お仕置きポリス(取締り編)
作:てんちゃん
<お仕置きポリスシリーズ。ついに第4作突入>
その1
「ピ~!、、ピ~!、、ピ~!、、ほら、はやく行きな
さい!、、、邪魔になるでしょ!」
「ヒョエ~!、、かっワイイ!!、、おねえさん、今度
デートしてぇん!、、ぎゃははは!」
交通課の人員が研修旅行のため、暇な二人がコノ仕事を
割り当てられて一週間が過ぎた。
「はぁ~、、やってらんないワネ、、ナオ、、ピストル
って使っちゃダメなの?」
駐車違反を記す白いチョークを片手にユイがボヤく。そ
の横にウルサイ音をたてたクルマが止まったのは数分前だ
った。
「ねぇねぇ、、キレイメなおまわりさ~ん!、、、仕事
何時でおわんの?、、、俺らと遊び行こうよ!、、そっち
の彼女もカワイイじゃん!、、ねぇ?、、どうよ?」
「ちょ、、!、、ダメだよ、、ユイ!、、、、」
ナオが制止するのも間に合わずナンブの回転式銃をサッ
と抜くと、車内に突き付けるユイ。
「2秒で消えなさい、、、、、、イ~チ、、、、」
男共の顔が一瞬こおりつくと、ゆっくり手をあげる。
「じ、冗談だよ、、あ、あぶねえから下げろよ!、、、
こ、こんなことしてイイのかぁ、、なぁ?」
「アナタを撃ってワタシはクビになる、、、それで終わ
りね、、で?、、、こっちはイイのよ、、いい加減アキア
キしてきたの、、、この仕事、、それよりも撃たれて苦し
むアナタを見たいナ、、、フフ」
「あ、あわわ、、アワ、、、す、すぐ行きます、、」
キュルキュルとタイヤを空回りさせ、猛スピードでいな
くなる車。
「さすがだね~!、、ユイの脅しって効くぅ!」
「え?、、脅しじゃなかったのに、、、ホラ、、一度で
いいから撃ってみたくナイ?、、、これ、、」
ルルル~ル~と後ろを振り向き鼻歌をくちずさむユイに
背後からあっけにとられるナオ。
そこに地下鉄の方からスーツを着た、一見してダンディ
な男性が駆けてくる。
「すいませ~ん、、ま、まって!、、ちょっと彼女と待
ち合わせしてて、、、駐車して悪いと分かってたんですが
、、、時間オーバーしちゃいました?」
二人は瞬時に彼にメロメロになったのか、髪の乱れを整
えるとユイが言う。
「え、、エエ、、少しですけど、、、っていうかイイで
すよ、、なかったことにしておきますんで、、ふふ」
さきほどの威厳はどこにもなく、清楚な澄みきった声で
対応するユイに呆れるナオ。
と、同じ方角から大声を出して女性が駆けてくる。
「ドコなの~!、、ゴロウ!!、カズコ疲れちゃった!
、、、あれ?、、なに?、、婦警さん?」
明らかに自分達よりブスな女に、ユイとナオはちょっと
した嫉妬心を燃やす。
な、なんでこんな女が?、、こんなイイ男に?、、、
「もぅ~!ゴロウちゃんとのデート邪魔しないでよ~!
でも大変ね、、こんな天気のイイ日に取り締まりなんて!
、、、な~んかバカみた~い、、ははは」
ユイの表情がかすかに震えるが、彼に注ぐ熱いまなざし
はそのままだ。
「そ、そう言われりゃそうだな、、はは、、よく見たら
ホントに婦人警官?、、、なんか格好もウソくさいし、な
んかさぁ、、手帳とか見せてくれないかなぁ、、ほら、、
ドラマみたいに、、」
二人の熱いまなざしはゆっくりと曇ったものに変わり、
プルプルと小さなコブシを握りしめる。
「ね~?、、これからぁ、、ゴロウちゃんとイイとこ行
くんだぁ、、、きゃぁ!、、ハズかしい!!、、だからぁ
アンタ達に付き合ってる暇ないんだけどなぁ、、、つーか
他に仕事ないわけ?、、いっつもそうやってオトコ引っ掛
けてんじゃナイの?、、ハハハ、、駐車違反てさぁ、、、
それぐらいしかすることナイ」
ガチャリ、、、そこまでカズコが言った時、黒く重い質
感のする筒状のモノが彼女の口内に入ってきた。
普段なら耐えられたヒボウにも、連日の野次と、たび重
なるナンパ男共に簡単に右手が腰にいく。
「それ以上しゃべらないで、、、引きガネにかかった指
が動くことになるワ、、、、アタシらもね、、別に好きで
やってるワケじゃないの、、、わかる、、?ん?返事は?
、、、コワイの?、、アラアラ、ますますブサイクな顔に
なっちゃって、、、そんな顔で今度このへん歩いてみなさ
い、、、即刻タイホするわ、、、」
「な?、、なんなんだ!?、、お、、おい、、、、」
ゴロウがうろたえているとナオが彼のクルマのドアを開
ける。
「あ~ぁ、ユイ怒らしちゃった、、さすがに今のはワタ
シでもカチンときたもんな~、、さぁ、、乗って、、、、
アンタもだよ、、」
車内。案の上、例の手錠を後ろ手にされた二人は猿ぐつ
わまでされ、ナオが運転するクルマはラブホテルへ向かっ
ていた。
部屋に転がるように投げ入れられた二人は、当然おびえ
きってモガモガと暴れている。
「イイとこって、ココでしょ?、、、ねぇ?、、そんな
マントヒヒみたいな顔して、、ココでナニする気なの?、
、、ほら、、ウチらに見せなさいよ、、、」
カズコの中傷がよほどアタマにきたのかユイはさきほど
から彼女に辛くあたっている。
だが、カズコもそれは認めていた。自分より美しい二人
だったがゆえに、こんなイイ男連れているのよ!というの
を見せつけたかった。
洪水のように溢れるユイの<口撃>になすすべもなく黙り
こむ彼女。
「ねぇ?、、アナタ、彼とはまだでしょ?、、、フフ、
なんとなくわかるワ、、警察をナメないでちょうだい、」
それも当たっていた。まだキスさえしていない。カズコ
はキッとユイを睨むと敗北感に泣きそうになる。
その横で、髪がボサボサになったゴロウをツンツンと蹴
っているのはナオだった。
「なんか~、、初めいいオトコォ、って思ったけどコイ
ツも中身サイアクだね、、、手帳なんかふだん持ってない
よ~だ!、、、なんかすっごいストレス溜まっちゃったん
だけどな~!」
「フフ、、カズコさんだっけ?、これからイイものを見
せてあげるワ、、、アナタはそこでじっとしてなさい」
ベットのすぐ横にインテリア風の鉄柱があり、そこにカ
ズコを縛りつけるナオ。
ゴロウが静かに円形のベッドまで連れて行かれたのは、
ユイの銃によるチカラだった。
クチに突っ込まれたピストルは彼のヨダレでベトベトに
なるが、仰向けに寝た体勢の彼に馬乗りになるユイ。
「かぅふぅ!、、た、たしゅけぃてくらは、、い、、」
「情けないわね、、ナイスガイが聞いて呆れるわ、、、
フフフ、、でも、そのお顔、、とってもセクシーよ、、ふ
しぎなもんね、、こんな時でも反応するなんて、、どう?
カズコさん?、、彼氏が犯されていくのを見るのって?、
アナタもアナタね、、起たせたらダメなんじゃないの?」
空いた片手で彼の胸板をゆっくりナデるとビクビクと感
じるゴロウ。
いや、違った。すでに後ろで固くなったモノを、キラキ
ラと光るラメ入りのクチベニをつけたナオが、小さなおク
チで味わっている。
「ほらぁ!、、ふブェ、ビュぽゥ、、カズコちゃ~ん、
そっから見えるかなぁ、、ペロペロゥ、、こんなギンギン
だよ~!、、ププぅ、ちゅぱっ、ぶぅぴ、、」
ピストルを食わえたゴロウは必死に懇願するが、早くも
ナオはクチでするのを止め、ユイのすぐ後ろに陣取り馬乗
りになる。
「やみれくださぁぁい、、モガッ、、んっア、、ア」
「ちょ、、ナオ!、、もぅ、ハヤいわね!、、ダメよ!
先にしたら、、、ダメだったら、ナオ!」
こうなると女は恐ろしい。<素材>がイイだけに先にヤル
順番決めから揉めだす始末。
ベットの横、カズコは必死にナニかを訴えていたが二人
には聞こえなかった、、、、、、、
その2に続く
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