その11

 

 

 

 

これが、他の男が相手であれば警戒もしたであろうが、こうして真昼の日の中

で女性の神秘の蜜壷を、生唾を呑み込みながら眺めている少年が、まさか姉を

地獄の悦楽環状に引き摺り込み、性の狂悦地獄にたたき堕としていたとは思わ

なかったのだ。

その油断が命取りに成る事を園子は自覚していない。まとわり付いてくる可愛

い子犬のように思った相手が、実は獰猛な狼である事に気付く頃には、彼女も

情け容赦の無い義理の甥に骨までしゃぶられる事に成るのだ。しかし、この時

点では、まだ園子の方にも余裕がある。

どんなに獰猛なポテンシャルを秘めているにしても、確かに隆俊は彼女の股ぐ

らに顔を突っ込んで鼻息で恥毛を揺さぶる餓鬼に過ぎないのだ。やがて少年は

薄らと潤う肉の襞を指で左右にかき分けた。そこは血の繋がらぬ甥っ子との、

いけない体験に期待して既に熱を持ち濡れている。姉である継母と同様に汁っ

けの多い女陰に向けて、好奇心旺盛な若者はゆっくりと指を差し入れて行く。

「そう、ゆっくりと… やさしくするのよ。あっ… あぁぁ… 」

昨晩姉が体験した狂おしい程の性交地獄を知らぬ園子は、なりばかり大きくな

った義理の甥っ子の悪戯に興奮して、もう艶っぽい声を漏らしている。

「もう… いやらしい子ね、なんだか手慣れているんじゃない? それも姉さ

 んの教育なのかしら? うふふ… 」

昨晩一夜の経験ではあるが、それでも女の躯を知ったそばから貪り尽した事に

より、隆俊にも落ち着きが生まれている。膣口から奥へと差し入れた中指を巧

みに操り熱い蜜壷の中をゆっくりとかき回せば、継母との感触の違いが如実な

のだ。

(かなりキツイな… 暢子のはもっとグズグズで、それでいてキュっと入り口

 付近が締め付けてくるけれど、園子のマ○コは全体がキツいや。こんなので

 俺のが入るのか? )

不遜ながら、この若い獣は早くも肌を合わせる事になった2人目の若い園子と

、継母との女の違いを実感している。乱暴に突けば、そのままグズグズと崩れ

てしまいそうなのに、意外としたたかに絞まり、何とも心地の良かった暢子に

比べて、若さのせいもあるのか? 少なくとも指先の感触は園子の方が味気な

い様に思える。

「あっ… あぁぁ… もう、この子ったら、悪戯小僧め! あっ… あふぅぅ

 … 」

指での玩弄の前に、園子のガードはすっかりと下がっている。愛液まみれの指

をあっさりと引き抜いた隆俊は、だらしなく開かれた美しい義理の叔母の股の

間に、こんどは顔を埋めて行く。

「きゃあぁぁ… なに? 舐めるの? もう… この子、はぁぁぁぁ… 」

口では何のかんのと言うものの、この年下の少年との情事に心を震わせている

美女は、股を閉じたり隆俊の頭を押し退ける様な不粋な真似には及ばない。そ

れどころか、濡れそぼる女性器を、まるで彼の顔に押し付ける様に腰を持ち上

げてさえいた。

園子もまた、姉と同様に淫らな血を持て余す種類の女なのである。早くから水

商売に馴染んでいた暢子ほどでは無いにしろ、姉や姉の夫であるヤクザの顔役

をバックに、怖いものを知らずに夜の繁華街を優美に舞う美女は、多くの崇拝

者から讃えられる事に慣れ切っていて、真の獰猛な牡に対する警戒感は希薄だ

った。

「ふぅぅぅ… 気持ちいいわ… 、困った子ね。こんなに若いうちから、女に

 慣れてどうするのよ? 将来はろくでなしで性悪なヒモにでも成るつもり? 

 」

かなり正鵠を得た予言を口にする園子は、何度も躯に走る震えを楽しみながら

隆俊の未熟な愛撫に身を任せて行く。

(シタの毛は暢子のより薄いな、舐め易くて結構な事だぜ。でも、もじゃもじ

 ゃした暢子の胯グラも、あれはあれで良いけれどな… )

おおよそ中学生とは思えない猥雑な思考を辿りながら、彼は愛液の溢れる秘裂

に舌を這わせている。

(でも、汁っ気は、園子の方が多いな。こんなにべっとりしていやがる。それ

 に、匂いも園子の方が強い様な気がするぜ)

後に魔羅一本で名を売る事になる性獣の片鱗は、こんな所にも現れていて、隆

俊は焦る事もなく、美しい義理の叔母の淫臭を胸一杯に吸い込みながら、濡れ

た女陰を舌で愛撫して行く。本能的に察したクリトリスを中心に彼は愛液の滴

る秘裂を舐り上げて行く。

「あぁぁぁ… もう、いい、いいから、ねえ、入れて… 」

焦れたのは園子の方だ。セックス慣れしていると言っても、姉の暢子ほどには

場数はこなしていない美女は、もう義理の甥っ子への性教育など忘れて、牝の

発情を露にしている。自らが望んで取り返しのつかない暗黒ゾーンへと足を踏

み入れつつある園子だったが、当然、彼女はそんな風には思ってもいない。し

たたかな夜の蝶として、酔客連中を手玉に取って来た姉が、いまだにベッドか

ら起き上がれない事実を、彼女はもう少し深く考えるべきだった。

「それじゃ、いただくぜ、園子サン」

何も事情が分かっていない美しい叔母の細い腰に手を差し伸べて、丁度良い位

置まで持ち上げる辺りは、昨日の朝まで童貞だったとは思えない手腕だが、ほ

ぼ一晩中、継母の熟れた躯を貪り喰らった経験が隆俊にも余裕を齎している。

むしろ、男慣れしている園子の方が、これまでにお目にかかった事の無いよう

な巨根との交わりに度を失い、淫に狂った目をギラギラと期待で輝かせている

。そして、彼女の期待は裏切られる事は無い。昨夜の継母とのセックスで知識

を貯えた若い野獣は、もう迷う事も無く美しい義叔母の蜜壷に雄根を沈めて行

く。

「あっ… きゃぁぁぁ… おおきい、これ… キツイわ! でも、すごい… 

 あぁぁぁぁ… 」

やはり記憶に無いくらいに、いっぱいに肉裂を押し割られて、官能の中心に打

ち込まれる一撃は園子を一気にヒートアップさせる。彼女とて、姉を助けて夜

の繁華街を華麗に泳ぐ色女なのだ。

しかも、姉とは違い面倒なヒモもいないから、気に入れば客とベッドを共にす

る事もある。少なくとも同じ年の同性等よりは豊富な経験と知識があるだろう

園子にであるが、この年下の義理の甥の一物のスケールには圧倒されていた。

思えば彼女にとっては不利な条件が整ってしまっている。最前に目撃した姉と

隆俊の行為の果ての淫臭漂うベッドルームを覗いて以来、異様な興奮に捕われ

た上で、こうして少年の部屋におしかけての性行為だったから、劣情が膨らむ

事に歯止めが掛からない。

なにしろ園子は、まだランドセルを背負っていた頃の隆俊を憶えているのだ。

姉が土地の有力なヤクザと懇ろに成り、店を持たせてもらった時分に、OL務

めの傍らでアルバイトとしてホステスをやっていた時に、彼女は隆俊に出会っ

ている。その頃から身丈は中学生くらいはあったであろうが、まだ幼い顔付き

でテレビゲームに夢中に成っていた少年と、こうしてベッドインしているイン

モラルな行為が、園子の淫ら心に火を付けていた。

「ひぃぃ… ちょっと、飛ばしすぎじゃないの? そんなんじゃ、アッと言う

 間に果てて終わっちゃうわよ。あっ… 焦んなくても、いいから… あひぃ

 … ひぃぃぃぃ… 」

入れた途端に、おそらく全開で腰を振り立てる未熟な若者の強烈なエネルギー

に当てられて、園子の余裕は徐々に削り取られて行く。しかし、これまでの彼

女の経験が、こんなペースでのしかかって来たらなば、ものの数分、いや数秒

で射精に至ってしまう事を教えて得くれていた。

もっとも、彼女の尺度は明日には大きく書き換えられる事に成るのだが…

(まったく… チン○ンは立派だけれど、これじゃ、そろそろ噴いてしまうわ

 ね。まあ、初心者だからしょうがないかな? それに、若いから、もう一度

 くらいは大丈夫でしょうね)

 

 

 

 

 


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