私は21歳以上です。



    私立姫ノ美学園 

                        作:テンちゃん  
    その3

  ガラガラとドアが引かれたと思うとハチの子を散らした
ように『山』から各自の机に向かう女子生徒。
 またなの、、、、教師、杉里エレナは初めそう思った。

 「はい、、みなさんおはようございます、、、??、、
アラアラ、、またイジメられちゃったの?、、フフフ」

 だがさして驚いた表情を見せずにツカツカとまだイスに
縛られて情けない格好でいる彼に歩いてくる。
 彼女はアメリカ人を母に持ち、その語学も手伝い英語を
の教師も兼ねこのクラスの担任をつとめている。
 
 欧米の発想らしくイジメられてる者に対し養護せず、向
かって行け!というのが父の教えでもあり彼女の教育思想
のひとつでもあった。
 実のところ、この子の理事(叔母)からこういった教育方
針を反対され、教師間からヒドイ疎外感を受けたこともあ
ってか、エレナのやり場のない気持ちは必然的に彼に向か
うことが多かった。

 「アラぁ、、青くさいの出したのねぇ、、教室入ってき
たらスグわかったワヨ、、、猿ぐつわまでされて、、、」

 そう言うとエレナは彼のクチもとに固く結ばれていたオ
レンジ色のリボンをほどいてやった。
 が、イスに縛られたストッキングはそのままにしリボン
をつまんだまま小さなクチを動かす。

 「これ、、アナタのでしょ?、、ちゃんと洗濯してきな
さい、、」

 制服が全員違うのに、その子の持つ感性や性格をすべて
把握したような感のあるエレナ。
 音菜はハイ、、と小さく答えると、この24歳の、なに
もかも見透かされているようなエレナの瞳と合わせること
ができない。その様子を固唾を飲んで見守る生徒。
  
 「アナタ達もまだまだね、、ちょうどイイわ、、いま保
健体育の時間だったわネ、、先生がオトコを味わう手本を
見せてあげます、、、ん?、、どうしたの?俊彦くん、、
、、そのお顔は、、、また理事長に言いつける?ん?、、
そんなことじゃいつまで経っても同じね、、、」

 エレナが教師として絶大な人気と一目置かれる理由はコ
コにあった。その日本人離れした容姿と決してチカラに屈
しない態度が『姫ノ美学園』全生徒の<女>としての憧れで
あり将来こうなりたいという強い願望でもあった。
 
 「みなさんイイ?、、セックスというのはお互いの声で
楽しむものなのよ、、、それを、、もったいない、、」

 そこまで言うとエレナは白の七分袖ブラウスをわずかに
たぐり、俊彦の背後にまわった。ブラウスの小さなボタン
は彼女のスイカのようなムネに破壊されるのを懸命に耐え
しのいでいる。
 耳もとを通すように一度自分の黄金色の髪をスクと、彼
の首スジに舌を触れる。
 
 
 「フゥウン、、この様子だと2回ほど出したあとみたい
ね、、、ほら、みなさんボゥ〜としてないで集まって、、
どう?、、俊彦クン、、後ろからサレるのって?、、」

 エレナの白い腕が肩からのびてきたと思うと、精液だら
けの棒を優しく包みこむ。その長く白い『指』自体成熟さ
れた大人の色気を漂わせ、なかばシオれかかった棒は意識
せずとも大きくなっていった。

 「い、いい加減にしてください!、、こんな学校ってあ
りますかっ!、、こんなこと、、!!、、」

 言ってやった。僕はガツンと言ってやった。だが、何も
効果はなかったらしく、かえって周りの空気がモワモワと
した熱を帯びてくるのがわかった。
 先生の手淫をまるでマジックでも見るかのように、女の
子達の瞳がランランと光っている。

 「フフ、、そのワリには体がピクピク動いてるじゃない
の、、こうやって女の子達にヤられたんでしょう、、、、
ホラ、先生の手のナカで大きくなって、プリティね、」
 
 にしても、、、俊彦は思う。実はエレナ先生から『犯さ
れる』のは初めてではない。
 一回目はクルマの中。しかも登校初日。どうやら僕の叔
母が理事をしてるとはわからなかったらしい。送ってあげ
るワ、、と言われ車に乗ったら、、、、、女の人でもガマ
ンできない時もあるんだなぁと思った。
 アメ車のようなヴァンだったので中は広々としていた。
突然ウットリした目になって、、、それから、、キスされ
て、、、それから、、上に乗られ何回だかヤラれた。あの
時の先生の声を今でも覚えてる。

 二回目はハッキリ覚えてる。つい1ヶ月前。この前の事
を理事に言わないという<口止め>なんだろう。ミッチリ先
生の部屋で搾られた。帰る時ぜんぜん腰が立たなかったん
だ。先生の部屋のセミダブルベッドのパイプにはいつも2
本の紐がぶらさがってる。オトコを縛るため。
 今日はナカに出してイイのよ、、とか、理事長に言った
らまたスルわよ、、とか僕を犯しながら言ってた。イッて
もイッても抜いてくれず当然5回とも全部ナカ出し。
 でもあの日わかった事が3つある。

 先生はみんなが思ってるほど強くはないということ。も
う1つは、、金髪だとアソコの毛まで金色なんだというこ
と。そして、、、、やっぱり日本人、増してこの学園の生
徒よりも激しく情熱的なこと。そういえばあの日初めて気
を失ったっけ。
 
 背中に大きなムネが押し付けられる感触で僕は我にかえ
った、、、、、、

                    つづく


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