その38

 

 

 

 

「だめぇぇぇ… いや、ゆるして、もう… ああ、だめよぉぉ、やめてぇぇ

 ぇ… 」

演技では無く千尋が本当に怯えているのは、スタッフ一同、誰もが分かって

いる、しかし、この場の絶対者である由紀江がカットを掛けない限り、忠実

な彼等は各々の仕事を続けて行くしか無かった。孤立無援の美貌のAV嬢は

、ようやく燠火となっていた快楽の炎が新たな油を注がれて、大きく膨れ上

がるのを感じて咽び泣く。

「いやぁぁぁ… だめよぉぉ… あっ… あひぃぃ… 」

またもや大火と化した官能の炎にジリジリと身を焦がされて、千尋は虚ろな

瞳を宙にさまよわせて甘えた悲鳴を張り上げる。散々に焦らされた挙げ句に

目眩く様な鮮烈な絶頂に達した事から、躯の方はクタクタに疲れきり、もう

指先一つ動かすのも億劫なのだが、そんな彼女の体たらくを他所に、女陰は

すっかりと巨根に馴染み媚肉は出入りを繰り返す長大肉棒に絡み付く。

ようやくに自分好みに熟れて来た女体の感触を楽しみながら、隆俊は徐々に

ペースを上げて美貌のAV女優の濡膣を縦横無尽に責め立てる。この光景だ

けを見れば、幼顔の面影の残る少年が、まだ義務教育を終えていない年齢で

あると、誰が信じるであろうか? 

メインカメラを任されているベテランのスタッフは、もう彼がデビュー作に

臨む新人である事を完全に忘れ去っている。女の哀しい性により、またもや

絶頂の兆しが見て取れる美貌のAV女優の艶っぽい苦悶の表情を、カメラマ

ンはひたすらレンズで追い続けた。

「だめ… また、イク… お願い、いっしょに! もうイッてぇぇぇぇ… 

 中へ、中でいいから、お願いよぉぉぉぉ… 」

仕事である事すら失念して、千尋は経験の無い爆発的な快美に翻弄されてい

る。無惨に貫かれ続ける美貌のAV女優の裸身は噴き出す汗でべっしょりと

濡れていて、息をするのも苦し気に喘ぎ咽んでいる、だが、彼女を貫く少年

の方と言えば、強い照明の関係で、たくましい背中に多少の汗は浮かんでい

るが、その後ろ姿からはまったく消耗は見とれない。

半狂乱となり甘い悲鳴を張り上げる千尋の痴態に比べれば、小憎らしい程に

落ち着きを見せる隆俊だから、スタジオの隅で控える園子は義理の甥っ子が

、この数日で、さらに手に負えない獣へと成長を果たした事を思い知らされ

ていた。

本来は最初に少年が陵辱に及んだ姉の暢子から、数日間、彼を引き剥がす事

が目的のAV男優志願であった。生活の破綻を恐れた園子の努力により、一

応は暢子も落ち着きを取り戻している。

だが、よかれと思い、由紀江の元に送り込んだ結果がこれでは、美人姉妹の

妹は先が思いやられてしまう。しかしながら、複雑な思いを他所に、更なる

進化を果たした若い狂獣を前に、むねが異様にときめくのも事実なのだ。

いま、こうして多くのスタッフの前で組伏される美貌のAV女優と己を身を

置き換えて考えただけで、指先が震えて咽はカラカラに乾く程の興奮に襲わ

れている。自分もああして、骨の髄にまで快楽を刻み込まれる様に責められ

てみたい、そんな考えに衝動的に支配された園子は軽い目眩を感じつつ、哀

れなAV女優の末路を見守っている。

「だめ… イク… いくぅぅぅ… あひぃぃぃぃぃぃぃ… 」

美しい裸身をガクガクと揺すりながら、千尋は立て続けに2度目の絶頂に追

い上げられる。だが、それでも隆俊はまだ美貌のAV女優を赦す事は無く、

彼女の腰を捕まえたままで荒々しい律動を続けている。人間離れした強靱な

体力と飽く無き欲望を目の当たりにして、周囲のスタッフの中から賛嘆の溜

息が静かに漏れている。

「だめぇぇぇぇ… 死ぬぅ… もうゆるして、おねがい… 休ませてぇぇ…

 こもままじゃ、頭がヘンになるぅぅぅ… だれか、助けて… おねがい!

 あひぃぃぃぃ… 」

凄絶な泣き顔を見せる千尋であるが、彼女の魂の叫びに応える者はいない。

それどころか、カメラマンを始めとして、これは傑作に成るだろうと予感し

たスタッフ等は、息をひそめて成り行きを見守っている。

もちろん、監督たる由紀江もまったく同感であり、手懐けた野獣の邪魔をす

る様な不粋な真似には及ばない。現場の張り詰めた興奮の中で、唯一の部外

者である園子だけが、哀れな美しいAV嬢の末路を思い、ひとり胸を痛めて

いる。

その後も執拗な隆俊の責めが続き、何度と無く絶頂に駆け上がった千尋は、

ついに最後に大往生を遂げると、そのまま深い昏睡に陥り、何の反応も示さ

なくなってしまった。

「なあ、由紀江… じゃないや、カントクさん。もう、この女は駄目みたい

 だぜ」

遂に一度も精を漏らす事も無く、売れっ子のAV嬢を乗り潰した若者は、ま

ったく衰える事の無い巨根を、赤く爛れた千尋の秘穴からズルズルと引き摺

り出した。

「OK、そうみたいね。私が手伝うから、最後の顔射のシーンを撮ってしま

 いましょう」

少年の呼び掛けに応えて、由紀江はサングラスを外すと、セットの中に歩み

寄る。何が起きるのかと当惑するカメラマンを他所に、目の下に乱行の跡で

ある隈を浮き出した元AV嬢は、当然の様に隆俊の元に歩み寄り、彼の前に

跪く。

「本当ならば、千尋の仕事だけれど、あのザマじゃ到底無理だわ。だから、

 イキそうに成ったら、声を掛けて頂戴ね。あの子の顔にザーメンをぶちま

 けるのよ」

言うが早いか、スタッフ等の見守る前で、なんと由紀江は恥じらいも捨てて

若い愛人の肉棒にしゃぶりつく。千尋の愛液の汚れなど気にも止めずに、女

監督は熱心に隆俊の巨根を口で愛撫する。

余りにも自然に、かつ当然のごとき振るまいだったから、誰もが止める機会

を持たなかったが、監督自らの熱心な演技指導? は、周囲のスタッフを唖

然とさせた。しかし、流石はプロの集まりらしく、それでもカメラマンは静

かに撮影を続けている。しんと静まり返ったスタジオに、由紀江のフェラチ

オの淫らな濡れた音だけが響いていた。

「よし、もういいぜ。それじゃ、締めの顔面シッワーと行こうか? 」

これがデビュー作となる新人の台詞であろうか? 落ち着き払った様子で由

紀江を押し退けた隆俊は、ハンディカメラを持ったスタッフが所定の場に付

くのを待ってみせた後に、おもむろに悶絶している千尋の顔の付近に剛直を

寄せて行く。

カメラマンにひとつ頷いて見せてから、隆俊は若い牡の精液をおもうさま美

貌に噴き付ける。汗で化粧が乱れた上に、白濁の汁で汚された千尋の負け姿は

、女の園子が見ても息を呑む様な凄絶な色香があり、この行為を見守るスタッ

フ一同からも、賛嘆の溜息が漏らされていた。モニターの中でアップになった

千尋の精液で汚れた顔を見つめて、園子は疼く躯を持て余している。撮影が終

わると同時に、周囲のスタッフの誰とも無く拍手が巻き起こった。

 

 

「続けて次の子も撮るからね、セットの掃除をおねがい。あと、千尋は母屋

 の方の空き部屋のベッドにでも放り込んでおいてちょうだい。このザマじ

 ゃ、今日の別シーン撮りは無理だわ」

サングラスを掛けなおした由紀江が、勝ち誇った様子で悶絶する千尋を見下

してテキパキとスタッフに指示する。

「つっ… 続けてって… 少し休憩をいれないと、彼の方が無理でしょう?

 監督? 」

彼女の信頼も厚いカメラマンは、女監督と少年の2人を交互に見比べて驚き

の声を上げる。

「俺のことなら、心配いらないですよ。案外と早くに、あの千尋って女がダ

 ウンしちまったから、まだ犯る気満々ですね。ようやくエンジンが掛かっ

 て来たかな? って、ところです」

隆俊は心配顔のカメラマンに向って笑顔で答えた。

 

 

 

 


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