「それじゃ、始めようか」 彼女の言葉の意味が分からず、恐る恐る隼人は顔を上げる。 「あの、始めるって、何をですか?」 「お前、馬鹿か? デリヘルで女を呼べば、目的はひとつだろうが。ほら、正座な んかしていないで立てよ」 それまでの怒気が霧散して、かわりに淫猥な雰囲気を強く滲ませた美女は清楚な英 語教師の仮面をかなぐり捨てて少年ににじり寄る。
「ほら、立ったらボンヤリしないで、さっさとズボンとパンツを脱ぐの! 」 「はっ… はい」 隼人は教室で悪戯を咎められた様な気分に成り、彼女の命令にしたがいジーパンと ブリーフを脱ぎ捨てた。 (ひょっとしたら、犯れるのかな? いや、でも… ) 憧れの女教師の前で下半身を曝す行為に及んだ事で少年は興奮した。それでなくて もデリバリーヘルス嬢相手に童貞喪失を目論んでいた隼人の一物は、彼の気持ちを 忠実に現してムクムクと鎌首を持ち上げた。
「ふん、大人しい顔をして、やっぱりお前も男って事か?」 下腹部を丸出しで立ち竦む少年に歩み寄った由紀子は、彼の真正面に陣取るとまっ すぐに瞳を見つめる。そして、男ならば誰でも身震いする様な淫蕩な笑みを浮かべ た。 「お前、童貞だろう? 」 「はっ… はい、あの、えっと、そうです」 誤魔化したところですぐにバレるだろうから、妙に取り繕う無駄な努力を放棄して 少年は頷いた。
「色気付きやがって」 更に一歩前に出て緊張で棒立ちの少年と身体を密着させた美人教師は、痛々しい程 に勃起した少年の雄物に指を絡めて来た。 「チェリー・ボーイにしては立派な持ち物だ。デカさだけなら、お前は叔父を凌駕 しているぞ」 吐息が顔の掛かるほどに身近な美女から揶揄された隼人だが、正直に言えば彼女が 何を話しているか頭に血が昇って分からない。彼の思念は全部、美女の指が巻き付 けられた勃起に集中している。 (きっ、きもちいいなんて、モンじゃ無いぞ! )
もちろん隼人も健全な男子高校生であるから、もうオナニーの良さは理解している し満喫もしていた。だが、自分の指で扱くのとは次元の異なる心地よさに溺れて、 少しでも油断すると膝の震えを抑え切れない。しかも彼の一物を優しく握りユルユ ルとしごいてくれているのが、あの憧れの由紀子先生なのだ。
これまでに隼人が胸中で膨らませて来た清楚な女教師のイメージは呆気無く粉砕さ れたが、瞳に邪淫な光を宿しながら、じっと彼の事を見つめているのは確かに由紀 子だったので、隼人はこれが現実なのか? はたまた夢なのか疑っている。 (ゆめならば、まだ、もうちょっと覚めないで! おねがいだ! ) 生まれて初めて第三者による手淫のサービスを受ける少年は、神様・仏様・天神様 などと総動員して、これが夢ならば覚めない事を願った。
「なんだ、こんなにおっ勃てて、そんなに気持ちがいいのか? 」 蛍光ピンクに染まった爪の先で亀頭の裏を軽く引っ掻いたかと思えば、敏感な裏筋 を伝い皺袋までもを弄ぶ美女の巧みな指嬲りの前では、童貞の少年などひとたまり も無い。しかも、気分が急激に高まると、その気配をいち早く読み取った由紀子は 表面に青筋を浮かべた一物から指を離して焦らすのだ。あと少し、もう一歩のとこ ろで何度も放り出された隼人は、たまらず小さく悲鳴を漏らす。 「先生、お願いです。最後まで… 」
涙目になって懇願する少年の負けっぷりを十二分に楽しんだ美女は、不意に冷酷な 表情を取り戻し、射精を望む隼人の頬を平手打ちにした。 ビシッ! 左の頬を打ち据えられた少年は驚き目を見開く。 「甘えるんじゃ、ない! 勝手に射精なんかさせないわよ」 すっかりと年上の美女に主導権を握られてしまった隼人は、打ち据えられて火照る 左頬を自分の掌で抑えながら、何度もガクガクと頷いた。 「もう少しだけ我慢なさい」 少年の素直な態度に機嫌を直した由紀子は、再び淫蕩な笑みを浮かべると今度はく るりと背中を向けた。
「ファスナーを降ろしてちょうだい」 背中に被さっていた髪の毛を両手で掻き上げた美しい支配者の命令にしたがい、や や手間取りながらも隼人は赤いワンピースのシャックを引き降ろした。すると由紀 子は何の躊躇いも見せずに服を脱ぎはじめる。最後にショーツを脱ぎ捨てた憧れの 女教師の肢体を、少年は目を細めて眩しげに見つめるばかりだ。 「来なさいよ、チェリーボーイ」
呼ばれるままに歩み寄る少年の前で、由紀子は妖艶な笑みを浮かべて跪く。 「まったく、ここだけは一人前だな。生意気におっ勃てやがって」 伝法な口調とは裏腹に由紀子はそっと童貞少年の男根を握ると、やわやわと擦り始 めた。 「あっ… 」 自分の手以外で一物を刺激される心地よさに、少年は早くも有頂天だ。 「なんだ、この我慢汁は? まったく、遠慮の無い餓鬼だ」 早くも鈴口から滲む先走りの淫汁を見た美貌の女教師は舌舐めずり後に亀頭をすっ ぽりと口の中に含んで見せた。生まれて初めて性行為に対する期待から滲み出た粘 液を、舌先で味わうように舐り回すと、由紀子は次いで唇をキュっと締め付け、そ のまま美貌を前後に小さく揺らす。
「あぁぁ… 先生」 憧れの女教師の口の中は思ったよりもずっと温かく心地が良いから、もう隼人は崩 壊の危機に瀕していた。ぬるぬるな喉咽粘膜の感触が艶かしく隼人の心をかき乱す 、そして時折彼の自制心を試す様にきつく吸い込まれると、少年は肛門に目一杯に 力を込めて射精の気配をやり過ごすのだ。いつまでも、このままフェラチオを楽し んでいたいと思う傍らで、あこがれの美人教師の口を汚してみたいと言う欲求にも 嘖まれながら、隼人は何度か際どいところで崩壊の危機を食い止めていた。だが…
「先生、もう、駄目です、限界… くわぁぁぁ… 」 少年の努力を嘲笑う様な絶妙の舌使いに触れて、ついに隼人の理性の堰は決壊した 。そんな少年の負けっぷりを察しつつ、由紀子は彼の股間から顔を離す様子も見せ ず、それどころか放出を促すように頬を窄めて強烈に吸い上げてみせた。
「うぐぅぅぅ… ごめんなさいぃぃ… 」 成す術も無く尿道を快美の奔流が走り抜け、精液は美人女教師の口の中に放たれる 。深夜の自室のベッドで己を慰める時とは比べ物に成らぬ快感を味わい噛み締めな がら、ついに隼人は憧れの女教師の口を汚してしまった。
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