私は21歳以上です。

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レポート01 スパイクガールズの由来


今回使用される武器
■茜のローファー
どこにでもある様な普通のもの。
最近では、「倶楽部活動」専用になっている。この靴の洗礼を受けた変態男は数知れず。
■舞のローファー
厚底なのが特徴的。靴底は複雑な凹凸になっている。本人曰く、この倶楽部のために購入したらしい。合成革だからお手入れも簡単。

(1)大宮のハンバーガーショップで・・・


「ほら、来たよ。たぶんアイツだよ。」

「どれ? 舞、どこよ? もしかしてアレ?」
私は氷しか残っていないミルクシェーキのカップを、右手でカラカラと揺らしながら舞に聞いた。

「そうだよ。黒いジャンバーに赤いバンダナ・・・うん、やっぱりアイツだよ。」
舞は、丁寧にプリントされたメールのコピーを眺めながら答える。

そう、土曜日の昼下がり。

私と舞は、依頼者からのメールにあったターゲットの男を待ち伏せしていた。

待ち合わせ場所が見下ろせるハンバーガーショップの2階の客席から、ガラス越しにその男を眺めている。
周りには私たちと同じような制服姿の女の子が沢山いる。

ここ大宮は埼玉県一の繁華街で、あちらこちらから暇を持て余した女子高生が集まる。
チェック柄のプリーツスカートが多い中で、私たちの上下焦げ茶一色の制服は妙に目立つ。




それはさておき、その黄色い声で騒がしい店内の、ガラス越しの席に座る私たち。



「全然ふつうっぽい男じゃん。本当にアイツなの?」
男は25歳前後で痩せ型、見るからに弱そうな印象だけど、依頼のメールに書いてあったような「変態」っぽい様子ではない。

「だって、依頼人からもらった写真の人だも〜ん、ほらぁ。」
舞はそう言うと、私にコピーされた白黒の写真をアピールする。

「ホントだぁ。」 (・・・たしかにアノ男だ〜)って納得した私・・・。

ブルブルッ
何だか、急に“武者震い”が・・・・。

表情や体に気持ちを出しやすい私は、適度な興奮をすると”武者震い”する癖がある。

・・・と、言うのも、私たちが“依頼”を受けるのは1ヶ月振りのこと。
最近は麗撃天使倶楽部も小中学生を中心に会員が増えたから、なかなか私たちみたいな“女子高生キャリア”に仕事が回ってこない。だから、尚更、今日は妙に張り切っている。

さっそく、戦闘モードへ、心の切り替え準備をする。


「・・・で、アイツの罪状は?」 
私は思わずプロのハンターにでもなったつもりで舞に聞くが・・・。


「えっ〜と?電気按摩マニアのストーカー男・・・だって。 よかったね、茜ちゃんの得意分野じゃん★」 
・・・と、舞はいつものお気楽な調子で答える。
な〜んか、拍子抜けしちゃう。あまりにもニコニコ喋る舞の笑顔に、武者震いも緊張感も吹き飛んじゃった・・・。


そんな舞に、「何言ってんのぉ、舞だって電気按摩とか掛けるの好きなくせに。」って言ったら、「バレタ!? な〜んちゃって!」だって。
・・・とても、“金玉踏み潰し”が得意技だなんて思えない。この笑顔からじゃ・・・。


結局、私もいつもの調子に戻って作戦会議。
これから、変態とはいえ、男を1人再起不能にするというのに、笑顔で作戦会議する私たち。
“金玉潰し”なんて、数をこなしちゃえば殆ど“ゲーム感覚”だからね。(怖い。) まあ、他のメンバーもみんなそうだけど。


(2)舞ちゃんは“2ちゃんねら〜”・・・


その後、私と舞は男に接触することに成功。まんまとカラオケボックスに誘うことができた。
・・・と言っても、ここに男を誘い出す作戦は至って簡単なものだった。



依頼人が男に、「あなたからの熱い愛情に、今まで気づかなくってゴメンなさい。それで私の心のうちを告白したいの?」ってメール出したら、ノコノコやって来たってわけ。(本当に単純だよね、男って)

まさか、有紀ちゃん(←依頼人)に愛の告白でもしてもらえるって信じてるのかな?(・・・バッカみたい)

・・・と、そんなことを考えながら、私と舞は前もって予約しておいた1室に男を連れ込んだ。


部屋に入るまで廊下が長いから話なんかしちゃったりして・・・。

「信二さんって言うんですか? 私たち、有紀ちゃんの知り合いなんですけど。私が茜で・・・。」

「舞で〜す!!」 (わっ! 舞、すっごい“ブリッ子”してる〜!)

「あぁ、はじめまして。君たち高校生?」 (見りゃ分かるだろっ!)・・・なんて心の奥で思いながら“可愛い子”の振りをする。

「信二さんはお幾つなんですか?」 引き攣った“作り笑顔”で、私も必死に“ブリッ子”する。

「えっ、ん? 26だけど・・・」 信二という男は、少し緊張したような表情で口をどもつかせる。(コイツ、女の子と喋るの苦手っぽいな・・・)

「へ〜、そうなんですかぁ・・・・」

・・・やっぱり、話が続かない・・・ (舞もなんか喋ってよぉぉぉお!)




・・・と、その時、男が何かに気が付いたように口を開いた。

「君たち制服着てるし高校生だよね? 有紀ちゃんは短大生だよぉ。何で高校生の知り合いが居るの?」

「(ぎくっ!)えっ?」 予想外の質問に肩がピクついた私。

「わっ、私たち後輩なんですよ」と苦し紛れに濁らせながらも、舞がナイスなフォローを入れた。(ふ〜、舞、ありがと。)

「へ〜、後輩なんだ?でも、有紀ちゃんは浦和学園の出身だよね?あそこって、赤のチェック柄のスカートじゃなかったけ?君たち、鳳華女学館の子でしょ?」

「中学校の頃の先輩なんで・・・。」 (コイツ、制服マニアか?)

「そうだよね〜。なんか変な予感がしたから一応聞いたんだ。実はね、“2ちゃんねる”っていう掲示板で見たんだけど、最近、埼玉で、男を呼び出してボコボコにする女子高生グループがいるって書いてあったから・・・ごめんね。」

「へ〜、最近はそんな物騒な女の子がいるんですかぁ? なんか怖いな〜」と、業とらしい言葉を返す私。(本当は2ちゃんねるの方が怖いけど・・・)

・・・・と、今まで黙り込んでいた舞が、何かに反応したように話に割り込んできた


「舞、2ちゃんねる知ってるよ!暇つぶしに眺めるの面白いし。」 (お前もか・・・)

「へ〜、女の子も見るんですね〜2ちゃん」

「そうなんですよ〜、舞は芸能人とかの板見るよ! で? 信二さんは2ちゃんねるの何処の板を見たんですか?」 (舞、それ聞くの可哀相だって・・・)

・・・・少し沈黙。

「えっ?・・・何処って?」 
舞の“悪気の無い”質問に、信二という男は少し困った顔をした。(どうせ、SM版かなんかでしょ?)




「・・・ところで有紀ちゃんは?」 (・・・うっ、話題を換えやがった。図星らしいな、こりゃ。)

「有紀ちゃん、じゃなかった・・・有紀先輩は先に中で待ってますから。私たちが部屋まで案内します」
私はバイト先の男の子にも見せないような万遍の笑顔で案内した。


(3)“アニメ声”で去勢宣言・・・


「ここですよ」
私は廊下の突き当たりにある、1番奥の部屋のドアを開ける。小窓の付いた赤いドア。

ガチャ、ギーィ、バタン。

「あれ? 有紀ちゃんいないじゃん。」 
少しガッカリしたような表情で、薄暗い6人部屋を見渡す男。(当たり前でしょ。)



と、男が後ろを振り向いた、その時・・・

ガチャ!と鍵の掛かる音が。

「えっ?」
男が“何事だ”と戸惑ったような顔をする。
そう、舞が、男が部屋から逃げ出せないように鍵を閉めた音。

全てが予定通りに進む。(それっ!お仕置き開始だあ!!)




「あれ? 舞さん? 何で、鍵を閉めちゃ・・・」

男が舞の方へ振り向いたその時!

ドガッ! 

男が言葉を全て言い終わる前に、私は背後から思い切り金蹴りを喰らわせた。(あ〜、この、脚が股間に突き刺さった瞬間が好き・・・)


油断していた男は、うまい具合に脚を開いてたから、蹴りが男の太腿に触れず、睾丸にそのままの威力で直撃した。
ズボン越しだけど、確実に玉袋を蹴り上げた“グニャ”という感触は、厚い革で武装されたローファーを通じてでも、確かに感じ取れた。
あまりにも綺麗に直撃したので、“私としては珍しく綺麗決まった!”と心の中でガッツポーズをとった程だった。(よっしゃぁあ!!)



当の男は、私の爪先が股間に突き刺さった瞬間、歯を食いしばり、両手で股間を押さえながら、部屋に備え付けてあるソファーに倒れこんだ。 

・・・大男が“自分よりも頭1つ分以上小さい女の子”に大事な所を蹴られて蹲る光景なんて、M男君が見たら、それだけでも逝っちゃいそう<<ちょっとオーバー?>>。(ちなみに私は151センチ)


・・・でも、ズボン越しに蹴って、こんなに痛がるなんて、多分、チンチン勃起してたね(ウフッ★)。
しかも、このローファー、爪先硬いし・・・私は“サッカー部”だしね。その破壊力は凄まじかったんだろう。


その予想もしなかった私の金蹴り攻撃に言葉すら出ない男。
何だか、息をするのも辛そう。(でも、その苦しそうな顔を見るとゾクゾクしちゃう・・・。あっ、舞も男の苦しそうな顔見て笑ってる・・・ロリロリだけど“サド”なのね。)




そして、ワンテンポおいてから、ようやく、男が擦れた声で言い返した。
未だに両手は股間を押さえている。凄〜く、間抜けな格好。


「あうぅぅぅ・・・、いきなり何するんだよ・・・」

「お仕置きに決まってんでしょお!」 
私は両手を腰に当て、“正義のヒロイン”にでもなったつもりで立ちはだかる。
威風堂々とした態度で男を見下ろし、当然のように言い放つ。

そして、ソファーに転がっている男の腹の辺りを目掛けて、先ほどのローファーの靴底を、力任せに振り落とす。(格好良いでしょ?私)


「ゲホォッ! 俺が何をしたっていうんだよ」
その衝撃に、咳き込みながらも、知らない振りをする男。そんな、男の態度に舞も少しキレ気味に口を開く。


「聞いて呆れた! 有紀さんに散々ストーカーしといて、しらばっくれるつもり!?」 
舞が両腕を組みながら、男に迫った!(何か、今日は、舞のテンション高〜い!)


「えぇぇ? 俺が有紀ちゃんにストーカー?」

「有紀ちゃんなんて気安く呼ぶなよ!この変態!」
私も男を一喝し、舞のテンションを上げる環境を作った。

だって、舞がキレるとこ見てみたいし・・・
この前なんて、男がチンチンから血〜噴いたんだよっ!完全にキレた舞にグリグリ踏み躙られて!最初は普通に精液を噴いたんだけど、そっから1時間もグリグリされ続けたからね・・・
今日も履いてるけど、あの厚底ローファーで。



・・・と、それはさておき、私の仕向けたとおり、舞がキレてくれた!


舞が”汚いもの”を見るみたいな冷たい目線で男を見ると、アニメ声とは“ギャップの大きい”乱暴な言葉使いで男を責める。


「ホント!お前、キモいんだよ! これでも喰らえ!ば〜か!」 
そして、舞は助走をつけて、男の股間を踏みつけた。


グジュリッ!

現役チアリーダーの鍛えられた脚力は強烈で、舞の踵は男の睾丸を確実に仕留めていた。

「う、うっ、う・・・ストーカーって何のことだよっ・・・・」
男はまだ知らないフリをしている。(まあ、舞の足技を喰らったら認めるだろうけど。)


そして、舞は“シラを切る”男を白状させようと、股間を踏む右足に少しずつ体重を乗せていく。
ある程度、体重が乗ると、男の白系の面パンに、靴の踵の汚れが、滑り止めの模様の通りにプリントされる。(代わりのズボンなんてある訳ないし、靴跡の付いたズボンで帰るのかなぁ〜。)


少しずつ増していく体重と、それに比例する厚底ローファーの圧力。
硬いゴム底が、ジリジリと男の股間へ食い込んでいく。


「うぅぅ、うっ、う・・・」

「あっ、うっ・・・」

苦しみもがく男。男の声も、徐々に弱弱しくなってきた。

「うがっ、う・・・」

でも、やめない舞。

それどころか益々体重を掛ける。
男は必死に舞の足をどかそうと抵抗しているが、男の不安定な体勢では、舞の体重が掛かった足を動かすことはできない。せいぜい、舞が履いている紺のハイソックスが擦り下がる位。
それでも、舞は許さない。
男の股間の上の厚底ローファーを上下左右にグリグリと押し付ける。


厚底ローファーは、靴底が硬いゴムで出来ていて“溝”が深いから、ズボン越しだろうが、男のチンチンや玉袋に引っ掛かり放さない。
だから、舞が靴の向きを少し変える度に男の表情が醜く歪む。
上下に動かすと泪目になり、円を描くと痛そうな声を出す。舞はそんな男を見て楽しんでるみたい。

私も見てると面白くなり、もっともっと遊んでやりたくなった。




そんな苦しむ男を眺めていた私に、舞が足を止め、急に穏やかな笑顔に戻る。

「これ以上、やったら、茜ちゃんが蹴る前に潰れちゃうから、ちょっと休憩〜。ふぅ。 だって、茜ちゃんも潰したいでしょ?」

「えっ?まあ。」
舞とは長い付き合いだけど、二重人格にも思える舞の行動には驚かされる。さっきまで、あんなに冷たい目で男を見下ろしてた舞が、こんなに笑顔で話しかけてくるなんて・・・。



それはさてき・・・・。


私も笑顔で舞に返す。
「タマタマ潰しは、私と舞で1つずつでしょ?」って。


舞がいつもの笑顔で微笑んだ。

話を戻すけど、それにしても、今日の男は強情すぎっ!なかなか認めようとしない。いつもだったら、白状させるまで“金蹴り1発”で3分も掛からない。まあ、この手の男は、根っからのマゾが大半だけど。

(次のページへ続く・・・)


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