新体操倶楽部 千秋部長編
作:テンちゃん
分岐A(その3)
『大きなベット』
体育館の右奥にひときわ目をひくものがある。
幼稚園などにあるチャチなものではなく、れっきとした
競技用だ。高さが女の子の背丈ほどあり、近くまで来ると
その大きさにまず驚く。
白を基調としたデザインで、赤の線がタテとヨコに走り
中央で交錯している一般的なトランポリン。
そのほぼ中央で内股気味に座った千秋は下の下級生に声
をかける。
「ルミィ!、、だから縛っちゃダメなんだって!、、、
そう、、そのまんまがイチバンいいのよ、、とくにこーゆ
うキャシャな子はね、、」
少年の後ろ手を『リボン』で縛ろうとする留美に、プヨ
ン〜、、プヨ〜ンと競技用のトランポリンで『おやつ』を
待つ千秋。
二人ともレオタードを着ていたが、曲線の丸みを帯びた
女の子らしい千秋のホディと違い、どこか非力な少年の肉
体はナヨナヨしく見えた。
「ほぅ〜らぁ、、、こっちおいで、、、ぼうや、、」
他の部員にムリヤリ押し上げられたシンジは、千秋の<
重さ>で中央にくぼんだトランポリンに『蟻地獄』のよう
に転げていく。
「新体操のこと、、たっぷり教えてアゲルわ、、、」
「ち、、ちょっと、、な、なにする気ですかぁ!、、、
や、やだよぉ、、、」
白いホホに小さなエクボを作った千秋は、ただならぬ気
配を感じて慌てて逃げようとするシンジを追いかけようと
しない。
ポヨヨーン!、、、、
座ったまま、その場で一度大きく弾ませるとシンジが再
び中央に転げてくる。
「キャハハ、、逃げようったってダメよ、、私がイイよ
!って言うまで君、こっから出られないよ、、」
突然ウットリとした『女』の目つきに変わった千秋は少
年を優しく引き寄せる。
ヘビに睨まれたカエルのように、ウブな少年の視線は彼
女の瞳に吸い込まれていた。
チュッ、、、!、、チュッ、、パ!、、、
柔らかく弾力のある千秋のクチビルが、子供のようなシ
ンジの肌を所かまわず『味見』してゆく。
「っ!、、っはぁ!、、、ムッぅ、、んっア!、、ッ」
面白いように<返事>が返ってくるシンジに彼女の奥底が
ジュッ!と燃えてくる。
赤ん坊を抱くような体勢で愛撫を続ける千秋は、小声で
なにやらシンジに語っていたが舞には聞こえなかった。
多分、恥ずかしい言葉でも耳もとで喋っているのだろう
。彼のアエギ声がソレに比例して大きくなると同時に、下
にいる部員にもわかるほどシンジの股間が大きくなる。
「ハァ、、ハァ、、、ハァ、、、ン、、ハァン、、」
シンジの出すトーンの高いアエギ声に、思わず舞もカァ
〜と体中が反応する。
隣にいる留実は、溶けるような目で一部始終を見ようと
背伸びしている。
他の部員もこのマッタリとした空気に触発されたのか、
ホラー映画を見るように手の間から見る者、ジュクジュク
とした気持ちを抑えきれないのかしゃがみ込む部員までい
た。
レオタードの生地が破れそうなほどコンモリしたシンジ
の部分を撫でるように愛撫する千秋。
「ほ、、ら、、こんなおっきくなっちゃってるよ、、、
ね?、、、どうすんの?、、、これ?、、」
千秋は爪で挟むようにピリッ!と彼のレオタード、大き
くなった部分に<裂け目>を入れた。
すると、ソコからバネで弾かれた<棒>がレオタードを破
りそびえ立った。
「アレ〜?、、パンツとかはいてないんだ、、、君の、
スゴイね、、、、こんだけカワイイ顔してんのに、、」
「だ、、だめです、、、だ、だめ、、、さわんないで」
ビクビクとした肉棒をそっと手に包みこむ千秋は、エロ
チックな笑顔でシンジを見つめエクボをより深くする。
後ろで束ねたポニーテールは彼女の小顔を強調するよう
に左右に揺れた。
「あっ!、、だ、だめ、、、あ!、、、、やめ!、、」
「ンフ、、これ以上やったらイッちゃう?、、ね?、、
、、ね?」
問いかけながらもシュッ、シュッとしごく千秋の肌は紅
潮し火照っていく。
その動きを止めようと、シンジはか細い手で千秋の手首
をつかむが役に立っていない。
「ダ〜メェ!!、、、ストップ!、、、、ンフフ」
あと数回シゴかれれば発射していた彼は、千秋に抱かれ
たまま小刻みに震えていた。
「は〜い、、あお向けんなろうかぁ、、、」
「、、や、、やだ!、、、!!!!!!!!!」
油断していた千秋はいきなりシンジが逃げようとするの
を抑えられない。やはり男の子と女の子、力だけではかな
わなかった。
すぐさま下に『指令』を出す千秋。
「ね!、、、はやくつかまえて!、、、つかまえた?、
留実、、、上がってきて抑えてくんない?、、、舞も、、
おねがい、、!」
試されている、、、、舞はそう思った。ここでなにかと
理由をつけ行かなければ<前>に逆戻りだろう。
<がまんしてね、、、、>
留実と二人、シンジの両腕を抑えてトランポリンに上が
った舞は、彼に小さく言ったがワメキ散らして聞こえてな
いようだ。
「そう、、そうやって抑えてて、、、もう!、逃げちゃ
ダメでしょ!」
「や、やだ!、、、うわぁぁぁぁぁああああ!!」
『大』の字で押さえられたシンジは首を左右に振り激し
く抵抗する。
ちょうど足首を押さえていた舞は、自責の念でか下を向
いていた。
「わたしのも破いちゃおうっと!、、あ〜ぁ、、これで
何着ダメにしたんだろーなぁ、、、でもさぁ、、ルミ、、
レオタードでヤるのってハマるよ、、、今度ヤってみ」
新体操をバカにしたような千秋の言葉になにか言おうと
した舞だったが、喉から言葉が出てこなかった。
千秋のセンスは抜群で何度も個人で賞をとっている。こ
の部になくてはならない存在なのは確かだ。そして友情、
、、、、たとえソレが間違っていても、、、、、、一人は
、、、、やだ、、、
小柄な千秋はヒョイッと彼の上に乗ると、レオタードか
ら覗いた自分の花ビラが、いきり起った棒をかすめるよう
に四つんばいになる。
体育館の照明にヌラリと光った肉棒がモロに舞の視覚に
入ってくる。その上を形のイイ千秋のヒップがユラユラと
揺れ獲物を食する体勢に入っていた。
ところが千秋はすぐに<食べない>らしい。ビンビンに起
った棒を自分のメシベで遊ぶようにこすっている。
舞は見たくもない映像を無理に見せられているようで嫌
悪感に襲われたが、<女>として見ずにはいられなかった。
チッゥ〜パ!、、、チュ、、、、、ピチュう、、、
下の真横で見ていた弥生は思った。今、四つんばいで尚
もシンジの胸や首すじをナメている千秋がなにか、、、、
そう!、、獲物をとらえている『豹』そのものだと。
丸い桃のようなヒップはツンと上を向き、そこから高校
生とは思えないスレンダーな曲線がうねるように<最後>ま
で続いている。ピチャピチャと音を立て舌なめずりする女
豹。豹柄の服を着た今売れている歌手を思い出す。
、、、、、カッコイイ、、、千秋先輩、、、、
「じゃ、、そろそろ食べちゃおうかな、、、」
ジタバタする彼をスゥ〜と見つめ、自分に言い聞かせる
ように言った千秋は、片手で棒を押さえてゆっくり腰を落
とす。
「い、いや、、、やた゛、ひぃヤぁぁぁぁぁああ!!」
「あぁぁん!、、、、っク!、、、ッンン、、、」
目の前でヌブゥというヒワイな音をたて飲み込まれてい
く棒を、舞はムラムラとした得体のしれないものを抱き、
見ているしかなかった、、、、、
A−4につづく
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