「いや! 離してっ!」
ビデオが再生されると、まず少女の叫ぶ声が聞こえてきた。
テレビの画面が像を結ぶと、高校生らしい黒髪の男が逃げようとする制服を着た小学生の少女を捕まえたところだった。
どうやら場所は公園らしく、草木に囲まれた中に小さな砂場があり、そこに巨大なペンギンを模したと思われる滑り台があった。
すでに陽も落ち、暗くなった公園に、他の人影はない。
少女は、一緒に歩いてきて人気のない公園にさしかかったところで、いきなり襲ってきた男の手をなんとか振りほどこうとしていた。
2人が今立っている砂場に、少女が逃げようと動き回ったためにできた足跡や窪みがいくつもあった。
「やめてください! こんなことして、さくらちゃんが悲しみますよ! お兄さんは、自分が何をしようとしてるのか、わかってるんですか? 今すぐ離してくれればさくらちゃんにも誰にも言いませんから、もう帰ってください」
「フォッフォ……そう言われてやめるはずなかろう。だいたい、ワシは後で誰に言われようが全然かまわんのじゃから」
男に取り憑いた古手川が、そう言って笑う。
「じゃが、離せというなら一度離してやろう。ほれ!」
ペンギンの滑り台の方へ利佳は思い切り突き飛ばされた。
ズッ
砂に足をとられ、背中から後ろに倒れこむ。
バアアァァンンン……
滑り台の底板が、大きな音を周囲に響かせた。
運が良かったのか悪かったのか、利佳の身体は滑り台にはまり込んだ。
「っ……」
背中をしたたかに打ちつけた衝撃で、利佳の息は一瞬詰まった。
そこへ、素早く制服のベルトを外した古手川が、再び少女を捕らえにかかった。
利佳はそこから逃れようとしたが、滑り台の狭さと、背中に残る衝撃の痛みとですぐには機敏に動けなかった。
滑り台から上半身を起こしたところで古手川の手に腕を掴まれてしまった。
「いやっ! 誰かっ!」
無論、ここには少女の声に答えてくれる他の人の姿はない。
容易に逃げられないよう、そのまま滑り台に押し込められ、さらに両の手首を胸の前で合わせ、手にしたベルトでぐるぐると縛りつけていった。
暴れて抵抗しようにも、腰から下には古手川がしっかりと体重をかけて動けなくしてあった。
「痛っ……!」
外れにくいよう無理にきつく巻いているのか、利佳は手首を締めつける痛みに顔をしかめる。
「フォッフォ……そろそろ久しぶりの少女の味を楽しむかの」
ベルトでしっかりと手を縛ると、古手川はズボンのファスナーを下ろし始めた。
その下のトランクスの、さらに奥にある一物が、外の空気に触れる場所へと引っ張り出される。
「き、きゃあああぁぁぁ!」
利佳の口から悲鳴が上がり、紅潮した顔がそっぽを向いた。
男のその部分を見るのは初めてだった。見てしまったのは一瞬だが、少女の目にはひどくグロテスクというか、奇妙なものに思えた。
古手川は利佳のそんな反応に喜悦を感じると、身体を少しずらして少女の両足を左右それぞれの手で掴んだ。
ぐっと力を入れて、強引に足を肩幅くらいまで開かせる。
その開いた隙間に自分の身体を差し入れて足を閉じられなくしてやると、スカートの下に白いものが覗いていた。
「は、離して! 見ないでぇっ!」
視線を感じた利佳は、はっとして男の方に顔を戻して叫ぶと、暴れて抵抗した。
だが、手は胸の前で固く縛られ、足は男の左右の脇でがっちり押さえ込まれてしまっている。
精一杯暴れてみても、せいぜい身体を多少揺らす程度。
逆にその動きがスカートをひらひらと舞わせ、見え隠れする下着がかえって情欲を煽っていた。
「フォッフォ……なかなか楽しませてくれるわ」
古手川は利佳の必死の抵抗の結果を笑う。
剥き出しにした男の若い一物は、ますますかたくそそり立っていった。
利佳の右足の側にだけ体重をかけ、滑り台の手すりとの間に挟み込んで、足を押さえていた男の右手を自由にした。
「こういうのはどうじゃ?」
手を利佳の下腹部に伸ばすと、ばっとスカートの裾を大きく捲り上げてしまった。
「やぁっ!」
少女の大事な場所を直に覆う純白の下着が露わになると、利佳の顔がますます赤く染まる。
だが、古手川の手はそれだけで止まらなかった。
そのまま下着にまで伸び、正面のゴム部分に指を引っ掛けてしっかり掴んだ。
「だ、だめええぇ!」
ビリィッ
利佳の叫びと布が破れる音が重なった。
古手川の手の中に、下着の残骸である白い布きれが握られている。
古手川はずり下ろすだけのつもりだったが、若い男の力が勢い余って下着を引き裂いてしまった。
お尻の下、滑り台の底板との間にも挟まれて、下着の白い残骸は残っていたが、それはもはや何の意味もなさないただの布の切れ端でしかない。
若干の産毛が生えただけの、まだ無毛と言ってもいいような幼い秘裂が、完全にさらけ出されてしまっていた。
「うっ……くぅっ……」
とうとう少女にとって一番大切な部分までも露わにされて、利佳の瞳に涙の粒が浮かんできた。
顔見知りの人間。それも、信頼していた友達の身内に、あまりにもいきなりこんなことをされてしまったのだ。なおさら利佳の衝撃も大きかった。
だが、もう顔を背けることも忘れて、瞳に収まりきれなくなった涙を頬を流れるがままに任せていたその目の前に、再度古手川は一物を突き出した。
利佳とは対照的に、その先端は間もなく味わえる快感を期待して先走りの汁に濡れていた。
「フォッフォッフォ……泣くのはまだ少し早いぞ」
利佳に見せびらかすように一物を少女の眼前で揺らす。
ピタピタと2,3度一物で軽く顔を打ち、それから涙に濡れた頬に亀頭を押し付けていく。
利佳は再び顔を背けて逃れようとするが、腰を突き出して一物が追い迫る。
ぐいぃ……
とうとう限界まで首を捻った利佳を追い詰めると、柔らかい頬が亀頭に押されて形を変える。
先端の小さな穴から溢れ出す先走りを思うままなすりつけて一物を顔から離すと、利佳の顔は汗と涙と先走りでベトベトになっていた。
暴れる力も尽きたか、それとも抵抗を無駄と悟ったのか、利佳はがっくりうなだれ、ただ涙を流し続ける。
その両足を左右の脇に抱え直し、古手川は腰の位置をずらして照準を下に移した。
上半身は服が乱れてもいないのに、下半身は下着を引き裂かれ、スカートもまだ大きく捲り上げられたままという状態だった。
古手川の視線は露わになった下腹部の中心に集中している。
まだ子供のそれは、ぴっちりと閉ざされた1本の線で、外部からの侵入や視線を拒んでいた。
「フォッフォッフォ……」
舌なめずりをして少し笑うと、一物を無毛のそこに近づけていく。
ぴとっ
「い、いやああぁ!」
入り口に先端を押し当てられる感触に、利佳の抵抗が突然甦った。最後までヤルつもりだということをはっきり悟ったのだろう。
「そ、それだけは絶対ダメ! おねがい、許してぇ!」
押さえ込まれた身体や足を必死に動かし、首を左右に激しく振って涙を撒きながら哀願する。
それもむなしく、身体を自由にすることもできず、古手川は少女の恐怖を煽るようにじわじわと腰を進めていく。
だが入り口は男の侵入を拒もうと堅く閉ざされたままで、少女の身体は滑り台をずり上がっていった。
ずっ……ずっ……
なかなか先に進むことができず、少女の身体は30センチほどもずり上がっていたが、とうとうそこが限界だった。
濡れてもいない無毛の秘裂に一物の先端の、さらにその半分ほどがめり込んでいった。
みりっ……
無理矢理に穴をこじ開けられ、乙女の証が徐々に引き剥がされていく音が聞こえるようだった。
「助けて! 誰か! さくらちゃん……先生―――!!」
利佳の絶叫を聞きながら、古手川は残る最後の抵抗を一気に突き破った。
「いいいいぃぃ――!」
激痛に、悲鳴は途中からまともな声にならなかった。
大きさ一杯に一物を埋め込まれた穴から赤いものが沁み出し、滑り台の底板を伝って残っていた下着の切れ端に染み込んでいった。
それでもまだ突き込まれた一物は半分ほどで、残りの部分は外に残っていた。
「さすがに狭いのぉ」
濡れていない未成熟な秘裂は、入れる方も痛いほどだった。
限界まで押し開かれた肉が、一物をがっしりと喰い締め、これ以上進むことはおろか、引き出すことすら容易ではなかった。
「くぅっ……さすがは少女のあそこじゃ。これはきつい……」
古手川の額を汗が伝う。
なんとかゆっくりと亀頭だけを残して引き出してくると、再び今度は勢いをつけて突き出した。
「――――っ!」
もう完全に声になっていない。
息が全部押し出され、激しい圧迫に呼吸も難しく、酸素が不足していた。
ぱくぱくと、まるで金魚のように天を仰いで口を開閉する。
一物は、先ほどよりも1センチほど奥まで入り込んでいた。
古手川がさらに奥に突き入れようと腰を動かした瞬間、利佳の身体がビクッと痙攣した。
同時に膣内でも一際強くキュッと一物が締めつけられ、そのあまりに強すぎる刺激にあっさりと限界を迎えた。
「ふ、ふおおおぉぉ……」
古手川の口から快感のうめきが漏れる。
ビュッ、ビュルッ、ビュルッ……
若い一物から吐き出された精液はその濃度も量もたいしたもので、あっという間に狭い少女の膣内を満たした。
「フォッフォ……久しぶりの感覚につい漏らしてしまったわ」
溢れ出す白濁液が結合部の鮮血と混じり合い、ピンク色のどろどろした液体となって滑り台を流れていった。
利佳はと見れば、あまりのことにとうとう意識を失ってしまったのか、全身の力が抜けてだらりと弛緩している。
「これ、起きんか」
だが、無情にも古手川は、ぴたぴたと頬を叩いて少女の意識を引き戻した。
「せっかくワシがおまえの中にたっぷり精液を注いでやったというのに、寝るとは失礼ではないか」
一物は、硬さを保ってまだ利佳の膣内に収められたままだった。
そこは、利佳が意識を失ったことで少しは緩くなっていたが、まだまだ十分な締め付けを残していた。
「これ! 起きろと言うに」
もう少し力を入れて、再び頬を叩く。
「ぅ……ぅん……」
一度意識が戻り始めると、あとはすぐだった。
股間を引き裂くような痛みが甦り、一気に覚醒までもっていった。
利佳の視界に、結合部とそこに付着したピンク色の液体が映る。
「いやあああぁぁぁ!」
今の悪夢のような行為が紛れもない現実だということを再び認識させられた。
悲鳴とともに、膣内の喰い締めるようなきつさも再び戻る。
だが、先ほどと違う点は、中で一杯に出された白濁液がまだ膣内にたっぷり残っているということだった。
「フォッフォ……目を覚ましたところで、もう1回するか。ワシがさっき出した汁で膣が濡れておるから、さっきよりは楽しめるぞ」
古手川が再び腰を動かし始めると、たしかに精液が潤滑液となってさっきよりスムーズに動かせるようになっていた。
「そ、そんな……もうやめてよぅ……」
利佳の瞳からは、尽きることなく涙が湧き出続けた。
古手川が腰を動かすたびに、傷付けられた秘裂が痛みを訴える。
さらに動きを続けると、傷が広がったのか再び血が流れ始めた。
それさえもまた潤滑液として、一物を利佳の秘裂に出し入れし続ける。
いつの間にか、押し込んだときには8割ほどまでが中に隠れるほどになっていた。
「出すぞぉ、また中に出してやるぞぉっ」
やがて一物が震え始めた。
「もう、もういやぁ……」
か細い声で訴えるが、
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ……
再び利佳の体内奥深くで、古手川の快感が弾けた。
一度目にも劣らぬほどの量を放出し、ようやく一物が引き抜かれる。
ごぼっ……
血が混じってピンク色に染まった半液状の塊が、無惨にもぽっかり開いた穴から零れ落ちた。
「ひっ……ひっく……」
利佳にはもうただ涙を流し続けることしかできなかった。
「先生……先生……」
とめどなく涙を流しながら悲しげに呟きを洩らし続ける利佳の泣き顔を見ていると、また欲情が湧き上がって来る。
「……ついでじゃ。もう1回やっておくか」
ピンク色の精液でぐちょぐちょになった秘裂に、ほとんど萎えを見せない一物をまたまた突き入れていった。
「ぅぅ……帰して……もう帰してよぅ……」
古手川の激しい腰の動きで再び突き上げられるように利佳の体はずり上がっていく。
利佳は、涙に濡れた顔で、帰して、許して、といつまでも繰り返し続けていた。
その声を最後にテレビの画面は暗転していき、ノイズへと変わってテープは終了した。