少年係 9 (4.20) 

 

 

 

 

「いいわね、すっぽかしたら嫌のよ、それじゃ、待ってるわ」

なんとウインクまでして去って行った美貌の上司を見送り、彼女の存念を計りか

ねた孝一は、しばらく資料室から出られなかった。

(あの件について、だよなぁ… 他に家に呼ばれる用事なんて、思い付かないも

 の。でも、何だろう? )

後ろめたさで色々と考えてしまう孝一だが、こんな時に限って急ぎの仕事も無く

、彼は定時で勤務を終える。それでも愚図愚図と身支度をしてから署を出た若者

は、一旦は繁華街に出て有名店のケーキを手土産として買い求めた。

(なんだろうな? あらたまって呼び出されると、何となく緊張するよ)

事の露見はあり得ないであろうと思いつつ、孝一は彼女のマンションに辿り着く

。エレベーターに乗り込めば、後の始末の奔走した、あの日の事が明確に思い出

されるから、彼はひとり俯き頬を赤く染める。玄関の呼び鈴を押せば、すぐに扉

が開かれて美沙子が彼を招き入れたくれた。

「あら、ありがとう」

ケーキを手渡すと、彼女は礼の言葉と共に柔和に微笑んだから、迂闊にも孝一は

すっかりと警戒心を解いてしまう。自宅での彼女は先日とはちがってリラックス

している様に見える。清楚な白いブラウスにデニムのスカートを履いているが、

かなりタイトで丈が短いスカートだから、すらりと伸びた長い脚がとても眩しく

印象的だ。紅茶のカップと手土産に持参したケーキが並ぶテーブルの向こう側で

は、美沙子がソファに腰掛けて脚を組み、じっと孝一を見つめている。

「この間は世話に成ったわね、ありがとう。まだちゃんとお礼も言ったいなかっ

 たわ」

日頃署内で叱咤激励する時とは一変して、やさしげな表情で語る美沙子に、疾し

い所のある孝一は慌てて首を横に振る。

「いえ、とんでもないです… えっと、あの事は御指示に従い、誰にも話しては

 いませんよ。だから、御安心下さい」

どうやら改めてあの陵辱劇の後始末を行った彼に対してのお礼の意味の今日のお

招きだったと判断して、孝一は内心で安堵の溜息をもらすと、湯気が立ち上る紅

茶のカップを手に取り、芳醇な香のアッサムを口に含む。

「まあ、まさか誰にも言えないでしょうね。強姦した一味の尻馬に乗って、彼方

 まで私を犯したんだもの、そうなんでしょう? 大月クン」

不意に完全に隠蔽していたハズの事実をサラリと語られて、孝一は驚き彼女を凝

視する。カップを持つ手が大きく震えて、紅茶がテーブルの上に溢れてしまう。

彼の同様を見透かして、美沙子の顔から笑みが消える。

「やっぱり、そうだったんだ? 」

美沙子の厳しい顔を見て狼狽えた孝一は、なんとかこの場を誤魔化さなければ成

らないと、懸命に言い訳を試みる。

「なっ… なんで? そんな、突拍子も無い事をいきなりおっしゃるんですか?

 そんなワケ、ないでしょう? 僕は… 」

しどろもどろに言い募る部下に厳しい視線を送りつつ、美沙子は彼の言い訳を遮

る。

「必然性の問題よ。彼等は何故最後に成って私に目隠しをしたのか? 何故、あ

 の局面で視覚と自由を奪い去る必要に迫られたのか? それは絶対に時間稼ぎ

 の為に彼方を利用する為の小細工ね! そうでしょう? 大月クン? 彼方は

 連中の思惑にまんまと乗せられて、あの場で私を犯したのよ。あの薬のせいで

 おかしく成っていた私を、後ろから何度も犯したの! 」

明解な推理を披露されて、孝一には言葉も無い。

「お前も男だから、あんなにされた私を見て我慢が出来なくて犯ったんでしょう

 ? 気絶から覚めて、目の前に転がっていた私を見て、それで発情したのね? 

 この獣め! いったい女を何だと思っているの? 犯罪者連中の罠にはまって

 、まんまと彼奴等の目論みに乗るなんて… 馬鹿野郎! 」

美沙子の推理は確信に迫ってはいたが、さすがに目の前の若者が犯人グループと

結託しているとは気付いていない。彼女は輪姦の末に放置された自分が、犯人達

の逃走後に気絶から目覚めた孝一に辱められたと思い激高している。

「なんとか言ったらどうなのさ? この強姦野郎! それでも男なの? 」

えらい剣幕で美沙子が立ち上がり詰め寄ってくるから、気迫に押された孝一も慌

てて腰を上げて、そのまま壁際にまで後ずさる。

「私があれからどんなに辛い思いをしたか分かるか? お前になんて分かるもの

 か! この糞っ垂れ! 」

いきなりの事の露見に狼狽しておびえる部下を壁際まで追い詰めた美沙子の右手

が伸ばされて、孝一の股間を捕まえる。彼女は憎しみを込めて縮み上がった部下

の一物をズボン越しに力を込めて握り締める。

「いたたたたたた… わぁ… あの、許して下さい、畠山さん! スミマセンで

 した、出来心なんです。御免なさい、堪忍して下さい… いたたたたた… 」

美貌の上司の般若のごとき形相での怒りの前に、孝一はつい本音を吐いて謝罪す

る。物的な証拠は何も無いのだから、恍ければ恍け通す事も可能であろうが、根

が素直で根性の無い若者は、すっかりと彼女の鋭い推理に畏れ入ってしまう。

「これで私を犯したのね? どうなのさ? ヤクザに散々輪姦された後の私のオ

 マ◯コは気持ちよかったのかい? それに、お尻まで好き勝手に犯ってくれた

 じゃない? どうなのさ? このケダモノ! そんなに犯りたいの? ふざけ

 るなよ種馬野郎め」

たとえ乱暴で憎しみの込められた刺激であっても、怯える孝一の意志に関わり無

く彼の一物は悲しい男のサガを見せて浅ましい反応を示して行く。まるで美沙子

の握る力に反発する様に、彼の雄物は力強さを増してしまう。

(うっ… うわぁ… ヤバイ、こら、鎮まれ! 鎮まらないと、この剣幕じゃ、

 握り潰されてしまうぞ! こら、こら、鎮まるんだ! )

どんなに焦っても、これだけの美女に密着されて股間を刺激されては、孝一の存

念など知らんぷりで彼の雄根は図々しく鎌首をもたげて行く。

「なによ? なんなのよ? コレは? 節操なしにおっ立てて! この馬鹿野郎

 ? まだ強姦し足りないの? あれだけ犯っておいて、まだ犯らせろって言う

 つもり? 」

瞳に狂気の光を漂わせて美沙子は口汚く部下を罵る。だが、その激高した口調と

は裏腹に彼女の手の動きは、徐々に愛撫に近い代物に成ってくるのだ。

(まさか、立たせておいて、ハサミでも使って、チョン切るつもりなのか? ひ

 えぇぇぇぇ… それは、勘弁して下さいよぉ… )

最悪の事態を想定して竦み上がる若者の前で、美沙子はいきなり彼の前で跪くと

、そのままズボンのファスナーを引き下げる。トランクスを押し除けて勃起した

肉棒を引き出した彼女は、しばらくは呆然とそれを見つめるでは無いか。

 

 

 


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