私は21歳以上です。

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2.”PP”も足フェチ対応?


「ところで、この人、どうするつもり?」
私がそんな事を花ちゃんに聞いたのは、あれから10分近く経ってからだった。

「う〜ん? そりゃ〜、悪い奴だから、もっと懲らしめるけど〜。」
花ちゃんは、未だ、男のオチンチンを靴で踏み押さえたままの姿勢で、軽く考えるような表情をしてる。

・・・って、さすがに10分もグリグリしてるから、男のオチンチンも相当傷ついてるよぉ。擦り傷とか出来てるし・・・。痛そ。

でも〜、”先っちょ”から透明な汁が出てるんだよね・・・。
やっぱり気持ちいいのかなぁ?
私は、薄暗い電灯に照らされて透明な汁が柔らかく光る、傷だらけのオチンチンを見下ろしながら、余計な事まで考えちゃう。

・・と、その次の瞬間っ。

「・・・あっ! そうだ!」

「何っ、いきなり。」
・・・花ちゃんったら、急に大きな声で喋るからビックリしちゃうよ・・。

そして、自信満々にその考えを私に告げる花ちゃん。

「ふぶき〜。あんたが相手してやんなさいよ〜。」

えっ! その唐突な言葉に思わず声が詰まってしまった私。
直ぐに私は否定した。
「え〜っ!やだよ〜。なんで私がぁ?」(・・・って、当たり前でしょ!)

でも、花ちゃんは諦めてくれないよ・・・。

「何嫌がってんのよぉ。 ふぶき、あんた、こんな奴に襲われて悔しくないの?」

「そりゃ、悔しいけど・・・。」
嘘ではないから、渋々頭を縦に振る。
その動作を見た花ちゃんは、益々ヒートアップしてる。

「じゃあ決まりね。な〜に、こんな弱い男を倒すなんて、格闘ゲームと変わりないよ。」

「そんな〜。」


でも〜、そっからはもう花ちゃんのペースだよ・・・。シクシク。

「ん? ほらぁ〜、ふぶき? あの言葉覚えてるでしょ? ・・・ゲームを愛する心があれば・・・」

「・・・勇気を持って何でも出来る。 ・・・って、そりゃそうだけどさ〜。」

私は業と両脚の膝小僧を擦り合わせてモジモジして見せる。”嫌”ってことをアピールしてるつもりなんだけど〜。
効果あったかな?
そんな私を見て、花ちゃんが鼻息混じりのため息を吐いた。(花ちゃん、諦めたかな?)



・・・ところがね。

「もうっ、じれったいわね。じゃぁ、これでどう?」

「何よ、その扇風機ぃ、まさかっ!」
そう! 花ちゃんったら”あの”携帯扇風機を取り出したの!

「え〜っ!ズルイよぉ!そんなの反則だよ〜!」

でも、花ちゃんは自信満々にこう言うの。

「そうよ。PPさえ発動しちゃえば、ふぶき強いもんね〜。」・・・って。

「花ちゃんの意地悪ぅ〜っ。」
私は一生懸命に抵抗したんだけど・・・。花ちゃんがスイッチを”ON”にしちゃったの。

「それっ!」

グォ〜ン!

「ちょっとっ! きゃぁ!」
花ちゃんの扇風機の風が、無情にも私のお尻に吹き付ける。(この扇風機、小さい癖に何でこんなにパワーあるの?)

そして、私のミニスカートが、
ひらり、ひらり”と捲れ出す。

ここまで来ちゃったら、もう諦めるしかないかな・・・。
私は扇風機の風を浴びながら、徐々に体全体が熱くなっていく感覚を覚えた。
そう。いつもの感覚。(なんでゲーム以外で発動しちゃうのよ〜。PPのバカ〜!)


「・・・ほらぁ・・・。体が熱くなってきちゃったじゃない・・・。」

私はいつもの心地よい火照りを感じながら、少しずつ、PPのパワーを体内に充電していく。みなぎる力。溢れる勇気と正義感。
私の中にいる”本当の自分”がその本性を現そうとしている。そう、レイプ魔なんて絶対に許せない私が。

「そうよっ!その調子よ!ふぶきっ!」

花ちゃんが、そんなような言葉を叫んだ気がした。
でも、PP発動中の私の耳にはハッキリとは聞こえない。

グォ〜ン!

風が強くなってる・・・。花ちゃん、風力を上げたみたい・・・。


あれ? いつものPPと違うっ。
いつもだったら”ここ”で終わるのに!
ちょっとぉ!こんなに体が熱くなっちゃうなんて、私、初めてだよ〜!

それに・・・、いつもだったら手の指先に特にパワーを感じるんだけど・・・。今日は、なぜか足の爪先にパワーが集まってるぅ!
熱を持ち過ぎた爪先が、靴の中で蒸れていく感覚・・・。
なに〜!? 足フェチ退治だからって、PPまで”足バージョン”になっちゃうの!?
私、どうなっちゃうの〜!

「あ〜ん!も〜うっ!やだっ!」
私は叫んだ。それは、私の中で理性と本能の最後の衝突だったみたい。



3.レイプ魔なんて一撃でクリア!


しばらくしてPPの充電を済ました私は、いつも以上の心強さと勇気を持っていた。
もう、何も怖いものはない。
そして、それ以上に、あのレイプ魔をやっつけなくちゃいけない激しい正義感に駆られた。

気が付くと、花ちゃんが私の目の前で笑ってる。
「ふぶき、今日は一段とカッコイイよ。 ・・・で、男だけど、あそこに縛っといたからっ。」

「縛ったって・・・? ・・・えっ! いつの間にぃ!」

そう、そこには体育の時間に使う”縄跳び”で体中をグルグルに巻かれて地面に蹲る裸の男が・・・!

「・・・花ちゃん、いつ縛ったの!?」

「だってぇ〜、ふぶきのPP長かったんだもん。それに縛ってある方が潰しやすいでしょ? キ・ン・タ・マ。」

「キ・ン・タ・マって何の事よぉ〜! ・・・潰すって、潰しちゃったら不味いよ〜。」

笑顔のまま、平然と大胆な事を言い出す花ちゃんに、おもいっきり動揺する私。
・・・でも、どこかで”潰したい”っていう気持ちがある事も確か。
私、PPで人格まで変わっちゃったのかなぁ?


そんな、考え事をしていると・・・。
花ちゃんが、また何やら大声で言い出した!

「挑戦者! 望月みゆきぃ!」
・・って、それって私が、さっきゲームセンターで練習してた”キング・オブ・エンジェル”のキャラじゃん!

花ちゃん、いきなり何を言い出すの!?
(しかも、私のお気に入りキャラ・・・。たしか、みゆきの必殺技って”女神の足跡”っていう名前の電気按摩だっけぇ〜?)


うっ!
その時だった!
・・・何だか急に”やる気”になってきた・・・。これって、ゲーム魂?(なんか違う感じもするけど。)

キャ〜!また、体が熱くなってきた! 今日のPP、絶対に変だよっ!


・・・そして、私ったら気が付いたら、こんなセリフを叫んでいた。(ご丁寧に”ポーズ付き”で。)

「悪い人は許さないもんっ!」

それは明らかに”望月みゆき”の決めゼリフ。
何だか、みゆきが私に乗り移ったみたい・・・。

その次の瞬間!
再び花ちゃんが叫ぶ。

「エンジェル〜っ、ファイト!!」・・って。

その”ファイトコール”で私の体に電撃が走る。
かつて経験した事のない”武者震い”と、妙な興奮。

その興奮に居ても経っても居られなくなった私は、本能に身を任せ、男の方へ走り出したの!
(でも、自分では何で走り出したか、よく分からないけど。)


「お、おっ、おいっ!いきなりどうしたんだよっ!」

私の変貌ぶりにレイプ魔本人が動揺してる。まあ、当然だけど。
・・・突進してくる私が怖いのかな?



そして、男の目の前に到着した私は、すぐさま、大胆にも男の両脚を持ち上げた。
そう、みゆきの必殺技”女神の足跡”の体勢に入ったの。

(次のページに続く。)



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