私は21歳以上です。



    私立姫ノ美学園 

                        作:テンちゃん  
    その12

 昨日のことがあってか通学する足取りが重い。留菜に犯
されたことではナイ。もう一つの方。
 思ってたとおりだ。僕の席を挟むように留菜と雪代はお
互い『無視』しあっている。<意識>した無視ほど当人達に
とってツラいことはない。

 「オハヨっ、、としひこ」「おはよ、、、利彦、、」

 待ってたんだろう。ほぼ同時に2人とも満面の笑みで僕
に言う。普段、笑顔を見せない雪代がなんとなく哀れに思
った。でも、その後がまるで続かない。ガヤガヤと騒がし
い教室内でソコだけ浮いたようになる。留菜はなにも言わ
なかったが夏美や優美達だったらこう言うだろう。

 (きのう、、、サイコーだったよネ!、、俊彦!)

 つまり、相手に『追い打ち』をかけるハズだ。でも、留
名にその気はナイらしい。爪のあたりをコチョコチョとい
じりながら雪代をチラッと見ては、また爪を合わせている
。どっちかというと仲直りしたがってるようにも見える。
 雪代はノートに訳のわからない動物らしきものを、相変
わらず持ち方のわるいシャーペンで書いている。
 あれだけ仲が良かった2人だけに『あいだ』にいる僕は
なんとも居心地が悪い。意識しあってるのは明白だった。

 途中、音菜や舞香がキャッ、キャと僕にナニか喋ってい
ったが耳に入ってこなかった。
 たいして話題もなかったが、当てずっぽうにどちらか1
人に話掛けると、もう1人がソバ耳を立ててるのがわかる
。僕は、、、なにも話さない方がよさそうだ、、、、

 はぁ、、、どうしたもんかナ、、、朝のホームルームが
始まるまでのこの空白の時間。女の子達の様子を見てると
機嫌や調子がだいたい分かる。
 
 夏美は女子校をイイことにスカートをパタパタとさせ数
人の『部下』共と暑さをしのいでいる。音菜達はナニが楽
しいのか狭い教室で追いかけっこをしていた。後方、優美
達はB組の子達も混じっているのか、いつになく規模が大
きい。グデンとホウ杖をつき時折笑い声があがっていた。
 ココだけ、、、このグループだけ明らかに異質だった。

 朝のホームルームが終わりエレナ先生が教室を出て行っ
た直後<事件>は起こった。
 優美を先頭に茜や絵美子、B組の数人が隣の留菜を囲む
ようにした、、、、脅えた留菜の顔はクッキリと覚えてい
る、、、、暑い暑い、、朝だった。

 放課後、そのことがあってということでもなかったが、
僕、個人の相談事もあり保健の先生に会いに行った。
 というか、一度保健の先生を見ておきたかった。僕は編
入以来、保健室にやっかいになったことはない。これはこ
れでイイことだ。
 一階、一年のクラスがある廊下を進んで行くと、うずく
まるように泣いてる子がいた。きっとイジメられたんだろ
うなぁ、と思った。女子でもナミ外れてタチが悪いのがい
るものだ。
 その子の泣き顔を見てると、なんでなのかフッと朝方、
優美にビンタされた留菜の悲しげな顔が浮かんだ。
 
 「なに、、?、、留菜さぁ、、言いたいことがあんなら
ハッキリ言いなよ、、あたしがなんだって!?、ア?」

 朝だったためボゥ〜としていた僕はスグに事態を飲み込
めなかった。でも、優美のイカリに震えた顔を見てただ事
ではないと思った。
 その後だったと思う。ビターン!とホホを打つ音のあと
スグに教室が静寂に包まれた。ドスの効いた優美の声に入
り口あたりにタムろってた夏美達が瞬間、反応してたが介
入に来ることはなくドロリとした目で様子を見ていた。
 どうゆうわけか僕はその時、ビンタされた留菜でもなけ
れば怒った顔の優美でもない、クックックと冷笑する雪代
の、、、恐ろしい『オンナ』の顔を見ていた、、、

 「なぁ!、、少しカワイイ顔してるからって調子のって
んなよナァ、、、だれがビョーキ持ちだって!?、、あ?
そんなん持ってねーよ!!ふざけんなヨナ!、、雪代から
聞いたけどさあ!、、、テメェだって人のオトコ取ってん
じゃん!!、、なんとか言えよナ!」

 テメェ、という言葉がヒドくうわついたような、使い慣
れてない発音なのか、僕の頭に残った。

 「もうヤメなよぉ!、、そんな寄ってたかってさぁ、」

 ホホを抑えた留菜に尚も優美がタタミかけるようにして
たが、音菜が横から止めに入るとその『腹心』共にも緊迫
した空気が流れる。音菜は絶対自分から喧嘩なんて仕掛け
ない。
 数のうえではクラスの大半をしめる『音菜軍』が勝って
いたが、迫力では圧倒的に『優美軍』の方が上だった。
 音菜はこれ以上事態が深刻にならないよう、しかし感情
を込め優美に努めてゆっくり言った。

 「ね、、どうしたって?、、いきなりブツなんて、、、
留菜、、、おとなしいの知ってんじゃん、、」

 「音菜ぁ、、カンケイねぇだろ、、ひっこんでなよ、、
ナァ?、、こっちのハナシなの、、ひっこんでなって、」

 遠く夏美が席を立ったが音菜達に任せる気だろう。また
自分の席に座る。優美の口調が微かに温和になったと同時
に1時限目の教師が入ってきた、、、、、
 僕はクックク、、としたソノ『女』の笑いから、まだ目
を離せないでいた、、、、

『女の子ってねぇ、、、好きな人のためだったらなんでも
スルんだょ、、としひこ、、』
 同時に留菜が部室で言った言葉も思い出していた、、、
 
 今日は疲れた、、その後の教室はいやにギスギスしたも
のになり笑い声もなくなっていた、、留菜は結局早退し、
優美や音菜達もあえて近づこうとはしてないようだった。
机にとっ伏したまま泣いているのか、小さい肩が震えてい
る留菜に声をかけたい自分がいたが『犯された』手前、ど
うしても声をかけれなかった。
 その女の子が特に留菜に似ていたわけでもないのに、保
健室に向かう僕の頭には彼女の泣き顔が浮かんできた、、
 

 特にやることもない。健康診断や急病人でもあれば別だ
が、このクスリ臭い白い部屋で仕事に追われることなど年
に数回しかなく、教師間からも『用務員』的な目で見られ
いまひとつナジメない自分がいた。

 沙緒里は相談にやってきた男の子をイスに座らせると目
を輝かせる。女子ばかりがキャイキャイと『遊び』に来る
のと違い、その男の子の黒い瞳はいたって真面目だった。

 「ふぅ〜ん、、あの子達がねぇ、、美術室なのになんで
ベットなんてあるのかしらネ、、で、、まだ手は痛む?」

 名前は言わなかったが、同じクラスの女の子達にイタズ
ラされたらしい。沙緒里は誰がやったのか見当がついてい
たが伏せておいた。
 ナニかで縛られた跡がクッキリと残った手首を取るが、
男性とは呼べない柔らかい手は、女の子のモノと大差なく
力強さが感じられない。
 少し緊張した様子で座っている男の子を見てると、ドキ
ドキした得体の知れないものが彼女の中に渦巻いていく。

 「そしたら、、、そうね、、ソコのベットに横になって
、、、ん、、?、、服は脱いでちょうだいね、、」

 沙緒里は薬剤師の学校を出てスグこの学園に来た。自分
より一つ上というだけでツンとした態度のエレナという英
語教師にある種の反感を抱いていたが、アメリカ生まれの
アメリカ育ちということを聞いて、まぁそんなもんかナァ
とも思う。
 職員室で顔を合わせないだけマシよ、、とこの『個室』
で与えられた仕事を淡々とこなしていた。
 その明るく思いやりのある性格と歳が近いせいが女の子
達にもウケたのか、放課後などになるとこうして『性』の
相談に来る子達も少なからずいた。
 でも、、男の子って、、初めて、、おもしろそう、、

 「そしたらね、、手をまっすぐ伸ばしてみてくれる?」

 言われたままパンツ一枚の格好で、起立みたいに硬直し
たままベットで寝ている彼を見てると『笑い』が込みあげ
てくる。

 (夏美や茜に聞いたとおりね、、ホントになんでも言う
こと聞いて、、、ププゥ)

 「ナ、なにしてるんですか?、、先生、、え、なに?」

 「ん?、、あ、これね、、ナニで縛られたか分かるよう
によ、、そうしないと、、、犯人特定できないでしょ」

 「は、、はぁ、、ち、ちょっと、、イタイんですけど」

 フフ、、さっきまで真剣に話を聞いてあげてたから、、
すっかり信用しちゃって、、、でもタマには若い男の子と
でも遊ばないと、、ネ、、、クスクス、、、
 
 心でゾクゾクした笑いをこらえながら、疑いの目で見る
彼の白く細い手首を多少キツめに常備品の包帯で白いパイ
プにくくりつける。途中、いくらか可愛そうな気がしたが
、トクトクと波打つ心の叫びがソレを抑えこむ。同じよう
に足首にも、残された『アザ』に沿うようにしっかり固定
してやった。

 「こ、これって、、サオリ先生?、足首まで、イタッ」
   
 狼狽する男の子を横目で捕らえながら彼女はゆっくり長
めの白衣を脱いでいく。この季節、比較的ラフな格好が好
みだった沙緒里は、ピンクのタンクトップ一枚しか着てお
らず『弓道』で鍛えたシナヤカな曲線が浮き彫りになる。
 モゾモゾともがく男の子に、トーンを変え少し色気の含
んだ声でゆっくり語りはじめる沙緒里。
 
 「わたし、、初めて見たけど、、なかなかカワイイ顔し
てるのね、、、これじゃ、あの子達にイタズラされてもし
ょうがナイわねぇ、、、、特にC組はね、、責め好きな女
の子が揃ってるみたい、、、んふふ、、、自分がビョーキ
になってると思って相談に来る子もいたわョ、、フフ、、
でもね、、女の子だって男の子責めてみたい時ってアンの
よ、、、ね?、、わかる?」

 ツトツトと喋る自分の声が伝わるたびに、脅えに似た表
情に変わり激しくウロたえる彼。上に優しく乗っかっただ
けでウメキのような声をあげる。
 自分に文句を言うよりも結ばれた包帯をどうにかしたい
のだろう。慌てた様子で手首に目を走らせている。
 
 絶対逃げられない確信に近いものがあった沙緒里は、し
ばらくこのままにし、コーヒーの一杯でもやってから、諦
めの状態でいる彼をモテ遊んでもイイかなぁ、とも思った
が自分の奥がすでにヌラヌラと濡れている。

 「ね?、、こうやってシバられたの?、、クス、、、、
取れないねぇ、、どうする、、?、、カワイイちくび、」

 ペロンとナメた瞬間、意識がコチラに向いたのかビクク
ッと反応を示す。非常にゆったりと時間をかけ少しずつ少
しずつ狂わせていく自分と、一刻もはやく窮地から脱出し
ようと無駄な努力で腕にチカラが入った彼にまたヌラァと
秘部が湿っていく。

 自らの手で薄い胸板から下腹部にスゥ〜と這わせていく
と、若い血流が下へ下へ集中していくのが解り、やがてピ
ンと張った白いパンツの先にはシミの輪を広げる。

 「どうしたのかなぁ?、、このシミ、、、ひょっとして
ビョーキかも、、、クスクス、、ほら、、ここの先、、」

 「誰か、、来たら、、、マ、マズいで、、ンあ!!」

 今は放課後で奥まった場所がら、先生達が前の廊下を通
ることはまずない。悲鳴や叫び声でも出されるのではと一
応銀色の強化テープを用意していたが、この子自身このよ
うな『騒ぎ』を恐れているのだろう。なんとかこの危機を
自分の独力で打破しようとしてるのが分かる。
 それに、、、、念のためカギもかけておいた。
 
 「イイ子ね、、、そうやって自分の力でなんでもスル子
先生スキよ、、でも、、いいのよ、、助け呼んでも、、、
あたしもマズいことになっちゃうだろうけど、、、キミも
明日からイイ笑いモンになるだけ、、ホラ、、いいのよ」

 クソ、、、という彼の顔に安堵の息を漏らす。涙目で完
全に敗者の形相だ。でも、こういうタイプには釘を打って
おいた方がいいし、なんせこっちも気が楽になる。
 あまりに『鳴き声』が大きい時には、、、コレ使おう。
もう一度、かたわらにある強化テープに目を配る。
 
 「先生ねぇ、、コレでもコンテストに優勝した時あるの
よ、、ココの先生方もねぇ、、、いまいち、、、かナ、、
そうそう、、、エアロビのインストラクターもしたことあ
るの、、、チョットだけどね、、、」

 実際、体育教師やウダツの上がらない自分より少し年上
の先生に何度か誘われてた。みんなイイ家のお嬢さんぽい
この『顔』に惑わされて来るのだろう。確かに上流階級の
家柄だったけどタイプが違う。自分は『年下』が好きなん
だ。こうやってなんでも聞くペットみたいな子が、、、

 「さて、、そろそろホンキで味見させてもらうわょ、」

 首スジから耳裏まで舌全体を使い丁寧にナメてあげなが
ら『気づかれない』ように自らのパンティ、そして彼のパ
ンツも取っていく。
 ガキ臭さの残る唇に舌先をトガらせて入れてやると、必
死に舌で抵抗してくる。始めこそ力強かったが粘っこく包
んであげると次第に『進入』を許可される。
 
 「ン、、ン、、チュパ、、いい味ね、、先生の舌で窒息
しそうなぐらい、、、チュ、、、ンッ」

 よく考えたら先生でもなんでもないただの『保健士』な
のだが自分を『先生』呼ばわりすることで一層感度が高ま
る気がした。
 ン〜〜〜、ン〜〜〜と低いウメキ声と共に細く青っチョ
ロイ首を左右に動かし逃れようとする彼。
 『弓道』はある程度の筋力を要求される競技だ。特にミ
スコンなどに出場するプロポーションにもなってくると、
小量の筋肉が全体をスッキリと見せ、肉体をより美しく見
せる。

 「チュ、プぱ!、、動いちゃ、、、ダメでしょ、、、」

 ピンクのタンクトップから伸び、今年初めて行ったハワ
イの日焼けを少し残した健康的な腕で、彼の頭部を腕まく
らの要領でシッポリ包み込む。
 そのトタン、動かせなくなったのかフワフワした彼の髪
の毛が腕全体にくすぐったいような感触でザラめいた。
 
 片方の腕は無意識のうちに下方に伸び、クチュクチュと
した小刻みな動きをみせ、タラタラと彼の腹のあたりに熱
い液を垂らしていた。
 ノーブラのタンクトップから浮き出た2つのコリコリも
彼の胸に押し付けるとクン、と潰される。

 「プッんぁ、、ん、、ハァ、、ハァ、、キスだけでこん
なカンジるなんて、、、先生も久しぶりだから、、、イキ
そうになっちゃったワ、キミ、あの子達の言ってたとおり
、、サイコーね、、、、チュュ〜ゥパ!」

 やえもすればイキそうな蜜壷に差し入れた指の動きを、
ギリギリの所で懸命に押しとどめる。自分の舌で犯された
少年の口元はテラテラと輝き、苦しそうに荒い息をつく。
 彼は身じろぐことすら諦めたのか腕に抱擁されたまま小
さく震えている。、、アハ、、、かわいい、、、
 こんな、、、なにもしてないのに、、、?、クスッ、、
まだこの棒にはフれないでおこぅ。

 「もっと、、激しいキス、、シタことある?、、先生ね
、、コレ、、好きなんだァ、、」

 少年は嫌がり腕のなかで首を振るが、かまわず吸い付く
ように再び舌を入れる。と、スグに鼻を片手でつまんでや
った、、、ビックリした顔で目を開くが、こっちはゆっく
り、ゆっくりトロンとした顔で口内を舌先で隅々まで巡回
させていく。空気の洩れるブぷぅ、という音が耳に聞こえ
る。
 縛られた両腕がヒキ吊ったようになり体全体が呼吸ので
きない苦しさでビンビンと震えていた。小さなノド仏がせ
わしなく動いている。クスクス、、、、まだょ、、、
 
 「んプゥ、、、ク、くるしッ、、!!、、、ゥぷ」
 
 暴れる頭を封じるため、昔鍛えた細い腕にチカラを入れ
ると、プクゥとした上腕二等筋がふっくらとした脂肪にわ
ずかに浮き出る。
 これが思いのほかガッチリと頭部を包み込んだのかピク
リとも動かせなくなったようだ。最後、、、自分の舌が彼
に吸引されるように引っ張られていく感触、、コレょ、、
これ、カスミがかかった彼の瞳、、、、そろそろ、、ヤバ
イかな、、窒息しちゃうかナ、、、
 
 「、、、、、、、ェゥぅぅ、、!!げぃぃヘホッ、!」

 「ハァ、、ハァ、、ハア、、ごめんごめん、、コロしち
ゃうトコだったね、、んッハア、、保健の先生なのに、」

 今のでかなり動揺したのだろう。脅えきった顔が恐怖で
ギクシャクとし、ナニも発っせない俊彦。

 「クスッ、、あの子達の方やさしかったかナ?、、、、
ホントのレイプっていうのはこういうことなの、、、」

 顔だけ見てると、上品なかんじでとてもこんなことをす
る先生には見えなかった。沙緒里先生の小さいクチからは
僕のヨダレが糸をひき、ピッチリとフィットしたタンクト
ップの先端にはプクン、とした『ボタン』が2つ浮き出て
いた、、、、、
 
                     つづく

てんちゃんの目次   その11へ  その13へ  

fc