その11

 

 

 

(ああ… はずかしい… 見られている、縛られた上で生徒にオマ◯コを見られている)

こちらから仕掛けた肉の交わりではタブーも無く、女性器に対する口での愛撫も平気で

受け入れる由紀子だが、両手両足の自由を奪われた状況で、隼人が股間に顔を寄せると

抑え込んで来たマゾの血が妖しくざわめくのだ。猛烈な羞恥に襲われた女教師は、無駄

としりつつ太股を合わせようと脚に力を込めるが、すでに左右の支柱とロープで繋がれ

た革の足錠のせいで彼女の希望は叶えられない。

 

(ただ、見られているだけなのに、なんで、こんなに… ああ、困った)

これがいつもの隼人であれば、美貌の女教師もこうまで困惑を深める事はあるまい。し

かし、アルコールの力で理性を麻痺させ、オスの本能の趣くまま女性器を見つめる酒乱

少年の熱視線がジリジリと由紀子を炙っていた。

「いつまでボンヤリと見ているつもりだ? 」

視姦され続けることで己の本性を簡単に暴かれる事を恐れて、由紀子はわざと乱暴な言

葉を使って先に問いかけた。

「あんたの準備が整うまでだよ。なに、もうすぐさ」

焦れた美貌の女教師を嘲笑う様に、少年は彼女の股間に指を差し向けた。

 

「ひっ… 」

恥毛の下でひっそりと佇む肉の裂け目の表面をなぞられただけで、由紀子は裸身を震わ

せ情けない声を漏らしてしまう。

「みろよ、見られただけで、もう濡らしていやがるぜ。まったく、あんたは淫乱な教師

 だ。すっかりと騙されていたよ」

これまでの隼人からは考えられない様な無礼な台詞だが、マゾ心に火を灯していた由紀

子は、自分が大当たりを拾った事を確信して魂を震わせる。彼女の心の昂りを知ってか

知らずか、少年は今度は人さし指と中指をまっすぐに潤おう蜜口に差し伸べて、そのま

ま泥濘と化した肉壷の中にスブリと容赦なく差し込んだ。

 

「あくぅ… 」

煮え滾る欲望の坩堝への直接的な攻撃を喰らい、由紀子は呻きながら不自由な裸身をく

ねらせた。完全に己の支配下に置いた美貌の女教師をからかう様に、隼人はやや乱暴に

濡れて爛れた秘穴をかき回す。

「あんたが、縛られた挙げ句に生徒に嬲られて、こんなに股を濡らす淫乱教師と知った

 ら、クラスの連中はどう思うかな? なあ、由紀子センセイ? 」

生意気な口をきく少年に向かって、なにか一言でも反論、罵倒を返したい由紀子なのだ

が、溶岩坩堝と化した蜜壷に対する暴虐から生まれる鮮烈な快美が、彼女の口を塞いで

いた。

 

「くそ! お前なんかに… あっ、そこは… きぃぃぃぃぃぃぃ… 」

意思の力を総動員して、せめて何か言い返そうと顔をもたげた由紀子だが、そんな美人

教師の生意気さを封じる為か? 隼人は淫裂の上で、小さく勃起していた敏感な肉芽を

指先で捻り潰したのだ。反論をあっさりと封じられた美人女教師は、拘束された裸身を

痙攣させ、自由を奪われてはいない爪先を反り返えさせた。

「やめろ、そこ… そこは、だめだぁぁ… やめてくれぇぇ… 」

不様に腰を振り立てて、なんとか敏感な肉芽にたいする狼藉からのがれようとする女教

師だが、それがかえって徒と成り、奇妙な刺激が増々由紀子を追い詰める。

 

(生徒に嬲られている… いいように扱われてしまう… )

これまで自慰の際に何度も夢に見て来た状況に現実の身を置けた由紀子は、羞恥心さえ

も燃え盛るマゾの炎の薪にして淫らな悦びにうち震える。自由を奪われ指先だけで虐め

られる事で、これまで心の底に秘めていた欲求が満たされて行く。目を向けると、年上

の美女を指先だけで支配した事に満足した隼人の冷酷な笑みを見る事に成る。勝ち誇る

少年の姿が癪に触り、ぷいと横を向いて奥歯を噛み締めて懸命に平静を装おうが、そん

な彼女の努力を嘲笑う様に少年の指先は泥沼化した美女の蜜壷を弄り回す。

 

「くっ… あっ… あふぅ… 」

溢れ出した淫汁が蟻の途渡りを伝い落ちて、シーツにいくつもの滲みの痕を残す様にな

ると、由紀子の最後の意地も砕け散る。どんなに抑えようと努力しても唇の隙間からは

艶っぽい吐息が漏れてしまうし、彼の指先から生み出される圧倒的な快美を欲して、拘

束された不自由な裸身ながら尻が浮いてうねってしまう。だから、不意に隼人が蜜壷か

ら指を抜いた時には、美人女教師は慌てて声を漏らすと同時に、真っ白な尻は支配者の

指を追い掛けて浮き上がった。

 

「そんなにガッつくなよ」

牝の性とは言っても、自分が少年の前で曝した不様な行動を恥じて由紀子は目を伏せ下

唇を噛み締める。だが、同時に彼女の心の片隅で蠢いていた被虐を求める劣情は、自由

を奪い去られた上で辱めを受ける快楽に酔い痴れていた。だから隼人が彼女の持ち込ん

だ道具の中から男性器を模した淫具を手にしたのを見ると、その期待は否応なく膨れ上

がる。

「なかなか素敵な玩具ですね、センセイ」

短時間の痛飲で酒乱の本性を露にした若者は、万歳の姿勢を強いている美人女教師の胸

元にバイブを突き出すと、やわらかな胸を膨らみに抉り込む。

 

「うっ… 」

小さく呻く由紀子の反応に気を良くしたのか、今度はバイブの底にあるスイッチを操作

して細かく振動する大人の玩具の先端を桜色の乳首に圧し当てた。

「くぁぁぁ… やめろ、馬鹿やろう! ちくしょう! あっ、あっ… あぁぁ… 」

蜜壷に対する容赦の無い弄虐により昂りきった身体なので、微妙な振動を武器にする乳

首責めは由紀子を簡単に追い詰めた。しかし、身も心も蕩けるようなな鮮烈な快美に酔

い痴れようとすると、意地悪な酒乱少年はタイミングを見計らいバイブを外してしまう

のだ。

 

「気持ちいいのか? なあ、センセイ。生徒に遊ばれて、乳首までおっ勃たせるとは、

 呆れた売女だよ、アンタは」

「煩い、黙れ、この… あっ… やめろ… あひぃぃ… 」

生意気な口を聞く生徒を叱責しようと女教師の顔に戻った由紀子だが、少年の言葉の通

りに勃起した乳首にバイブの振動を受けると、その断固たる決意や教師としての矜持も

瞬時にして微塵に砕け散る。ひとの指での愛撫とは決定的に異なり、敏感に成った乳首

を責めるバイブレーターの振動から生まれる妖しくも甘美な快感は、手足を縛られて抵

抗を封じられた事で倍増している。どんなに酷く嬲られても自分の力ではどうにも成ら

ない状況に陥った事で、美しい女教師が心の奥底に秘めていたマゾの血はフツフツと沸

き立っていた。

 

「ふん、こんなオモチャを持ち込むなんて、アンタ、本当にイカれているぜ、センセイ」

たちまち襲い掛かる快美の荒波に翻弄された美貌の女教師の痴態を冷ややかに見下しな

がら、隼人はバイブを乱暴に扱い彼女の乳房を玩弄し続ける。

 

 

 


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