キサナの冒険 3
5
処女膜にふれたオークの肉棒が、わずかに後退する。
(あ、ああ・・・・!)
ひょっとして、これでやめてくれるのでは、とキサナは考えた。
・・・・そんな、絶対にありえないことを考えてしまうまで、心も身体も疲弊していた。
もちろん、淫虐な欲望に取りつかれたオークがここでやめるはずはない。
キサナの腰におかれたオークの手に力が入り、一気にキサナの狭隘な道を押し広げていく。
「ひっ!!」
ぴしっ。何かが突き破られる音が、キサナの体内に響いた。
身体の内側から、ムリヤリ押し広げられる感覚が広がっていく。
痛みがじわじわと広がった行ったかと思うと、ついでその痛覚の中心が徐々に身体の奥ふかくまで移動し始める。
ずん、ずん、ずん、ずん。
衝撃は足の間から背筋を通り、頭まで駈け抜けた。
「いやあああああああ・・・・!」
(あたしの処女膜が・・・・処女膜がぁ・・・・!)
激しく、苦痛に満ちた叫びが発せられた。
キサナは、もちろん処女は好きな相手にささげるものだとして教えられている。
オークのような魔物に処女を奪われたのはこれ以上ないほどのショックであった。
肉棒が奥まで達し、そのショックで身体から力が抜けていく。
苦痛。
自分の体内に、他の物体があるという感覚。それが、怒涛の勢いで全身を駆け巡った。
不気味で、気味が悪い・・・・悪夢の悪寒が走った。
自分の体が、自分のものでなくなってしまったような、奇妙な気持ち。
しかも、その・・・・自分の中に入ってきたのは忌むべき魔物の肉棒なのだ・・・・!
「い、い、い・・・・!」
キサナはその醜悪な感覚に恐怖した。
オークは、いったん膣奥まで肉棒をとどかせると、それをゆっくりとスライドさせ始めた。
「ああ・・・・ああ・・・・!」
ゆっくりと動いていたオークの動きが、徐々に、徐々に速くなっていく。
まだ硬く閉じられていたキサナの秘部は、ぎりぎりまで押し広げられ、血を流した。
とろり、とろりと膣口と肉棒の隙間から血液がたれていく。
(痛い・・・・! 痛いよ・・・・!)
オークは肉棒をつきたてたまま全身で覆い被さるようにしてキサナを犯していた。
頭を踏みつけられていることもあわせて、キサナの身体は完全に地面におしつけられている。
薄めの乳房が地面との間でつぶれ、ふともももオークの体重を受けてぴんとはりつめていた。
ぐいぐいとオークが腰を動かした。
肉棒がぴんぴんに張り詰めたキサナの膣壁をこすって震えた。
「あ・・・・!」
じゅり、という気持ちの悪い音が体内に響いた。
膣の内壁が肉棒に巻きこまれ、裂けたのだ。秘部から、われるような痛みが伝わってきた。
亀裂のような傷が膣に現れ、そこから血がにじみだす。
キサナのワレメはひどく押し広げられていた。
・・・・だが、キサナの精神的なショックはそんなものではない。はるかに激しい衝撃がその心を襲っていた。
(い、イヤだよ・・・・! どうして・・・・)
魔物に、犯された。
そのショックが、自分の誇りをぼろぼろに傷つけ、踏みにじっていく。
精神的なショックは大きすぎた。
「どうです? ご気分は。キサナちゃん?」
黒ローブが、キサナの頭の上で足を組みながら嘲弄する。
「オークっていうのはねえ、知ってますか? 夜中、人家に忍び込むことがあるんですよ。
なんでだと思います?
家畜を襲うんですよね。
ブタとか、牛とか、そういうやつらを。
ああ、食べるんじゃありませんよ。
性欲をはらそうとするんですね。
なにせ、ほら、デカイでしょう?
そういう、ケモノに入れるとサイズ的に具合がいいらしくってねえ・・・・。
よく、農村では、オークの被害に泣いている人を見かけますよ」
オークの前後運動は続いている。
押さえつけられた腕や足の肌が露出した部分が地面とこすれ、キサナの痛みを倍増させていた。
「分かりますかね。キサナちゃん?
あなたは今、ブタと棒姉妹になったんですよ」
「・・・・う・・・・」
「イヤ、ちょっと違うかな。
ほら、オークにとってはブタの方がいいってことですからね。
キサナちゃんの膣は小さすぎるそうですよ。
つまり・・・・あなたは今、ブタの代用品ってわけですよ」
「・・・・や・・・・そ、そんな・・・・」
「キサナちゃんは、ブタの身代わりになって処女を失ったわけなんだよ、わかった?」
「い・・・・」
あまりの言葉だった。黒ローブの言葉はキサナの頭の中を電撃のように走った。
(ぶ、ブタの、身代わり・・・・!?)
「い、い、いやああああああああ!!」
勇者としてのプライドだけを頼りに、必死に痛みに耐えていたキサナにこの言葉は重過ぎた。
身体を自由に動かせるなら、嗚咽し、泣きじゃくっていたことだろう。
だが、キサナにはそれすら許されない。ただ、滝のように涙を流し、屈辱に打ち震えるばかりである。
(ひぐっ、う・・・・!)
悔しかった。
なぜ、自分がそんな風に言われなければならないのか。
秘部をおそう熱さに耐えながら、キサナはその理不尽さに神をうらんだ。
オークは、構わずその膣に肉棒を打ちこみつづけていた。
肉が肉をたたく、ぱんっ、ぱんっという音と、キサナの苦渋のうめきが規則正しくあたりに響いた。
「ああ・・・! うう・・・!」
その声が、よりオークを興奮させ、自分を苦しめているとも考えられず・・・・ただ、キサナはされるがままに犯され、苦しみにあえぐばかりだった。
「よおおおし。いいですねえ。じゃあ、そのまま犯しつづけるのです」
黒ローブが、ようやくキサナの頭から腰をどかした。
キサナの目から流れた涙は眼下の土を黒くぬらしていた。キサナの顔を涙がくしゃくしゃに汚している。
鼻水さえ漏れていた。息がつまり、涙がさらに流れ出る。
・・・・黒ローブの指示に従って、オークたちがまた動き始めた。
キサナを犯しているオークが、肉棒をつきたてたまま身体を起こした。
今までの、覆い被さるようにして犯すかたちから膝をついて腰をのばしたポーズに変えたのだ。
「ひぎぃ・・・あ、あう・・・・」
怒張した肉棒が膣の中の傷をこするようにうごめいた。
キサナはたまらず悲鳴をもらす。肉棒が膣内で暴れるたび、耐えられないほどの苦痛が身体を襲った。
オークの一人が、キサナの肩に手を当てた。
そのまま、上半身を持ち上げる。
ちょうど、伏臥上体そらしのポーズをとるように、身体をそらすようにぐっと身体を持ち上げられた。
エビのように身体がそり、前方に胸を突き出す形になるまでぐっと押しつけられた。
(・・・・今度は・・・・今度は・・・・なに?)
キサナの顔色に新たな怯えの色が表れた。
黒ローブは刃渡りのずいぶん大きいナイフを取り出し、それをキサナに向けていた。
ナイフが、キサナの服地を裂いていく。
「ん・・・・くっ・・・・!」
オークの前後運動はいぜん続いたままだ。激しい動きでキサナの身体もがくがくと揺さぶられている。
服を切り裂いていくナイフは、自然、キサナの肌も傷つけた。
鮮血がつ・・・・と垂れていく。黒ローブは、にやりと笑ってそのまま作業を続けた。
まず、胸の部分を切り裂かれた。
胸のまわりをなぞるようにナイフをあて、その部分の服地だけを切り取ったのだ。
キサナの胸は露出され、魔物たちの視線にさらされる。
犯されながら、むき出しになった胸を前へ突き出すポーズをとらされたのだ。
(・・・・う・・・・イヤ・・・・!)
屈辱的なポーズに、キサナは打ち震えた。
体位はやや変わったが、オークの肉棒はキサナの秘部につきささったままだ。
そのオークのしつこい前後運動に、キサナの秘部は麻痺しはじめている。痛みさえ鈍感になってきた。
ぴんぴんに張り詰め、血を流す秘部は傍目にもひどいありさまだった。
びりびりとした痺れだけが伝わってくる。
(いつまで・・・・続く・・・・の・・・・!?)
オークの凌辱は長かった。前後運動をはじめてからもうだいぶ時間がたつというのに、まだイカない。
精を放つことなく、ただその太さを維持したままキサナの秘部をいためつづけている。
キサナの秘部はオークにしてみればだいぶ小さめなはずで、それも考えると驚異的な持続力といえた。
長い凌辱に、キサナの心はついえそうだった。
何も考えられない。
キサナには、もはやこの淫らな宴が始まって、どれほどの時が流れたかさえ分からなくなっていた。
オークの肉棒が、永久に自分の秘部を犯しつづけるのではないかという恐怖に襲われる。
身体がどうしようもなく震えあた。
もう、理性で身体をコントロールすることができない。
(はやく・・・・はやく、終わって・・・・・!)
黒ローブのナイフのスピードが上がった。
ナイフの一閃ごとにキサナの衣服がちぎれとび、その肌が露出されていく。キサナはあっというまに裸同然の姿にむかれていた。
上着のそでと、スカートの上が切れ端のように身体に残るだけ。
薄く秘部を被う叢も、小さいわりに形のととのった乳房も、全てがさらされた。
もはや、服は身体を守る道具としての役目をまっとうしていない。
「おおい」
準備はととのった、といわんばかりに黒ローブが声をかける。服をきりさいたナイフはどこへともなく消えた。
それまでずっとキサナを犯しつづけていたオークが、その声にうなずいた。
肉棒が・・・・キサナをずっと苦しめてきた肉棒が、すっと引き抜かれる。
(お・・・・終わって・・・・くれたの?)
もしかして、という希望が、またキサナの頭にうかんだ。
肉棒が引き抜かれたときに、彼女の秘部からとろとろと血液が流れ出した。
流れる血は、なかなかとまらない。
オークたちはぐったりと地面に横たわるキサナの身体をひっくり返した。身体はあおむけになり、空を見上げる。
手足をおさえるオークも離れ、身体は自由を取り戻す・・・・。
(・・・・に、逃げなきゃ・・・・)
さすがにもう、ミリアを助けるという考えは湧いてこない。いや、ミリアの存在を意識することさえできたかどうか・・・・。
だが、押さえつけられてレイプされたため・・・・手足が思うように動かない。
満足に身体を起こすことさえできなかった。
「よし、いいぞよ」
黒ローブの声は、今度は足元からした。キサナがはっとして視線をめぐらすと、秘部をのぞきこむようにして黒ローブが立っていた。
そして、キサナの周囲にいた、肉棒をむきだしにしたオークたちが・・・・黒ローブの言葉に、いっせいに襲いかかった。
(え、え・・・・!? 嘘、なに・・・!?)
十数本の肉棒が、我先にとあらそうように迫ってくる。
キサナは、腰が抜けたように動けない。
・・・・今度は、輪姦だった。キサナは、もう一度悲鳴を上げた。
「い、いやあああああああ!!」
6
キサナを取り囲んだ十本あまりの肉棒は並の肉棒ではなかった。
オークの乱れた性事情が彼らに性病でももたらしているのか、それとももともとの体質なのかはわからない。だが、まともな肉棒は半数程度しか見当たらないのだ。
根元から二股に分かれ、Vの字を描いているもの。
小指の先ほどのイボ・・・・それも、十数個が浮き出ている・・・・におおわれているもの。
先端から黄色い、膿のようなものを垂れ流している肉棒さえあった。
そして、その全てが太く、黒ずんだ外見をもっていた。
(・・く・・臭い・・・・!)
キサナは思わず顔をそむけ、目を閉じた。迫ってくる肉棒の異臭はすさまじく、とても耐えられるものではなかった。
オークは、嫌がり、怯える・・・・そんなキサナを見てなお肉欲をそそられたかのようによだれをたらし、勃起をするどくしていた。
その身体の各部分を狙って、オークたちがいっせいに動き出す。
秘部に、口に、腕に、肉棒が迫った。
「ひいいっ!!」
右手の手のひらに、オークの肉棒が押し付けられた。
オークは素早く自分の手でキサナの手をつつみ、自らのモノをぐいぐいとしごき始める。
「やっ、やっ!!」
キサナは悲鳴を上げた。オークの肉棒を握らされたとたん、手の中の肉棒がじゅるっと妙な音をたてたのだ。
それだけではない。手の中にじわっとなにか液体が広がる感触があった。
・・・・視線を向けて、ぞっとする。
手にしたオークの肉棒には、ウミのようなものがたくさん浮き出ていた。
キサナの手と肉棒の間で、そのウミがつぶれたのだ。どろどろとしたきたならしい液体がキサナの手に広がっていた。
(・・・・き、気持ち悪い・・・・!)
あるオークは、キサナの頭をまたいだ。肉棒をキサナの眼前にふりかざすようなポーズである。
ツンとつきさすような強烈な匂いがキサナの鼻を襲った。
「ひ・・・・!」
肉棒からたれた黄色い液体がキサナの首筋に落ちた。
(な・・・え・・・・!?)
キサナの頭をまたいだオークは、黄色い腐汁をしたたらせる肉棒の持ち主だった。
あまりの汚らしさに、キサナの口が悲鳴をあげようと開かれた。
その口に、腐液をしたたらせた肉棒がつきこまれる。
「む、ごっ! ぎゃぶ!」
口内に、生ゴミのような味が広がった。
汚らしい粘液が口中に広がり、オークの肉棒が素早く前後し始めた。
(きゃあああああああ!!)
オークのちぢれた毛で覆われた部分が、キサナの鼻先で前後した。
臭みが、苦しみはより一掃はげしくなった。嘔吐感がキサナをゆさぶる。
・・・・剥き出しになったキサナのワレメは、二股の肉棒に狙われていた。
処女を失ったばかりの、まだ狭いワレメに、オークは、二股の肉棒を同時に打ちこんだ。
(ぎひいいいいいいい!!)
腰がうき、背筋がそる。
さきほどの初体験に勝るとも劣らぬ痛みが全身を走りぬけた。
(あ、あが、あがああああ!)
口をふさがれているために悲鳴をあげることさえできなかった。
一本一本の太さでは他のオークにやや劣るものの、2本同時ともなればその痛みは想像を絶する。
キサナの全身は激しくゆれ、精神はより激しくゆさぶられた。
もはや、まともに物を考える余裕はない。
(あうう・・・! あ、あ、あああ・・・・!)
ただ、打ちこまれる痛みに耐え、生理的な不快感から発狂しそうになるのに耐え、オークの凌辱を受け入れる。
彼女にできることはただそれだけだった。
そして。
先ほど、キサナの純潔を奪ったオークが動き始めた。
激しく揺れ動く尻をおさえ、その小さなすぼまりに肉棒をあてがう。
すでに全身を凌辱され、もてあそばれるままとなっているキサナには、その意味を認識することもできなかった。
他のオークより一回り大きい肉棒がキサナの直腸に飲み込まれていく。
力ずくで、キサナの尻穴は突破された。
(ふ、ふごおおおおおおお!!)
衝撃が、前後からやってきた。一瞬、全身が浮き上がり、地面から身体ごと引き離される感触。
無理矢理に貫いた尻からは血がごぷごぷと溢れ出した。
前後を犯す肉棒は容赦なく前後運動を行い、何重にもキサナを苦しめてる。
口を犯すオークもキサナの後頭部に手をかけ、揺さぶりはじめた。
オークの前後運動の振幅は激しかった。
身体の3点から来る異質のゆれに・・・・キサナは身体も心も、激しくシェイクされた。
「が、ぎゃ、ぐぁああ! ぐあ、ああ、いやああ!」
(や、やめ・・・・て・・・・・! もう、壊れ、る・・・・!)
キサナを襲う肉棒は4本だけではない。
真上から、キサナの胸に向けて精液を飛ばすオークがいる。
空いた左手にむしゃぶりつくオークがいる。
キサナの肌に肉棒をこすりつけるオークがいる。
キサナの肌はあっという間に白濁まみれになった。
(ひぃいいいいいい!)
そして、キサナの胎内の肉棒が爆発した。
精液が膣の中で飛び散る。二本の肉棒が、時間差を置いて噴射したのだ。
タイムラグをつけて、尻の中でも白濁液が音を立て始める。
大量の精液はキサナの穴の中を蹂躙し、そのまま出口まであふれ出た。
激しい、嵐のようにあれくるうレイプだった。
精液を吐き出したオークが身をどかし、精液にまみれた肉穴が風にさらされる。
・・・・・すぐさま、そこへ、別のオークがまた肉棒をうちこみはじめた。
群がるように「おあずけ」をくっていたオークが襲いかかってきたのだ。
「いやあああああああああああ!!」
再び体内に激しい衝撃が荒れ狂う。
がくんがくんと身体中がゆさぶられ、秘部の痛みがどんどん大きくなっていく。
もはや、キサナは抗うこともできない。
痛みにたえ、ただ早く終わって欲しいと哀切に願うだけ・・・・。
キサナの口を犯していたオークが射精した。精液が勢いよく噴出され、喉をいためつけた。
「うっ、えふっ」
思わず胃の中のものまで吐き出しそうになり、口に手を当てるキサナ。
「お忙しいところ、失礼しますよ」
黒ローブが話しかけてくる。
もはや、キサナににらみ返す余力はない。げふげふとむせ、苦しみに必死に耐えるばかり。
「レイプされている最中に申し上げるのもナンですがね。
オークって、人間と、交配が可能なんですよ」
「・・・・」
(え・・・・?)
キサナの動きがとまった。
はっとしたように黒ローブを見上げ、震える視線で次の言葉を待った。
「あんまり例がないことですからね。知られてはいませんけど・・・・。
ああ、安心してください」
「・・・・」
「あなたなら、立派なオークが生めますから」
「あ・・・・あ・・・・!!」
その言葉が、とどめになったか。
キサナの身体が再び暴れ出した。
オークの肉棒が突っ込まれていなければ、手を秘部につきこみ、精液をかきだそうとしたのかもしれない。
狂乱状態におちいり、自分を犯すオークを引き剥がそうとキサナが暴れる。
でも。
それでも、凌辱の宴はつづいた。
キサナのワレメが赤くはれ上がり、身体中の水分がすべて涙となって流れるほど犯されても・・・・。
まだ、地獄の夜は続いていた。