私は21歳以上です。



      A ・ K 

                        作:テンちゃん  
第6部  『DOPの先人』
     

 「、、、、あんまり気がすすまないわね、、資料を見る
かぎりダーバー将軍は温厚で人柄もよく、部下からも信頼
され、軍のことを誰よりも、、」

 「、、そこまでよ、、、仕事に私情をはさんじゃダメ、
、、これはDOPからの正式な依頼だわ、、、事情はどう
あれ、、、」

 「、、、ゴメン、、、わかってるわ、、、、」

 「いいの〜、いいの〜!、、、リーダーだって気が進ま
ないのは同じだよね〜!、、、ね?、、リーダー?」
 
 彼女達に正式な名前はない。今回は大仕事のため12名か
ら部隊が編成されていた。
 通常3〜4人からなるエリート個隊が全世界に散在し、万
事の時にはこのように応援にくる。
 特に監視が厳しく、潜入困難な今回のような場合にだ。

 「、、最終確認します、、現在、座標841005、作
戦名『聖夜のイヴ』、、作戦中止『マフラー』、続行『キ
ャンドル』、、、CポイントからEポイントA班、Dポイ
ントB班、無線はNH−8で6106、、、」

 その難解な指示とは裏腹に、全員<サンタの衣装>を着込
み、つけヒゲまでしていた。
 
 「、、、会合点には22:40分集合予定、、、、なにか質
問のある方は?、、、、どうやらいないみたいね、、、そ
したらみなさん、、、『A・Kの名のために』、、、グッ
ドラック!」

 この合図を皮切りに白いヴァンから、ほうぼうに散らば
るサンタクロース。
 が、その目立つ格好はすぐに高台にある監視員の目にと
まる。

 「おまえ達そこでなにやってるんだ!ここは軍の施設だ
ぞ!、、、、どっから入ってきた!!」

 サーチライトが雪の舞うなか、彼女達にあてられる。
 
 「、、、A班発見されました、、行動に移ります、、」
 と、トランシーバーに小声で言う。

 「、、、メリ〜〜クリスマァス!!、、、今からそっち
にプレゼント届けにいくね〜!!、、、、、、モォ〜!違
うって!、、、アンタ達の上司に頼まれてきたんだよ〜!
ホラ、通行許可証!そっからじゃ見えない?、、ね〜ね〜
?、、、どっから入ればいいの?」

 「、、、なっ、、プレゼントだと?、、ん?、、そうか
、、、上の連中も気が利くじゃね〜か!、、、カワイコち
ゃんが4人か、、、、こいつぁイイや!、、、」

 「、、わかったぁ!、、こっから入ればいいんだね!、
、、今いくからね〜!」

 その娘と平行して歩いていた女が口をほとんど動かすこ
となく情報を伝える。が、高台の軍兵に向ける笑顔はその
ままだ。
 
 「、、A班、潜入に成功、繰り返す、A班潜入に成功、
、、」

 それをキャッチした本隊が迅速な行動に移る。
 イワブチを抹殺した三人が途中、本隊と別れるとダーバ
ー将軍のいる『宿舎』に向かい突入する。

 「ピ〜〜、、ガッ、、、現在作戦開始より4分経過、ほ
ぼ予定どうり推移してます、、、ピリィ〜〜ガッ、、」

 ヴァンで待機している<本部>から、ノイズを通し無線が
はいる。
 『仮眠室』と書かれたドアは旋鍵されてあったが、一人
がハリガネのような物を出すと素早く解鍵する。
 リーダーの指示。無言のまま<突入>のサインが交換され
る。武器はなにもない。体だけ。

 キィィィィ、、、、、、ドアを開けた彼女達はすみやか
に室内に歩をすすめた。
 暗い部屋。明かりがついてない。
 が、、、、、奥にはこちらに背中を見せ、窓を見つめ
ているダーバー将軍がいた。その手は後ろに組んでいる。

 「、、、やはり、、、、やはり来たか、、、いや、アナ
タ達のことを待っていた、、、、DOPの考えそうなこと
だ、、、要らなくなれば用済みか、、、私の在籍していた
頃とちっとも変わっとらん、、、しかし、、、さすがだ、
、さすが私の後輩達だ、、、、この警備をかいくぐってく
るとは、、、しかもイヴの夜に、、、まあ、つっ立ってな
いで中に入ったらどうかね、、、?」

 突然、リーダーの無線機が鳴る。
 
 「ガッガ、、、ピ〜、、こちら本部、現在の場所と会合
点を、、、、プッ」

 無線のスイッチをOFFにすると、ゆっくりとダーバー
将軍に近づくリーダー。
 後ろの二人は驚いて顔を見合わせる。

 「そ、そんな、、、リーダー!、、作戦内容とは違いま
す!、、まさか元DOPの、、」

 「黙ってなさい、、、あとで説明するわ、、、それにし
てもお久しぶりです、、、このような形で会うことになる
とは、、、はじめ、、、はじめこの任務を断ろうと思いま
した、、、しかし、、」

  「、、無駄口が多いな、、、今のDOPはそんなこと
まで教えるのか、、、」

 外の景色を見たままそう言うと、彼はゆっくりとこちら
を振り向く。深く刻まれたシワ。基地で回転する黄色がか
ったハロゲンランプが部屋を万華鏡のように映しだす。
 
 「、、、戦うのは、、戦うのは君等三人かね?、、、、
、、私もずいぶんと見下されたものだ、、、まあいい、、
、ほら、、そこの二人も中に入って、、、そこは冷えるだ
ろう、、???、、、フッ、、、今回はサンタに化けたか
、、、、なかなか似合ってるぞ、、」

 我が子を見る時のような優しい笑みを浮かべた将軍は、
軍服を脱いでいく。

 「なにをボヤッとしておる、、、、はじめようではない
か、、、言っとくがまだまだワシも現役だぞ、、、」

 リーダーをのぞく二人は、いつもと勝手が違うことに多
少戸惑いながらも彼に近づいていった、、、、、

 そのころ、高台の見張り小屋に辿りついたA班は、すで
に『標的』を捕らえようとしていた。


 「、、ね?、、、だから<プレゼント>あげるって言った
でしょ?、、、オイシイ?、、もっといっぱい吸って!、
、、ほら、、アタシのだけじゃなくこの子のも、、」

 三人分、1,2,3,4,5,6、、、、6つの、それ
ぞれ形が異なる乳房に囲まれ警備兵は興奮の渦にいた。
 サンタの衣装のすぐ下は、ハジけるような全裸で、特に
彼女達がフワフワとした『白のベルト』を外す時などは目
が釘づけになった。
 そのため、機械の端末『仮眠室解鍵』のアラームが小さ
な音をたててもまったく気付かないでいる。
 
 「じゃっさ〜、三人でパフパフしたげよっか〜!、、、
ほら、、パフパフ、、、パフパフ、、、どう?、、キャハ
ハ!、、、カワイイ!赤ちゃんみたい〜!、、」

 と、言いながら観察。白人の青年ひとり。おそらく戦闘
経験などないだろう。武器もなし。チョロイ。

 イャ〜〜ッホ〜〜!!
 
 青年は今日ほど<夜勤>に感謝したことがなかった。まさ
に聖夜、キリスト様も自分を見捨てていない。
 ミンクのような素材で出来た肌触りのよい衣装と、そ
こからのぞく豊満な乳から囲まれ、ムニュュウ、ムニュウ
ウ、と頭部全体を圧迫される心地よい感触。
 ツンッと突き出たピンクの『果実』を半ば強制的に口に
入れられると、やれもっと転がしてだの、もっと吸って、
さらには噛んでという子さえいた。

 いつのまにか警備兵のベルトは外され、その中心をまさ
ぐられている。

 「、、、こ、こんなこと、、、ほ、ほんとにイイのか?
、、、上官にバレたら、、、」

 不安と欲望が互いに交錯し、なんともいえない顔つきの
彼。
 すると、C班(三名)もなだれこんできた。

 「、、おっそ〜い!、、、予定より2分おくれだよ!、
、、あ、聞こえちゃったかな?、、ま、いいや〜、、、で
、アレ持ってきてくれた?、、、、もうハジメちゃおうと
思ってたよ〜!」

 アレとは、、、、なんとロッキングチェアー(椅子の下
部が丸く加工されておりユラユラするアノ椅子)だった。
 彼はほとんど無意識のうちにソコに座らされると、いき
なり『サンタのベルト』で手足を椅子にくくられる。

 「、、、ねぇ?、、サンタってさぁ、何に乗ってくるか
知ってる?、、、そう!トナカイだよね〜!、、、ってこ
とでアンタがトナカイ!、、キャハハ!、、、でもサンタ
いっぱい居るよねぇ!、、、」

 彼女はそう言うとポッケから赤い、、、ゲーセンのレバ
ーについているような、、、、なんだろう?、、、赤い、
、、、カパッ!!
 鼻にかぶせられた物体。

 「キャハハハハ!、、、まっかなおはなの〜、トナカイ
さんは〜、、、ハハハ!、ほんとトナカイみたい〜!、、
、、」

 ピ〜、ピ〜、ピ〜、なにか鳴っている。赤い明滅。

 ここにきてようやく警報に気付く彼。
 え?、、な、な、なんなんだ?なんだっていうんだ?
トナカイ?、、、、お、おれがトナカイ?、、、え?

 「は〜い!、、それじゃはじめトナカイ乗るひと〜!、
、、ん?、、アンタいく?、、あ、アレだよ!、、、殺し
ちゃダメだからね〜!、、、気持ちよくなっても『技』は
つかわないこと〜!、、は〜い、んじゃ乗っちゃって!」

 衣装からむき出しの太股。自分の上にまたがってくる。
股間が熱くなる。下ろされるズボン。そしてパンツ。
 短い吐息をもらすサンタ。俺のものがねじ込まれる。激
しい締め付け。チェアーが大きく揺れだす。そしてまたサ
ンタのアエギ声。自分のアエギ声。犯されていることに気
付く。 
 
 「な?、、、や、やめろ!、、、ロープ、いや、ベ、ベ
ルトはずせ!、、、警報が鳴ってるん、、ングッ!!」

 猿ぐつわをされる。同じベルト。何も喋れない。

 「トナカイわね〜、しゃべっちゃダメなんだよ〜!、、
ハハッ!、、ほんとのトナカイみた〜い!」

 女の両手。俺の首に絡みつく。椅子が揺り動く。上に乗
っているサンタが両足を振り子のように使いさらに揺らす
。女の体重を全身に感じる。人間木馬。トナカイ。
 結合した部分が熱く、呼吸が苦しい。女の悶える顔を見
てると爆発しそうだ。たまらず横を向く。警報機の赤い明
滅。小さなアラーム音。気休めにもならない。
 まずい。快感が押し寄せる。それを悟ったように椅子の
動きが激しくなる。限界。

 「ん!、、んぐっ!、、ンゥぐ!!、、ムムゥぐ!!」

 果てた。中に果てた。打ち震える肉体。犯された肉体。
心臓が激しいビートを刻む。上のサンタは不満足な顔で俺
を見る。
 乱暴に抜かれる。俺の様子をさぐるような女の目つき。

 「じゃ、あたしいくね〜!、、わたしさ〜、うしろ向き
いいんだよな〜!」

 萎えたものをしごかれる。うしろ向きの姿勢で俺の上に
乗る。大きくなったものが挿入される。さきほどより入る
ところが良く見える。やはり女によりアソコの感触が微妙
に違う。
 だが、状況は何も変わらない。女が衣装を脱ぐ。美しい
背骨に添って肉つきのいい尻がある。
 女のアエギ声でさらに固くなる。くぐもった俺の声。



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