私は21歳以上です。



    私立姫ノ美学園 

                        作:テンちゃん  
    その14

 <心的外傷後ストレス障害>、、、通称PTSD、、
通常、人間があらゆる危機に対応するため、過去に起きた
体験、事象を一度脳内に保存し、緊急時の避難策として駆
り出されるのだが、度を越えた惨劇、事故に遭遇した場合
、以前の記憶がトラウマとなって睡眠障害、食欲減退、フ
ラッシュバックなど様々な症状を引き起こす。

 今の俊彦がまさにソレだった。食うものも食わず『引き
篭り』を始めて3日が経った。クラスメートの電話に何度
も母が呼び出すが応答はなく、多少ヤツれたホホの上には
ギラギラした目があり深いクマが刻まれていた。

 「俊彦ちゃ〜ん、先生がお見えになったザマスわよぉ」

 三角のメガネをかけた俊彦ママが階段の下から呼んだと
同時にドアが強引に開けられた!、、、、、エレナと沙緒
里だった。
 沙緒里がドアの鍵を<内側>から掛けると同時に腰に手を
あてたエレナが勢いよく前に歩いてくる。

 「ね、、、どうしたっていうの?、、みんな心配してる
わよ、、学校に出てきなさい、、、」

 アメリカ式なため日本の教育論は通用しない。言ったこ
とは戦争だろうがなんだろうが実行するし、ゴーマイウェ
イの血はエレナにも脈々と流れ、常に前進あるのみだ。

 彼はオリに入れられた猿のように反射的に部屋の隅に逃
げ込み、肉のカーテンか。ボクシングでいう『ピーカブー
スタイル』のまま体育座りで震え、歯をガチガチ鳴らす。

 「イ、イヤだ、、もう先生も、みんなもキライだぁ!」

 保健室に行った日以来、連日の度重なる複数の『逆レイ
プ』により彼の心はスッポリ穴が開いたようになり、B組
や他クラス、はては『2年生』も混ざり一本の<棒>はこと
ごとくナジられ虐げられ続けた。

 「いい?、、アナタの理由を聞く気はナイわ、、今まで
の先生みたいに甘くないのョ、、、OK、、みっつ数える
ワ、、それまでに答を出しなさい、、、ワン、、ツー、、
スリー、、、なるほど、、ノーアンサーってことね、、、
しょうがナイわ、、オシオキよ、ノーノー、、もうダメ」

 大量破壊兵器の査察完了。校内の教師で数名『国連』の
ように、まぁまぁ、、そう荒立てずに、、、、と言う輩も
いたがエレナは相手にしなかった。
 いまさら、ハィ登校します、と言ったところでアチコチ
に展開された『軍』を引っ込められないように、エレナの
アソコは次第に熱くジュクジュクしてくる。

 沙緒里という『連合軍』もあってか3分後、キャシャな
彼は自分のシングルベッドに両手だけ固定される。
 あれほどのライバル関係だった2人はナニが理由で結託
したのか、その息は妙に合っていた。

 「手だけ縛れば大丈夫よネ、、エレナ先生、、、、」

 「そうね、、そっちの方が楽しめそう、、、沙緒里先生
ワタシ、、アナタのこと誤解してたワ、、ホントにゴメ」

 「ナニ言ってるんですかぁ、、やめてください、、、、
私、、どっかでエレナ先生に憧れてたのかも、、、」

 勝手に入ってきた人の部屋で、さらに意気投合する2人
をおののく顔で見つめる俊彦。
 二人がゆっくり服を脱ぐと、沙緒里はクスッと笑い彼の
顔面に腰をおとす。くぐもった声に続き、今度は担任エレ
ナが彼の肉棒をむき出しにした。

 「や、、、ヤメてっ!!、、、んぐッ、、ふ!。ぷ」

 簡単に大きくなったモノを手に取ると、エレナは素早く
自分の濡れた貝に導いた。

 「グッドよ、、ベリッ、グ!、、ナイス、ボーイ、、」

 金髪を揺らしながら感度が高まったのか、彼女のクチか
らは細い甘美なシズクが糸をひく。
 2人の重さで大きくタワむベッドからは、何かCDのよ
うなものがバラバラと床に落ちる。
 階下にも聞こえたのか、俊彦ママは部屋のドア越しにノ
ックしてきた!

 「どうしたんザマスの?、、、先生方、、、?、、」

 「ンァ、、大丈夫ですよお母さん、、説得してるトコで
すから、、、ン、、ンァァ、、」

 沙緒里が顔面騎乗したまま、彼のクチを小さい手で覆い
震える声で応対すると、頭の上に?マークを付けながらも
下に降りていく俊彦ママ。

 地面に擦りつけるようなエレナのダイナミックな腰使い
に彼の体ごと前後に揺れる。
 沙緒里は『すき間』ができないよう<枕>を彼の後頭部に
当てがうと、ムッチリした動きで締まったウエストをくね
らせた。

 「クルしぃ?、、わたしのアソコで、、ぜんぜん息でき
ないのね、、、ホラァ、、下のマクラもわたしので、、、
グショグショよ、、、ほらほらぁ、、」

 枕の高さぶん、余計な空間は無くなり自分の濡れた肉貝
で彼の顔全体を擦りつけるように腰を使う沙緒里。
 エレナは自分の『気持ちイイ所』を探すように大きく腰
をうならせ、バタつく足首を抑える。

 「グッド!、、イイわぁ、担任の私に犯されるってどん
な気分なの?、、ん?、、アンサーは?、、先生もっとコ
シ使ってイイかしら?、、、んっァアン」

 自由な足をバタつかせる彼だったが、エレナの体重のか
かった手が『手錠』のように動きを封じ、カクカクと腰の
動きを加速させていく姿は、沙緒里のネットリとした腰使
いとは対称的だった。
 、、、、だ、だめ!、でる!、、、クァ!、ぅ、、、

 俊彦はエレナの中に勢いよく射精するが、ソレを鼓舞す
るように彼女は彼の横っ腹を手で張った。パンッ!パン!
 
 「ノォ〜!、、そんなモンじゃないでしょ!、、ホラ!
もっと出しなさいっ!、、もっとッ!!」

 イッてる最中、ホントの『騎手』のように俊彦の体を手
の平でブッてるエレナの中には、さらに大量の精液が噴出
された。

 「ハァハア、、ン、、、なに?、、もう気絶しちゃった
の?、、ダメよ、、沙緒里先生がマダでしょ?、、そうそ
う、、沙緒里さん、、興奮剤もってきてます?」

 ダ、ダメだ、、、、明日から、、学校行こう、、、そう
彼が思った矢先、何かチクッ!としたモノを打たれた俊彦
だったが、2人が交代したのは、、彼にはもう、、、わか
らなかった、、、、、


 翌日、、、

 教室のドアを開けた僕の顔を見るや、いきなり音菜がダ
ーリン!とマンガみたいに飛びついてきた。
 絡まった腕には彼女の胸のふくらみが伝わってくる。

 「トシヒコぉ!、、帰ってきたんだぁ!、よかったぁ」
  
 前方、今度は留菜が呆然と立った僕の、もう片方の腕に
寄りつく。

 「なにょ、、オトナ、、留菜に会いに来たんでしょ?、
、、、ケシゴムいっぱい買っといたから、、、ネ、、」

 「ちょっと、、またブたれたいワケ?、、留菜、、みん
な違うのょ、、どいてどいて、、私の手料理たべたいんだ
よねぇ、、、イヤなんて言わせないわヨ!」

 優美の言葉には毒気があったものの張り詰めた感じでは
なく、この数日で『仲直り』が完了しているようなムード
だった。
 怪しげな笑みを浮かべた優美が後方の席から立つと、ゆ
っくりコチラに向かってきた。
 フクれっ面の音菜と留菜は僕の腕を離そうとせず、雪代
や香織も無言のまま自分の席でクスクス笑っていた。
 
 「イイからさぁ、、、、3人でヤっちゃえば?、、」

 遠くから、、夏美の悪魔のような声が聞こえてきた、、

              第一部     完

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