私は21歳以上です。



  新体操倶楽部 part 6

                        作:テンちゃん
                                 
 後輩が水飲み場からコップに溢れるほど水を入れ、小走
りに用具室に戻ってきた。
 ソレを手にした千秋は、いまだ放心状態の小島の頭をか
かえ、先ほど舞に飲ませた粉末を強引に彼の口に流しこん
だ。

 「、、、、、ゴ、ゴゥほぅ、、ごほっ、がぁほっ!!」

 顔を水浸しにされた小島は、激しく咳こむと同時に意識
が一瞬にしてハッキリするのを覚えた。

 「OK!!、、これでものの3分もすれば、またビンビ
ンになんじゃん!、、、、、なんてったってネットで手に
入れた極上モンだかんねっ!!ニホンじゃ売ってないしぃ
、、、、でもコレって女用なんだよね〜!、まっイっか!
前から男にもキクかどーか試したかったんだ!」

 周りの後輩達にまるで「宿題忘れてきちゃった」みたい
な淡々とした口調で説明する千秋。

 舞は後輩に押さえられ火照ってくる自分の体を制しなが
ら、コレはモノホンだと思った。
  
 千秋はいつからこんな風になってしまったのだろう、、
、、少なくても一緒に過ごした日々は千秋の言う『友達の
フリ』には感じなかった。それともただ単に、自分が気づ
いていなかったのだろうか?
 こうして千秋を見ていても、言葉使いが荒っぽい点を除
けば普段と変わらない感じがする。
 ただ、あの時、頬を平手打ちされた時の表情は今まで見
たことのないものスゴイ顔つきだった、、、、私のドコが
いけなかったのだろう、、、
 と、突然、いや、さっきから続いているのだが、アソコ
が腫れモノでも触った様に疼き始めた。ソレは秒針が刻ま
れるごとに加速度的に舞をむしばんでいく。
 
 とにかく何でもいいから入れたい!野菜でも、その辺で
売ってる安物のローターでもなんでもイイ!!舞はあまり
の快感に内股で身をよじった。

 あまりオナニーなどしたことのない舞にとって、これほ
ど何かを『挿入』したくなる感覚は初めてだった。

 「、、、もうチョット左っ、、、ハンッ!、、違うって
左だって!!、、、、そうソコソコッ!、、、くぅぅ、、
、、んはぁ、、んっ!」

 舞は身悶えながらも声の方に目をやると、千秋は四つ
んばいになり、後ろにいる小島と彼を支えている後輩二人
に指示をしている。
 その中の一人は留実だった。

 「もぅ〜〜!、、、コイツおも〜〜!いったい何キロあ
んの?、、、ホラッ、しっかりひざまずくんダヨッ!!、
、、、、せんぱ〜い、入りましたぁ?」

 見ると小島はクスリのせいか、ほとんど自分で立つこと
が出来ずにモウロウとした姿勢で立たされている。
 千秋の形のイイお尻に邪魔され良く見えないが、黒く大
きいイチモツがピーンと立っているのが見てとれる。
 、、、、、あぁ、、、入れたい!、、、、、

 理性が薄らぐなか舞は、うらめしそうにソレを見
つめた、、、

 「すっごっい〜〜!、、、やっぱ男にも効きめあるんだ
!!、、、でも、なんであんなフラフラしてるワケ?、、
、、、やっぱアレかな?、、男と女じゃホルモン違うから
かなあ??、、、でも、前よか大きくなってる気しない?


 舞を押さえている数人の後輩達が、興味深々といった具
合に話し合っている。

 どこから持ってきたのか留実は、とび箱の『踏切の板』
を縦にし、後ろから小島のひざまずいた足の間に据え置い
た、、、、、、

 ソレは競技用の物で分厚く、ちょうど彼のひざまずいた
スネの長さと符合していた、、、要はビッタリなのである


 小島はフラつく頭の中、『ヌプゥッ』とした肉壁の感触
だけ局部に感じ、なぜにこんなにも自分のムスコがギンギ
ンになってるのか苦悩した。何かを飲まされたのは覚えて
いる、、、、
 壁際にひざまずかされ、背中には板のような物があるの
も分かる、、、そして前方には四つんばいになり、自分の
サオを秘部にくわえ込んでる『女』がいる、、、、、

 考えてる間に小島はハッとした!!、、、、この今、ム
スコが感じているのは間違いなく千秋のモノだ!!
 留実のとは明らかに違う感触、、、何かこう、、、肉の
ヒダ、『締つけ』の微妙なタッチが違うのだ!
 正直、小島は千秋のモノは恐ろしく感じていた。、、、
、、、そう!、、<優しさ>がまるでないのだ!
 留実にヤられてる時は少なからず『遊び』があった、、
、、、『男をレイプしてみよう』という『遊び』の感覚が
伝わってきた、、、うまく伝えられないが千秋のSEXスタ
イル、秘部には『復讐』とか『攻撃』みたいなものを感じ
る、、、
 うっすらしている意識の中で、彼の本能はそう答えた。

 「、、、ギィ、、ギィ、、、ギィ〜、ギィ」

 強く押し付けられる千秋のヒップに答えるように、彼の
後ろにある踏切板はきしみ、彼女が加えた力ぶんだけ反動
で突き返す。

 「、、、んっはっ、、んっはン、、、!?、、ま、まだ
イッたらダメよっ!!、、、イッたら、、おしお、、、、
、、んぅハッ、、、、、、、ッアふぅ、、と、届くぅ〜〜
〜!!」

 「、、ギシィ、、ギシィ、、ギシィ、、、ギシィ」

 心なしか千秋の動きは大きく、深いものになった。
そして、その動きはより早く、リズミカルになる。

 小島の上体は行き場を失い、踏切板と彼女のやわらかい
ヒップの間を行き来していた。
 なんとか離そうとお尻に両手を当てがうが、力が入らず
ただ揉んでる様でしかなく、逆に彼女の性感は増す。
 数回ダダッ子の様にお尻を叩く動作をしてみるが、これ
も力が入らず効果がない、、、

 うつろな彼の目に、自分の半分ほどしかないクビれた腰
と大きく熟したピーチの様なヒップが映る。 
 辺りにはバフンッ、バフンッと肉と肉がぶつかりあう音
、踏切板が鳴らす悲鳴、そして両者の不規則なアエギ声が
響いていた、、、、

 「、、、あっ、、ち、ちょとっ!、、、っハ、、ッくう
、、、、ま、やば!!、、ぃ、、まっ、、くフゥ、まっ、
、、て、イきっ!!!」
 
  薬のせいか、快感のせいか言葉にならぬ言葉で彼は、
尚も前後運動を加速し乱舞する千秋に、、、、、、ピタッ
!???

 唐突に千秋の動きが止まった!?、、、、、、、、、、

 何を言うでもなく今度は尻全体を強い力で押し付ける千
秋。いまや、踏切板に挟まれている小島の腰は完全に逃げ
場をなくし、<圧迫>されていた。おまけに角度が尋常では
ない。
 新体操をしてることもあってか、体全体の筋肉は引き締
まっていた。いくら薬が効いてるとはいっても男一人を支
えるには、それなりの筋力が必要だろう。

 「、、、、!?っん〜フぅ、、、、今、いっしゅんイキそ
うになったでしょ!?、、っンん?、、、そろそろおしお
きタイムねっ!!!、、、舞っ!よぉ〜く見てるのよっ!
!、、、女の恐さオシエたげるっ!!」

 この言葉を聞き舞は千秋の過去の出来事を思いだしてい
た、、、
 あっ!!!!、、、そうか!、、、それで、、、、、


 千秋はヒップをツンと上げ、グイッと押し付けたまま『
8の字』を描く様にゆっくりと腰を動かした、、、、

 留実はその光景を真横で見ていたが、千秋の肉体が描く
曲線美は、よく美術室に有るソレだと思った。
 スラッと伸びた腕。多少突きでた健康骨と肩にはほどよ
く筋肉がつき、特に背中から腰部までは見事な弧を描いて
いる。その先にはキレイな肉付きのイイお尻がふくよかに
ある。
 何か妖艶な香りがする人魚、あるいは非常に高価な血統
のメス猫を連想させた、、、
 
 「、、、!?!!ッ、い、いたっ、!イぎぎっ〜!!
、、っかっ!!、お、ぉれるッ!!、、くィ〜〜イッ」 

 今、いきり立った小島のモノは付け根部分から極限まで
下方、上方、右方、左方に折れ曲がってることになる。
 その動きに合わせ腰も動かしたいのだが、ガタつく自分
の腰と千秋の想像以上のチカラで支点はビクともしない。
 千秋の腰に両手を当てがい、いくらかでも『動き』を止
めようとする彼。
 ソレが彼女を刺激したのか、より小刻みにウネる腰つき
になる。
 子宮の中でグルグルともて遊ばれ、小島はあまりの苦痛
に彼女の背中にうなだれた。それでも一向に動きを止めな
い千秋。
 頬づたいにブラジャーの紐を感じながら明らかにソコは
静止してるのに気づく彼。
 つまり動めいているのは彼女の下半身だけだということ
なのだ。

 後方に首をかしげ、小島の悶絶する顔を見るなりトロケ
ルような恍惚の顔つきに変わる彼女。
 千秋の下半身は別の生き物の様にウネウネウネウネとう
ごめいていた。
 それとは対象的に腕はピンと伸ばし、滑り止め用の粉を
つけた両手に力を入れ、彼の<逃げ場>を塞いでいる。
 背中に覆いかぶさり泣きそうな顔で懇願する彼に千秋の
サディスティック心はくすぐられ、体全体がゾクッゾクッ
と波打つ。
 体全体は以前に増して桃色になり紅潮した、、、

 「、、、、ホラッ!ホラッ!、ほらぁ〜!、、、ビッと
しなさい!空手部だったんでしょ!?、、、まだまだこれ
からよぉ!!?、、」

 「、、やっ!!??、、、っはう!ヤめてぃ、、うごか
さ、、ダ、ダメぃぃ!!っつう!!、、ごっ、、ヵさなぃ
、、、でっ!!」

 「、、、、ルミィ!!、、、見てるッ?、、これがホン
トの『犯してる』ってことなのッ!!、、ワカるッ? 、
ねぇ!わかルゥ??、、んハゥ、、、縛っちゃダメなのよ
!、、シバっちゃぁ!、、、、、、、ホラっ、ほらぁ、、
、どぉしたのぉ〜?、、逃げれないのぉ!??、、ンっ?
、なんとか言ったらどうなのぉ!!、、、、、ホラッ!ホ
ラッ、ほラァ、、ほらぁ、、、」

 興奮でうわずった声を出す千秋。

 もはや小島の上体はくの字に折れ、時折黒光りする体が
痙攣している。
 彼は最後の力を振り絞り彼女の両腕を掴んだが、やはり
力が入らない。添えてるだけである。
 はたから見る限り、これは紛れもない拷問である。
性器を使い、快楽と同時に苦痛も与える。

 「、、、?、ナ〜ニ?、ど〜したのぉ?、ヤめてほしい
の??、、、そうじゃないでしょ!!、、、もっとナンで
しょ!!、、」

 中世、ヨーロッパなどでも貴婦人の間で似たような行為
があったと聞くが、さしずめ「美しき死刑台」と呼ぶべき
だろうか?

 千秋は自分の背中にとっぷした彼をもう一度見やると、
168センチの体にどれほどのパワーがあるのだろうか、
頬にはカワイイえくぼを作り、今までにない腰つきで彼の
体ごとソノ回転を更にあげていった。

 「、、っっッッ!!!!、、ぐッふぅ、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、        」

 そう言うと小島は薬のせいで感度が増したのか、ダラリ
と伸ばした腕をビククンッ、ビククンッ、とタコの足の様
に痙攣させ、舌をダラリと出し彼女の背中に白い泡をふい
た。目は完全に白目になっている。
 
 遠くなる意識の中、自分より数度は高い彼女の体温を全
身に感じることができた、、、、、

 彼の痙攣を背中ごしに感じた千秋は、ウットリした顔で
しばしソノ余韻に浸ると、勝ち誇った様な微笑を浮かべゆ
ったりと口を開いた。

 「、、、、あれ〜?、もう降参!??、、、んっ??、
、、失神しちゃったの??、、、、、腹上死ってのは良く
聞くケドねっ!、、背中ジャン!!!オトコがきいてアキ
レるわッ!、、まっ、ガンバッタわね!、、、ご褒美よっ
、、、んふンッ!!!!」

 「、、、、、、、、『ペチッ』、、!?」

 部屋全体にイヤな音がこだました。

 「、、、、、キュィ、、、、」

 小島はため息のような吐息をもらす。
 踏まれたネズミのような声だ。 
 
 固唾を飲む後輩部員達。
 このころには留実の表情、他の部員にも笑顔がなかった
、、

 「、、、こいつのアソコ折ってやったわ!」

 辺りには静けさが響く、、、

 「、、、マジですか?、、先輩?、、」

 誰かが蚊の鳴く様な声で千秋に問う。

 「、、、、マジよっ!!、、オオマジッ!、、、、、、
、、マイッ!、、残念だったねぇ〜〜!?、、アンタもシ
タかったんでしょ??、、そうはいくかって〜の!」

 誰がこんな結幕を予想してただろうか?


 、、、その様子を部屋の片隅で見ていた弥生は、みんな
とは逆の方にクルッと振り向き、『この小説を読んでる読
者』に言った、、、

 「、、、『小説』は『事実』より奇なり、、ってネ!!
、、、、じゃあネ!!」

                 END

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