちゃえば。」
「ワヲンデワタシハオンナノコ。ピィー。」
「わをんで私は女の子。」
店員はテープを止めました。
「あはは和美、やれば出来るじゃん。大きな声も出てたしぃ。どお?、
少しは本当の自分に気がついた?」
「はいっ、ぼくは・・」
「んもう、ぼくじゃないでしょ。まったくぅ。あたしでしょ。」
「すっ、すみません。あっ、あたしは女の子になりたいです。」
「それは違うわ。」
「えっ?なんで・・・」
「んとね。和美はこの魔法のテープを一通り終わった瞬間から、
もうすでに女の子になっちゃったの。
和美の心の中は完全に女の子、もう男には戻れないの。
そう、和美は素敵な女の子。
ねえねえ、和美は女の子なのに何で男の服なんて着てるの?。変だよ。」
「あたしは女の子?」
「そう、そうよ。よかったね、女の子になれて。おめでと和美。
ここに来てよかったね。もう男に戻ることは許されないんだから、
これからはいかに素敵な女になるかってことを考えなさい。解る?。」
「はいっ。何かそういえば、今着てる服、ものすごく違和感感じます。」
「ねっ、そうでしょ。それじゃ紹介状書いてあげる。うふふっ。」
「紹介状?」
「これがあると無料で女の子の服に着替えることができるの。
これを持って、屋台の並びの一番奥のブースにある「ステファニー」という店に行って。
そこにこの紙を持っていくと無料で服を貸し出してくれるから心配しないでね。」
店員は「処方箋」と書かれた紙を取り出し、記入していきました。
「それじゃ、さっそく行きなさい。和美に素敵な出会いがありますように。
じゃあね。」
和美がにぎりしめた紙には次のように書かれていました。
=============================
名 前:高橋和美
下 着:ショーツはフリルいっぱいの可愛らしいもの。ブラと合わせること。
胸は未開発なのでパットを支給されたし。
上 着:初心者なのでセーラー服上下でお願いします。
その他:素質あり。エスコート役の男性をつけてほしい。
同時にアニト様に合わせ、
誕生日およびこのイベントに感謝の意を言わせるとともに、
場合によっては奉仕させることも検討してほしい。
=============================

(完)
(おまけ)
「ようこそいらっしゃい。ああっ・・・。」
その来客した男の人を見るなり、店員の顔が赤らみました。
「アニト様・・・」
店員は立ちすくみました。
「久しぶりだね。事情は聞いていたけど元気だったかい?。
でも来てくれたんだね、嬉しいよ。
まさかスタッフで入っているとは思わなかったが。」
「私もまさかお会いできるなんて思いませんでした。
お誕生日おめでとうございます。」
男は店員の前に歩み寄りました。
「手を後ろに組みなさい。そして私の目を見なさい。」
「はい。」
「君は私の何だい?」
「はい。・・・奴隷です。」
「よろしい。」
男は店員の胸を探り、乳首を探し指先でクリクリと弄ります。
「あああっ、あん。」
店員は後ろに組んだ手を離すことなく、男の目を見続けながら必死に耐えています。
「アニト様、カオルを忘れないで下さりありがとうございます。」
店員の目に嬉し涙が光りました。

(完)
アニト様、空想デートの皆々様、おひさしぶりです。
変態マゾのカオルです。
皆様のご活躍、
そしてこの「happy birthday2001」の企画が
成功されることを祈念させていただきます。




アニト (3月21日(水)00時22分18秒)
変態マゾ カオルへ
おおおおおおっっっっ!!!!!カオル〜ゥ!!!。
よく来てくれた、ほんとうにうれしいぞ。
どうしているかと心配していたが元気そうでなりよりだ。
カオルが一生懸命育ててくれた『空想デート』は
今なお健在で、こうして多くの書き込みを得ているよ。
離れていたこの1年、いろいろなことを体験しただろう。
あいかわらず見事な物語、腕はまったく衰えていないね。
時間が取れるときにはときどき顔を出しなさい。
ほら、カオルの復帰を願う声が聞こえるだろ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「えっ?、カオルはそんなことを・・・・」
会場内のどこかにいるのだろうとは思っていたが
由衣美さんから事情を聞いてその姿が見えないことに合点がいった。
カオルらしい参加の仕方だな、と思う。
このパーティの参加者は
『空想デート』の作者および物語の登場人物がほとんどだ。
もちろん飛び入り大歓迎とお知らせをしてはいるが、
普段掲示板やメールで会話を交わしていても
いざこうして会うとなればかなりの勇気が必要であろうのに、
女装初心者やまして未体験者であれば
そう簡単には飛びこんでこられないに違いない。
あらためてカオルの頭の良さに感心する。
そういえばカオルは女装願望を持つ未体験者の扱いがうまいからなー。
相手の心を読み取り、言葉として突きつけ、さらには復唱させる。
それは催眠とか暗示などではなく、誘発はたまた確認なのだ。
もっとわかりやすく、心の中にある「本音」というドアを
ノックしているのだと言い換えてもいい。
ただし、だからといってカオルがSというわけではない。
カオルが発する言葉は自身の願望でもある。
「変態レボリューション21」と書かれた派手な外観の屋台、
その扉の向こうにカオルがいる。
わたしが発すべき言葉は決まっていた。


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