私は21歳以上です。

エスニック
 
 性犯罪根絶法第31条

                                               その3

 

 しだいにエキサイトしていく気配のふたりに、アグネスがみるにみかねて仲裁にはいった。

「まあまあ、二人ともちょっと冷静になってよ」。
 「だってぇ・・・・」。とリサ。
 「ふんっ・・・」。これはマリアだ。

 「ここで口論してたって仕方ないんじゃない。もともとはこの男が悪い訳じゃない。ねっ、私達三人のピュアな乙女心を、この男は手玉に取ろうとしたんでしょ。こんなサイテーの男のために、私達三人がいがみ合うなんて必要どこにもないわけじゃない」。

 「・・・・・・・・」。
 「・・・・・・・・」。

 言い合いしていた二人は、黙ってアグネスの言葉に耳を傾ける。

 「私思ったんだ。さっき言ってたみたいに、三人の中で誰が一番いいかなんて、考えたらバカバカしいと思わない。コイツは今までに二股、三股もかけてきた男じゃない。だから私達がいくら頑張ってみたところで、この男には誰が一番なんて決められるはずないと思うの。
 「結局こいつを楽しませるだけで、私達がバカみるのは目に見えてると思うのよ。だったらさっさと、こんな男には見切りを付けた方がいいって・・・」。

 「えっ、見切りを付けるって・・・」。
 リサが怪訝な顔をしてアグネスを見る。

 アグネスは、すっくと立ち上がると、男の上半身の方に移動し、男の顔をまたぎ出す。

 「こんな優柔不断な男には、女の怖さを思い知らせた方がいいと思うの。今日かぎりでね、私達三人はきっぱりとこの男のことを忘れる。ただしそれだけでは、私達の気が収まらないから・・・・・」。

 アグネスはそういうと、彼女の陰部を男の顔の上にどすんと落とす。

 「うぐぐぐっ・・・むむっ・・・」。

 男は苦しそうな声を漏らして、首を左右に振り、その巨大な圧迫から逃れようとする。

 「ほおらっ、マリアさんだっけ、いいから早く跨っちゃいなさいよ。アナタのテクでこの優柔不断なサイテー男のアソコが空っぽになるまで絞り上げちゃいなさいよ」。

 ハッとわれに返ったような表情で、ようやくマリアがうなづく。その表情にはさっきまでのこわばったような表情は消えていた。

 「ふふっ。わかったわ」。

 マリアは天使のようなほほえみを浮かべると、右手のペニスをしっかりと握りなおし、方向を確かめると、そのまま一気に腰を落とした。

 「ふぐっ・・・あぐっ・・・」。

 アグネスのお尻の下からは男のくぐもった声が漏れる。アグネスはそれを面白そうに見下ろしながら、さらにぐいぐいとアソコを押しつけ、リサに声をかける。

 「リサっ、ぼっとしてないで。コイツが逃げ出せないように、そこにあるヒモでこいつの手と足をベッドに縛り付けちゃいなよ」。

 アグネスに言われるまで、まだ事態の変化が飲み込めていなかったリサは、その一言で素早く行動を開始した。

 「わかったわ。ふふっ。ひさしぶりだな。族の頃を思い出しちゃう・・・」。

 リサは手慣れた動作であっという間に、男の両手と両足をベッドの四隅にある支柱に結びつけてしまった。このやり方は、アグネスとリサがまだレディースをきどっていた頃、みんなでマワすとにきによく使った手だ。

 リサは、その若かった頃のことを思い出した。

 そうね。昔はよくこんなことしたわね。街でセクシーな男の子をみつけると、パーティーとか適当な嘘をついては、車に押し込んで連れてくる。連れ込む先は、たいていはみんながタマリ場にしている、人里離れた廃工場や空屋などだ。

 男の子はその異様な雰囲気に気がついて、たいていは逃げごしになるけど、その時はもう手遅れ。レディースのみんなでまわりを取り囲んで、一斉に襲いかかるの。手足を縛り上げて、下半身をむき出しにして、みんなが交代で上から乗りかかる。

 最初は暴れるけどそこは男の子。セックスの快感でしだいに抵抗を止めて、下から突き上げてみたりして、まんざらでもない表情になる。でも射精の回数が4回を越え出すあたりからはだんだんと弱音を吐きだして、もうやめてとか叫び出す。でもそんな程度で簡単に解放する私達じゃない。その程度で解放するぐらいなら、わざわざこんな場所に連れ込んだりはしない。

 男の子が泣き出そうが、わめこうが私達にはおかまいなし。むしろ男の子のそんな表情を見ることが私達の快感にもなっていた。やめて、やめてと泣き叫んでいる男の子を見下ろしながら、腰を上下して快感をむさぼる。サディスティックな快感が体の中から巻上がってきて、何度も何度もエクスタシーを感じたものだったわ。

 ふふっ。じゃ、今日は久しぶりにコイツの体を使って・・・・。

 リサは思い出から我に返ると、にこっと妖艶なほほえみを浮かべながら、行動を開始した。男の胸にポチッとくっついている、乳首にキスをして、そしてカリッとその先端に歯を立てた。

 男の身体がその痛さに、ピクッと跳ね上がる。しかし口の上にはアグネスのヒップが乗っかっているため、男の口からは「ぶぐぐっ」というような、くぐもった音しか洩れてこない。

 「どおぉっ。乳首キモチいいんでしょ。ふふっ、もっと噛んで上げる!」。
 リサは久しぶりに男の身体をオモチャに出来る喜びに、コーフンしていた。

 「ああーん。ふふっ、いいっ、いいっ・・・・」。
 下半身ではマリアが、激しい勢いで腰を上下させて、男のペニスを締め付けていた。じゅわわっとマリアのあそこから愛液が漏れだし、結合部から男の下腹部にかけてつつつーっと流れ落ちた。

 「ほぉらっ、もっと舌を使って!!」。
 アグネスがさらにアソコを男の顔に押しつける。男の顔はもはや彼女のあそこから洩れだした粘度の高い液体によってぬるぬるにされていた。息も苦しいのかして、ときおり男の苦しそうな声が漏れる。

 「・・ぶあっ・・も・・・・やめ・・・うぶっっっ・・・あああっ・・・」。


つづく


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