10万HIT自賛記念小説
妹打

バシッ

「痛っ!」

バシッ、バシンッ

「ごめんなさい、お兄ちゃま! もう許してぇ!」

 花穂が首をひねって兄の方を見上げながら許しを乞う。ベッドの縁に腰掛けた兄の膝の上で“お尻ペンペン”の体勢をとらされ、スカートと下着は膝の辺りまでずり下ろされている。兄は花穂の声に耳を貸さず、右手を露わになった花穂のお尻に振り下ろした。

バシィッ!

「ひっ!」

「ダメだよ、花穂は悪いことしたんだから。ちゃんとお仕置きしないと、ね」

 そう言って、兄は再び右手を振り上げた。

バシンッ!

 じんじんと掌が熱く痺れ始めた手を振り下ろすと、大きな音が鳴る。

 掌を離すと、兄の膝の上で剥き出しにされた花穂のお尻が見える。白いはずのそこは、何度も繰り返し平手を受けたために赤く腫れ上がっていた。

「花穂はいけない妹だなぁ……」

 猿のように、とまではいかないものの赤くなったお尻を、兄はそう呟くと優しく撫で始めた。感覚が少し鈍くなった手でも、そこがあつく熱を持ってじっとりと肌に汗が滲んでいるのが感じられる。

「うぅっ……」

 激しく打たれたばかりの部分を這い回る手の感触に、花穂の口から声が漏れる。

ちゅくっ……

「……ホント、いけない妹だ」

 指先を下の方へと滑らせた兄は、そこに別の湿り気を感じて口元に笑みを浮かべた。

「僕は花穂にお仕置きをしてたはずなんだけどなぁ」

 お尻の割れ目をなぞるように手を滑らせると、小さな窄まりの上を過ぎて自分の膝と接するところまで指を伸ばした。

「……なのに、なんでここはこんなになってるかなぁ?」

 人差し指と中指を2本揃えて伸ばすと、第一関節の辺りまで花穂の中に埋めていく。

ぬちゅっ

 粘り気のある液体が指に絡み付いてきて、濡れた音を立てた。

「そ、それはぁ……」

 花穂は顔を真っ赤にして首を縮こまらせた。何か言い訳をしようと思ったが、何も思いつかないまま尻すぼみに言葉が途切れる。

「お仕置きしてても花穂が悦んじゃうんじゃ意味がないよ。もっときついお仕置きをしなきゃね」

 宣告すると、兄は花穂を膝の上に乗せたまま顔を上げて何かないか部屋の中を見回した。なかなかこれといったものは見つけられなかったが、ふと机の横で目が止まる。最近滅多に使うことがなかったので、机の横の隙間に差し込んだままになっていたものだ。

「今度はこれを使って花穂をお仕置きしようか」

 手を伸ばして兄が引き出してきたのは、50センチほどの長さを持つプラスティック製の定規だった。

「素手であまり何度も叩いてると、僕の手の方も痛くなってきちゃうしね」

ビュンッ

 そう言いながら、試しに軽く空中で振ってみる。しなりながら空を裂く音がした。

「う、うそ……っ」

 その音は、膝の上に抱えられたまま見ていた花穂を青ざめさせるに十分だった。

「さあ、いくよ。花穂……」

 定規を持ち替えると、兄は花穂のお尻の上で大きくそれを振り上げた。

「お、お兄ちゃま! ごめんなさい! ドジな花穂を許し……」

ピシッ

 最後まで言わせず、定規が振り下ろされた。

「ひいぃっ!」

ビシッ、ビシイッ

 2度、3度……繰り返し定規が振り下ろされる。何度もそうするうちに定規の角が腫れ上がった皮膚を破り、ところどころに血が滲み出した。

「ひ、酷いよぉ……花穂のこと……見捨てないでぇ……」

 涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、花穂は途切れ途切れに訴える。

「見捨てる? そんなわけないじゃないか。僕がこうしてお仕置きするのも……花穂のためなんだから!」

 答えながら、兄は一際大きな動きで定規を振り下ろした。しかも、平らな面ではなく、少し角度をつけて角がわざと当たるようにして。

ビシイッ!

「ひぎいいいいぃ!」

 花穂の絶叫が部屋に響いた。そして、

ちょろっ

 あまりの激痛にすぐ近くにあった水門が開いてしまった。

じわああぁぁ……

 温かい液体が、花穂の身体と接していた兄のズボンに染み込み、あっという間に広がっていく。それはすぐに兄のズボンだけにとどまらなくなり、兄が座っていたベッドのシーツまで広く濡らしていった。

ポタッポタッ……

 ズボンの生地では吸いきれなかった雫が、足元の絨毯の上にも数滴垂れ落ちていく。ぷんとアンモニア臭が匂った。

「…………花穂?」

 花穂の漏らしたおしっこでぐしょぐしょになってしまったズボンを少し気にしながら花穂の顔を覗き込もうとすると、

「ごめんなさい、ごめんなさいお兄ちゃま! ごめんなさいごめんなさい……」

 涙を溢れさせながらひたすらに“ごめんなさい”を繰り返していた。

 その顔を見、その声を聞いていると、兄の中にどす黒い情欲が膨れ上がっていく。

「……はぁ」

 わざとらしく、兄は大きなため息をついた。

「せっかく花穂のためを思ってしてたのになぁ……まさかこんな歳にもなっておもらししちゃうなんて……」

 ごろん、と花穂の身体を膝の上からベッドに転がす。

「そんな恥ずかしい妹はもういらないかなぁ? 12人も妹がいるのはけっこう大変だし……」

 そう言って、兄は濡れて気持ち悪くなったズボンをさっさと脱ぎ捨てる。まるで花穂がそこにいないかのように全く気にする素振りも見せず、下半身トランクス1枚になった。

「あっ……」

 花穂の方はすぐ目の前でそんな格好になった兄を少し恥ずかしい気持ちで見ていたが、兄は花穂の方には目も向けず、今度はトランクスをも脱ぎ始める。花穂の漏らしたものが当然トランクスにも染み込んでいたからだ。

「早く帰ったら? 花穂」

 トランクスを下ろしながら兄は言い捨て、あられもない格好の妹を見下ろした。

「そんなぁ……お兄ちゃまぁ……」

 お尻を真っ赤に腫らし、スカートと下着を自分のおしっこでぐしょぐしょにしている。顔は涙に濡れてひどいものだ。

「そうそう、これからはそんなふうに人前で呼ばないでね。おもらしするような恥ずかしい女の子が妹だなんて思われたくないからさ」

 兄はそのまま花穂に背を向けると、タンスの中から自分の着替えを探し始めた。

「お兄ちゃま……花穂のこと見捨てないで……」

 ベッドの上で再び花穂は泣き出したようだったが、あえて無視する。

「お仕置きでもいいからぁ……どんなことでもするからぁ……見捨てないでよぉ……」

 背を向けたまま兄はにやりと笑った。その言葉を引き出したかったのだ。

「花穂、本当かい?」

 その笑みをすぐに消して、兄は振り返った。ベッドの上にしゃがみこんだまま、花穂は何度もしゃくり上げながらうなずいた。

「それじゃあ、おもらししちゃったお仕置きをするよ。それを我慢できたら花穂のこと許してあげるよ」

 兄はタンスの前から立ち上がって、ベッドの上の花穂の方へ近づいていく。もちろん、まだ下半身は何も纏っていないままだった。

「お、お兄ちゃま……?」

 股間のモノを隠そうともせず近づいてくる兄に、花穂の顔が赤く染まる。そのままベッドの上の花穂の横まで来て、兄はあぐらをかいて座った。

「どんなお仕置きかわかるかな?」

 兄の問いに、花穂はふるふると首を横に振る。兄はその頭を押さえると、あぐらをかいた自分の股間へ埋めさせた。

「うぶっ……な、何っ!?」

 頬に一物が擦りつけられ、花穂は思わず声を上げる。

「花穂のおもらしのおかげで、僕のここは汚れちゃったからね。責任持って、花穂がキレイにしてくれなきゃ。その口で、ね」

「そ、そんなぁ……」

 思いもしなかった兄の言葉に花穂は驚いたが、兄の手は花穂の頭を押さえつけたまま離さない。

「イヤならいいよ。その代わり、もう僕は花穂のこと知らないからね」

 花穂が頭を上げようとしているのを感じた兄はそう告げる。頭を押さえていた力も言葉と同時に緩めてあげたが、花穂はもう頭を上げようとはしなかった。

「うっ……ぐすっ……花穂のこと見捨てないでぇ……」

 涙を流してそう訴えながらも、花穂はおずおずと兄の一物に顔を寄せていった。

ちろっ

 舌先が一物に軽く触れると、しょっぱさと苦さとエグさが混じり合ったようなイヤな味を感じた。

「ううっ……」

 思わず吐き出してここから逃げ出してしまいそうになったが、兄に見捨てられたくない一心で、なんとか踏みとどまって舌を這わせていく。

ちろっ……ちろっ……

 どうしても“おしっこを出すところ”という意識があって、その舌の動きは躊躇いがちで到底兄の言った“キレイにする”という役には立っていなかったが、快感は十分にあったので兄はそんなことは問題にしていなかった。

「いいよ、花穂。もっと続けて……」

 快感で、思わず花穂の頭を押さえていた手に再び力が入る。

「んぐうっ……!」

 それがちょうど、先端の方を舐めようとしていた花穂の口を割って一物をねじ込むことになった。

「ぐっ、ぐうぅ……」

 突然口の中に入ってきた一物に花穂は苦しそうにうめきを上げたが、それがまた一物に新しい快感を与えた。

ぐっ

 花穂の頭を改めてしっかりと押さえると、さらに自分の股間へと押し付ける。

「んぐっ! ぐふっ……!」

 喉の深いところまで一物で突かれて、花穂は吐きそうになった。と思うと、すぐに頭を引かれ、亀頭だけが唇に引っかかるところまで引き出された。そして再び、

「ぐぷぅっ!」

 頭を沈められて喉奥まで一物が突く。そしてまた花穂の頭が引き上げられる。

 我慢ができなくなった兄は、イラマチオを開始した。

ぐぶっ……じゅぶっ……

 何度も頭を上下させられ、閉じることができない唇から唾液がこぼれて兄の股間を濡らしていった。

「ううっ……んぐっ……!」

 苦しさに、再び花穂の瞳から涙が溢れる。花穂の頭を掴んで動かす兄の顔にもどこか苦しそうなものが浮かんでいたが、その理由は対照的だった。

「はぁっ……はぁっ……そ、そろそろ限界だ……いくよ、花穂……」

 花穂の頭を激しく動かしながら兄は告げた。しかし、喉を突かれる苦しさを何とか和らげようとするので精一杯の花穂にその言葉は届かなかった。そして、少しでも一物を押し返そうとする舌の動きが、兄の快感を我慢の限界へと突き上げていく。

「うっ……うううぅっ!」

 花穂の喉奥で兄の快感は弾けた。

どくっ、どくっ、どくんっ……

 大量の白濁液が花穂の口の中に溢れていく。吐き出そうにも兄は花穂の頭を深く股間に押しつけたまま離そうとはしなかった。

…………ごくんっ

 やむなく、花穂は口の中に溢れる兄の精液を飲み下すしかなかった。ただでさえものを飲み込みにくい体勢で、白濁液も粘り気を持っていたために、飲み下すのには困難を極め、飲んでしまってからもどこかに引っかかっている気がしてならなかった。

どくっ

「やっ」

 ようやく頭を押さえていた力が緩み、顔を上げかけたところで最後の1発が弾けた。それは花穂の額の辺りに着弾し、流れて花穂の顔を白く汚していった。

 その精液に汚れたままの顔が、満足した兄と目が合う。こんなことをされてまだすがるような目でこちらを見上げてくる花穂の頭に、兄はぽんと手を乗せる。

「ご苦労様、花穂」

 笑みを浮かべて優しい言葉と共に頭を撫でてやると、花穂は安堵したのか、涙と精液でぐしゃぐしゃの顔にまた涙を溢れさせながらも小さく笑った。


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