その31

 

 

 

 

これだけの若さ溢れる野獣に貪られてしまえば、男に馴染んだ女であれば、我

を忘れてのめり込むのも無理は無い。実際がところ、彼女自身も、かなり際ど

いところで、かろうじて己を保っている様な状態なのだ。

これまで重ねて来た経験の差が、園子や暢子に比べて、由紀江を踏み止まらせ

ている。一方、隆俊の方と言えば、まるで新しい玩具を与えられた幼子の様に

、愛人である美人姉妹とはひとあじ違った熟女の蜜壷の感触に有頂天だ。

己の剛直が、パックリと口を開けた美女の肉穴に納まり、次には赤く爛れた肉

壁もろともに引き抜かれる様を、顔を伏せて飽く事も無く眺めている。肉棒が

押し入る度に溢れる愛液が、白い太股の内側を濡らして清潔なシーツの上に滴

り落ちる様は何とも淫媚であり、少年の興奮を更に煽り立ててくれている。

「気持ちの良いマ◯コだぜ、これならば何発でも出来そうだよ」

ひょんな事から巡り会った、男を蕩かす様な女陰に感触に興奮してか、いつも

に比べても明らかに隆俊の興奮は大きく、そのあらわれとして、腰の動きも荒

々しい。園子にしても暢子でも、イッた直後には肉壷も緩み、しばらくの間は

ダッチワイフを抱いている様な味気ない律動に成るのだが、元AV女優上がり

の熟女はひと味違っている。

爛れた肉の壁は相変わらず少年の剛直に絡み付き、何事も無かったかの様に締

め付けて来ていた。どれだけ犯っても鈍化しない女体を手に入れて、彼は女の

生理や哀しみなど心に止める間も無く、ひたすら欲情の趣くがむがままに熟れ

た女体を貪り喰らう。

ギリギリで最後の一線で踏み止まる由紀江だが、やがては確実に訪れるであろ

う自我の崩壊を予見して、一刻も早くに少年を先にダウンさせなければと焦り

の色は濃い。不様な喘ぎ声を漏らしながらも、由紀江は最後の力を振り絞って

、のしかかっている少年を迎え撃ち、懸命に腰をうねらせた。

「くぅぅ… あひぃぃ… なんて強いの? あぁぁ… そんなにされたら… 」

陥落の時を恐れて、彼女の記憶は過去の経験から何か対策を見つけ出そうと、

これまで印象的であった男との情事の数々を走馬灯の様に鮮やかに描き出す。

だが、これまでのどの男との交わりよりも、この年端も行かぬ少年とのセック

スは、強烈な快美を彼女に押し付けて来る。

最初は彼の媚びると同時に射精を早める為だった腰のうねりだが、今はもう彼

女の意志では止められない。勝手に欲情が暴走して少年の律動に合わせて尻が

淫らに舞い狂う。こうなると、多少の経験などはモノの役には立たない。一度

燃え上がってしまった女体は、残念ながら快楽には至って脆い。やがて膨れ上

がった愉悦は由紀江を完全に呑み込んで行く。躯の芯を突き抜ける電撃的な快

美の前に屈した美貌の女監督は、2度目の大きな荒波に翻弄されてしまう。

「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」

熟れた肢体を精一杯に仰け反らせて、白目を剥いた美女は口から泡を飛ばして

絶頂に至る。妖しい蠢動を見せていた女陰は、一瞬凄まじい締め付けを見せて

、またもや若い野獣から精を搾り取る。2度目なのにも関わらず、堪え切れな

かった事に隆俊の方も面喰らう。

(くぅぅぅ… なんてキツい締め付けだよ! 大した女だぜ)

園子や暢子を相手にしている時には、たいていの場合一度噴いた後には完全に

コントロールを取り戻していた若い野獣は、あらためて経験の豊かな美しい女

性を相手にしている事を思い知る。だが、見直されても、当の由紀江の方は、

それどころでは無い。立て続けに2度も犯された美貌の女監督は、グッタリと

ベッドに倒れ込んでいる。だが、その女陰は彼女とは別の生き物の様に、先程

までの峻烈さは失っているが、それでもジワジワと、まだ硬度を失う事なくの

さばっている巨根を締め付けてくるのだ。

「不思議なマ◯コだな、まだ締めてきやがるぜ。これじゃ、お相手しないわけ

 には行かないぞ」

射精の解放感が駆け足で過ぎ去ってから、少年は立て続けに2度も噴いたのも

忘れて、何事も無かったかの様に再起動に取り掛かる。

「ひぃ… まって… あっ… ちょっと… あひぃぃぃ… 」

躯はすっかりと快美に蕩け切り、指先ひとつ動かすのも億劫なのだが、愉悦の

余韻を切り裂く様な律動の再開を喰らって、由紀江は哀し気に悲鳴を漏らす。

しかし、抗議の声を上げているのに、彼女の肉壷は、出入りをし始めた肉棒に

ねっとりとからみつき、またもや妖しく締め付ける力を取り戻しているから、

熟女の悲鳴などに構う事も無く、若い野獣は激しく突き上げて行く。

「まって! だめ… いやぁ… おねがい、もう… あひぃぃぃぃ… 」

苦労して持ち上げた両手で、獣のごとく欲情する若者の分厚い胸板を叩き、押

し戻してみたところで、頑強な少年にとっては、蚊に刺された程にも感じては

いない。煩いとばかりに両手を一度にあっさりと払い除けられてしまうと、も

う由紀江は抗う気力すら薙ぎ払われている。

そうした葛藤の間にも、彼の突き上げは規則正しく続けられているのだ、背筋

を電撃の様な快美が走り抜けて、脳天を突き抜けて美女を痺れさせている。余

りにも強く燃え広がった官能の炎に灼かれてしまった美貌の女監督は、この期

に及んでようやく少年の仮面を被った性獣の本性を悟り恐れおののき、身を震

わせるばかりだ。

長大な雄物が抜かれる時には爛れた膣壁もろともに引き摺り出される錯覚に襲

われ、また、勢いを付けて最深部にまで到達する時には、子宮を踏み潰される

恐れと、そんな存念すら霧散する暴力的な快感に溺れてしまう。売れっ子のA

V嬢と言う過去の職業柄、いろいろな男達と肌を合わせて来た由紀江は、こと

、セックスに関しては、完全に見切ったと言う自負があった。

かなりヘビーなSMプレイから、羞恥プレイ、さらには2人、3人との同時プ

レイの経験を持ち、巨根自慢の黒人までもを喰って来た彼女だから、セックス

に関して驕慢に成るのも無理は無い。しかし、プライドが高ければ高い程、そ

れが砕け散った後の自我の崩壊は深刻だ。

いま、由紀江を貪り骨の髄まで快楽を刻み込んでいるのが、まだ中学生の少年

である事が、彼女の絶望を増大させている。僅かに残った理性の欠片は、この

非合理な現実を受け入れたくは無いと悲鳴を上げるのだが、実際に、2度まで

も立て続けに噴き上げていながら、まだ硬度を失う事なく責め続ける野獣の様

な隆俊のパワーには、恐れを抱き跪かずにはいられない。強烈な突き上げと言

う薪を焼べられた官能の炎は増々燃え広がるばかりであり、彼女は落ち着く間

も無く、次の絶頂に突き上げられた。

「ひっ… ひっ… ひぃぃぃぃぃぃぃぃ… 」

若者の桁外れなパワーに追い上げられて、由紀江は裸身を力無く何度か痙攣を

繰り返した末に、再び意識を失ってしまう。最初から相手がこれ程の野獣だと

覚悟を決めていれば、また違う展開もあった美貌の女監督であるが、隆俊の幼

さが残る顔や子供っぽい言葉遣いに完全に誑られて、油断した挙げ句の完敗だ

った。強烈な奇襲攻撃に慌ててしまい、己を見失った由紀江には、もう失地回

復のチャンスは残されていない。しかも、彼女の痙攣がおさまると、さも当然

の様に少年は律動を再開するのだ。

「うぅぅぅ… あぐぅぅ… だめ… ゆるして… ひぁぁぁぁ… 」

汗と涙でアイシャドウが落ちて、頬に黒い一筋が流れた滑稽な顔で、由紀江は

力無く頭を揺らして容赦を乞う。だが、彼女の望みとは裏腹に美貌の女監督の

蜜壷は、それでも尚、力強く出入りを繰り返す肉棒に絡み付き、さらに精を絞

り出さんと妖しくうねくるのだ。

「よ〜し、調子が出てきたぜ。お楽しみはこれからさ! そうだろう? えっ

 と… そうだ、ユキエさん」

躯が完全に爛れ切り、抗う事も出来ない熟女に向って投げ掛けられた少年の台

詞に、由紀江は絶望する。この野獣は、まだ彼女の事を解放する気などさらさ

ら無いのだ。己の慢心が招いた墓穴であるが、紹介者である園子の予想をも大

きく裏切り、隆俊は一晩中、美貌の女監督の柔肌を楽しみながら、心行くまで

貪り喰らった。

 

 

 

 


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