私は21歳以上です。

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二次創作の電気按摩小説 第1話 「アー●ードゲーマーふ●き」より

ふ●きちゃんの電撃あんま!?


1.中央公園の悪い噂。


「あ〜あ、もう真っ暗になっちゃたよぉ〜。早く帰んなきゃ。」

私は早歩きしながら、携帯電話の時計を見た。お気に入りのピンクメタリックのツーカー。
時間は夕方6時40分。
早く帰んなきゃ、夕ご飯に間に合わないよ。

・・・って、そんな心配を余所に、親友の花ちゃんは相変わらずの口調。

「な〜に言ってんの? ふぶきぃ〜。 ゲーマーの道を極めるには、練習は当然でしょ〜? 大丈夫よ。まだ7時前だからっ。」

花ちゃんの名前は、”国分寺花子”。
同じ学校の親友だけど・・・、ちょっと、強気な子。嫌な事には”NO”って言えるし、男の子に対しても”勝ち気”だし・・・。私とは”正反対”な性格かもね。だから、いつも振り回されちゃう感じもするけど。

今日だって、本当はもう少し早い時間に帰りたかったんだけど〜。
でもね、花ちゃんが、新作の対戦格闘ゲーム”キング オブ エンジェル Z ”が出たから練習しよって・・・、結局、3時間近くも長湯しちゃったよ・・・。
”ゲームは1日1時間”っていうのが、私のポリシーなのに〜。


まあ、それでも私にとっては仲の良い、大切な友達。
・・・これでいて、私とのバランスは抜群なんだよ。



・・・って、そうそう。話が飛んじゃったけど。
ゲームセンターから家までは、歩いて15分位なんだけど・・・、7時前に帰れるかな〜。15分って言うには、”信号待ちをしなければ”の話なんだけど。

実際は、国道越えの横断歩道で赤信号と睨めっこするのがお決まりだけどね・・・。ふぅ。



・・・って、あっ、そうだ。
まだ、自己紹介してなかったよね。
私の名前は、「桜ヶ咲 ふぶき」。中学生。
え〜と、趣味はぁ・・・。あっ! そう、”ゲームセンター巡り”ってとこかな?
まっ、そんな事、どうでもいいか。


ブルブルッ・・・

「うぅぅ・・・、寒いわねっ。ふぶきっ! 近道するわよっ。」

「え〜っ!いいよ〜。大通りから帰ろうよ〜。近道って、中央公園の中、通んでしょ?」

「なに。あんた、まさか、あの噂を真に受けてる訳〜? 大丈夫よぉ〜。レイプ魔なんて出たら、私がぶっ飛ばしてやるからっ!」

「・・・う〜ん・・・。」

そう。私はあの噂を信じていた。レイプ魔の事。
だから、近道しようか、凄く迷ってる。(・・っていうか、出来れば近道はしたくない。)

う〜ん。確かに中央公園をショートカットすれば、あの信号を渡らなくて済むけど・・・。

でもさ〜、私、やっぱり”噂”が気になるよ〜。
ミニスカートを穿いた中学生の女の子ばかり襲うレイプ魔が出るって話ぃ〜!

学校でも噂になってるよ。
3年生の女子も被害にあったらしいし・・・。
茶髪の子らしいから、制服のスカートもミニだったんだろうね。

その子は、部活帰りだったらしいけど・・・。
襲われた後、脚がネバネバした白っぽい液でベトベトだったらしいよ。

・・・それって、男の人のエッチな汁なんでしょぉ?
私、知ってるよ。保健体育で習ったもんっ!
男の人が、エッチな事を想像して、オチンチンが勃起しちゃうと出るんでしょ?
・・・って、こんな事、口に出して喋っちゃっていいのかなぁ? 恥ずかしいっ。

そうそう、しかも、爪先もヨダレでベトベトだって。 気持ち悪〜い!

・・・・これって、女の子の脚が大好きなレイプ魔なのかなぁ?
変なの〜。・・・って言うか、ただの”変態”だよねぇ。


ちなみに、私の今日の服装は・・・。
水色と白のパーカーに青いミニスカート。足下は白いハイソックスに黄色の厚底スニーカー(底4センチくらい)。

パーカーの下に、学校指定のアンダーシャツを重ね着してるけど、それでも寒いよぉ〜


それと、花ちゃんだけど〜。
黒いタートルネックに、ベージュの半ズボンみたいなキュロット。脚は、太股まで白いニーソックスを伸ばして履いてるよ。靴は、オレンジ色のバッシュ。結構高いらしいけど・・・。

・・・って、そんな事より。
これって、私たち、かなりターゲットにされちゃう服装かも〜。




う〜ん。やっぱ、悩むよ〜。
・・・と、そんな不安な思いに浸る私の手を引っ張りながら、花ちゃんが・・・。

「ほらぁ!ふぶきぃ!行くよっ!」

「え〜っ!?やっぱり、怖いよぉ〜。」

「大丈夫だってぇ〜、ほ〜らっ!」

「わ、わかったよぉ!」

そうだよね。噂は怖いけど、”寒さ”には勝てない。
それに・・・。
どうせ私なんかターゲットになんないよ。別に巨乳じゃないし・・・。(ちょっと泣き。)



「よ〜し!そうと決まればっ! ショートカット決行っ! 中央公園の中、通っちゃえ〜!


そう。そして、私と花ちゃんは中央公園のゲートを潜ったんだよ。


道路脇の白熱灯に照らされた薄暗いゲートを潜ると、200Mくらいの細長い歩道が続く。
その先には、ブランコや滑り台なんかがある遊技場があって、明るい時間だと小さな子供たちで賑やかなんだけど・・・。でも、夕方も7時近いと誰もいない。だって寒いしね。

この公園自体は、街の中心から少し離れた所にあって、テニスコートやマラソンコースもある、この辺りではかなり広い総合公園。 私と花ちゃんが歩く薄暗い歩道の左右には、枯れ葉がまばらに付いてる街路樹みたいな森林が広がっている。
暗闇で遠くまでは見えないけど、所々が電灯に薄暗く照らされて、独特の雰囲気を醸し出してる。

昼間の公園とのギャップに、段々心細くなっていく私・・・。
ましてや、レイプ魔の話も聞いちゃったし・・・。そう言えば、ここって自殺の名所でも有名だったりしたんだっけ?

もはや、私の中じゃ、お化け屋敷状態だよ・・・。この公園。

まあ、この公園の中を突っ切ると、私の家までの近道にはなるけど〜。

でも、やっぱり心細いって・・・。

「ねぇ〜、花ちゃ〜ん。やっぱり怖いよぉ〜。誰もいないし・・・・。」

「ふぶきって、本当に臆病ね〜。ゲームは強いのに。」

「そんなの関係ないって〜。」

・・・花ちゃんって本当に怖いもの知らずだよね。
確かに、そんな花ちゃんだったら、襲われても撃退しちゃいそうだけど。

そんな事を思いながら、早歩きでカツカツと進む私。
スニーカーで枯れ葉を磨り潰した音を聞いただけで、心臓がバクバクいってる・・・。

・・・やっぱ、国道渡るべきだったよねぇ・・・。

しばらく歩くと、古びた公衆トイレが見えてきた。前を通る度に”ゾクゾクした寒気”を感じるトイレ。ここ絶対何かが取り憑いてるよね。

・・・すると、その時。
花ちゃんが、珍しく、少し申し訳なさそうな顔をして、私に話しかけてくる。

「ふぶき、悪いけど、ちょっと、トイレ寄ってきてもいい? 寒さでトイレ入りたくなっちゃって・・・。ふぶきも来る?」

「あのトイレでしょ?だったら、私、ここで待ってるよ。」(・・・私は直感的に断ったよ。)

「そう? ゴメンね。直ぐに戻ってくるからっ!」
そう言い残すと、早足で薄暗いトイレの中へ消えていった花ちゃん。

そんな、花ちゃんの背中を見ながら、思わず感心しちゃう私だったりもしてたんだけど・・・。


・・・と、その時っ!!

バサッ! ギュ〜。

誰かが私に背後から抱き付いてきたぁぁあ! 
体格からして絶対男っ! 

「ちょ、ちょっとっ!や、やだっ!」

いきなりの急展開に慌ててしまって、体育で習ったばかりの”痴漢撃退法”すら実践出来ない私・・。

その次の瞬間っ! 
私は、黒い大きなコートで包まれたっ!

えっ〜!? 何っ! もしかしてレイプ魔ぁ!?

でも、この時の私は大パニックだった。
大きな声で叫ぼうとしたけど、声すら出ない。
ただただ、男の懐に吸い込まれていくだけ・・・って、ちょっとぉ! えっ〜! この人、コートの下、裸だ〜。

だって、洋服越しだったら、こんな温かくないも〜んっ!

すると、男の大きな掌が、私のスカートの中へと滑り込んでいく。男の夜風で冷え切った掌が、パンツの上をなぞってる。

あ〜どうしよう??? 

・・・と、その瞬間っ!

「えいっ!」

フォグッ!

「うっ、うっ・・・・・・・。」

それは本当に一瞬の出来事だった。
私を抱きしめる男に、突然、異変が起こったみたいなの。

えっ?何?何があったの?
みるみるうちに男の力が弱まってきて、ついには、男が地面に手を付いて蹲ってしまった。


そしたらねっ!
なんと、その直ぐ後ろには仁王立ちしてる花ちゃんっ! 

そう、花ちゃんが男の背後から、股間を蹴り上げたみたい。そして、凄い剣幕で蹲っている男を見下ろしてる。

「よくもふぶきに手を出してくれたわね〜!この罪は重いわよっ。」

すると、花ちゃんが私に頼もしい笑顔を見せる。
思わず、涙が出そうになっちゃった私。目頭が”じ〜ん”と熱くなってる。

そして、花ちゃんは、私を襲ったレイプ魔を懲らしめる為に、地面に蹲る男の股間目掛けて、バッシュの爪先をねじ込み始めたの。

男ったら、露出癖があって全身裸だから、剥き出しのオチンチンを花ちゃんのゴツゴツした靴底で踏まれて、凄い痛そうな顔してる〜。

でも、花ちゃんは止めないの。
更に強くバッシュをねじ込むようにして、全体重を乗せるように”グニャグニャ”と男の股間の中で足首を回してる。

しかも、花ちゃんの顔が笑ってるし・・・。やっぱり、強いね、花ちゃん。



こんな大変な事件に巻き込まれてるのに。男の人のオチンチン苛めるの好きなのかな〜?

・・・私は、そんな花ちゃんの事を”ボ〜”と眺めていた。


そして、ようやく花ちゃんが口を開く。

「ねぇ、見てみなぁ、ふぶき。コイツの顔。」

「え〜、顔がどうかしたの?」
突然指示された事に戸惑う私。でも、ちょっと怖いから”そ〜”と覗き込んでみる。

すると、至って冷静そうな、いつもの声で花ちゃんが・・・。
「どう? コイツ、私に踏まれて嬉しそうな顔してない?」

「まっさか〜。だって、花ちゃんに靴のままでグリグリされてるんだよぉ〜。」

私は、花ちゃんの発言に、少し驚いたリアクションをとってから、怖いものを見るようにして、男の顔を覗き込んだの。

そしたらね・・・。
なんと・・・。あんなにゴツゴツした靴で踏まれてんのに、目がトロ〜って垂れてるんだよ〜っ。
なんかビックリ。痛くないのかな〜。

だって、ほらっ、靴に踏まれ続けてるオチンチン、あんなに腫れちゃってるし・・・。

思わず、男の顔をジロジロと覗き込んでしまった私。
そしたら、男と目が合っちゃって・・・。向こうが目を反らした。ちょっと、気まずい私。


そんな男を奇妙そうな顔で眺めている私に気付いたのか? 花ちゃんがこんな事を言ってる。
「ふぶきも、あの噂は聞いてたでしょ?」

「レイプ魔の?」

「そう。この前も3年生の女子が被害にあったけど・・・。犯人はコイツだよ。」

「・・・やっぱり。」

「知ってる? コイツ、女の子の脚が好きな変態なんだよ。コイツに襲われた子は、みんな襲われた後、脚がベトベトになってんの。」

「・・・だから。花ちゃんに踏まれても、嬉しそうな顔してるんだ〜。なんか、気持ち悪いよ〜。」

「でも良かったわね。私が一緒で。ふぶき一人だったら、今頃、足の裏まで嘗められて・・・」

「ちょっとぉ〜、やだ〜、変な事言わないでよ〜!」

「だって、コイツ、ふぶきを襲ったんだよ。・・・ふぶきのパンチラ、全国中継で有名だし。」

「もうっ!それは言わないでよ〜。」
   (・・・ほんと!あれ凄く恥ずかしいだからぁ〜!)

「でもさ〜、コイツ、案外、ふぶきの大ファンかもよ?」

「そんな〜!」



・・・って、そんなこんなで、凄〜く困った展開に。・・ってそんなことより・・・私、どうなっちゃうの〜!

(次のページに続く)


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