キサナの冒険 2
3
「・・・・くっ・・・・! ・・ああっ!」
「ふふ、いいのか? そんなに声を荒げて。相棒が起きてしまうぞ」
「・・・・! ・・・・んんっ!!」
キサナが意識をうっすらと取り戻したころ、辺りの様子はすっかり変わっていた。
おかしな声を耳にして、ぼんやりと意識が戻ってくる。
場所は変わっていない。ノーゼリア領と王都ジャスフィニアをつなぐ街道だ。
だが、キサナがぼんやり開いた瞳がとらえたものは・・・・これ以上ないほど、衝撃的なシーンだった。
「・・・・ううっ!」
ミリアが、犯されていた。口から、悲鳴のような叫びをもらしている。
うつぶせに地面に倒れた半裸の彼女の上に魔物がおおいかぶさっているのだ。
地面に手をつき、尻を高く上げ、その尻に魔物の腰がぶつかる音が響く・・・・・。
ミリアの豊満な胸がぶるぶるとゆれていた。
乳房が大きく弧を描いて前後し、自分の肉とぶつかりあってぱんぱんと音をたてている。
これはなんだろう? キサナは寝ぼけた頭で呆然と目の前の情事に見入った。
自分に比べると、うらやましいぐらいの肉体を誇る、プライドの高い彼女が・・・・魔物に、強姦されている?
「おおっと、オネムの邪魔をしちまったか?」
ミリアの秘部に肉棒をつきたてていた魔物が下卑た笑みを浮かべながら言う。
キサナは、その声を聞いてようやく意識を覚醒させた。そして、目の前の光景に改めてショックを受ける。
ミリアが・・・・魔法の腕でも剣の腕でも大陸に名を馳せる・・・・彼女が、魔物に押さえ込まれているのだ。
上半身はその豊かな胸を露出するように服を破り捨てられていた。
肩と背中にかろうじて服の切れ端が残っているだけ。胸は服から飛び出し、激しく暴れていた。
下半身はさらにひどく、丈夫な布地で作ったスカートも、絹の下着も、いっさいがっさいがはぎとられていた。
つやのある、真っ白な尻が目をひいた。 そして、その後ろに、オークの赤茶けた皮膚が重なっていた。
「・・・・いあっ!!」
後ろからミリアを犯す魔物が、その肉棒を彼女につきたてたまま、その豊満な胸に手を伸ばした。
しばらくたぷたぷとその乳房をもてあそび・・・・それから、乳首をぐっと握りつぶした。
まるで乳しぼりをするかのように乳首に指をあて、乳房が変形するほど押しつぶす。
「・・・・ううっ!!」
ミリアの顔がゆがんだ。顔は興奮のためか上気し、見事な金髪をゆらし・・・・快楽にあえいでいた。
顔色をほんのりピンク色にそめ、口をややだらしなく半開きにして・・・・。
ミリアは、処女のキサナにもそれが見て取れるほどはっきりと、感じていた。
顔は、気持ちよさそうにとろけている。目線は虚空を泳ぎ、オークの不潔な肉棒が前後するたび、その口からは明らかな喘ぎ声がもれていた。
(・・・・え?)
キサナは自分の目を疑った。彼女が魔物に犯されてあえぐなんて、とても信じられることではなかった。
性生活では潔癖すぎるキサナに比べ、ミリアはかなり奔放なところがある。
だが、彼女は男にうるさく、「相手を選ぶタイプ」だと自分で常に公言していた。
(それなのに・・・・魔物なんかに犯されて、あんな顔を・・・・?)
ミリアの顔は苦痛の色で彩られていたが、時折・・・・魔物が肉棒を打ち付け、引き抜くときに、明らかな淫楽の色が現れた。
そう、隠しようのないほどはっきりとした、愉悦の色が・・・・!
喉をゆらすその声も、男の心を揺さぶる淫らさに染まっていた。
「・・・・ン・・・・!」
見まわせば、辺りは魔物だらけだった。<眠りの雲>を受けたあと、魔物に取り囲まれたのだろう。
ようやくキサナは目の前の衝撃的な光景から立ち直り、現状を認識しようと思考をめぐらせ始めることができた。
周囲にいるのは、オークが・・・・数十匹。
かなりの数だ。ミリアを犯しているのはその中の一匹・・・・いや、一匹ではない。
すでにミリアに精を放ったらしい、汚れた肉棒を剥き出しにしたままのオークを数匹、見かけることができた。
オークに視線を巡らす途中で、思わずその汚れた肉棒を凝視してしまい、キサナは顔を赤らめた。
・・・・と、そのときだ。
オークの凌辱を受けていたミリアに、その左右にいた魔物が・・・・肉棒をむきだしにしたまま・・・・近づいていった。
ミリアを犯している魔物は、依然そのままだ。後ろからミリアの尻を抱きかかえるようにしてピストン運動を続けている。
そして、左右から近寄った魔物は、肉棒をミリアの手の甲に近寄せた。
「・・・・ミリア・・・・!」
ミリアの手が、肉棒を迎え入れるようにひるがえった。そして、まるで・・・・いとおしいものをつかむように、左右の肉棒を握る。
手の平でやさしくそれをつつみ、・・・・シュッ・・・・シュッ・・・・とそれをしごき始めた。
・・・・魔物の褐色の肉棒が、彼女の手の中で暴れているようだった。
いや、動いているのは・・・・もちろん、ミリアの手の方だ。
ミリアは、バックから犯されながら二本の肉棒を同時に愛撫しはじめたのだった。
「・・・・ど、どうして・・・・!?」
もはや声もでない。
かつてのミリアは、自分の気にいった男以外には絶対に身体を許さない、そういう雰囲気をもっていた。
奔放ではあるが、プライドの高い女戦士。その彼女が、魔物に犯され、あまつさえ魔物の肉棒を自らしごきあげるようなマネをするなんて。
「・・・・キサナ・・・・」
ミリアの目が、ようやくキサナの方を向いた。
仲間の名を呼び、なにかを訴えかけるように口が動く。・・・・だが。
それ以上の言葉をつむぐ前に、やってきたもう一匹のオークの肉棒で、彼女の口はふさがれた。
「・・・・んぐっ・・・・」
程なく、ぴちゃぴちゃという唾液のはねる音があたりに響き始めた。
ミリアが、魔物の肉棒を舐る音だった。キサナは、あまりの光景に目も耳もふさぎたくなった。
喉深くまで肉棒をくわえこんでいる。自分から、積極的に肉棒をねぶるようにミリアは首を伸ばし、オークの肉棒に奉仕していた。
「いや・・・・! やめてよ・・・!」
(嘘、嘘でしょ!?)
キサナは、目をつむり、耳をおさえて絶叫した。
今みたのは幻だ。悪夢だ。現実じゃない・・・・!
そう自分に言い聞かせるような叫びだった。
「ふふ、どうしたんだい、勇者キサナ? 何を泣き叫んでいるんだよ。
ほら、魔物だよ。早く退治しないと、お仲間がやられちゃうよ・・・・おっと、もうやられてるか」
背後から、嘲弄の声。
キサナは振りかえり、一人の人影を・・・・黒ローブの男を目の当たりにした。
「どうした、攻撃しないのかい? 剣をとっては大陸一の勇者なんだろう?
ほら、ここにいるやつらぐらい、キサナちゃんなら軽く倒せるんだろう?」
「・・・・・・」
嘲弄の声は奇妙な反響をよび、キサナの聴覚を不気味に刺激した。
(・・・・こいつも、魔物・・・・)
キサナは、魔物に警戒しながら、そっと自分の身体を確認した。
自分の身体にはまだなにもされていない。眠るとき、用心のために身につけていた薄手の鎧も脱がされてはいない。
ただ、剣がない。
愛用のロングソードが鞘ごと見当たらなかった。
「・・・・くっ・・・・!」
「ふふ、どうした? お仲間は後ろで楽しんでいるよ? キサナちゃんも一緒にどうだね?」
「んああっ! ・・・・くっ!」
ミリアのあえぎ声がまた聞こえ始めた。彼女の口を犯していた魔物が射精したのだろうか?
キサナは、むしょうに振りかえってミリアの様子を確かめたい欲求にさらされた。
「・・・・ミリアに、何をしたんです!」
「見てのとおり、仲良くやっているのさ」
「ふざけないで!」
黒ローブはけたけたと笑い声を上げる。
「何もやっちゃいないさ。我々に包囲されて、戦意を失ったんだろう?
あの娘の方から取引を持ちかけてきたのさ」
「・・・・取引?」
「そうさ。『自分はどうなってもいいから、キサナのことは逃がしてほしい』だってさ。泣かせるねえ?
面白そうだから承諾してみせたのさ。その代わり、心から奉仕しろって命じてみたんだが・・・・」
黒ローブは杖を持ち上げてミリアの方を指し示した。
「あの通りだよ。まったく、テクニシャンだねえ、彼女は。
いい娘じゃないか。仲間思いで」
「・・・・ミリア」
「そういうわけだけどね。キサナちゃん、逃げるかい? お仲間が犠牲になって、キサナちゃんを逃がしてくれるってさ」
「・・・・くっ!」
キサナは拳を握り締めた。
・・・・剣がないのはもちろん痛いが、格闘戦だって学んでいないわけじゃない。
(こいつを叩きのめして、それから・・・・!)
淫事にふける相手など、倒すのは簡単だ。少なくとも、前回はそうだった。
今回だって、自分一人で倒せる・・・・!
キサナは、そう考えた。
「やあっ!」
一声あげて、黒ローブに殴りかかる。
体重を乗せた、すばらしいスピードの一撃だった。
・・・・キサナの体術のレベルは、まことに見事なものだった。
人間の、うら若き女性としては極められる限界まで技量を高めてあったといってもいい。
だが、たとえばウィッド=ロム=ノーゼリアが見れば一目していっただろう。
「その剣技に比べれば、数段劣る。優秀ではあるが、心得のあるものにたいするには少々つらい」と。
そして、相手は、キサナが剣を手にしてさえ勝利がおぼつかないほどの強敵だったのだ。
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「まあ、『予想通り』ってことかなあ」
「あの状態で逃げるような人なら、そもそも問題はなかったんだよねえ。
でもまあ、もともと我々のターゲットはキサナちゃんだったんだからね。
どっちにしろ、逃がすつもりなんてなかったんだけど、まあ、約束だからね。
チャンスはあげたよ。
チャンスを無駄にしたのは、キサナちゃんだからね?」
「あ・・・・うう・・・・」
(そんな・・・・そんな・・・・)
キサナの格闘術は、黒ローブに一蹴された。
拳はかわされ、蹴りはいなされ・・・・一方で、黒ローブが反撃に移ると、もはやまともに反撃を繰り出すことすらできなかった。
すぐさま組み付かれ、地面にたたきつけられた。倒れたところで背中に蹴りが入り、息が詰まる。
それだけ。
またたきするほどの間にキサナは打ち負かされた。
勝負にもならなかった。
キサナはうつぶせに地面に倒れ、黒ローブの下に組み敷かれてた。
身動きが取れない。手足を黒ローブにフックされ、押さえ込みをとこうと暴れるのがせいぜいだ。
戦いには自信があっただけに、ショックだった。
さきほどミリアの周りに群がっていた魔物たちが、今度はキサナの周りに集まってくる。
黒々とした肉棒がキサナを囲んだ。
「い・・・・いや・・・・!」
これから何をされるかは、明らかすぎた。
キサナは震えだした。
処女のキサナにとって、性交に対する恐怖はありあまる。
恐ろしさに、身がすくんだ。
押さえ込みをとこうとキサナの暴れる動きがさらに激しくなる。
「おおい、そこの。腕を押さえなさいな」
黒ローブの指示でオークが動き出した。
二匹のオークがキサナの手首をぐっと握り締め、地面に押し付ける。さらに二匹のオークがキサナの足首をつかみ、同じく地面に押し付けた。
キサナは、うつぶせのまま大の字の形で地面に押さえつけられた。
むろん、キサナはその場から逃れようともがいているのだが・・・・オークは力だけなら彼女よりはるかに上だった。
しかも、今はミリアの凌辱を目の当たりにしただけあって、オークたちは「飢えて」いた。
この人間も犯せるに違いない。・・・・そういう期待が、オークの力をいやまし、キサナをがっちりと押さえつけていたのだ。
技巧派に属する、力の面では劣るキサナを押さえ込むのは簡単だった。
「あ・・・・!」
手足を完全に押さえ込まれ、キサナはもはや身体をくねらすことしかできなくなった。
それでもなお暴れるキサナの頭に、黒ローブが腰をおろした。
がっと音をたて、キサナの頭部が地面に押し付けられる。重さと苦しさで、一瞬息がつまった。
「ぐ・・・・!」
「少しおとなしくしていてほしいんだがねえ」
キサナの頭を椅子のように踏みつけて、黒ローブが笑った。
頭と、両手両足。さすがにこれだけ押さえつけられては、キサナといえど何もできはしない。
できることは・・・・屈辱と恐怖にふるえ、悲鳴をあげることだけだった。
顔の左側が土に押し付けられ・・・・肌を通して、土の上の砂利の感触が伝わってくる。
みじめだった。キサナは泣きそうになった。
(う・・・・怖いよ・・・・)
黒ローブはじっと足元から背中までキサナの身体を眺めていった。
足はすらりとのびていて美しい。
膝にサポーターのような防具をつけ、ふとももまでズボンの裾がのびている。
腰にはズボンの上から短いスカートを身に着けており、それが足の付けねあたりまで伸びていた。
キサナの尻は、スレンダーなその身体の中では案外豊かな方だった。
ズボンとスカートを重ねるようにしてはいているせいもあるだろうが、足の細さに比べると少々アンバランスなほどにふくれている。足のほうから眺めていくと「きゅっ」と音が出そうなくらいな見事な曲線があらわれるのだ。
よく見れば太もももむっちりとして肉感を感じさせる。
足全体がすらりと長いためにスマートな印象をうけがちだが、尻を中心に足をみると、どうにも肉感的な魅力が先に立つ。
(もう少し胸があれば完璧、ってところか)
黒ローブが勝手な感想を並べていると、一匹のオークが肉棒をふりかざしながら近づいてきた。
口からよだれをたらし、ハァハァとあらい息で取り押さえられたキサナを見下ろしている。
「・・・・ば、ばでぃおす、犯して、イイカ?」
バディオス。
それが、黒ローブの名前なのだろうか?
「ああ、そうだねえ。とりあえず・・・・」
黒ローブの視線がキサナの見事なヒップに降りた。オークは、勇躍してキサナの尻に飛びついた。
「ひっ・・・・!」
オークの手がキサナの尻にあてられ、すりすりとなでまわす。
あまりの気色悪さに背筋に悪寒が走り、キサナは悲鳴をあげた。
だが、オークの手はすぐにその運動をやめ、少し上、スカートを押さえるベルトのあたりにおかれた。
(な・・・・なにをするつもりなの!?)
就寝時を襲われたこともあり、キサナの格好は軽装だった。
それも、腰の部分はベルトから吊っている前方のガードだけしかつけていない。
・・・・つまり、後ろからみれば、キサナの尻を守っているのは、旅装用にやや厚手につくられたズボンと、その上のスカートだけだった。
びりびりびりびり。
(・・・・えっ!?)
ベルトのすぐ下。お尻のふくらみの始発となるポイントの服の生地をつかみ、引きちぎる。
オークの怪力をもってすれば、それは容易なことだった。
スカートとその下のズボンとが、尻の部分だけを露出させるように引き裂かれた。
外気がキサナの尻をなでる。
キサナは背筋をすくませた。
「・・・・いや・・・・!」
ふるえがよりいっそう大きくなった。
服をちぎりとったオークは、その生地を投げ捨て、両手でキサナの尻肉をつかむ。
オークは豊かな尻肉をなでさすりながらむにゅむにゅとこねくり始めた。
「・・・・や・・・・!」
涙が浮かんできた。柔肉を押さえつけられた痛みと屈辱とがないまぜになり、キサナの目から涙がこぼれた。
さらにオークは尻肉を両手でわり、あらわれた菊門に鼻を近づけ、くんくんと匂いをかいでいるようだった。
キサナは、背筋に寒気を感じ、ぞっとする震えを身体中に走らせた。
「・・・前戯はいらんなあ。さっさとブチ込むよ〜に」
「・・・・っ!」
黒ローブの一言に、そのあまりの一言に・・・・キサナのふるえはぴたりととまった。
キサナは・・・・もちろんというべきか、処女だ。
そして、性的な興奮などまだほど遠い。
秘肉は、まるで湿りも帯びていない。
加えて言うなら、オークの肉棒は、おそらく成人男性よりやや太い。たった今むきだしにされたオークのものも、かなりの太さだった。
あきらかに、キサナの秘部には大きすぎるモノだ。
それを、この状態で突き立てられたら。
(あんな・・・・あんなの、入らないよ・・・・!)
もちろん、キサナは屹立した肉棒をまじかに見たこともない。
先ほどミリアの中に突き立てられるのを見ても、あれが自分の中に入るとは信じられなかった。
「ぐぶぶ・・・・」
オークが、不気味な笑みを浮かべて尻への愛撫をやめる。
自分の肉棒をしごきあげるようにつかみ、もう片方の手でキサナの股へ手を伸ばした。
尻の部分の衣服がすでに剥がれているので、キサナの秘部を覆う生地はすでに残り少ない。
オークは再びキサナの服を少しづつちぎりはじめた。ひっぱり、ねじきり、徐々に衣服を減らしていく。
手を伸ばすごとにズボンの生地が減り、下着が失われ、秘部が少しづつ露出していく。
嫌なのに、キサナは身動き一つとれなかった。
黒ローブは、まだキサナの頭の上に腰をおいたまま笑っていた。
(嫌・・・・嫌・・・・だれか、助けて・・・・)
風が、ひゅうとキサナの足の間を通りぬけた。
キサナの恥毛が風になでられ、軽く鳥肌がたつ。
ついに、キサナの秘部がさらされたのだ。
キサナの秘裂は小さ目で、口はぴっしりと閉じていた。
傍目には、縦にすっと細いラインが入っているようにしか見えない。
陰毛も薄く、成長という点では少々遅れているといえるかもしれない。
「遠慮はいりませんよ。思いきり犯しなさい」
黒ローブの言葉に励まされたか、オークの肉棒がキサナの秘部を目指して動き始める。
キサナは頭をふまれたままで、その様子を見ることもできない。
足の間に立つオークが膝を落とし、キサナの腰の両側をつかみ・・・・。
秘裂に何かがあたった感触に、身をすくませた。
そして、あらためて・・・・あらためて襲ってきた恐怖に、絶叫する。
「いや、いやあああああ! 初めてなの、だめ、やめて、入れないで!」
それは、キサナの感情の発露だった。
黒ローブに打ち負かされても、目の前で親友が犯されても、きっと相手をにらんでいた彼女の心のささえはここで崩壊した。
キサナの出した声は、純粋な、彼女の中の少女が出させた悲鳴であった。
・・・・無論、オークがその懇願を受け入れようはずがない。
ワレメに押し当てられた肉棒は、まだ渇いたその空間を徐々に徐々に蹂躙していった。
少しづつ肉棒が前進する。
キサナの全身はぴんと緊張し、その中に、少しづつ肉棒が押し込められていく。
「い、いやあああああああ!」
オークの残酷さがそうさせたのか。それとも、単純に彼女の秘部のもたらすきつさが原因か。
肉棒の進みは残酷なほどゆっくりであった。
ずっ、ずっと、少しづつ、いちいちキサナに痛みを確認させるようにじっくりと進んでいく。
そして、その肉棒がさらに強い抵抗のポイントまでたどり着いた。
「ひ、ひい、ひいいいいいいいいいい!!」
処女膜への到達は、さらなる刺激をキサナにもたらした。
全身が硬直し、激しい衝撃がキサナを襲った。