私は21歳以上です。



 夕陽に染まる
     
エピソード2(その1)
                                  作:放射朗
                                 
 一回生の恥ずかしい自己紹介の後、しばらくはごく
当たり前のクラブ活動が続きました。
 もちろん厳しさはかなりのものでしたが。
 でも、知らないのは私だけで、ひそかに一人、二人と
居残りさせられて、何やらやらされている雰囲気は
ありました。
 
 居残りさせられた娘がそこで何があったか絶対教え
てくれなかったので、私達、まだの娘達もなるべく気
にしないようにしていました。
 居残りさせられた後、感じがガラッと変わった子
なんかもいたので、内心気になっていましたが、何を
聞いても、別に、たいした事ないって、そのうち分かる
から、などとはぐらかされ、追求はそこで諦めてしまい
ました。
 
 6月を過ぎて梅雨に入りかけのころ、私の順番が
回ってきました。
 練習が終わり、更衣室に向かおうとしていた私に、
2回生の高木先輩が声をかけてきたんです。
 「沢渡、今日ちょっと残ってくれない。手伝って
ほしいことがあるのよ。」
 さりげなくそう言われると、断る口実がすぐには
出てきません。
 「あ、はい。分かりました。」
 私は仕方なくそう答えました。
 「別にたいしたことじゃないのよ。1回生の斎藤
も来るし。」
 私の不安そうな顔を気にしてか、すぐに高木先輩は
そう付け加えました。
 斎藤さんは以前の自己紹介の時に反抗して3回生の
増田先輩と試合をした娘です。
 あの時の増田先輩の強さを思い出して、ちょっとドキッ
としてしまいました。
 
 女の子でも剣道なんかやってる娘は男の子と同じように
強い人にあこがれるものなんです。
 自分もあんなに強くなりたいと思って、つらい練習にも
耐えていけるんです。
 そんな風に強い先輩に憧れる気持ちは恋愛感情にかなり
近いと思います。

 高木先輩の後から剣道部の部室に入ると、そこには増田
先輩を始め3回生の先輩が5人と、2回生の先輩が4人
それに斎藤さんがいました。
 部室は12畳くらいの部屋の真中に大きめの長椅子が
2台置いてあり、その周りにロッカーや椅子が何脚かある
んですが、12人も入ると息が詰まりそうなくらいに狭く
感じました。
 
 「沢渡、そこに座りなさい、斎藤はこっちね。」
 増田先輩に言われるまま私達は端の椅子に腰掛けました。
 「沢渡は処女で、斎藤は経験者だったわね。」
 唐突に高木先輩が言いました。
 嫌な予感がしたのは事実ですが、どうしようもありません。
 私達は素直にうなずきました。
 「実はこのクラブには恒例の行事があってね、まあ、
ストレス解消にやってるんだけど。あ、そうだ。沢渡は
男嫌いなの?あんたくらい美形なら男の子がほっとかない
でしょ。」
 高木先輩の言葉に全員の注目が一編に私に集まって、
私はしどろもどろになってしまいました。
 「いえ、嫌いというわけじゃないです。けど、なんとなく。」
 私の答えは答えになっていないみたいでした。
 「じゃあ、男とセックスしたいと思ったことはあるわけね。
別に女専門というわけじゃないんでしょ。」
 「はい。」
 レズじゃないと言いたかっただけですけど、セックスしたい
と思われたんじゃないかしら。
 「なるほど、興味はあったけど、チャンスがなかっただけね。
分かった。そのチャンスをあげましょう。」
 高木先輩はそう決め付けました。
 「斎藤は、今付き合ってる男いるの?」
 私が待ってくださいと言う前に高木先輩は斎藤さんの方に
話を持っていきました。
 「今はいません。」
 斎藤さんが答えました。
 「ちょっと待ってください。あの、私、別にいいです。」
 私は高木先輩に訴えました。
 「いいからいいから、あなたの気持ちは分かってます。
誰でも最初はそう言うのよ。でもいずれ処女は無くすもん
でしょ。いつまで持っててもしょうがないわよ。それに貴方
くらい美人なら膜なんてなくても全然商品価値落ちないって。」
 高木先輩は取り合ってくれませんでした。
 これから何が始まるのでしょう。
 私は怖かったけど、他の1回生の部員達も経験してきた
ことだし、ちょっとだけ興味というか怖いものみたさの気持ち
もあったので、強く拒否することはしませんでした。
 「さっきちょっと話した恒例行事のことだけど、、。
実は私達月に1度か2度男をナンパしてきてここでエッチ
したりしてるのよ。まあ、これは好きな人が参加すればい
いんだけど、あなた達もいずれ知ることになると思うから、
できれば口封じのためにも参加してほしいのよね、、。
今日だけでもいいから。」
 高木先輩の言葉はすぐには信じられませんでした。
 確かにこのクラブはびっくりさせられることが多いけど、
部室でそんなことしてるなんて。
 でも斎藤さんはあまり驚く風ではありません。逆に
くすっと笑って。
 「私の高校でも似たようなことやってましたよ。
恒例の行事ってわけじゃなかったですけど。
気に入らない男の子を連れ込んで何度かリンチして
ましたから。どこの女子部でもけっこうやってるんですよね。」
 「斎藤は高校の時から経験者ってわけね。しかもリンチ
だなんて、心強いわ。もうすぐナンパ組みが帰ってくるから、
お手並み拝見させてね。」
 高木先輩と斎藤さんは怖い笑顔で見詰め合ってました。
 「ちょっと待ってください。私は、、。」
 私の言葉に高木先輩が振り向きました。
 「あなたは処女だし、今回は見てるだけでもいいわ。
ちょっと手伝ってくれればね。でも、今度の新入部員歓迎会
ではそういうわけにもいかないから、そのつもりでね。」

 高木先輩の言葉が終わらないうちに二人の先輩が、一人
の目隠しされた男性を連れて入ってきました。
 「ナンパ組み到着でーす。今日は25歳の社会人の男を
捕まえてきました。」
 ナンパに行っていた先輩の一人が、男性の目隠しをはずし
ながら言いました。
 目隠しを取られて、その男の人はまぶしそうに目をぱちぱ
ちさせていました。
 「本当かよ、そんなおいしい話無いって思ってたけど、、。」
 彼は私達を見回して興奮した様子で独り言を言ってました。
 「本当だよ。私達全員好きなだけ抱いていいよ。
 でも言った通りあなたは寝てるだけだからね。主導権
はあげないよ。」
 ナンパ組の山田先輩が言いました。
 ナンパ組は2回生のちょっとボーイッシュな山田先輩と
背の高い小柳先輩でした。
 「オーケーオーケー、その方がこっちも楽できていいぜ。じゃ始めようぜ。ここに寝れば良いんだろ。」
 彼はそう言いながら服を脱いでいきました。

 上半身裸になり、ズボンも脱ぎました。
 体型はがっしりしていて上半身は逆三角形。
 何かスポーツでもしているのでしょうか。
 いかにも性体験豊富で自身満々という感じでした。
 その時すでに彼のトランクスの前が膨らんでいるのが分かりました。
 私は恥ずかしくてつい目をそらせてしまいました。
 「さあて、日頃のストレス解消と行きましょう。
1回生はとりあえず横で見学ね。」
 増田先輩が言うと、他の2回生たちが数人よってきて
彼のトランクスを脱がせました。
 その瞬間、完全に勃起したペニスがブルンと勢い良く
飛び出しました。
 
 あんなに大きいなんて。
 私は初めて見る勃起した男の人のものを驚愕しながら
見つめてしまいました。
 横を見ると斎藤さんが薄ら笑いを浮かべてその状況を
眺めています。
 斎藤さんにとっては見慣れた風景って感じでした。
 「先輩。ご覧の通りです、ギンギンですから順番にどうぞ。」
 2回生が男にコンドームを装着して3回生に向かって言いました。
 
 男の人のほうに気を取られて気づかなかったけど、3回生の先輩方は増田先輩を始めとして全員全裸になっていました。
 股間の黒々した陰毛がやけに目立っていました。
 「うほー!いいねいいね。早く来てくれよ。」
 長椅子を並べたベッドの上で、男が手招きしてます。
 「何にも知らないで、いい気なもんね。さあ、何回くらいで泣き出すかな。」
 横にいた2回生の独り言が、かすかに聞こえてきました。
 増田先輩が最初に男の人にまたがりました。
 無造作にペニスをつかむと、ねらいを定めるように腰を
ひねって、決まるとぐっと腰を落としました。
 「ううっ締まるなあ。君うまいね。腰の動かし方がいいよ。」
 下になった男が増田先輩に声をかけています。
 彼は下から突き上げるように腰を動かし始めました。
 私は恥ずかしかったけど、目を離すこともできず、
じっと見入ってしまいました。
 アダルトビデオなども見たことなかったので、初めて
見る男女の愛の儀式ですが、なんともあっけらかんとして
無味乾燥のものでした。
 増田先輩もだんだん気持ちよくなってきたのか、うっとり
した顔をしています。
 ぐっぐっと音を立てながら、二人の腰が合わさっています。
 増田先輩の腰が回るように動いていました。
 次第に周りの先輩方も興奮してきたのか空気が違って
きていました。
 もちろん私もすっかり興奮して、恥ずかしながら下着の方
もじっとり湿っているという状態でした。
 「ああ、すごい。もういきそうだよ。ああ、ちょっと
待って。」
 ほんの5分くらいで男が言いましたが、増田先輩は
かまわず腰を動かしつづけます。
 「いってもいいわよ。何度でもいく時間あるんだから。」
 笑みを浮かべ、男を見下ろしながら増田先輩はさらに
強く腰をひねりました。
 「ううっ出る。」
 男がぐっと腰を浮かせてビクンビクンと力強く動きました。
 どうやら射精したみたいです。
 男の人の射精する様子を始めて見て、私は何だか頭に
血が登って、ボーとなってしまいました。
 「案外早かったわね。もう少しがんばってくれる
かと思ったんだけど。」
 立ち上がった増田先輩の下で、男の物が湯気を立てて
いました。
 すでに半分萎えかけているそれの先は白い液体で膨れ
上がったコンドームの風船がついていました。
  
 「すごく良かったよ。あ、でも俺まだあと2回は
楽勝だから。他の娘も楽しませてやるぜ。」
 そんな風に軽口たたいている男の股間に2回生が
群がり、萎えている男の物をやんわりとこすりあげます。
 男は気持ちよさそうに身を任せていました。
 軽口叩くだけはあって、すぐに回復したそれは毅然と
してすごく立派でした。
 私のあそこもすごくうずきだしました。
 これまでそんなにしたいとは思ってませんでしたが、
あれを入れられてみたいと、本気で思い始めました。
 「次の先輩どうぞ。」
 準備完了して2回生がまた3回生に場所を譲りました。
 どうやら下級生が勃起させる係で上級生が楽しむという
ルールができてるみたいです。
 「ああ、久しぶりのちんぽだわ。2回目だから10分
はがんばってね。」
 二人目は副部長の岡田先輩でした。
 その言葉に私は少し可笑しくなってしまいました。
 確かに岡田先輩は筋肉質で、美女の増田先輩と比べなく
てもお世辞にも美人とは言えないなあ、久しぶりなのも当然
だわ、なんて考えてしまったからです。
 そんな考えが浮かぶほど自分に余裕ができてきたのが
不思議でした。
 岡田先輩の腰が上下するたびに粘膜を擦り上げる卑猥な音が
部室に沸き起こります。
 ぐちょぐちょ、にゅちゃにゅちゃ!そんな音と、うう、とか
あんあんとか二人の甘いつぶやきが、周りで見ている娘達の
興奮を否が応でも盛り上げてくれます。
 「ああ、最高これよこれ。ああ、もういきそうだわ。」
 クリトリスを男に擦りつけるようにして岡田先輩が声を
あげました。
 あ、ああ、う、うん、すごく感じる、いいわ、とても
 岡田先輩のそんな喘ぎ声に、男がここぞとばかりに下から
乱暴に突き上げました。
 「う、うう、いく。」
 岡田先輩がのけぞり、そして男の体に倒れこみました。
 「ひ、久しぶりだったから、すごく感じちゃった。」
 声を震わせながらそう言うと、岡田先輩が男から降りました。
 「何だよ、口ほどにもないなあ、10分たってないぜ。」
 男はギンギンのペニスを誇示しながら次の娘を催促
しています。
 部屋の中はエアコンが壊れたのかと思うくらい熱気むんむんでした。
 
 その後3回生二人が順番にセックスして男は公約どおり3回の射精を果たしました。
 3回目はけっこう長持ちしたので始まってから40分が経過していました。
 「さすがにご馳走様だよ。いやーいい気持ちだった。またなんかのとき呼んでよ。精力つけとくからさ。」
 3回目が終わって男が起きようとしました。
 私もやっと終わったんだと、ほっとしていました。
 「おい何すんだよ、ちょっと。」
 男の声でそっちを見てみると、起き上がろうとする男を2回生が押さえ込んでいました。
  
 「たった3回くらいで終わらないでよ。やっと私達の番になったんだから、こっちは欲求不満でいらいらしてんだから。」
 高木先輩が男のペニスを握って擦りあげています。
 男はそれほど抵抗するでもなくされるままになっていました。
 「参ったなあ。明日仕事なんだけどなあ。」
 男は無理やり勃起させられることにもそれほど嫌そうじゃ
ありませんでした。
  一応自分の欲求は吐き出してしまったけど、まだまだ
余裕があるみたいでした。
 高木先輩は男の物を口に含んで舌で刺激を加え始めました。

 「女の性欲ってすごいね。それじゃあおっぱいくらい
揉ませろよ。」
 男は足を押さえ込んでいる2回生に目配せしました。
 「ほら沢渡、こっちの足押さえといて。」
 その2回生が私を呼びました。
 私は恐る恐る男の足を押さえました。
 私が代わるとその先輩は男に胸をもませやすい場所に
移動しました。
 男がわざとつま先で私の股間を刺激してきました。
 私はジャージ姿でしたが、興奮してるところを刺激されて、
あっと声をあげてしまいました。
 「余裕だねまだ。後3回くらい軽いんじゃない」
 私がいたずらされてるところを見つけて高木先輩が
言いました。
 「口でも舐めたいでしょ、斎藤、この人に舐めさせて
あげなさい。」
 高木先輩がさらに斎藤さんに命令しました。
 斎藤さんは待ってましたとばかりにジャージと下着を脱ぎ
捨てて下半身裸になり、男の顔にまたがりました。
 
 ええ、そんなことするの?
 男の口に自分のあそこを押し付けるようにしてまたがる
斎藤さんの姿に私はびっくりしてしまいました。
 なんて卑猥なんでしょう。
 それでも男はすごく喜んで顔を動かし、斎藤さんの
あそこを舐めまわしています。
 それをやりだしてから急に男の物も元気になりました。
 「ほらね。まだまだいけるじゃん。」
 「斎藤はさすがだね、顔またぎのベテランって感じ。」
 「あの男、斎藤のクリを吸ってるよ。うまそうにね。」
 多分3回生でしょうか、誰かの話し声が聞こえました。
 チュバチュバと音を立てて舐めたてる男に斎藤さんも
すごく気持ちよさそうに体重を預けています。
 そんな斎藤さんを見てたらさらに興奮してしまい、私は
自分からあそこを男のつま先に擦りつけるようにしてしまい
ました。
 それだけですごく気持ちよくなりました。

 「沢渡さん、代わろうか。」
 しばらくして斎藤さんが私の方を見て言いました。
 私は一瞬躊躇しましたが、結局は斎藤さんと交代して
もらいました。
 「おお、処女の沢渡が顔またぎデビューだよ。こりゃ
いいね。」
 そんな3回生の冷やかしも気になりませんでした。
 「この娘処女なのかよ、うれしいね、おいしそうだ。」
 言っている男の口をふさぐように私は腰をおろしました。
 あそこに男の舌を感じた時、体中に電流が走るような快感を
感じました。
 舌が私の中にぐっと突き入れられるたびに気を失いそうな
くらい感じてしまいました。
 自分では意識してなかったけど、後で聞いた話ではすごく
喘ぎ声を上げていたそうです。
 私は男の顔に完全に体重を預けて快感に酔ってしまいました。

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