私は21歳以上です。



  新体操倶楽部 part 5

                        作:テンちゃん
                                 
    最終競技  マット運動

「はぁ、はぁ、はぁ、、」
何度も大きく息をし、呼吸を整えようとする舞。
日頃トレーニングで鍛えているつもりだったが、小雨の
らつくなか、学校まで小走りできた舞にはさすがにこたえ
た。荒つく鼓動を手で押さえ、ふと体育館側に目をやる
と、用具室から明かりがもれてるのがわかる。
 みんな、まだ居てくれてる!安心と申し訳なさが渦巻く
なか、舞は靴を無造作に放り体育館の裏口から用具室に
歩を進めた。その部屋に近づくにつれ、とび箱に隠れてた
時の小島の情けない顔が目に浮かぶ。
 あと数メートルという所まで来て、舞は何か異様なもの
を感じた。
 いや、正確には聞こえてきた。誰の声だろう、明らかに
女性のよがる様な声である!
 まさか!?舞はとっさに小島の筋肉質な体を連想した。
そして、ソレに襲われている後輩達も、、、
 舞は自分のバカさ加減にうんざりした。こっちは小島を
可愛そうに思うあまり、雨のなか奔走したのにっ!!
 千秋は、、、!そうだ千秋はどうなったのだろう!色々
な思いが脳裏をかすめ、舞の体をこわばらせた。
 その後の彼女は素早かった。用具室の扉の前に立つと、
その辺にあったモップを手に勢いよく扉を開けた!
 、、、、、、、やっぱり!! 
 舞は何も考えずモップをふりかざした。
 、、、、、えっ??
 何か様子が変だ、、、、何がって、襲ってるはずの小島
がマットに仰向けになり、、、、、上に乗ってるのは留実
なのだから!!
 舞は武器をふりかざしたまま、数秒止まってしまった。
 よく見ると小島の手首と足首に部屋の柱を利用してリボ
ンが結わえられている、、、、、、、
 そしてみんなは、、、、私を見て笑みを浮かべている、
、、、、、と、

 「おっかえり〜!舞!今、み〜んなで試食中!舞もよか
ったら食べなっ。っていっても、もうオイシイとこ食べち
ゃったけどネ。」

 とび箱にまたがり、満面の笑みを浮かべ手を振る千秋。
 食べる??、、、、、舞は始め千秋が何を言ってるのか
分からかった。 
 しばらくして舞は今の状況を完全に理解した。
 つまり、襲ってるのは小島じゃなく、部員達だったのだ
!!!

 「千秋っ!これ、どーゆーこと?何してるか解ってるの
?、、、!?、、、、み、みんなもみんなよっ!!」

 千秋は表情ひとつ崩さず、後輩にチラッと目で合図を送
った。
 舞は背後に気配を感じたが、3人の部員に押さえられ、
ひざまずかされた。
 それを黙って見ていた千秋が舞の前まで来ると、ブラジ
ャーの間から怪しげな小袋を取り出し舞に言った。

 「、、やっぱアンタってムカツクね〜!前から言おうと
思ってたんだけど、、ほらっ、一応ぶちょーじゃん!私の
イメージ悪くなんのもヤダッたからさ〜!、、、黙ってた
んだけど〜!、、、、あっ、そうそう、もう後輩も千秋に
ついてくって言ってるし、早い話、もーアンタ要らないん
たよね〜!ね〜?イミわかるっ?」

  そう言うと千秋は舞の髪をグッとつかみ、手にした小袋
を強引に口に当て、粉末を流しこんだ。

 「ごほっ、、、ごぅぅほっ!!」

 「、、、あ〜ぁ、ソレ高いんだよ〜、、ホラ、ちゃんと
飲みな。、、、、、、なんっつたっけ?、、欲情剤ってゆ
ったっけ?、、、とにかくシタくてシタくて、アソコがグ
ジュグジュになるやつ。そうだよネ〜?」

 あっけらかんとした小さな顔で隣にいる部員に問う千秋

 この期に及んでも舞は千秋が冗談でやってるのだと思っ
た。

 「千秋ぃ、もう分かったから早く離させてよ!、、、に
しても今の薬みたいの、、なんなのっ?、マジで。」

 次の瞬間、舞の左頬に激痛が走った!と、同時に舞が今
まで見たこともない形相で千秋は彼女の右頬もぶった。

 「、、ってゆーか、まだわかんねーの?、、ホンットむ
かつくなあ!、、いい?私は前からアンタのことカナリ嫌
いだったの!!友達のフリしてただけっ!フリッ!ね〜?
わかる?、、、新体操なんて男ウケいいからやってるだけ
!!、、、ついでに教えたげるけど、アンタの元カレ取っ
たのもワタシ!、、つーか、あいつも全然使えなかったけ
どねっ!、、、ねぇ?聞いてる?」

 その後も千秋は何やら話していたが舞の耳には届かなか
た。、、、、、
   ただ、ただ、一緒にファストフードショップに行った
こと、恋の相談したこと、たわいもない話で盛りあがった
こと、そして二人で懸命に、この部を守ってきたことなど
が頭をよぎってゆく。それと同時に舞の目から大粒の涙が
溢れでた。
 それを確認すると千秋は留実の方に目をやり、再びいつ
もの愛くるしい顔つきで頬にエクボを浮かべた。

 「、、、おっ、こっちも盛り上がってんジャン!」

 留実は恍惚と、時折くるしそうな顔つきで小島の上にま
たがり、腰をスライドさせている。
 その、子供の様な白く細い両腕は、リボンに巻かれ結わ
れても尚、動こうとする小島の手首をしっかりと押さえ、
本当のレイプシーンを連想させた。
 留実のセミショートのいくらかカラーリングした髪の毛
は、若い汗を吸い照り輝き、その童顔をチラチラと覗かせ
た。
 留実は以前から、エヴァンなんとかと言うアニメに出て
くる人工人間に似てると男友達から言われたことがある。
そのキャラクターみたいに髪を染めてきたこともあった。
  スタイルがどうとかよりも、何かコケティッシュな印象
を与えた。
 ここだけの話だが千秋とも何度か体のスキンシ
ップをしたことがある。顔が非常に童顔な留実は、その言
葉使いとの組み合わせで、より一層アニメチックな香りを
かもしだした。
 そんな留実を千秋がかわいがる様になったのは言うまで
もない。

 「、、、ァア、、ァア、、、ンァア」
 
 「、、、んふっ!カワイイ!、、、センパ〜イこの子、
女の子みたいな声出すんだょ、、、、ほらっ、もっとその
声ルミに聞かせてネ、、、ほらっ、ほらっ!!」

 その声に合わせて留実は、まだまだこれから成長するで
あろう小さなヒップを動かした。
 小島はビクッビクッとする自分の体を自制させようと懸
命にもがいた。
 それを感じとったのか留実は今まで以上の力で小島の両
手首を押さえる。
 まぁリボンで結われているのだから、たいした意味はな
いのだが、留実の男を『力でねじふせている』という快感
を得るシチュエーションにはうってつけだった。

小島はサイズがきついのと、自分より年下で、しかもアニ
メ顔の留実に半ば力づくで犯されている自分に言葉では現
せない憤りを感じた。体格だって自分の半分ほどしかない
のかもしれない!小島は両手首をバタつかせながら、恥ず
かしさと情けなさがイッキに下半身に集まるのを感じた!

 「、、、だ、、だめええ、そんなされたらっ、、あっ、
、、ああっ、くぅ、、」

 小島は頭を左右に振り、懇願するような目つきで限界に
近いことを留実に知らせた。

 「、、、え〜っ??、、だめだよぅ、、まぁだだョ、、
ルミがもっと気持ち良くなってからだょ、、ね?」

 留実は今自分がしている動物的なあらあらしさとは対称
的な、甘たるい口調で言うと同時に今度は、自分の唇を小
島の唇に強引に押し付けた!

 「、、、ルミとキスしたいやつ、いっぱい居んだかんね
っ、、」

 小島の顔の半分ほどしかないソノ童顔には、薄く小さな
ピンクのつぼみがつき、自分の唇に触れるや否や、チョロ
チョロと猫のような舌先が小島の口内を犯し始めた。
 小島の手首から手を離し、今度は小島の頭部全体をふっ
くらした腕で包みこむ留実。
 左右に首を振ってキス攻撃から逃れたい小島だったが、
激しく振ろうとすれば、その真綿のような腕に力が入るの
が分かった。おとなしくしている分には、ただ、頭部を優
しく包みこんでいる。
 と、急に留実の腰使いが荒くなった。

 「ゴメンネ、小島センパ〜イ!、、ルミもっともっと楽
しみたかったんだけどぅ、な〜んか後つかえちゃってるみ
たいだかんさぁ、、、、このヘンで終わらせたげるっ!」

 そう言うと留実は小島の鼻先数センチまで顔を近付け、
これから果てるだろう男の顔色をうかがった。
 
 先程まで二人の行為を冷やかな顔で見て居た千秋は、小
島の頭部まで歩みより意地悪そうな顔付きで言った。

 「、、、、おいっ、小島!一分以内でイッてしまったら
分かってるだろーな!、、、これからダチ呼んで永遠にマ
ワしつづけて、しまいにはハラませるぞ!!、、、、、、
、こぉなったら、もう学校なんていれねーやね〜?、、、
、、はい、スタ〜ト〜!!!」
 
 後方から見ていた舞は「スタート」と言った時に千秋が
留実にアイコンタクトを送ったのを見逃さなかった、、、
 
 留実は先ほどの姿勢のまま、透き通るような大きな目で
小島の耳もとでささやいた、、、

「だいじょうぶ、、、だいじょうぶだからネ!」

その言葉通りゆっくりと腰を動かす留実。
これならいける!!!小島は以前自分の頭部を優しく包み
こむ留実の腕に愛情すら感じた!
 この留実という子だって所詮千秋が恐くて逆らえないの
であろう、、、、どう考えたってあの(ルックスはいいが)
不良少女とは釣り合いがとれない。
 
 「、、、は〜い、あと30秒!!、、おぅー、頑張ってる
ねぇ、小島っ!!」

 時折、笑みでこちらの顔を見つめる留実は、笑顔だと余
計アニメに出てくるキャラに似ている、、、、

 と、突然留実の腕に力が加わった。それと同時に腰の動
きも激しくなる!
 今まで小康状態だったイチモツが生気を取り戻したかの
ように硬く張りつめる!

 「、、、な、なんでだよぉ、、、チョ、まって、、、、
、話し違うじゃねーかよぉぉ、、、くぅ、、ぅはっん」

 「、、、、ンッ!、、、クんふ!、、イイねぇ、、その
裏切られた時の顔っ!、、、ルミ、ゾクゾクしてきちゃっ
た!、、、、クィんふぅ、、はぁアン、、クフぃ」

 次第に腰のグラインドを加速させる留実。

 「、、、や、やめてぃ、、カハァ、くふぅ」

 小島の顔は留実の両腕に巻かれ、凄まじいまでの左右上
下の腰使いに下に敷かれているマットもズリッ、ズリッと
床を擦れている。
 
 「、、、うくぅア〜、、も、もぅダメィ、、、あっ、あ
っ、あっ、、、、、、、、、!!!」

 その後、小島は声を出すことはなかった。
 口からは泡を吐き、遠くを見るようなくぐこもった目付
きで、一定間隔でビクゥ、ビクゥと留実の体ごとマットを
揺らしていた、、、、、

 「、、、、、あ〜っ、おしい、58秒!!、、、、、、、
、、あと少しだったなぁ、小島!、、、つーか、タイムな
んて始めから計ってなかったケドねっ!、、、、、、、、
、あっ?いけねっ!こっちの大事なネーさん忘れてた!、
、、どうよ!?、、シタくなってきたでしょ?、、それと
もクスリ足んなかったかなぁ、、、まあ、いいや!、、、
、さぁさぁ次はアンタの番だよっ!」

 充分に足りている、、、、、舞はうつろな頭でやっと思
った。
 実際、留実が小島を犯してるのを見て、さっき掃いてき
た新しいパンティはグチュグチュになっているのだから、
、、、、
 尚も痙攣をつづける小島からスッと離れた留実が口を開
いた。

 「、、、ってゆーか、コイツもうイッパイイッパイみた
いですぅ〜!、、、ほ〜んとガタイだけジャンってカンジ
ィ!」 

 「だからコレ飲ませるのよっ」

 千秋は当然のような顔で言った。

  「、、、、そっかぁ〜、さっすが千秋センパイ、あった
まいいっ!」 


 あとちょこっとだけつづく


  Part 4に戻る    Part 6にすすむ    投稿の目次へ    

fc