十二妹絶望物語

第19話

ごぷっ……

 勝沼の一物が四葉のお尻から引き抜かれたが、少し裂けてしまったお尻の穴はすぐには閉じきらない。大量に注ぎ込まれた精液が血と混じり合い、ピンク色の濁液となって溢れ流れていく。四葉は、鈴凛の膝に顔を埋めて尻を突き出すような格好のまま意識を失い、脱力していた。

「うぅっ…………」

 鈴凛は目の前のその光景に恐怖していた。

 これで勝沼が満足すれば、自分は破瓜の傷も癒えぬあそこを再び犯されずに済む。だが、そのために姉妹である四葉をここまでの目に遭わせてしまったことに鈴凛は怯えていた。

「ほら」

 その鈴凛の顔の前に、勝沼は出したばかりの一物を突き出した。

「…………っ!」

 一度の射精だけではまだ萎えず、屹立したままのモノが突きつけられる。後始末もしていない一物には精液と腸液に塗れ、強い臭いを放っていた。

「舐めて綺麗にしろ」

「え?」

 排泄に使う穴についさっきまで入れていたものを、口に含む。とても人間にさせる行為だとは思えないため、鈴凛は何を言われているのか一瞬わからなかった。

ぐっ……

 口を開かない鈴凛に、勝沼は自分の方から一物をさらに突き出していった。

「い、いやぁぁっ!」

 慌てて鈴凛が顔を背けたため、一物の先端は唇をそれて、ナメクジが這ったような粘液の跡を頬に残した。

「そ、そんなの絶対いやぁっ!」

「なら、こっちの口を使うか」

 必死に嫌がる鈴凛に勝沼は冷たくそう返すと、四葉の頭を載せていた鈴凛の脚を掴んで開く。四葉の頭は床に落ちてしまったが、まだ目を覚ます様子はない。邪魔にならないよう四葉の身体を少し向こうに押しやると、身体を乗り出して脚を閉じられなくしておいて破瓜の跡が残る秘所を露わにした。

ぐいっ

「ひっ……」

 血の跡が残る部分に指を少し押し込むと、痛みと恐怖にひきつったような声が上がる。昨日処女を失ったときの記憶と今の四葉の無惨な姿とが混ざり合いながら頭に浮かぶ。

「い、いやっ…………ゆ、許して……」

 声を震わせながら鈴凛は懇願する。その瞳には光るものすら浮かんでいた。

「あれもイヤ、これもイヤで許してもらえるとでも思ってるのか?」

 しかし、勝沼はさらに鈴凛の脚を開かせると痛々しい傷がまだ癒えていない秘所の入り口にどろどろの一物の先端を押し当てた。

ぐっ……

 勝沼が少しだけ腰に力を入れると、先端がわずかにめり込んで鈴凛に痛みを与える。

「……っ! な、舐めるっ。舐めますからっ! お願いだからそれだけは許して……」

   昨日の激痛の再現を恐れる鈴凛は、恐怖と痛みに震え、涙を流しながら再び懇願した。その“舐めるから”という言葉に、勝沼は動きを止める。

「……ほう。本当か?」

 また犯されるのだけは避けたい鈴凛は、こくこくとうなずいた。どうせどちらかは汚されてしまうのならば、激痛がないだけ口の方がまだマシだった。

すっ……

 それを見て、勝沼は腰を引いた。しかし、さっきのですでに少し傷が開いてしまったのか、細い血の筋が一物が離れた後の鈴凛の秘所から流れた。

 勝沼にしてみれば、どちらにしても最終的にはまた犯すつもりでいる。だが、鈴凛が舐めたいと言うのならば舐めさせてやった方が楽しい。ただそれだけのことだった。

「ほら。それなら、早く始めてもらおうか」

 そう言って、再度一物を鈴凛の眼前に突き出す。

「ぅっ……」

 反射的に鈴凛は顔を歪めてしまった。決断して覚悟したつもりだったが、改めて間近にどろどろの姿を見て臭いを感じると、それも鈍りそうになる。

(でも……コレをあそこに入れられるくらいなら……)

 そう心の中で自分に言い聞かせながら、鈴凛はゆっくり唇を開いて一物に近づけていった。その唇も、間から覗くピンク色の小さな舌も小刻みに震えている。

ぴとっ

 そして、鈴凛は一物の先端に口づけた。

 接触面積はまださほど大きくはないが、それでもそこからどう言っていいかもわからない嫌な味が広がっていく。さらに近づいたことで臭いもきつくなり、鈴凛は一瞬嘔吐感すら催した。

ぐっ……

「う? ううぅ〜〜っ」

 唇を軽く当てたまま止まってしまった鈴凛に、勝沼は無言のまま腰を突き出した。唇を割って一物が口の中に侵入していき、一気に嘔吐感と汚辱感とが膨れ上がる。

「うぐっ!? うぐむうぅ……」

 たまらず一旦吐き出そうとするが、勝沼は鈴凛の頭を両手で押さえてそれを許さなかった。

「ただ口の中に入れているだけじゃ、いつまでたっても綺麗にはならないぞ。ちゃんと舌も使わないとな」

 逃げられないよう鈴凛の頭部を両手で固定したまま勝沼はそう促す。仕方なく、鈴凛は苦しさをこらえながら口の中で舌を動かし始めた。

「んっ、んうっ……」

 舌を動かせば、否応無しに鈴凛は精液の味を口中に感じることになってしまう。初めに少しだけ唇を付けたときにも感じたが、どう表現したらいいのかもわからない味で口の中がいっぱいになる。自然、嫌悪と吐き気が胸の内から湧き上がってきた。

ごくっ……

 吐き出してしまいたかったが、勝沼がそれを許さない。どうしようもなく、鈴凛は嫌悪と吐き気をこらえて、唾液に溶けた精液の残滓を呑み下すしかなかった。

「そうそう。許してほしかったらしっかり綺麗にすることだ」

 鈴凛の喉が小さく動いたのを見ながら勝沼は言う。

「……だが、まだだな。もっと激しくやってみろよ!」

ぐっ

「!! ごぶっ! ごほっ、ごほっ……!」

 より激しい奉仕を促すために、勝沼は一物で鈴凛の喉奥を一度だけ突いてやる。しかし、さすがにそれには耐え切れず、逆に鈴凛は一物を吐き出してしまい激しくむせた。

「おいおい、誰が吐き出していいなんて言ったんだ? やっぱり下の口の方がよかったか?」

「そ、そんな……」

 胃から逆流しそうになったものを必死にこらえながら、鈴凛は酷すぎる言葉に涙を浮かべて勝沼を見上げた。勝沼は再開を促すように鈴凛の顔の前で一物を軽く揺する。口の中で唾液と混ざり合った精液の飛沫が鈴凛の顔に付着した。

「………………」

 見ると、一物にこびりついていた精液も、もう半分以上が鈴凛の舌で拭い去られている。

(あと、ちょっとで……)

 これまでの勝沼の言動から考えれば、勝沼の言う通り一物を綺麗にしたところで終わるはずがないということに、気づいてもよさそうなものだ。しかし、昨日の処女喪失で植え付けられた犯されることへの恐怖心が、鈴凛から正常な判断を奪っていた。勝沼の言う通りにすれば犯されることだけは避けられると素直に信じて、鈴凛は嘔吐感を呑み込むと再び勝沼の一物を口に含んでいった。

「んんっ……んむ……」

 初めに口に入れたときより大きくなったのか、少し苦しそうにしながらも鈴凛は一物を自分の口の中に収めた。口の中が一物でいっぱいになってしまうために、舌を使うのは容易ではなかったが、鈴凛はそれでもなんとか早く一物を綺麗にしようと舌を動かしていく。

じゅ……じゅぶっ……

 自分から一物を含んだため、もうその必要はないと考えたのか、勝沼は今度は鈴凛の頭を押さえようとはしなかった。そのため、鈴凛は苦しくならない程度に頭を前後させて唇も使って一物の汚れを落とすことができた。喉奥を突かれないように注意していれば、舌ほどには鋭い感覚器官ではない分、あまり嘔吐感を感じずにすることができた。

つぅ……

 開かれた鈴凛の唇の端から、精液混じりの唾液の筋が一筋、あごを伝って流れていった。


 鈴凛としてはあくまでも一物の汚れを落とし、犯されることだけは許してもらうための行動だったが、勝沼からすれば鈴凛を再び犯すための準備に他ならなかった。そうとも知らずに懸命に奉仕しようとする鈴凛の姿は滑稽であり、勝沼の欲情も引き出していた。

 その証拠に、

「……ぬぷっ……はぁっ、はぁっ……」

 精液を全て清め落とした一物が鈴凛の口から引き抜かれたときには、鈴凛の唾液に塗れただけでなく、先端からは新たな粘液を滲ませ始めていた。

「こ、これで……」

 息を乱しながらも、ようやく汚辱から解放されて安堵する鈴凛。しかし、勝沼はその鈴凛を再び床に押し倒した。

「き、きゃあっ! な、何……」

 驚く鈴凛に、素早く勝沼は枷を嵌めて自由を奪う。

「せっかく綺麗にしてくれたんだ。あらためてこっちで楽しませてもらうぜ」

「ひっ……! そ、そんな……約束が……」

 割り広げられた脚の間に再び一物を押し当てられ、鈴凛は恐怖に顔を歪める。

「約束? そんなもの信じる方がおかしいだろう」

 勝沼はあっさりとそう言ってのけると、腰を進めてゆっくりと一物を鈴凛の中に突き入れていった。



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