私は21歳以上です。



   武史くんハイ!
     その3 性教育授業(上)


                      Written by 早漏君


いよいよ例の性教育の授業日がやってきた。僕は塾へ行く前に風呂に入り身体を・・・特におちんちんを念入りに洗った。
(これで大丈夫だよな)
僕は皮も剥いて、中もちゃんと洗おうとした・・・けどそれは先っぽをなでる程度しか出来なかった。実はこの間歩美さんにちゃんと剥けると言ったけど、僕のおちんちんは本当はチョコッと先っぽを出すのが精一杯で、それ以上剥こうとすると痛みを感じてしまい、とても自分では剥けないありさまだった。
(でも・・・本当に馬鹿にされないかな。中学生って言っても今時の子だからなぁ・・・もし包茎おちんちんの事を知っていたらどうしよう?それに今回の授業で、大人になったら普通は剥けて立派な物になると知ったら、こんな先っぽまでしっかり皮を被っているお子様おちんちんの僕の立場はどうなっちゃうんだろう)
僕は様々な事を思って不安を感じながらも、風呂から上がりいつもよりも綺麗な服装で塾へと向かう事にした。

塾へ到着するといつものように挨拶が交わされ、他の職員も淡々と仕事をこなしていた。
(あれ、今日性教育の授業があって、おまけにそこで僕が見物されるって皆知らないのかな?)
僕は皆がいつもとあまりに変わらない様子なのが不思議に覚えた。・・・と、その時歩美さんが声をかけてきた。
「あ、こんばんは武史君。ちゃんと来てくれたのね・・・ふふふっ」
歩美さんはいたずらっぽい笑みを浮かべてそう言った。
「あ、歩美さん。なんか、職員の人たちぜんぜんいつもどおりなんですけど、今日性教育の授業やるって事知っているんですか?」
僕は囁くようにしてあゆみさんに質問した。
「あら、当たり前でしょ。今日の性教育の授業は9時からやるんだから、いつもより子供たちの帰りが遅くなるでしょ?そしたら親御さんたちが心配するからちゃんと職員と親御さんには性教育の授業で子供たちの帰りが遅くなるって言ってあるわよ」
歩美さんはごく普通に事務的な口調でそう言った。
「え、じゃあ親御さんにも職員さんにも今日の授業で僕が子供たちの前で裸になるって知っているんですか!」
僕はビックリして尋ねた。
「そんなの当然でしょ。今日子供たちに男の人の構造を知ってもらうために男の人の裸を見てもらうってことは、親御さんにちゃんと言ってあるわよ。最近は、性行動の低年齢化が進んでいて、うちに通っている高校生の中にも妊娠しちゃって中絶の上、退学せざるをえなかった子も何人かいるのよ。こういう風潮だから最近の親はもっと生の性教育を望んでるみたいね。一昔前だったら絶対反対する親がいたものだけど今回は全員参加。大体こんな事を親の了承も得ずにやったら、猥褻行為で警察に取り締まられちゃうわよ。あ、でもあれか・・・武史君のかわいいお子様包茎おちんちんなら猥褻行為にならないかもね。フフフッ」
歩美さんはあざ笑うかのようにそう言い、僕は顔が真っ赤になった。
「冗談よ・・・フフフッ、それに安心して、男性モデルが武史君だってことは誰にも言ってないわよ。そんな事言ったら他の女性職員まで見に来ちゃうでしょ。武史君も自分の包茎小学生おちんちんを他の職員に見られちゃうのはイヤでしょ」
歩美さんは最後の言葉を僕の耳元で囁くようにして言った。
「え、ほ、ほんとですか・・・よかった〜〜ありがとうございます!」
僕は最後の言葉を聞いてちょっと安心して、とっさに頭を下げた。
「何いってんのよ。前にも言ったけど、私は武史君をいじめるためにこんな事をやっている訳じゃないのよ。子供たちの大事な教育のために、今回の性教育もあるのよ。そこを勘違いしないでね。だから、武史君もこの間みたいに恥ずかしがって前を隠したりしたらだめよ。ちゃんと気を付けの姿勢をとって、堂々としてもらわなきゃ」
歩美さんは少し厳しい表情で僕の目を見ていった。
「ハ、ハイ」
僕は歩美さんの言葉に気おされ、とっさにそう答えた。
「フフッ・・・じゃあ、よろしくね」
歩美さんはそう言い残すと次の授業の準備へ向かった。
(う、今は歩美さんの勢いに押されて、ちゃんとできるって言ったけど実際生徒の前でできるかなぁ・・・)
僕は不安になりながらも次の授業に向かった。

うちの塾はフリースクール見たいな物なので、基本的に個別に生徒が学習をしている。講師である僕はそこで生徒からの質問に個人的に答える役目だ。今日は、中学3年の女の子1人、中学2年の男の子1人女の子2人、中学一年の男の子1人女の子2人が相手だった。
(この子達に今日見られちゃうんだよなぁ・・・)
僕はさりげなく教え子たちの顔を見た。そこにはどんなに大人ぶっていてもまだあどけなさの残る、やはり子供の面影が抜けきっていない顔が伺えた。
(ん〜でもやっぱり、歩美さんの言うとおりだよな。どんなに背伸びしてみてもしょせん中学生・・・まだ子供だな。TVなんかでは凄い性知識豊富な中学生とかでてくるけど、この子達がそんな知識もっているようにも見えないし、気後れするわけにも行かないよな)
僕は、教え子たちの様子を見ながら少し安心した。
「先生、あのわかんないとこが・・・」
生徒の一人が質問してきた。
「どうした・・・」
僕は落ち着いて、普段どおり講師の仕事が出来た。

その日の授業も終わり、いよいよその時が近づいてきた。歩美さんと僕は少し前から、今日の性教育についての授業の打ち合わせをしていた。他の職員の方々は皆帰っていた。
「・・・だから、私がここまで説明するからそこで、武史君には前に出て脱いでもらうわよ」
「あ、は・・はい」
歩美さんはいたって真面目な口調で話していたが、僕は授業で少しは自信を持ったとはいえ、かなり緊張していた。それでも、僕が前に出るタイミングだけはしっかり頭に叩き込んだ。
「ねぇ、武史君今日はちゃんと頼むわよ。性教育って言うのは凄く難しいところがあって先生が恥ずかしがったりしたら、まず真面目な性教育の授業は成り立たないわ。だから、絶対恥ずかしがっちゃダメよ、ちゃんと前に出たら、子供に見えやすいようにおちんちんを出して、気を付けの姿勢を保つのよ。」
歩美さんは念を押すように厳しい口調でそう言った。
「え、ええ。分かってます。さっき授業をやって、だいぶ自信出てきましたから・・・」
僕は落ち着いた表情を装ってそう答えた。
「フフフッ・・・そう、それは良かったわ。この間の練習の成果がちゃんと出るといいわね。」
歩美さんは笑いながらそう言うと立ち上がった。
「それじゃあ、行きましょう武史君。」
僕は歩美さんの後ろから教室へと向かった。

教室が近づくにつれ、僕の緊張感も高まってきた。
「あ、あの〜歩美さん。何人くらいの生徒がこの授業受けにきてるのですか」
「あ〜、その事ね。話すの忘れてたわね。始めは中学生の女子全員に声をかけたんだけど、中3の子達はもうそんなこと知ってるって子が多かったから、参加してないみたいよ。中2中1の女子合わせて7〜8人くらいかな。フフフッ・・・良かったじゃない武史君。中3の子達はさすがに武史君のおちんちんがお子様包茎おちんちんだって事に気づいちゃうかも知れなかったんだから」
歩美さんは笑いながらそう答えると教室のドアを開けた。

教室はざわついていた。
「ねぇねぇ、男の人のあそこってどんな感じなのかなぁ」
「やっぱ黒くてグロイんじゃない。」
「でも、わたし弟のおちんちん毎日のように見てるけど白っぽくてちっちゃくて可愛いもんだわよ。」
今日僕が受け持った中2の知美ちゃんがそう言っていた。
「何言ってんのよ知美!そりゃあ、知美んちの弟はまだ小学生だからそんな可愛らしいおちんちん付けてるかも知れないけど、大人の男の人のおちんちんはそんな可愛いもんじゃないのよ」
そう言っていたのは、この授業を提案した葉子ちゃんだった。
「えぇ〜、何で葉子そんな事知ってんのよ?」
「だってこの間、あずさのお姉ちゃんに色々話してもらったもん。あずさのお姉ちゃん高3なんだけど、この間初Hしたらしくて相手大学生だったんだって、それで始めて見たんだけど、もうビックリしたって!立ってない時でもべろんってぶら下がっていて、10cmくらいあるんだって。」
「え〜うそ〜〜」
周りの子達は顔を見合わせて驚いていた。
「嘘じゃないって、ホントなんだってば。それでねぇ、Hする時男の人って『勃起』って言ってぶら下がってるおちんちんが硬くなって立ち上がるんだって。それでその時の大きさが15cmくらいあったって。それを見た瞬間、あずさのお姉ちゃん、そんなのを自分の中に入れるのが怖くなったって言ってたもん。でもねぇ、始めは凄く痛いらしいんだけど、何回かHしてると慣れてきて、凄い快感になるんだって。大人の男の人のは大きいから腰を振るたびに中のほうまで届くんだけどそれが快感になるんだって。ねぇ、あずさ。」
そう言って葉子ちゃんはあずさちゃんのほうを振り向いた。
「うん・・・お姉ちゃんそう言ってた。それに、大人のおちんちんと子供のおちんちんは違うって言ってた・・・」
あずさちゃんが続きを言うのを遮って葉子ちゃんが口を出した。
「そうそう、なんか子供のおちんちんは皮が先っぽまで被った状態なんだって、『包茎』って言うらしいよ。それで、大人になるにつれてその先っぽの皮が剥けてくるんだって、だから子供のおちんちんと大人のは大きさだけじゃなく形が違うって言ってた。とてもおちんちんなんて可愛らしく呼べないって、大人の物には『ペニス』って言った方がいいって言ってた。」
葉子ちゃんは勢いよくまくし立てた。
「あ、でも分かるぅ〜。わたしもむかしお父さんと一緒にお風呂に入ったときの事ちょっと覚えてるけど、今の弟のおちんちんとぜんぜん違った記憶がある。大きさもぜんぜん違うけど、形も先っぽの方が丸っぽい形してたぁ・・・」
「そういえば、ここの中2の博君もさぁ・・・なんか剥けて来たとか何とかそんな話してたの聞いたことあるぅ〜〜」
女の子たちは口々にそんな事を言っていた。ある女の子は両手で15cmくらいの幅を作っていたりもした。
(うぅ、こ、この子達なんでも知ってる・・・ど、どうしよう。大人のものがどういうものかちゃんと分かっている。こ、この子達が、大人の癖に小学生にも負けそうなちっちゃいおちんちんで、おまけに勃起しても先っぽまでしっかりと皮を被った僕のおちんちんを見たら・・・)
僕はさっきまでの余裕と自信は何処へやらすっかり怖気づいてしまった。
「ハイハイ、静かにしなさ〜い!」
歩美さんが大声で言った。生徒たちはその声を聞いておのおの自分の席へ座った。
「はい、それじゃあ、これから性についての授業を始めるわよ。さあ、武史先生はその辺の後ろのほうに座ってて」
歩美さんがすっかり怖気付いちゃっている僕に気づいたのか気づかないのか、すかさず指示を出した。歩美さんのてきぱきとした指示の前に、いまさら文句をいうわけにも行かず僕は歩美さんが指で示した方の席に座った。すると、一番前に座っている葉子ちゃんが手を上げていた。
「どうしたの葉子ちゃん?」
歩美さんが不思議そうに尋ねた。
「え〜、だって今回の授業は男の人の裸が見れるはずなのにモデルの人がいないですよ〜〜」
葉子のこの一言に再び教室がざわついた。
「そうよねぇ・・・」
「せっかく期待してたのに・・・」
そのざわめきを再び抑えるために歩美さんは大きな声を出した。
「ハ〜イ、静かになさ〜い。大丈夫ですよ。ちゃんと準備していますから、それはこの授業の最後にやります。」
生徒たちは黙った後、少しだけひそひそと話していた。
「ねぇねぇ・・・もしかしてさぁ」
「ウン、わたしもそう思う。」
「えっ、・・・武史先生・・・」
生徒がちらちら僕の方を振り向いていた。
歩美さんはそんな事にはお構いなく授業を始めた。

授業は45分の予定だ。最初の30分間は学校でやるような性教育の授業にもっと詳しい女性器と男性器の説明がなされ、そしてそれにセックスの具体的な話が加わっていた。時折、歩美さんが生徒に質問をしていたが全ての生徒がその説明を詳しくできた。僕はそれだけでも驚いたのだが、もっと驚くべき事にその理解の仕方は自分の性器をセックスと結び付けている事だった。
そのような生徒の性知識の豊富さに接しても、壇上の歩美さんは全く動揺せず淡々と授業を進めていた。
「・・・ハイ、では皆さんそれではオナニーって知ってますか?」
歩美さんの質問にクラス全員が手を上げた。
「あら、皆さん物知りなのね。それではこの中でオナニーをしたことがある人は?」
6人の生徒が手を上げていた。僕はオナニーの事を知っているだけで驚いたのに、この中で、6人もの生徒がオナニーをしている事を知って声にもならないほど驚いた。
「あら、武史先生は手を上げてないわね?オナニーしたことないのかしら?」
あゆみさんは自分も手を上げながらそう言った。歩美さんの言葉にクラス全員が反応し僕を見ていた。僕は慌てふためいて、すぐに手を上げた。
「ふふっ・・・そうよね。男の人のほうが一般にオナニーをよくしますからね。」
歩美さんは笑顔でしゃべった。
「さてそれではこの中で、え〜と・・・誰か自分のオナニーの体験を話してくれる人いないかな。それじゃあ、あずさちゃんいいかな?」
(えっ?あのおとなしそうで、うぶそうなあずさちゃんがオナニーしてるの・・・)僕はゆっくりと立ち上がったあずさちゃんに目が釘付けになった。
「えっ、え〜〜・・・先生恥ずかしいです」
あずさちゃんは顔を真っ赤にして下を向きながら答えた。
「あら、あずさちゃん、どうしたの?ちっとも恥ずかしい事じゃないのよ。今日の授業で今まで説明した通り、正常な男の子と女の子なら性欲があるのは当然なのよ?もし、性欲がなかったらあずさちゃんも生まれてこなかったのよ。それに、性欲を満たす方法はセックスだけじゃないわ。セックスはパートナーがいないと出来ないけど、いつも相手がいるとは限らないわよね。そういう時のためにオナニーがあるの。あずさちゃんがオナニーをするのは大人になった証拠なのよ。さあ、みんなに話をしてあげて」
歩美さんのやさしい口調と笑顔にあずさちゃんは口を開いた。
「あ、・・・・え〜と・・・わ、わたしはお姉ちゃんから教えてもらって半年くらい前から・・その・・・お、おなにーをしてます。そ、それで、やり方はお風呂に入る前にちょっと右手を口に含ませてぬらしてから、その自分のあ・あそこ・・・」
「あそこじゃないでしょ。今日教えたでしょ。」
歩美さんが遮った。
「え・・・と、ヴァ・・・ヴァギナを触ります。そして、その後すぐに、ク・・クリト・・・リスを触り始めます。私はクリトリスをいじっているとものすごく気持ち良くなって自分が・・・自分でないようなそんな気持ちになっちゃいます。終わり!」
そう言うと顔を真っ赤にしながら、あずさちゃんは勢いよく座った。まだ下をうつむいてる。
僕は、そんなあずさちゃんを見ながら、ついついあずさちゃんがオナニーをしているところを思い浮かべてしまった。実は、僕のおちんちんは、歩美さんの性教育授業が始まったときから出てくる様々なHな言葉にしっかり反応してしまい、すっかり立ってしまっていた。そこでさらに、追い討ちをかけるような、あずさちゃんの告白によって暴発寸前の状態になってしまった。
(う、や・・・やばいおちんちんが限界に達しているよぉ・・・)
僕はとっさにあずさちゃんの妄想を振り払おうとした・・・と、ちょうどその時
「はい、あずさちゃんどうもありがとう。恥ずかしかったのに良く頑張って話してくれたわね。でも、あずさちゃん、さっきも言ったようにオナニーはちっとも恥ずかしがるようなことじゃないのよ。健全に成長している証拠なのよ。さてと、それでは皆さんのお待ちかねの男の人のペニスを見てもらいましょう。それじゃあ武史先生前に出て。」
「きゃーー」
「うわ〜〜〜やっぱりぃ!」
クラスの中は蜂の巣をたたいたような騒ぎになった。
(えっ!あ、そうだった。歩美さんがオナニーの話をした後に、僕の出番がくるんだった・・・)
そんな僕の考えなどお構いなしにクラスの生徒は騒いでいた。
「ハイハイ、静かにしなさ〜い。まったくあなたたちはすぐ騒ぐんだから〜・・・ハイ、どうしたの?武史先生早く前へ出てきて下さらない。」
歩美さんはいたって事務的な口調でそう言った。
(そんな事言っても、こんなに良く性について知ってるこの子達の前に出たら・・・)
僕はそんなことを考えていたが、歩美さんの全く動じてない姿勢とその指示には逆らえず、ゆっくりと前に歩いていった。
「ねぇねぇ、武史先生のってどんなんだと思う?」
「え、武史先生って確か大学生だったよねぇ・・・じゃあ、さっき葉子が言ってたみたいに・・・」
「うん、絶対そうだよぉ大人のペニスなんだよ〜〜」
「え〜〜!じゃあやっぱ10cmくらいあんのかなぁ・・・こわ〜〜い」
「当たり前だよ、それにさぁ、私たちがたまに見る弟たちみたいな皮を被った子供の包茎おちんちんじゃなくてさぁ、皮もすっかり剥けたペニスなんだよぉ」
「そうだよねぇ、弟たちみたいなかわいらしい子供のおちんちん見たってちっともHな気持ちにならないもんねぇ。」
生徒たちは、横目でちらちら僕の股間を眺めながらそんな話をしていた。
僕は、そんな生徒の声が次々に耳に入って来るにつれ、ますます怖気づいてしまった。
(うぅ・・・ど、どうすればいいんだよぉ。このまま僕の小学生並みの包茎おちんちんを、この子達に見せたら・・・)
そう思いながらも、ついに僕は教室の前にきてしまった。横では、かすかな笑みを浮かべながら歩美さんが僕を見ていた。
「さあ、武史先生ズボンとパンツを脱いでペニスを見せて上げて」
歩美さんは全く事務的な口調でそういった。教室中の目が僕の股間に注がれているのが感じられた。
「ちょ、ちょっと待ってください。歩美先生ちょっとお話が・・・」
僕はこの視線に絶えられず、無理やり歩美先生の腕を引っ張って教室の外へ出た。
「ど、どうしたって言うのよ。いったい。」
歩美さんは少々怒った口調で僕に尋ねた。
「ど、どうしたって、歩美さん。さっきからの彼女達の性知識の豊富さに気づいてないんですか?」
「そんなこと気づいているに決まっているでしょ。私だって彼女たちの性知識の豊富さには驚かされているんだから。平然としているように見えるけど、内心びくびくしながらやってんのよ。この子達いったいどこまで知ってんのかしらってね。」
「だ、だったら・・・か、彼女たちが・・・大人の物と子供のおちんちんの違いをよく分かっている事ぐらい想像つくじゃないですか?」
僕は必死になって訴えた。
「それがどうしたのよ?」
歩美さんは平然と答えた。
「ど、どうしたって・・・その・・・ぼ、僕のおちんちんが子供みたいなおちんちんだって事がばれて・・・・」
僕の声は話すにつれて、蚊の鳴くような小さな声になっていった。
「え、なに?武史君まだそんなこといってんの?しょうがないわねぇ・・・お子様包茎おちんちんがばれたからって大した事無いわよ。それに、大体、武史君自覚が足りなすぎるわよ。今日は性教育の授業を行っているのよ。そしてあなたは、あの子達の先生なのよ。おまけにさっき、あずさちゃんがあんなに恥ずかしい思いをしてまで自分の体験を話してくれたのよ。中学生の女の子が、あんなことを告白することがどれほど勇気のいることか武史君分かっているの。それをだいの大人が、それも先生と言う立場で恥ずかしがるなんて・・・そっちのほうがよっぽど恥ずかしいわよ。」
歩美さんの話には全く反論する余地は無かった。
「さあ、いくわよ!」
そう言って僕を促した。
「ちょ、ちょっと待ってください。まだ問題があるんです。」
僕は慌てふためいてそう言った。
「まだ何かあるの、いったい何なのよ?」
歩美さんはすっかりあきれた表情で聞き返してきた。
「そ、その〜〜、今僕のおちんちんすっかり立っちゃってるんです。」
「え?」
歩美さんはそう言うと僕の股間を眺めた。
「別に普通に見えるけど・・・・、あ、そうか武史君のお子様おちんちんじゃ立っても、外からじゃぜんぜん分からないもんね。」
歩美さんはいたずらっぽい微笑でそう言った。
「うぅ・・・」
「それにしても何で立っちゃってるのよ?何も刺激するようなこと無かったじゃないの・・・え、ねぇまさかとは思うけど性教育の授業を聞いて立っちゃったわけじゃないわよねぇ?」
歩美さんはまじめな顔をして聞いてきた。
(かあぁ)
僕は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった・・・・。
「ちょっと、もしかして図星〜〜。ふぅ〜〜・・・武史君てホントお子様なのねぇ。あそこだけがかわいいお子様だと思ったら、そんなことにもしっかり反応しちゃうなんて、今時、性教育の授業であそこが立っちゃうなんて中学生の冗談でも聞かないわよ。」
歩美さんが、あきれ返った表情でそう言うのに、僕は全く反論出来ずただうつむいているしかなかった。
「でも、ちょうどいいわよ。彼女たちにとっても立っているおちんちんを見る機会なんてHをするまで、まず無いんだから。それに・・・武史君にとっても好都合じゃない。フフフッ・・・そのお子様包茎おちんちんを、少しは大きく見せられるんだから。」
歩美さんは笑いながらそう言った。
「せんせいはやくしてよ〜〜」
「ほら子供たちも呼んでるわ、さぁ、行きましょう」
「そ、そんな・・・」
僕は反論しようとしたが、歩美さんはそんな僕の腕をしっかり握り教室へと戻っていった。


  投稿の目次    その2へ戻る   その4へすすむ

fc