私は21歳以上です。



      A ・ K 

                        作:テンちゃん  
第7部  『リーサルウエポン』
     

 雪がやむ。外は静寂を取り戻し、ピンとした空気が覆っ
ていた。警備室に明かりはなく、真冬のゆるい月明かりが
ユラユラと部屋を泳いでいた。

 ギィィィ、、、、ギィィィィ、、、、

 気を失っているのか、、、、それとも、、、青白い月夜
に照らされたロッキングチェアーがゆっくりと揺れ、そこ
には手足を縛られダラしのないイチモツを出した警備兵が
サンタの帽子を深々とかぶせられていた、、、、、、

 「ふ、、どうやら、、わたし一人になったようだな、」

 どこかの木から雪が落ちる音が聞こえてきた。遠くでフ
クロウが鳴く。その他は無音。
 自分ひとりになったことを直感で悟った将軍は全裸にな
ると備え付けのベッドに横になった。

 「さあ、、来たまえ、、、わたしを葬れば任務は完了す
るはずだ、、、今夜はイヴだ、、、君らも家に帰ってコン
ガリ焼いたターキーでも、、、」

 そこまで喋った将軍は驚いた。すでに、、、すでに自分
の上に一人乗っている、、、、
 瞬時に残りの二人が彼の両手、両足を銀色のダクトテー
プでぐるぐる巻きにする。

 「申し訳ありせんが、、、本部の命令です、、、」

 「わかっている、、、さあ、、はやく入れたらどうかね
、、こっちは準備OKだぞ、、、歳をとると<起たせて>い
るのもかなわん、、、、君の自慢の名器を見せてもらおう
、、、さぁ、、どうした?」

 DOPの人間は臨機応変にボッキさせられるのは知って
いた。だが、その大きさに三人はあっけにとられる。

 「リ、、、リーダー、、、、だ、大丈夫ですか?」

 上に乗った彼女はその問いに答えるでもなく、二本の指
を自分の性器にあてがう。
 とたん、、、、何千、、いや何万匹もの蛍が明滅するよ
うな青白い光が彼女の性器から溢れる。
 美しい、、、、将軍からはこの言葉しか出てこなかった
が、事実その皇后しい光はキラキラとその場を照らした。

 「では、、、、、ウッ、、、、ん、、、、!!」

 彼女が短いアエギをあげる同時に、ゆっくりとその<光>
に埋没していく将軍のイチモツ。
 太さも半端でない為、彼女の蜜壷も丸い形になる。

 「くぅハ、、!!、、ウ、、、ム、、なかなか、、、、
なかなかやるではないか、、、なるほどの、、、これでは
普通の男だったらイチコロ、、、だな、、、」

 「ンゥ、、はん、、、!、、あ、、ん、、大きい、、、
こ、こんなの、、、キャ、、、ん、、、ぅん、、」

 すでに闘いは始まっていた。将軍のイチモツをパックリ
喰わえたピンクのヒダは三段締めを形成し、ミミズ天井の
ような肉がゆっくりと棒を絡めとる。
 子宮部分では舌先のようなチロチロとしたものが亀頭を
撫でまわしている。

 「うがぅ、、アォッ!、、かぁぁああ!、、ず、ずいぶ
ん鍛錬したよう、、、だな、、、」

 男を喜ばせる為だけの修行。器官をこれでもかというほ
ど鍛えあげた日々。
 彼女はさらに、ゆっくりと腰を『の』の字に使い出す。
この揺らめくような<腰使い>も二年や三年で会得できるも
のではなかった。余計な筋肉は鍛えずにイチモツを果てさ
せる為だけのリーサルウエポン。
 
 幼少の頃から男をイカせる為だけに生きてきた人生。そ
の白い肌も月光に照らされピッタリと張り付くような潤い
をもっている。
 
 あの最終試験、、、、10人の縛られた男を3分で果て
させたのは彼女だけだった。
 試験部屋から精液まみれで舌なめずりしてきた時はゾク
ッとしたものだ。

 <これで合格ですか?、、、もしアレでしたら先生、、
、お相手してもらえますでしょうか?、、、フフフ>

 美しく、しかし<冷淡>な笑みを浮かべた彼女の言葉を今
でも覚えている。

 「う、うでを、、また上げたな、、、クゥ、か、かなわ
ん、、な、、、ど、どうせ死ぬ身だ、、ゆっくりと楽しも
うではないか、、、我が生徒よ、、、、」

 「わ、わたしもそのつもりですわ、、、先生、、、」

 「お、おまえも『愛』を覚えたようだな、、昔のような
冷たいかんじではない、、、私にはわかる、、、そう、、
そうやって女は美しくなっていくものだ、、、」

 もはや二人に憎しみや悲しみはない。以前の師と弟子の
愛のある交わりがイヴの夜に行われていた。
 下から優しく突くと妖艶なアエギ声をあげる。男が最も
欲情する波長の声。これも私が教えたんじゃないかと苦笑
する将軍。
 
 「せ、先生、、、ンッあ、、、こ、この子たち、、、、
わたしが教育したんですのよ、、、くふぅ、、!、ほら、
最後です、、、先生に、、、ッんあ、、、!」

 指示が出た二人は小さくうなずくと、将軍の耳もとや首
すじ、乳首など的確な性感帯をナメはじめる。

 「くぅぅぅぅん、、、は、、、ァァァァアア、、!」

 よほどキモチいいのか、将軍はもはや言葉にならないア
エギ声で身をよじると縛られたテープがクシュゥ!と音を
立てねじれる。
 もはや無意識なのだろう。海老のように暴れる将軍を賢
明に腰使いでセーブする。この訓練も、、、よく<暴れ馬>
でやらされたものだ。 
 上に乗っている彼女の目には涙がたまっていく。尊敬す
る人物をこの手で葬らなければならない矛盾に頭を振り言
いきかせた。
 やがて最後の時が刻一刻と迫ってきた、、、、

 「ァン、、ハ、、あんまり長びかせると可愛そうです、
そろそろ、、、逝ってもらいましょう、、、先生、、今ま
で、本当にありがとう、、ございました、、、、」

 彼女の花ビラを中心にオーラのような皇后しい光がもれ
る。ツンとアゴを上にした彼女はこれからあふれ出る『師
』のパワーを受け継ごうと次第に腰を『ぬ』の字に早めて
ゆく。

 胃につき刺さるような激しい射精と同時に、ベッドが壊
れるほどのケイレンをする将軍。
 その全てを受け止めようと彼の厚い胸板を抑えつける彼
女の両手。
 やがてため息のような息を吐き、ゆっくりと見開いた将
軍の目は決して苦痛のものではなかった。

 「、、先生、、、たしかに、、、受け止めました、、、
、、『A・Kの名のために』、、、、、」

 こらえ切れず、上に乗った彼女の涙がツツ〜ゥと将軍の
胸にしずくを垂らし、月光に反射した、、、、、

 窓の外、、、大きめのボタン雪が、、、、ゆっくりと舞
降りてきた、、、、、、、、

                THE END


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