私は21歳以上です。



      魅惑のパソゲー 
 その2
                        作:テンちゃん  
     
 『ガンダム世代』の健児には、今ここで起こっているこ
とが嘘に思えてならなかった。
 そのまま等身大の『フィギュア』にしてもイケる彼女が
自分の上に乗っている。
 
 「ね、、ね?、、ケンジィ!、、ジュンナのココどーな
ってる?、、、ダメ!、、見て!」

 『セーラーなんとか』のようなキワドイ制服を着た純菜
がポッと頬を朱色に染めて尋ねてくる。
 見るとクスミひとつない、サーモン色のツボミからネッ
トリとした黄金色の愛液が糸をひいていた。
 いつか遊びで見た『同人誌』の光景が、平面ではない完
全な奥行きをもった形で健児の網膜に焼きつく。

 「う、、、うわわっああ!!、、、い、いれない」

 『で』という声と同時に、ソノ小さなツボミにゆっくり
と喰わえられる健児のサオ。
 純菜は細い人差し指をチュゥと自分のクチに運び、一度
短く可憐なアエギ声をあげる。
 
 「くぅンはぁ、、、、、あぁ、、イイ、、かも」

 「う、うあっああ!、だ、だめ!ア、ッン、、くぅ!」

 大きく形の良かった『ヒトミ』もアニメ御用達のトロ〜
リと溶けそうな流線形に変わる。
 
 見ると、、、なにか、、、なにか様子が変だ。いつも見
慣れている『自分のムスコ』に違和感を感じる。
 よくよく見ると、、、、なんと!!

 なんと自分のムスコが『アニメ調』になっているではな
いか!!
 と、言うかモゾモゾと顔のあたりもかゆい。

 「あははははは!、、、よ〜く見てみなぁケンジ君」

 美咲がいつのまに変身したのか、ムネにハート型の穴の
開いた『宇宙スーツ』のようなピッチリとしたものに身を
包み<手鏡み>を健児に見せる。
 自分の顔を見た健児は気を失いそうになった、、、、、
ソコには『アニメ風』にした自分の顔があったのだから!

 「やっぱりコッチの方がカッコイイじゃない?」

 と、言う沙菜の声が聞こえた直後、純菜がクイイッ、ク
イッ!と腰を使ってきた。
 目に入ってきたのは彼女の『へそ』だったが、ただの線
のようにも見える。
 
 「ほら、、ジュンナの中にいっぱい出していいのよ、、
レナの、、ぁソ、、コも、、、あつくなってきちゃった、
み、、、たい」

 レナは『リカちゃん人形』のような脚で彼の頭をまたい
で、スゥ〜と腰を落としてくる。
 純菜のソレとは微妙に違う、ショッキングピンクのよう
なアニメ色。そこからはロイヤルゼリーを思わせる真珠色
の愛液がかなりの粘度をもって健児の顔にしたたった。

 「うぷ。。。ふ゜。。ププぅ!、、、゜゜っぐ!!」

 アニメキャラから犯されてる、ということが健児の射精
を猛烈に促す。

 「あ、、ん!、、じゅ、んな、、、イッちゃうよぉ!」
 
 声優の出す甘美な声とともに彼の限界が近づく。

 ぴっくゅううううう!、、ぴっしゅうう!、、ぴゅう!

 「う゜゜゜っぐゥ、、、ププっ。。。!!!っ」
 
 レナの熱く燃える部分で無様な声をあげる健児。
 
 「ねぇ〜?、、アタシこんな格好ヤダよぉ、、宇宙スー
ツなんて!、、、ね?聞いてるぅ?、、、お二人さん!!
次はミサキの番だからねぇ!、、」

 「んっアァ!、、ケンジぃ、、も、もう?、はやいよぉ
、、この続きは『向こう』でヤる?、、」

 指をくわえたまま腰の動きを大きくする純菜に沙菜が言
う。

 「いいかもね、、、ほら、今度『逆レイプ』のゲーム作
るって言ってたじゃない?、、、だから」

 その先の言葉は彼には聞こえなかった、、、、、  

 ここはチマタでは有名な精神病院。近所に住む健児の姉
が駆けつけていた。医師が重い口を開く。

 「、、ん〜、、しかし、、得に、、最近おたくの弟さん
のような患者さん増えてきてましてね、、、、、いや、先
日も『缶詰』から女の子が出てくるとかで入院した方いら
っしゃるんですよ、、、被害妄想と言いますか、、、まぁ
、、世の中便利になりすぎたせいもあるんでしょうかねぇ
、、来週からでも早速セラピーのほう、、、」

 泣き崩れる健児の姉を看護婦が連れていく。
 しかし、、、ソレを見送った医師は一人、首をかしげて
思った。

 <いったい一人でどうやって後ろ手に縛ったのだろう?>

 うつろな目。ときおり震える体。夜中になると出る発作
。奇声をあげ、そのたびに鎮静剤を打たれる腕は紫に変わ
っている。

 「沙菜ちゃんでしょ、、、美咲ちゃんにぃ、、ヒヒヒ、
、、それに純菜ちゃん、、、あとぉ、あとぉ、、、シオリ
ちゃん、ミズキちゃ〜んだぁ、、、クヘヘヘヘ、、、、、
恵ちゃんからは嫌われちゃったかなぁぁ??、プププゥ」

 健児が社会復帰することはこの先ないだろう、、、、、

                    おわり

 『缶詰』からお読み頂けければ、より一層おもしろいで
す。   作者


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