その4

 

 

 

「おまたせしました、ささ、どうぞ」

「えっ、あっ、はあ、それでは… 」

きらいなわけでは無いから、酒の満たされた御猪口を島津は口に寄せて行く。

「ふぅ〜、美味しいですね」

「そりゃあ、若くて綺麗な女子大生のお酌ですのも、不味いわけないですよね」

いけしゃあしゃあと言ってのける恵里子だが、その口調には嫌味が無いから、しっと

りとした落ち着きを見せる姉と違って活発なで美しい女子大生の台詞は座を大いに和

ませる。こうして島津は勧められるままに杯を重ねて楽しい一時を過ごす事になった。

 

 

「すみません、奥さん、本当に楽しくて、ついダラダラと長居をしてしまいました。

 そろそろお暇させていただきます」

へべれけに成るほどでは無いが、そうとうにきこしめた事を自覚している島津は腕時

計の時間を見て驚いた。

(まいったな、よっぽど楽しかったんだろう、時間を忘れて話し込んでしまった。こ

 れではもう終バスには間に合わない、高く付くがタクシーを拾うしか無いな)

帰宅の足の事を思い気が重くなするが、それを補って余り有る有意義な一夜を過ごし

た事に十二分に満足した島津は改めて長居を詫びて暇を乞う。

 

「課長、もうとっくに終電も出てしまっていますよ。今夜はウチに泊まっていってく

 ださい。古いですが広いのが取り柄の家ですので御遠慮は無用です」

「いや、それでは余りにも図々しいですよ、矢島さん」

しかし彼の辞退の言葉は矢島の耳には届かない。

「おい、香代子、課長の床の準備をしてくれ。恵里子は課長を洗面所に御案内しなさ

 い」

「はい、義兄さま。さあ、島津さん、こちらですよ」

矢島の指示にしたがい香代子は奥の間へと姿を消し、島津は美しい女子大生に手を引

かれて洗面所に連れて行かれた。

 

(まあ、着替えのワイシャツと予備のネクタイは会社のロッカーに置きっぱなしだか

 ら、明日はここから会社に出勤しても問題ないか… それに女房も子供のお伴でサ

 ッカーの合宿に同行中だしな)

幾分図々しいとも思ったが、ほどよく酒に酔ったけだるさから、これからタクシーを

捉まえて帰宅するのも億劫に成った島津は、最近リフォームされたとおぼしき近代的

な洗面所で口を濯ぎながら初老の部下の好意に甘える腹積もりに成っていた。再び女

子大生に手を取られて廊下を連れられた島津は客間まで案内された。

 

「こちらは、お客様用の浴衣です、寝巻き代わりにお使い下さい」

客人の為に寝具の用意を終えた美人妻がにっこりと微笑む。

「ありがとうございます、ほんとうに御面倒をおかけして申し訳ない」

夜具のしたくを整えた香代子は一礼すると、恵里子と共に客間を後にした。

パリっと糊の効いたシーツが心地よさそうな布団にゴロリと横になった島津は、激動の

一日となった今夜の出来事を改めて振り返る。

 

(驚いたな、矢島のオッサンがまさか、あんな若くて綺麗な女房を持っているばかりか

 、こんな豪邸に暮らしているなんて… それに、あの鮎釣り用に竿! く〜〜〜〜、

 羨ましいぜ、オッサン! )

宴席で釣りの話が出た時には好きな竿をひとつ進呈すると言う矢島の言葉に、のどから

手が出そうになりながら脂汗を流して固辞した事を多少悔いながら、島津は用意されて

いた浴衣に着替えると高級そうな布団にもぐり込んだ。

 

 

(ん? なんだ? )

どこかで悲鳴が聞こえた様な気がして、暗い和室で島津は目を覚ます。寝ぼけてしばら

くは自分が何処にいるのか分からなかったが、年上の部下の矢島に招かれて彼の家に泊

まっていた事を思い出すまでに、そうは時間は掛からない。

(えっと、今のいったい… )

寝ぼけ眼を開き耳を澄ますと、確かに女性の悲鳴が聞こえていた。

「あっ… ひぃぃぃ… 旦那様、そんなにされたら、香代子はもう… あぁぁぁぁ… 」

(か、香代子? えっ、香代子って? まさか… )

矢島から妻だと紹介された美女の名を聞いて、島津は一気に目が覚めた。

 

「ひぃぃぃ… 旦那様、あっ… あひぃ… だめぇぇ… 」

僅かの間、声のする方向を見つめた島津は、やがてガバッと起き上がると、音を立てぬ

ように気を付けながら襖へにじり寄る。ドキドキしながら少しだけ襖を開き隣室を覗い

た島津の目にとんでもない光景が飛び込んで来たのだ。古式ゆかしい行灯の仄かな光り

が映し出すのは、とんでもなく白く艶かしい女性の大きく開かれた太股であり、美女の

腿の間に身を置いて荒腰を振るっているのは間違い無く矢島だった。

 

「あいかわらず汁っ気の多い女だな、香代子は」

「はぁぁ、おっしゃらないで、そんな事、恥ずかしい」

自分よりも遥かに年上の矢島が、美しくも若い妻と情を交わす姿は余りにも刺激的であ

り、悪いとは思いつつ島津は目が離せなくなっていた。

(でっ… でかいな、矢島のオッサン! )

可憐な若妻の蜜壷を抉る初老の男の雄根のサイズを見て、島津は肩を落とした。彼とて

仲間内では一番と言ってもよい立派な持ち物なのだが、ミシミシと音を立てる様に美人

妻の蜜壷抉り込まれる矢島の巨根の前では男としての自信や自尊心は粉砕されている。

 

「ひぃ、ひぃ… 御主人さま、そんなにされたら… あぁぁ… 」

「おいおい香代子、少しは遠慮しなさい。そんなに騒ぐと、隣の部屋で寝ている課長に

 聞こえてしまうぞ」

覗きがバレたのか? と、息を呑んだ島津だが、美しい若妻を責める矢島は振り返る事

も無く荒腰を振るっていた。

「そんなこと、おっしゃっても、あぁぁぁ… だって、あひぃぃ… 」

乱暴に突き上げられる度に香代子は汗に塗れた裸身を震わせ、甘い悲鳴をまき散らす。

 

「だめぇぇ… 御主人さまぁぁ… 」

泥濘と化した肉壷に対する苛烈な責めが続く中、美しい若妻は絶頂の高波に呑み込まれ

た。

「いく、いきます… だめぇ… あひぃぃぃぃぃ… 」

組み伏された男にしがみつき、なんども裸身を痙攣させた香代子は激しく気をやった様

に見えた。しかし、矢島は美しい妻のアクメなど何処吹く風と言わんばかりに突き上げ

を止めようとはしない。

 

 

 


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