その14

 

 

 

 

その野獣が禁断の果実を口にしてしまったのだから、もう歯止めが利くわけが

無い。これだけ美しい義叔母を存分に貪ったのに、ベッドに俯せに横たわり悶

絶している園子の、汗の浮いた白く美しい背中や、まろやかな尻のラインを見

ると、まるでこれまでの強烈なセックスが無かったかの様に股間がいきり立っ

ている。

「まだ、もう1〜2回はイケるな。でも、少し咽が乾いたぜ… 」

昨晩から今朝にかけて、夜の繁華街を巧みに舞う美しい2人の蝶を立て続けに

貪った若者は、さすがに多少の消耗を覚えて、咽の乾きを潤す必要に迫られる

。筋骨隆々たる裸身を曝したままで、隆俊はベッドに園子を残して自室を出る

と、飲み物を求めてダイニングへと向う。ドアを開けたところで彼は人の気配

を感じて僅かにたじろいだ。

「おはよう。ねえ、園子は? 」

「なんだよ、起きていたらな声くらい掛けてくれよな、暢子」

昨晩、この若い野獣に骨の髄までしゃぶり尽された継母は、派手なカルダンの

ガウンで裸身を包みタイニング・テーブルに陣取っている。起き抜けのはずだ

が、しっかりと化粧を整えている美貌の継母を見ると、昨晩から今朝にかけて

の濃密なセックスが思い出されて、隆俊は少し面映い。

もっとも、腰紐をしばっていないのか? ガウンの前は大きく開いていて、胸

の谷間がくっきりと浮かび上がっていた。そのせいで、昨晩の事を思い出した

若者の股間は見境なく強張りを増している。なぜ彼女がわざわざ義理の息子の

為に化粧を整えているのか? その意味すら分からぬ餓鬼は、けだる気な義母

の様子を窺うように見つめている。

「馬鹿ねぇ… あんな声を聞かされて、ノコノコとおはよう、って、顔を出せ

 て? 」

隆俊の部屋から響く派手で赤裸々な嬌声を耳にすれば、妹がどんな目に合って

いるのか? 昨晩の自分の経験からして、暢子には嫌と言う程に分かってしま

う。日の光の下でばっちりと化粧を整えた暢子だから、荒淫に蝕まれた美女の

凄絶な色香は衰えるどころか、逆に匂う様な艶っぽい女っぷりを披露している

「朝っぱらから、酒をかっ喰らっているママさんに言われたくは無いぜ」

「ビールなんて、お酒のうちに入らないわよ。あんたも、どう? 咽が乾いて

 いるんでしょう? 」

汗をかいたグラスに、あらたに麦酒を注ぎ込む継母を無視して、隆俊は冷蔵庫

に足を向けた。

「そんな苦いモノを旨そうに飲む奴の気が知れないよ」

不良仲間の前では格好付けて缶ビールを飲み干す事もある少年だが、今は咽の

乾きを潤す為に牛乳パックを取り出すと、コップに乳白色の飲み物を満たして

行く。背後で継母が席から立ち上がる気配を感じながらも、立て続けの性行為

で乾き切った咽を潤す為に、彼は一気に牛乳を飲み干した。

「ふぅ… 」

ようやく乾きから解放された隆俊の背後に、静かにか暢子が忍び寄って来る。

中学生とは思えない広くたくましい背中に自分の胸のまろやかな膨らみを密着

させた美しい継母は、その手を前に伸ばして、背後から裸の若い野獣の一物を

まさぐり始める。

「ああ… まだビールよりもミルクの方が良い餓鬼なのに… ここだけは生意

 気に大人なんだものね」

彼女ばかりか、あのしたたかな妹の園子までもを陥落させた一物を愛おし気に

さすりながら、牝の本能に従う暢子は義理の息子に媚びてしまう。女の色香を

売る商売に付き、並みいる馬鹿男達を煙に巻き嘲笑って来た夜の蝶が、初めて

出会ってしまった精強極まりない牡に、すっかりと幻惑されてしまっていた。

もともと、男の強さに憧れて隆俊の父親である極道者に嫁いだ暢子だったから

、徹底的にスケール外れの精力を見せる義理の息子に抱かれた事で、もう腰砕

けなのだ。

しかも驚く事に、この少年は、昨晩あれだけ自分を貪り喰らいながら、今朝は

妹の園子を相手に、もう一戦を終えている。園子がこの場に現れない所を見れ

ば、妹が昨日の夜の自分と同じく悶絶に至っている事は容易に想像が付く。

(あの人の子供なのに、こんな事に成っちゃった… でも、だからこそ、あの

 人の子供なのかしら? ああ、園子を相手にして来たくせに、まだこんなに

 固いんだもの… )

姉妹丼を敢行した後でも、まだ驚く様な硬度を保つ義理の息子の一物をしごく

暢子の愛撫に、隆俊はすっかりと気を良くしている。

「へへへ… そんなに擦られたら、また、その気に成ってしまうぜ! 」

振り返った義理の息子に力強く抱き締められて、暢子は応える様に熱い吐息で

彼の耳をくすぐった。

「ねえ、ベッドルームに行きましょう… 私のベッドに… 」

「いやだね、そんなに待てないよ」

少年は軽々と暢子を抱え上げると、幸いな事にビール瓶以外には何も置いてな

かったダイニング・テーブルの上に彼女を押し倒す。

「だめよ、ここじゃ… 園子が起きたら、恥ずかしい… 」

「心配するなよ、園子の奴は、ぐったりして、おネンネの真っ最中だよ。あれ

 なら雷が落ちたって、しばらくは目を覚ます事は無いさ」

前のはだけたガウンを邪険に押し退けて、隆俊の手が彼女の股間に伸ばされる

。邪魔な下着を付けていなかった暢子の秘裂に、義理の息子の無骨な指が襲い

掛かる。

「だめぇぇぇ… ベッドに。おねがい、隆俊、ベッドに、きゃぁぁぁぁぁ… 」

義理の息子を挑発する為に、ガウン一枚を羽織った姿でいた事が裏目に出てし

まい、彼の指が、昨晩散々に踏み荒らされた蜜壷に簡単に沈み込む。

「あぁぁ… おねがいよ、ここでは、イヤ、やめて… あっ… あぁぁぁ… 」

ほんのりと顔を赤く染めた暢子は、力なく身をよじり逃れようとするが、その

秘裂からは昨晩の激しい行為を思い出して、はやくも蜜が溢れている。

「なんだよ、口ではつまらない事を言っているのに、マ○コはぐっしょりじゃ

 無いか。こんなに濡らしておいて、煩い事を言うなよな」

薄笑いを浮かべた隆俊の言葉に、暢子は恥ずかしくて耳たぶまでも真っ赤にし

ながら身悶える。しかし、やや強引な義理の息子の愛撫に応えて蜜壷から愛液

が溢れてしまっている事は、十分に彼女にも自覚がある。日頃は食事を共にす

るダイニングのテーブルの上に押し倒されて、そのまま嬲りものにされる興奮

が、徐々に美しい継母から思考能力を奪って行く。

「ああ、ひどい奴、まったく、やっぱり、あの男の息子だよ。アンタの父親も

 、盛るとこうやって見境なく、どこでもアタシを犯したものさ… 店のトイ

 レや組の事務所、それに、車の中でも日常茶飯事だったわ。ケダモノの子供

 は、やっぱりケダモノよ」

ついに挫けた暢子は抗う事を諦めたばかりか、痺れ始めた下半身に鞭打って、

形のより両脚を破廉恥にも大きく左右に開いてみせる。その大胆なポーズに気

を良くした若い野獣は、涎を垂らさんばかりのニヤケ顔で、あからさまにされ

た継母の女性器に目を止めた。

 

 

 

 


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