十二妹絶望物語

第18話

ちゅっ……

「チェキッ!? ど、どこ舐めてるデス? そ、そんなとこ汚いデスッ!」

 勝沼の唇がお尻の窄まりに触れると、まさかそんなところに触れてくるとは考えてもいなかった四葉は驚きと嫌悪に身を捩る。

ぺろっ

 勝沼は当然耳を貸すはずもなく、舌を出すと窄まりの皺をなぞるように這わせ始めた。のみならず、

ずぶっ

「うぎぃっ!」

 まだ全然湿ってもいない四葉の秘部に指を深々と挿し込んだ。処女膜を破られたときの傷は、一応血こそ止まっていたが、完全に塞がったわけではない。勝沼が四葉の中で指を掻き回すと、すぐに傷が再び裂けて血が滲み始めた。

ぐぃっ、ぐちっ……

「い、痛い! 痛いデス! お願いデスからもう抜いてぇ!」

 勝沼が指を動かすたびに激しい痛みに襲われる四葉は、もうお尻を舐められることや鈴凛どころではなく、瞳に涙を湧き上がらせて懇願する。四葉の悲痛な声を聞き、苦しむ顔を見る鈴凛も、怯えて顔を引きつらせていた。

ぐちゅっ

 四葉の願いが届いたのか、勝沼の気紛れか。何度か四葉の中を掻き回すとすぐに指は引き抜かれた。指には、再び裂けた傷から溢れた血と、自衛のために身体が勝手に分泌したわずかな量の愛液が絡みついていた。勝沼は四葉のお尻から一旦顔を上げると、その指を怯える鈴凛の顔の方に持っていく。

「舐めろ」

 短く命令すると、鈴凛は顔を少し傾け、唇を少し開いて素直にその指を口に含んだ。逆らえば自分も酷いことをされるのが明白で、鈴凛は保身のため懸命に口の中で舌を使う。鉄臭いイヤな味が舌先から口中に広がるが、嫌悪など感じる余裕もなかった。

ちゅっ、ちゅばっ……

 指の根元までを口に含んだまま、血の汚れを舌で拭い落としていく。唾液をたっぷりと載せた舌が、下から上へと丁寧に舐め上げ、あるいは指の腹に絡みつく。間もなく指に付いていた血は落ちたが、一物への奉仕にも似たその舌の動きに奇妙なくすぐったさを少し感じていた勝沼は、綺麗になった後もしばらくそのまま指をしゃぶらせていた。

「……もういい」

 じれったいような微妙な快感にも飽きた勝沼は、そう言って鈴凛の口から指を引き抜く。その指は四葉の血に代わって、鈴凛の唾液に塗れていた。

(これなら、後で一物も舐めさせるか)

 そう考えたが、今は四葉を嬲ることが先だ。

ぺろ、ぺろっ

「ひゃっ!?」

 仕上げにさらに何度か窄まりを舐めて湿らせた後、鈴凛の唾液に塗れたその指をそこへ押し当てる。

「も、もうやめ……」

ずぶっ

 四葉が何かを言う前に、勝沼は指先を第一関節のところまでお尻の窄まりに押し込んだ。両方とも唾液で充分ぬめっていたためにそこまでは簡単に入ってしまう。

「ひっ、ひぐぅっ! そ、そこ違……」

「いいんだよ。今日はこっちの処女も奪ってやるつもりなんだから」

ずぶぶぶ……

 奥の方までは唾液の助けも得られないため、指をゆっくりとさらに奥に進ませながら勝沼は答える。

「い、いや……!」

 排出に使われるべきところに逆に指が入ってくるという、普段なら絶対に感じることのない強烈な異物感に顔を歪ませながらも、四葉は“こっちの処女”というよくわからない言葉が耳に残っていた。

ぐぃっ……

 もう半ばまで窄まりに埋まった勝沼の指が、中で鍵状に少し曲げられる。一瞬強い痛みが走り、同時にある答えが閃いた。

「だ、だめデス! そんなのゼッタイゼッタイだめデスッ!!」

 四葉の口から絶叫が上がる。舐められるだけでもおぞましいところを指を捻じ込まれ、最後には一物まで入れられると知った四葉の顔は恐怖と嫌悪で真っ青になっていた。

「ぐぅっ……!」

 だが、恐怖のあまり暴れようとしたために、かえって勝沼の指がお尻の中を掻き回すことになってしまい、苦痛のうめきを上げる。勝沼はそんな四葉を嘲笑った。

「くっくっ……尻の穴に指を突っ込まれたまま暴れたらそうなることくらいわかるだろうに」

 そう言って、根元まで指を捻じ込んでしまうとぐるぐると中で掻き回した。

「うぐ……ぐぅぅ……! ぬ、抜いてぇ……」

 苦痛と嫌悪に涙を流しながら四葉はうめき続ける。

「指、抜いて欲しいか?」

 勝沼が訊くと、四葉は向こうを向いたままかくかくと首を縦に振る。勝沼は指を爪の部分だけが窄まりにわずかに埋まる辺りまで引き出した。四葉は安堵しかけたが、

ずぶぅっ!

 逆に、もう1本指を新たに添えると、2本の指を揃えて一気に窄まりに突き入れる。

「ぎゃあぁっ! い、痛いぃっ!」

 衝撃と激痛に四葉の身体が一瞬びくりと跳ねる。それでも、四葉のお尻の穴は柔軟性が高いのか、筋が張り詰めてはいたが辛うじて裂けてしまうことはまだ免れていた。

ぐっ……、ぐぃっ……

 しかし、それもこんなことを続けられれば時間の問題だった。勝沼は1本だったときと同様、指が2本に増えてもむしろより荒々しく四葉のお尻を掻き回して押し広げていった。

「ぐすっ……イヤ、もう嫌デス……ぐっ……兄チャマ……!」

 悲鳴の後はすっかり嗚咽に変わっていたが、少女の涙は勝沼をより煽るだけだった。

ずぷっ……

 昂ぶった勝沼は、もう充分だと判断して次の段階に進むために四葉のお尻からようやく指を引き抜く。抜き出した指は、はっきりそれとわかるような汚れはこびりついていなかったが、独特の異臭を放っていた。

ぐいっ

「やっ! やだっ……!」

 その指を勝沼は、四葉の頬に擦りつけた。当然、臭いは四葉の鼻にも届き、涙で汚れた顔をさらに歪めて四葉はそれを嫌がった。

「イヤだ? 何を言ってる。その臭いのは四葉自身の中から出てきた臭いじゃないか」

 嫌がる四葉に調子に乗った勝沼は、あろうことかその指を四葉の鼻の穴に直接押し込んだ。

「ううぅ……!」

 無理矢理自分の排泄物の臭いを嗅がされる四葉は、どうしようもなく悲しくなって鼻に指を突き込まれて歪んだ顔のまま涙を次々と溢れ流した。


「さて、と……鈴凛!」

 四葉の泣き顔を堪能した勝沼は指を鼻から抜いてやって、これまで放っておいた鈴凛の方を振り向く。その声を聞いた鈴凛は、びくっとして震えた。拘束のため逃げることも耳を塞ぐこともできず、鈴凛は目を閉じて身体を小さく縮めたままずっと震えていた。正視に耐えない四葉への陵辱に鈴凛はそうしていたが、声と音だけで四葉が何をされているのかが正確にわからないまま陵辱が続けられていることだけを理解していた鈴凛は、かえって恐怖を増大させていた。そこへとうとう勝沼からの声がかけられたのだ。

「ひっ……!」

 あまりの恐怖でどう反応すればいいかわからない鈴凛に、

「犯されたくなかったら、こっちに来い。それと、ちゃんと目を開けて四葉を見ろ」

 とりあえず、今すぐ自分をどうこうしようというのではないとわかると、鈴凛は勝沼の気が変わらないうちに従った。目を開けると、うつ伏せになったまま四葉が涙を流し続けている姿がすぐに視界に入る。

(ゴメンなさい、四葉ちゃん……)

 心の中で謝りながら、鈴凛は黙って勝沼の指示に従い続けた。力なくうなだれたままの四葉の膝を立たせると、両手を後ろ手に縛られて上体を支えることができない四葉の頭を正座した自分の膝に載せて代わりに支えてやる。それが、続けて出した勝沼の指示だった。

「り、鈴凛ちゃん……」

 四葉を膝に載せるときに四葉の顔が上を向き、鈴凛と目が合う。助けを求めるような四葉のその視線を見返すことができず、鈴凛はすぐに目を背けた。

「それじゃ、行くぞ」

 いつの間にか先走りの汁を滲ませるほどに屹立した一物を露わにして、勝沼は突き出す格好になっている四葉の尻をさらに手を使って割り広げる。ぴとっ、と一物の先端が尻肉を割り広げられて露わになった窄まりに押し当てられた。

めりめりめり……

「はぐっ! い、痛……!」

 ついさっきまで2本の指で掻き回されていたといっても、それと一物とでは全然違う。後ろの窄まりは異物の侵入を固く拒んでいた。さらに、激痛に緊張して入り口がさらに狭く固くなり、それによって痛みもまた増すという悪循環だった。

「ちっ」

 一向に入って行かない四葉の後ろの穴に、勝沼は舌打ちする。勢いをつけて思い切り突き上げてやればあるいは挿入できるかもしれなかったが、四葉のお尻が壊れてしまうし、何よりそれではこちらも痛い。

「鈴凛、四葉の乳首を捻り上げてやれ」

「えっ?」

 間近にある四葉の苦悶の顔をまともに見ることができずにいた鈴凛は、突然の命令に驚く。当然それは四葉の耳にも届き、窄まりを襲う激痛に苦しみながらも四葉はいやいやと首を振って鈴凛を制止しようとした。しかし、その後ろからの有無を言わせぬ勝沼の視線に、鈴凛は肩を支えていた右手を離して、四葉の胸の方へと伸ばした。

「うぎいいいいいい!」

 更なる激痛に、四葉は口から泡を飛ばして悲鳴を上げる。当然、お尻の窄まりもほぐれるどころかますます収縮する。

(ゴメン! ゴメン、四葉ちゃん!)

 四葉の乳首をきつくひねった鈴凛は、目をギュッと閉じてその悲鳴も必死に意識から追い出そうとしたが、やはり耐え切れなくなってすぐに指を乳首から離してしまった。

 痛みが和らいだ四葉は、ほっとする。勝沼が待っていたのはその瞬間だった。お尻の穴を犯されることに恐怖していた四葉の意識が乳首の激痛へと移り、その痛みが和らいだことで緊張が緩む一瞬。

メリメリ……

ずんっ!

「うぎゃあああああああああぁぁ!」

 再び四葉の口から泡と絶叫が飛ぶ。一気に突き入れた勝沼の一物はカリの一番太いところまで窄まりの中に埋まり、そこまで進んでしまえばあとは簡単に根元までが呑み込まれた。

「う、ううぅぅ……」

 身体中の息を全て吐き出してしまうと、四葉は強烈過ぎる感覚にがくがくと震え始める。その震えは膝を通して鈴凛にも伝わり、鈴凛もまた震え始めた。目の前のおぞましい光景は鈴凛の理解を超えている。本来排泄に使われるための器官が、逆に男の一物を根元まで突き入れられ、四葉のお尻と勝沼の腰は密着せんばかりだった。

「ふっ……くっく。どうだ? こっちの処女も失った感想は?」

 前の穴とはまた趣の違う、痛いほどにぎゅうぎゅうと締め付けてくる腸壁の感触を楽しみながら、勝沼は四葉に尋ねる。強引な挿入だったせいか筋のどこかが切れて、まさに破瓜のごとく結合部からは血が流れていた。

「はっ……! ぐっ……!」

 何か答えようとしてのことか、単に酸素を求めてのことか、どちらにせよ四葉の口はぱくぱくと動いていたが意味のある言葉を紡ぐことはなかった。

「……ふん、答えられないなら身体に直接訊くまでだ」

 言って、勝沼は四葉の後ろの穴に突き込んだ一物をゆっくりと抽送し始めた。きつく喰い締められた上に潤滑液がほとんどないために腸壁が一物にぴったり貼り付いたようで、ゆっくりと腰を動かすのが精一杯だった。

ずずずず……

「あぐっ……! ぐぅっ……」

 一物が引き出されていくと、貼り付いた腸粘膜も引き摺られ、まるで内臓ごと引き出されるような感触にうめきが漏れる。

ずぶぶぶ……

「あうぅぅ……」

 逆に、一物を突き入れられるときには、どこまでも身体の奥に入り込んでくるような感覚に嗚咽が溢れる。

 唯一、四葉にとって幸いだったことは、四葉の後ろの窄まりは一物をきつく締め上げ続けるために、射精の瞬間がすぐに訪れたことだった。四葉で一度射精してもまだ鈴凛がいる。それに、せっかくの3Pを1度や2度の射精で終わりにするつもりもない。射精を我慢する必要のない勝沼は、その瞬間が近づいてくると腰の動きを少しだけ早めた。

「はぁっ、はぁっ……出るっ! 出すぞっ!」

どびゅっ! びゅるっ、びゅるっ……

 大量の精液が、腸壁に叩きつけられる。

「ま、こっちでいくら出しても妊娠は絶対ないからな。安心しろ」

 勝沼の声をどこか遠くのように聞きながら、四葉の意識はゆっくり薄れていった。



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