権太 (2003年4月12日(土)16時55分38秒)
◆アニト様へ◆
単行本化計画は実現に向けて影ながらひっそりと応援させていただきます。
それで口だけは出してしまうというのもナンですけど、
出版社の事を棚に上げても問題点が二つばかしあるんじゃないでしょうか。
一つは美希子さんが言うように
本屋さんで買うのは恥ずかしいかもしれないということ。
これは表紙の装丁とキャッチコピーでカバーできると思います。
もう一つは、ここに来ればただで読めるものを、
お金を出してまで買ってくれるのかということです。
対処法としては掲載分に関しては過去ログを消してしまうか、
半分は採録としても残り半分は単行本用の書き下ろしとして
新規に集めたらどうでしょう。
目安としては全200頁ならばその半分の100頁、
1頁あたり500〜600文字として400字詰め原稿用紙換算ならば125〜150枚、
これならば短編を10程集められれば何とかなる数字です。
ただこれは作者さんの負担を増やし力の分散化を招きかねませんので、
その点では問題あるかもしれません。
◆観月さんへ◆
はじめまして、ここでは数少ないアニト様と同じ純男の権太といいます。
過去ログである「空想デート・別棟」は
一月単位でアニト様が更新保存しております。
ここでのアニト様は管理人というよりは神という感じですね。
したがって、へまをやらかすと、お仕置きなんてのもあるんで注意しましょう。
(ただお仕置きと言っても悦んでいる人がほとんど〜権太以外全員)
で、TRPG系の方なんでしょうか?
権太はギャルゲーを少したしなむ程度でさっぱりなんですけど、
濃縮還元趣味100%でも良いんじゃないでしょうか。
もちろん、さくや君も早くお着替えさせてください。
◆yuriさんへ◆
全読破ですか、御健闘祈ります。
そういえば、権太も、ここに来た時には(もう2年以上も前)
全物語のプリントアウト化に挑戦しましたが、あえなく敗退しました。
「空想デート・別棟」は年度順に各物語が保存されていますが、
別棟の上の方にある「奴隷部屋」と「キャンペンガール」が
作者毎のインデックス代わりにもなっているので利用すると便利です。
ただここに登録されてない作者さんも多いんで、
基本的にはやはり全読破しかありません。
◆舞さんへ◆
いつもながらハードな展開には感服します。
道具立てとしては殆どないのに(全裸だし)
精神的部分での責めと、それを受け入れていく綾の描写には圧倒されます。
譲二君にはもうちょい優しくしてやれよなと言いたくなるんですけど、
ほんの少しだけでも優しくしようものなら、
もうそれだけで綾は歓喜の涙なんだろうなぁ。
正直なところ、女って判りません。
◆ロマンス純子さんへ◆
新キャラの藤村ひろし君、今までとはまた違うタイプですね。
イメージ的には藤井隆なんじゃないかと想像してるんだけど違うかな。
ところで初代の沢村純一は双子で弟は「普通」なわけですけど、
双生児での事例を集めていくと
女装なり性同一性障害なりの先天性、後天性の切り分けが
出来てくるんじゃないでしょうか。
女装というと趣味という形でくくられるわけですけど、
趣味ならば一過性のはずで小学生の頃に始めた切手集めが
大人になっても続いているなんてのは少数派でしょ、
はたしてこの点について女装娘さん全般ではどうなんでしょう。
ここを読んでいる限りでは一生ものって気がするんですけど
果たして一般化出来るのかどうか?
◆純子さんへ◆
晶君、意外にもきちんと男をやってる感じがするじゃないですか。
権太的定義だと男らしさって「やせがまん」だと思っています。
健さんもブルースリーもこれがあるからカッコいいんです。
権太の場合はかなり飽きっぽくて全然我慢強くはないんだけど、
何故かやせ我慢だけはしちゃいます(でもカッコよくはないなぁ)。
◆美希子さんへ◆
>でも権太さまと同じように美希子も運痴ちゃんなので
ふッ、
権太と運痴比べをするなどとは10000年早い!!!
ここに輝かしい運痴自慢の数々を書き連ねていきたいところではあるのだが、
これをすると悲嘆のあげく、みかん箱にのって首を…(爆涙
まあそうゆうわけなんで
野球部か美術部かと問われれば後者しかないでしょう。
でもねーだからこそ空想の世界だけでは、てな気もしますのねん。
と言いつつ、
野球部って汗臭そうだし髪の毛短いんで、ちょっといや。
彷徨える獣達
いきなり場違いなタイトルつけちゃった。
しかもだ、なにか考えがあっての事じゃないんだな。
その場のノリ、気分ってやつ。
先のことなんて一行、一文字たりとも考えていないのだな。
で、何を書くべきか。
ネタがないときは行き当たりばったりの極みだけど、
やめると言った『ごん太少年シリーズ』しかない。
でも『ごん太少年シリーズ』と言っても2系統あるわけで、
一つは『Happy Birthday2001』系、
もう一つは『もっとも崇高なるビジネス』系だ。
それで、この二つ、いちお完結させたのだけど、
どちらも書き足りないというか、
その後の話が自分的には気になってしまうのだな。
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先に「Happy Birthday2001 権太編」を読む


彷徨える獣達  其の壱
〜 Happy Birthday2001・その後 〜


源太郎さんのイリュージョンを見せつけられて唖然とした後、
公園にいつまでも居ても寒いだけなんで家に帰ったんだけど、
僕が由衣美センパイにこまされてしまったと思い込んでいる
お姉ちゃんのリアクションはどうだったかというと、
これが、まあなんだ、無視されたというか、いつもと同じで、
とくにこれといった変化はなかったのだな。
しかも夜に家を飛び出したことだって、
親にはビデオ屋に行ったことにして取り繕ってくれていたのだ。
この辺は姉弟の良さというか、
フォローしてくれるとこはフォローしてくれるのだな。
でもって、お姉ちゃんが僕のことをどう思っているのかが気になるのだ。
ここんとこは僕としては誤解を解きたいところなんだけど、
由衣美センパイにやられてしまう寸前まで言ってしまったのは事実だし、
言い訳してみたところで、やぶ蛇になるだけなんで自分からは切り出せないのだ。
考えてみれば僕にしたって、
お姉ちゃんがどこの誰とつきあって何をしてるかなんてのは興味の対象外だし、
案外それと同じ事なのかもしれない。
そう思ってしまうと姉弟の絆なんて細いもんだ。
現実なんてこんなもんで、
亜里砂ちゃん姉弟のような関係にはなりようがないのだな。
しかしだ、いつまでも独白しててもしょうがないんで、
多少なりとも話を物語風に変えてみる。

まあ、このようにウダウダと考えながら
何をするでもなくゴロゴロしていると、お姉ちゃんが帰って来た。
「ただいまぁー」
美容室に行ったみたいでセミロングだったのがショートにカットされている。
「あれ、髪の毛切っちゃったの。」
「ど〜?」
『亜里砂の大冒険』にもあるように、
お姉ちゃんのファッションチェックは僕の役目だ。
言ってみれば家庭内ピーコってところか。
他人だと男であれ女であれ悪意がない限り、
その服は似合わないなんて絶対に言わないから、
いまいちファッションセンスに自信のないお姉ちゃんにとって
僕の意見はとても重要なのだ。
「うーっ、全然似合わないよ、
いつも前髪は切るなって、あれほど言ってるじゃない。」
僕としてはストレートのロングのままでいてもらいたかったのだ。
「なに言ってんのよ、ごん太だって同じ髪型して似合ってるじゃない。」
そりゃ顔の形も髪質も違う、
だいたいどこの世界に弟の髪型を真似する姉がいるんだと
突っ込まねばいけないところだが、
いつもは希樹きりん似とけなしている僕を
本当は認めてくれていたんだと思うと少しは嬉しくなって黙ってしまう。
この沈黙を了解と受けとったお姉ちゃんは
満足げに自分の部屋に引き上げて行くのであった。

(ということで時系列的には『管理人さん物語』につづく)
まあ何です、中身の薄い話ですけど、
リアルな姉弟関係というものも少し書いてみたかったんです。
実話だし・・・。
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先に「もっとも崇高なるビジネス」を読む
先に「アニメのようなミステリー」も読んじゃう


彷徨える獣達  其の弐
〜 もっとも崇高なるビジネス&アニメのようなミステリー・その後〜


東京の深地下に縦横に広がる地下要塞があった。
旧帝国陸軍が本土決戦のために植民地の坑夫を徴用動員し掘削したものだ。
建設に携わった坑夫達は機密保持のためにことごとく生き埋めにされた。
敗戦により残虐行為の発覚を恐れた旧軍は一切の資料を焼却し、
坑口を奥深く埋め戻し地上からの痕跡を完全に消し去った。
関係者達は厳しい相互監視の元に多くが生涯を終え、
数少ない生存者も自らがかかわる残虐行為故に口を開くことはなかった。
たとえ証言が残されたとしても、
もはやその位置と深さを知る者は誰もおらず要塞の発見は不可能であろう。

だが歴史から消し去られてしまったその空間に、
未来への生き残りを賭けた秘密プロジェクトが進行している。
AC(アニトカイザー)計画である。
地下の巨大ドームの中では諸装置の稼働音が重なり合い低重音となって、
異郷の地に封印された亡霊達の呪文であるかのように響き渡っている。

「シュミレーションカプセル、シンクロ率が30%を割りそうです。
これからメインコンピューターへの自動制御に切り替わります。」
綾音の澄んだオペレーションボイスが呪いの低重音を打ち消す。
「ごん太君、しょうがないわね、
ここのところシンクロ率が下がる一方じゃないの。」
AC計画開発部主任の素内博士がアリサ局長に言う。
作戦部のアリサ局長は地上でこそ単独行動をとる事が多いが、
ここでは常に防衛隊の時子と睦美を引き連れ、
AC計画では少数派の純女グループを形成している。
素内にはこれが面白くない。
彼女らから監視され威圧されているのではないかとの危惧を抱いているのだ。
仮にそれがアニト様の命令だったとしても、
忠誠心を問われているのかと思うと耐え難いことだった。
「緊張しすぎみたい。さっきも力を抜くようにとは言ってはあるんだけど…。」
素内からの返事がないことを確かめるとアリサは言葉を続ける。
「男のアレを体の中に受け入れるみたいに力を抜くようにってね。」
素内は金縁の眼鏡越しにアリサ局長を睨みつける。
「冗談だって、でもねー素内さん、彼には少し優しすぎない。
やっぱ、ここはオンナの悦びを知ってもらった方が
AC計画のためになるんじゃないかしら。」
「そんなことは関係ないわ、
問題なのは彼の一つの心がもう一つの心に対して寛容でないこと、
その寛容でないことが結局は自分自身を否定していることに
気がついていないということね。」
「私の中の彼、私の中の彼女、
一つの人格の中でその両方を生かす事なんて本当に出来るのかしら、
結局は彼を苦しめてるだけなんじゃないの。」
「それはまだ判らない。
でもそれが出来ない限り本当の意味でのAC計画は完結しないの。」
アリサ局長は小さく首をすくめるとマイクをとった。
「ごん太君、お疲れさまー、今日はここまでにしましょ。」

家までの帰り道、僕は土手に座り込み、川の流れを見つめていた。
アニトカイザーのパイロットに志願したものの結局はうまくいかなかった。
どういうわけか、やればやるほどシンクロ率が下がっていく。
おなじにパイロットを志願した柏木君は
来週からは実機でのテストにはいるのに僕ときたら、
とうとうシュミレーションカプセルですら
メインコンピュータの制御下でしか機能しないレベルまでに
シンクロ率を低下させてしまったのだ。
「ごん太くーん」
ブレザーにタータンチェックのプリーツスカート、
僕の学校の制服を着た女の子がパタパタと駆け寄ってくる。
あやと君、今は柏木彩ちゃんだ。
制服は女の子になったお祝いに
唯奈さんからプレゼントされたものだ。
柏木君はこの間の誘拐事件のあと両親を説得し、
本当にセーラー服のまま登校し始めた。
学校側も両親の同意があることとGIDの診断書が出たことを考慮し、
女子制服での通学を認めてくれた。
今までけっして自分を主張することなく、
いつも端の方でひっそりとしていた柏木君がここまでやりとげたことに僕は愕いた。
「ごん太君ひどいよ、一緒に帰ろうって約束なのに。」
そんな約束はしていない。
でも訓練の時はいつも一緒に帰っていたから、
やはり罪悪感を感じてしまう。
「ごめん、ちょと早く帰りたかったんだ。」
「今日のこと気にしてるの?」
僕は首を振る。
「それも、あるんだけど、なんだか自分がやになっちゃって…」
「私、唯奈さんから聞いたよ、
ごん太君って実戦でACの操縦したことあるんだってね。
私なんかシュミレーションカプセルでもいっぱいいっぱいなのに、
ごん太君ってすごいよ。」
「あれは記憶を消されててあんまし覚えてないんだ。
それにあの時は由衣美センパイが隣にいてくれてたし…。」
柏木君は僕の腕に抱きついてきた。
「ねえ、それって私じゃだめかなぁ。」
ふくらみかけの胸の感触が腕に伝わってくる。
こういった柏木君の仕草にも最近はなれてしまった。
学校では女子の間で、
僕と柏木君との恋を応援する会みたいなのが出来あがっているようだ。
だけどいまいち柏木君には恋愛感情がわかない。
どうしても長年の親友といった感じが抜けないのだ。
柏木君は僕の肩に頭をもたらせ、
僕たちは話すこともなくオレンジ色に輝く雲を眺めていた。
「ねえ、ごん太君、駆けっこしようか。」
「へっ?」
「むかし、この土手で、よく駆けっこ遊びしたよね。
あれ、ものすごく楽しくて嬉しかった。
私より足が遅い子なんて、ごん太君が初めてだったから。」
こ、こ、こ、こいつ、何を言い出しやがる。
チラって柏木君に目をやる。
今のこいつになら勝てる! 僕は確信した。
「だって柏木、スカートじゃん。」
「下はスパッツだから大丈夫。」
柏木君はスカートをめくって見せた。
「色気、ねーな。」
「そんなの関係ないもん。」

二人して子供の頃のようにスタンディングスタートの姿勢をとる。
土手を吹きすさぶ風が僕達の髪を乱す。
「ねえ、
「なに?」
「よーいドン、ってどっちが言うの?」
「昔はどうだったけ。」
「二人一緒。」
「じゃあ、そうする。」
「じゃあ、せえの」
「よーい…」「よーい…」
「…」
「ドン」「ドン」
春はまだ始まったばかりだ。
僕達は風に向かって走り出した。

(この話は続くかも、最後は某ゲーから少しパクり)




アニト (4月14日(月)23時36分02秒)
権太さん、こん○○は。
おっ、わたし《と同じ純男の権太》さん目当ての作者さんが
増えてきたように思います。
それに応える権太さんが頼もしくみえてきました。
わたしが知らないマニアックな話題や『空想デート』のしきたり?など、
権太さんの視点でエスコートしてあげてください。
>一月単位でアニト様が更新保存しております。
>ここでのアニト様は管理人というよりは神という感じですね。
『別棟』の更新は月に2回(1日と15日)で、
わたしはときどきフィリピンの妖精になったり字体になったりもしています。

「『空想デート』出版化計画(仮題)」について。
《表紙の装丁》は慣れ親しんだオレンジ輪切り図を背景に
『空想デート』バナー(夢見るセーラー服少女)をドドンと入れます。
《キャッチコピー》はみんなで考えるのが楽しいでしょう。
《本屋さんで買う恥ずかしさ》は個々で克服してもらえることを願っていて、
わたしも今、日夜トレーニングに励んでいます。わはは。
>ここに来ればただで読めるものを、
世間に馴染みのない女装という世界の、
しかもその世界でも辺境の地にある『空想デート』ですから
来たことのない人、存在も知らない人、PCを持っていない人も含めれば、
来た人の数百・数千倍はいるのではないかと思われます。
もしかしたら今なお自分の趣味・性癖・空想を、
世界中で自分だけが持つ特殊なものだと悩んでいる人がいるかもしれません。
そういう人たちにとってはお金を出してまで読みたい本に
なる可能性もないことはない、なればいいなと思います。
>対処法としては掲載分に関しては過去ログを消してしまうか、
書き込みをしていただいた物語はすべてが宝物ですから
削除はあまりにももったいない対処法だと考えています。
また、あきらかな誤字脱字以外は校正せずに掲載した方が
物書きとしてはアマチュアであるが、
女装に興味を持つ者としての個性や情熱が伝わるのではないかと思っています。

むはははは、これぞ『空想デート』らしい空想的盛り上がり。
ご意見・ご感想をお待ちしています。




権太 (5月3日(土)02時02分01秒)
◆アニト様へ◆
>わたしも何とかして船室に閉じこもりがちなゴン子ちゃんを
>もっと表舞台で露出、いや、活躍してくれるよう精進してみます。
正直に告白します。
最初に書き込みをしたころハッキリ言って体調が悪かったです。
テンションが下がっていて、
その結果が亜里砂の大冒険だったのだと思います。
復調している今となっては
ゴン子ちゃんは船室に閉じこもっているのではなく、
どこかに行ってしまったのですよ。
いや、そもそも、そんな子がいたのかどうかだって怪しいです。
よく男モードとか女モードとか言いますよね。
あれもよくわからなくて権太には権太モードがあるだけなんです。
二つの自分を切り替えられるほど器用ではありません。
ほんとごめんなさいです。
◆ロマンス純子さんへ◆
【上を向いて歩こう】の起稿、おめでとうございます。
最初はちょっと切なかったですね。
はたして純太郎君は自分の居場所を見つけられるのでしょうか。
>一時期、権太さんが「空想デート」に長い期間訪れなかったことがあり
>ましたよね? もう、やって来ないのかな?なんて思ったりして。
あれって亜里砂の大冒険が一つの峠を越え、
ちょい書く気が萎えちゃったんです。
それは今も変わらずなんですけど、
ごん太少年シリーズでお茶を濁しているってところです。
でも書き込みしない間でもずっとROMってました。
ご無沙汰している方達もきっと読んでいてくれる、
権太はずっとそう思っています。
>以前も何度か書きましたが、場を明るくさせる雰囲気があります。
>その明るくさせる雰囲気って、何なんでしょう?
自分じゃあ暗い雰囲気のものを書いてみたくて、
初めの部分ではそれなりの書き方をしてみるんですけど、
長続きはせずに、お笑いに走っちゃうってところなんでしょうか。
本当はおもいっきり泣かせるものを書いてみたいんですけど。
◆観月さんへ◆
>過去の作品をいくつか見て、やはり日常的な服のほうが
>断然多かったので(当たり前かも)。
コスプレを題材にした物語も結構多いですよ。
佳奈っちさんの話とか連作の「女装キャンプ」とか、
瞳さんの「脱出不能。ハニー最大の危機」とか、あれ?
これってリンクできてない。(リンク復活に期待しましょう)
>(自動人気投票のページあたりを作り人気が高い順に選抜、など)
これは別の意味で気になりますね。
権太の書く話がどれほど読まれていないのかは知りたいところです。
まあ、アニト様と何人かの方に読んでいただければ良いっていう
思いで書いているんですけど、
長くここにいる割にはただ単に迷惑を掛けているだけだったりして・・・。
◆舞さんへ◆
>(1)純男の権太様は女装は絶対になさらないのですか?
あはははは(少し引きつって)、権太は純男ですからアニト様と一緒です。
まあ、アニト様が女装するかどうかは知りませんけどね。
それで男って結構、女装するのが好きですよ。
お祭りとかの大義名分さえあれば普通はやるんじゃないかな。
でも、そういう時って権太は絶対に逃げ出しますね。
それで危険が去る頃合いを見計らい何事も無かったように戻ります。
昔し、それで女装した先輩の袖を引っ張りながら、
「やらしてくださいよ〜」と言ったら、
当人からのリアクションは全く無かったんですけど、
傍にいた面識のない女の先輩から「イヤラシー」って
吐き捨てるように言われてしまいました。
>(2)権太様はSMはなさらないのかしら?
すみません、実はSもMもよく判りません。
舞さんの物語を読んで一生懸命勉強させていただきます。
◆美希子さんへ◆
>お師匠さまとアニトさまは特別な関係なのでしょうか?
そりゃあ、まあ、男には男同士にしか判らない世界があるってことですよ。
>恥ずかしながらセーラー服写真を公開していただきましたので
ヘッヘヘ・・・、美希子さんのセーラー服姿見ちゃいましたよー。
やっぱいいよなあ、セーラー服って。
権太も一度は着てみた、、、じゃなくて、
見てる分にはいいんですけど、
実用上の服としては、夏は暑いし、冬は寒い、
ブレザーなんかと違って脱いだり着たりの温度調整も出来ない、
襟の部分も汚れやすい。
何着も持っているわけではないから洗濯も大変、
はっきり言うと不潔。
いいところは一つもないのですね。
それでも一度は着てみた、、、、、じゃなくて、
男のロマンなんだよなぁ、セーラー服って。
◆純子さんへ◆
どうもお久しぶりです。
しばらくお姿を見ないと、何かあったんじゃないかとか、
ひょっとすると権太がレスで変なことを書いてしまったせいじゃないかとか、
結構心配になるんですよ。
晶君、なんか「男はつらいよ」って感じですね。
人間ってデフォルトが女だから、
どうしても男には自分が宙ぶらりんじゃないかという意識がある。
いや、こんな事を考えてしまうのは権太だけなのかな?
アニト様はどうなんでしょうね。
彷徨える獣達  其の参
8時55分、授業開始5分前、
いつも通りのジャストタイムに僕は教室に滑り込んだ。
そこは見慣れた日常なのだが誰とはなしに僕に向かって視線が走る。
なんなのだと不思議に感じながら席に着き黒板を見ると
小さな相合い傘に、ごん太、柏木彩と書いてある。
(ったく、小学生じゃあるまいし!)
僕は無視をすることに決めた。
ほっといても数分後には一時限目の現国教師が消してくれる。
下手なリアクションをとってしまえばからかいのネタになるだけだ。
柏木君の方を見ると女子と目配せをしている。
まんざらでもないという様子だった。
ひょっとすると、僕が落書きを無視したことを、
二人の中を大っぴらに認めたのだという風に受け取ったのかもしれない。

現国の眠たい授業が終わると、
頭には「船頭多くして船山へのぼる」という言葉だけが残り、
あとは右から左の耳へと奇麗に抜け去っていた。
どういう意味だったんだろうか。
世に生きる全ての人々が船頭としての知恵を身につければ
舟でさえも高い山の嶺に登れると言うことか。
それはそれで良い言葉だな。
そんなことを思っていると鈴木、佐藤、田中が、
いつものように僕の周りに集まってくる。
休み時間の談笑タイムだ。
以前だったら僕の隣には柏木君がいた。
だが、今、柏木君は少し離れた女子のグループの中にいる。
僕の隣にいたときの彼は楽しそうにはしていたけれど、
僕以外とはあまり口を利くこともなかった。
鈴木、佐藤、田中にしても僕のオマケという感じでしか
彼を見ていなかったんだと思う。
その柏木君が女子の中では楽しそうに話し合っている。
今までの寡黙な彼とは全然様子が違っていた。
もし仮に僕が女の子になったとしたら、
あんな風に楽しそうにしていられるだろうか。
おそらくこの点が僕と柏木君との決定的な違いなのだろう。
僕はそう思った。

午前中の授業も終わり、昼休み。
目で合図を送ると、柏木君はお弁当の手提げ袋をもって一人で教室を出る。
鈴木、佐藤、田中には「じゃあな」と手を挙げるだけだが、
一緒に学食には行けないことを告げる。
元々、弁当か購買だった彼奴らを
自分の都合だけで学食突撃隊にまとめあげたのは僕だ。
僕が欠けるとなると図体がでかいばかりで要領が悪い彼らが
今後も学食でメシが食えるのかと心配になる。
鈴木、佐藤がテーブルの占拠役、僕が注文役、
田中と柏木君が運び役というホーメーションだった。
同年代の女の子にはさっぱりもてない僕なのだが
何故かオバチャン世代からの受けはいい。
声のでかいもんが勝ちという学食のルールのなかにあって、
割と隅の方で控えめに叫んでいる僕に
学食のオバチャンは優先的に注文を取ってくれるのだ。
どう考えても田中に僕の代わりは難しい。
僕が復帰しない限り学食突撃隊は
難易度の低い購買派へとくらがえするしかないだろう。

旧校舎の屋上出口のところにある踊り場に着くと、
ビニールシートを敷いて、柏木君が手作りの弁当を並べて待っていた。
まるで小さい頃していたおままごとみたいだ。
こんなところで愛妻弁当をするってのも相当恥ずかしい話なのだが、
人目のある教室よりはマシだ。
旧校舎の上階は専門教室ばかりなので、
昼休みになると人の行き交いが少ない上に、
新校舎と違い構造上危険防止のため屋上は締め切りで解放されていないから、
普通、ここ迄来る生徒は居ない。
「ごめん、まった。」
僕は自販機で買った<おーいお茶>を柏木君に渡す。
「あれ、ごん太君のほう、それ何のジュース?」
「これ、プリンシェイク、ジュースじゃなくてプリンなんだ。」
「へ〜、そんなのあったんだ、すこしちょうだい。」
「いいけど<おーいお茶>と半分ずっこだぞ。」
「じゃあ、食後にね。」
そう言うと柏木君は僕からプリンシェイクを取り上げてしまった。
「あっ、それメシ食いながら飲むつもりだったのに。」
「駄目、そんなの絶対ヘン!」
そりゃ確かにヘンかもしれない。
でもそれ以上にヘンなのは、ここのところの柏木君は妙に命令口調なのだ。
以前はこんなんじゃなかったのに。

「いっただきまーす。」
柏木君の持ってくる弁当は美味い。
「ねえ、これ全部、柏木がつくるの?」
「うん」
近頃の柏木君にしては珍しく寡黙な答えかただ。
これは絶対に嘘にちがいない。
昨日、今日に料理をはじめた者に、
こんな絶妙な煮物の味付けが出来るわけがないのだ。
たぶんお母さんがつくり、それをお弁当箱に入れてるのだけの事なのだろう。
「ふ〜ん、すごいなあ。」
判っていながらそう応えてしまう僕は偽善者なのか。
「そんなことないよ。
ごん太君が食べてくれると思うと、結構、がんばれるよ。」
僕にとって柏木君は親友ではあっても異性ではない。
ここでこうして一緒にお昼を食べるのも、
女子の側に行ってしまった柏木君と
人目を気にせずいられるのは学校ではこの時しかないからだ。
それともう一つ、
柏木君の弁当を食べるようになってからも、僕は昼飯代を親からもらい続けている。
この経済的メリットは大きい。
でもやはり、柏木君の気持ちをもて遊ぶことになっているのではないか、
そう思うと心苦しい。
「なあ、柏木って、好きな男子とかいるの?」
「ごん太君」
「僕以外で、、、」
柏木君は首を振った。
「じゃあ、鈴木、佐藤、田中は?」
「ただの友達」
う〜ん、これは僕にとっても微妙なところだ。
鈴木、佐藤、田中には悪いが、
所詮、彼奴らとは高校に入ってからの付き合いでしかない。
その点、柏木君とは小学校からで親密度が違うのだ。
でもそれは親友と普通の友達の違いか。
「ねえ、ごん太君、私のことだったら気にしないでもいいよ。
好きな人がいるなら、それもしょうがないって思ってる。」
うっ、なんていいヤツなんだ。
でもまあ僕なんかを好きになってくれる女子もいないし、
いまのところはしょうがないってところかな。
突然、柏木君は身を乗り出してきた。
「ねえ、ごん太君は誰が好きなの?」
さらに身を乗り出し僕の顔面直前にまで迫る。
「ねえ、ねえ、正直に言いなさいよ、誰が好きなのよ?
鈴木クン、佐藤クン、それとも田中クン??」
(ブッシュ!!)
何を言い出しやがる、
おどろいた僕は口の中の食モンをすべて、
柏木の顔に顔射してしまったのだ。

(つづく)




アニト (5月4日(日)00時06分30秒)
権太さん、こん○○は。
書くことで自分を知る、しかし自分がわからなくもなる、だからまた書く。
権太さんが抱える希望や疑問や葛藤などの想いは
エロマン□純子も観月さんも恥辱慰安隷女舞も美希子さんも純子さんも
少なからず持っているものだと思っています。
>二つの自分を切り替えられるほど器用ではありません。
器用に生きている人などそうそういるものではありませんよ。
権太さんと同じように、さまざまな想いを胸に秘めながら
書くことが自分の表現手段と思う人が大勢いるからこそ
『空想デート』は今日まで続いてきたのです。

彷徨える獣達  其の四へ

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