(4)認めないなら、力ずくで白状させてあげる・・・
・・・ねぇ?前のページ覚えてる★ 確認だよ!
舞の強烈な金玉踏み付けを喰らったにも関わらず、自分がストーカーであることを |
「も〜、強情ね。まだ認めないつもり?お前ストーカーなんでしょ? ならば、教えてあげる。このメール読みなさい!ほらっ!」
今さっき、強烈な踏み付けを喰らわせた舞が、蹲る男の前まで歩み寄り、顔の間近にプリントアウトされたメールを突き出した。
余りの近さに、男の吐く息で紙が揺れる。
「・・・・。」
男はまだ激痛から解放されず、自分の目で文章を追える状態ではなかった。
「文章も読めないの?しょうがないわね! 読んであげる。」 ・・・と言った舞は、業とらしく大声でメールのコピーを読み上げる。
「・・・信二とかいう、脚フェチで電気按摩マニアの変態ストーカーに迷惑しています。どうか、変態信二を再起不能にして下さい」
メールを読み上げる舞のアニメ声を聞いた男が、その内容と、声とのギャップに顔面を蒼白にし、怯えだした。
「えぇぇえ!?もしかして、お前らぁぁあ!噂の・・・」
「今頃気づいたの?」 私が思わず声を漏らす。
「良かったじゃない?これで、生々しい体験スレが書けるわね。」
「まあ、自業自得だよね。有紀さんはお前に凄く迷惑してたんだから。だって、有紀さんに電気按摩してくれって毎日のように迫ってたんでしょ? レースクイーンの有紀さんに電気按摩してもらおうなんて、変態のくせに生意気なんだよ! 話は全部知ってんだからね。」
「最悪な奴。・・・で、どうする、茜ちゃん。コイツの去勢?」
舞が一度、男の歪んだ酷顔をきつく睨み付けてから、私に聞いてきた。
「去っ、去勢!?」
一連の会話の中から飛び出した、舞の“去勢発言”に男が分かりやすいリアクションをとった。酷顔が泪で濡れ、余計に醜い顔になっている。(本当にキモい顔・・・。)
「当たり前でしょ。お前みたいな変態は、二度と悪さができないようにしなくちゃ。いつまでも、そんなエロの根源をぶら下げてもらっちゃ困るのぉお!」
私はそう言うと、先ほどの金蹴りで下がりかけた、右足のルーズソックスを上へ引き上げた。
男の人って、よく、“女子高生が靴下を直す光景”を見ると萌えるとかって言うけど、この時の“靴下直し”は、男(信二)にとっては“死刑宣告”に等しいんだろう。
その証拠に、こちらを見てソファーの陰に隠れようとしてんの。無駄な足掻きなのに。
だから私も業とらしく、男に見えるようにソックタッチを塗ったりした。
やっぱり、私ってサドなんだろうね。
(5)“クラリーノ”って痛いんだよ★
「舞は何かいい案ある?」
久しぶりのお仕置きだから、何で潰そうか少し迷っていた私。
すると、舞は少し考えてから・・・
「う〜ん・・・舞はねぇ〜、アレがやりたい!」と、目をパチクリした。
「アレって?この前の舞が考えたっていう必殺技?」
「うん。そうだよ。必殺グリグリツイスト。」
“グリグリツイスト”とは、靴底の滑り止めの溝が深い(踏まれただけで痛そうな)靴を履いたまま、“下半身裸”の男の股間の上でツイストをするという、あどけないロリ顔からは想像できない位エグい、舞の必殺技のこと。金玉だけでなく、チンチンも再起不能になることが多い。
この前なんて・・・!?
何しろ、痛さなんて分かんないから、舞も力任せにツイストするし・・・。
「でも、グリグリツイストは靴が汚れるから、もうやらないって言ってなかったっけ?」
そう、舞は前回のグリグリツイストで“お気に入りのスニーカー”を一足駄目にしている。
爪先の布の部分に男の血痕が染みついてしまったから・・・。
「大丈夫ぅ、今日はクラリーノだから。それにコイツ、電気按摩好きなんでしょ? 実験台に調度良いじゃん!」
そういうと、舞は履いている厚底ローファーを自慢げに見せた。
確かに、撥水加工の合成革だから、血が染み付くようなことはない。
・・・と、その時、男がドアの方をチラチラ見始めた。
私が「逃げるつもり!?」と叫んだ瞬間、男の逃亡を私よりも先に察知していた舞が、後ろから素早く金蹴りを喰らわした。
ほぐっ!
「んっ、あ、ぁ、ぁ、ぁ、ぁ・・・」
爪先が股間へ食い込む鈍い衝突音。
そして男が呻き声を上げながら、スローモーションのように体勢を崩し、床に膝と手をつく。
「どう?効くでしょお!舞の金蹴り。本皮のローファーより表面も靴底も硬いんだからぁ〜。今日はこのお気に入りの厚底ローファーで最後までジックリ苛めてあげるからねぇ〜★」
舞が床に蹲る男の髪の毛を掴み、見下ろすようにニヤついた。
「うぅ・・・」
激痛の余り何も反撃できない男。呻き声を出すのも辛そう。
そんな男を見て、私も思わず・・・
「あれ?金玉蹴られたかったんじゃなかったの?舞みたいな可愛い女子高生に蹴られて嬉しいでしょ?」と声を出してしまった。
私が蹴ったわけではないが、舞以上に興奮している私。
男が苦しむ顔を見ると、もっと苦しめたくなる。
私は、ドサクサに紛れ、男が蹲って抵抗できない今のうちに、鞄の中から手錠を取り出し、男の両手にガッチリと取り付けた。
これで、男を”完全なサンドバック”にする事ができる。
「茜ちゃんもコイツに電気按摩しちゃえば?」
(・・・舞って、私の考え事とか透視出来るのかなぁ?)
「でも、電気按摩されて勃つんでしょ?コイツ。」
・・・と言いながらも、男の股間に脚を差し込む私。
もはや、「電気按摩慣れ」して当たり前の行動になってる・・・。
グニュ、グッグッグッ・・・
「あんっ!」
男が気色の悪い高音で喘ぐ。
「いっけね!チンチン踏んじゃった・・」と、金玉を踏み直す私。再び、足を上下に動かした。(丁度、股間の上に足を置いて”貧乏揺すり”をするような感じで。)
「ほらっ!効くでしょ?私の電気按摩!金玉が完全に潰れるまで止めないんだから!」
グニュ、グニュ、ブニュ
・・・私はテンポ良く上下運動を繰り返す。
「あっ、あっ、あん・・・」
手錠で繋がれた手では私の足を除けることができなくて、電気按摩をダイレクトに喰らってくれる男。
それでも、一応は抵抗する素振は見せるけれど、体は正直なのね。あの喘ぎ声は、本能に決まってる!
「茜ちゃん。なんかコイツ感じてるみたいだよ。あんあん言ってるし。」
舞も男の情けない喘ぎ声を聞いて、少し恥ずかしそうに笑い飛ばした後で、首を傾げた。
「え?普通だったら痛さに我慢できなくて泣き叫ぶのに・・・やっぱ、ズボン越しじゃ破壊力が下がるかな?」
私も思わず首を傾げる。
すると、舞が「じゃああ、降ろしちゃおか!?」と大胆発言を!・・・って、私も大賛成!
(電気按摩した感じでは、モノは結構大きそうだし・・・)
まあ、男のチンチンなんて潰しなれてるから、生を見るのはどうでもないんだけど・・・。やっぱり気になる。
それに、男のズボンを降ろす瞬間って、何だか妙な興奮をおぼえる。
(つづく)