門倉歩惟 (1月23日(水)00時20分13秒)
■アニトさま、読んで頂いている皆さまへ■
1日投稿するのを我慢して、読み直したり修正したりしたのですが、
これ以上手元において置くことができません。
こんな我慢のできない娘には、お仕置きが必要かもしれませんね。
「いつものスナックで」は、シリーズみたいに今後も続けると思いますが、
ちょっと違ったものが出来てしまいました。
シリーズの名前はまだなのですが、
すでに次のシチュエーションも浮かんできちゃうんです。
こちらの「アイ」も、宜しくお願いします。
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まだ見ぬご主人様

「いらっしゃいませ」
指示された、駅前のマンガ喫茶に入ると、
受付の若い男性店員さんに声をかけられました。
「当店のシステムはご存知ですか?」
「はい、1時間の利用で、
リクライニングのできる椅子がある個室がいいです。」
受付を済ませ、伝票を受け取りました。
伝票の性別欄を見ると、【女性】となっています。
女性って見られて嬉しい。
この席はこのお店で一番広い個室で、シートは一つしかありませんが、
シートの周りがゆったりしていて、2人でも使えるほどの広さがあります。
個室に入ってコートをハンガーにかけると携帯メールを確認しました。
《個室に入ったら、通路側に椅子を向け下着だけになること。
 用意ができたら、シート番号をメールすること。
 次のメールが届くまで、アイマスクを着けて待ちなさい。》
鍵も掛からない個室で下着だけになるなんて
誰か間違って戸を開けたら、どうしよう...
個室の戸はスライド式で、下の方は大きく空いていて、
背の高い人なら上から覗けてしまう。
ドキドキしながら、服を脱いで下着だけになりました。
黒いブラジャーと、黒いレースのキャミソール。
光沢のある黒いストッキングはガータベルトで吊るタイプです。
黒エナメルのピンヒールと、黒で揃えたランジェリーで、
ショーツだけが赤いTバックです。
外側に向けた椅子に座ると、戸の下から通路が見えます。
ハイヒールが個室の外から見えないようにと、腰をひねって座りました。
足音が聞こえます。
誰かが近づいてくる。
体が硬直しそうになり足を抱えてしまいました。
息をひそめていると、前を通り過ぎる男性らしき足元がチラッと見えました。
足の震えが静まるのをしばらく待って、シート番号をメールしました。
アイマスクをつけてシートに身をあずけると、
視覚をふさいだので、いろんな音が聞こえてきます。
でも、自分の心臓の高鳴りが一番響いています。
堅く閉じた太腿の付け根が熱くなってきます。
とっくに大きくなっているペニクリの先が濡れているのが、
手で確認しなくても分かるほどです。
きっと、Tバックの前にも染みができているでしょう。
ご主人様、早く、早くメールを送ってきて下さい。

知り合ったきっかけは、ニューハーフや女装娘と、
それに理解のある人の、SNSでブログにコメントを頂いたことからです。
自作のHな小説をブログに載せたところ、Hなセンテンスでなく、
デートの準備でドキドキしているセンテンスにコメントをされました。
ロマンチックな気持ちが解って頂ける方だと思いメールをしました。
メールをやりとりするうちに、私のHな面をいっぱい知って頂いて、
私の方から、ご主人様と呼ばせて頂くようになりました。
メールで送られる綴られた命令の言葉に、心の奥底に刺激を受けて、
パソコンに表示される文字だけで、とめどもなく濡れ、いってしまいました。
何日もしないうちに、恥ずかしくも自分でHな写真を撮って送り、
会って直接調教して頂けるようにお願いをしていました。
そして、今日始めてご主人様に会えることになりました。

ドキドキしながら、どれだけか分からない時間待っていると、
メールが来ました。
《荷物を届けるので、アイマスクをして待つこと。
 戸をあけても黙って静かにしていなさい。
 次のメールが届くまで、動かないこと。》
やっと会えるんだ、でもアイマスクをしてだなんて...
指示の通りにして、しばらく待っていると、
戸が静かに開いて誰かが入ってきました。
違う人だったら、大声を出されて大変なことに。
泣きそうになりながら声を出すのを我慢していると、
近くに寄られた気配がします。
見られている。
ご主人様なの...
写真を送ったことは、何度もあるけど直接見て頂けるの初めて。
どうですか? ご指示の姿で待っていました。
アイマスクを外してお顔を見せて下さい。声をかけて下さい。
椅子の横でカサッと音をたてただけで、静かに出ていきました。
どうして...
メールが来ました。
アイマスクを外すとシートの横に、紙の手提げ袋がありました。
メールの内容は次のとおりでした。
《袋の中のリモコンバイブを挿入すること
 服は紙袋に入れ、下着の上にコートを着て店を出ること。
 駅のそばのコンビニにに黄色の○○○タクシーが止まっているので、
 アイの名前を伝えているから、タクシーに乗ること。
 行き先は伝えてある。》
もうすぐ会える。
ペニクリの先に溢れている愛液をアナルに塗って入りやすくすると、
バイブを舐めました。
ご主人様の肉棒だと思って。
挿入して受信機をガータベルトで固定しました。
ランジェリーの上から直接コートを着ました。
アナルに違和感がありますが、外からはきっと分かりません。
そう思い込んでマンガ喫茶を出ました。
指示があったコンビニは信号を渡ったところにあります。
駐車場に黄色いタクシーが停まっています。
赤信号が変わるのを待っていると、突然バイブが動き始めた。
うぅ。
膝が折れてしゃがみこみそうになりました。
少し膝を曲げたくらいで隣の人は気付かないみたい。
ちらっと隣を見ると、薄い色のついたサングラスをかけたスーツの男性でした。
前を向いていて、コートの中で変態なことをしている私には興味ないようです。
でも、近くにいるのはこの男性だけ。
もしかして、この人が...
バイブの刺激を我慢しながらそんなことを考えていると男性が歩きだしました。
いつのまにか、信号は青に変わっていたのです。
後を追って、信号を渡りました。
その男性は、タクシーとは反対の方向にすたすたと去りました。
バイブはまだ動いたままです。
違ったんだ...
タクシーの側まで行って、運転手さんに合図しました。
「予約のアイさん?」
じろじろと上から下まで見回しながら聞いてきました。
「はい」と返事をして、開けてくれた後部座席に乗り込みました。
乗り込むと、バイブは止まっていました。
コンビニから見てるのかしら。
そちらの方を見ようとすると、行き先も告げていないのに走りだしました。
線路沿いの人気のないところで、タクシーは止まりました。
「どうして止めたんですか? 予約した人がくるんですか?」
と尋ねると、バックミラー越しに私をにやにや見ながら。
「コートの中のこと、知ってるよ」と、言ってきます。
どうして...
タクシーに乗るときから、このおじさんはご主人様じゃないと思ってたのに。
「厭らしいことしてるんだろ。コートを開いてみな。」
「そんなこと言ってないで、目的地に向かって下さい」
「どこに行くか知らないんだろ。言ったようにしないと連れてかないよ」
「それに。これな〜んだ」
手に持っていた青い小さな装置を目の前にかざしました。
もしかして、バイブのリモコン?
運転手が小さな装置をいじると、私の中のバイブが動き出します。
刺激に耐えるのに膝に力を入れて堅く足を閉じました。
「ははっ、ちゃんと動いてるみたいだな」
「早く、脱げよ。変態のおにいちゃん、知ってるんだよ。男だって」
愕然としました。
早くこの場から離れたい気持ちだけで、言われたとおりにコートを脱ぎました。
「ひゅー、厭らしいかっこうだね。まあ、見られるかなぁ」
また、リモコンを操作しました。
びーーん。狭い車内に聞こえる位の強さになりました。
「あっ、あっ、やめて」
「やめて下さいだろ」
「は、はいぃ。やめて下さい」
「ははっ、ふっ。 やだよ。」
「感じてないで、ブラを外して胸を突き出しな。」
腰いっぱいに震える刺激にたえながら、
キャミソールの肩紐をずらしてブラを外しました。
「おっぱい、全然ねーなー。ほら、これ付けてやるから。」
鎖で左右が繋がっているニップルクリップを乳首に付けられました。
「いっ痛い」
クリップで乳首を挟まれ、鎖の重さで引っ張られています。
「はい、はいっ。それじゃ車降りな。」
「そんなっ、こんな格好で外に出れません。」
「早くしろっ! つべこべ言ってると連れていかねーぞ。」
ドアが開きました。
人気が無いとはいえ下着だけです。そんなことできません。
尻込みしていると、運転手が降りてきて腕を引っ張ります。
「早くしろっ! 殴るぞ!」
「やめて、殴らないで! 出ます。出ますから。」
下着だけで線路沿いの道路に立ちました。
寒さより恥ずかしさで、体が震えます。
「ほら、こっちに来いよ」
運転手は電柱の側に立って私を呼びます。
呼びながら、チャックを下ろして肉棒を出しています。
「何してるの、やめて。」
「ほら、しゃぶりな。俺を気持ちよくさせたら連れてってやるよ。」
肉棒をふりながら、にやにや笑っています。
しぶしぶと男の前にしゃがんで、握って口を近づけます。
すえた匂いが鼻についてきます。
目をつむって、まだ柔らかいそれを口に含みました。
「うっうぅ、男の口でも気持ちいいもんだな。」
「もっと気持ちよくさせろよ。」
大きくなったモノを口からだして、舌で舐めまわします
先の方を咥えて先だけを往復します。
男の息が荒くなってきました。
頭をぐいっと掴まれました。無理やり頭をふらせます。
喉にあたって苦しい。涎が横から垂れてきます。
ますます動きが激しくなります。
一瞬動きが止まったかと思うと口の中に青臭いものが満ちてきました。
うっうう。
吐き出そうと口を離そうとしましたが、まだ掴まれてて逃げられません。
「飲め! 飲み込め!」
息苦しさから開放されるため、いくらか飲み込みました。
頭を解放されると、えずいてしまいました。
「げぇふっ、げふっ、うぅぅっ」
涙と鼻水、精液でべとべとです。
道路にべったりと座りこんでいると、男が後ろから近づいて来ました。
差し出されたハンカチにびっくりして、見上げると運転手ではなく、
マンガ喫茶の前の信号で隣にいた、サングラスの男性でした。
「楽しかったかい。アイ。」
「...」
「私だよ。」
サングラスを通して優しい目が見えます。
この人だ、この人がご主人様だったんだ。
泣きながら、差し出された手を胸に抱いてしまいました。
「私が運転手さんに頼んだんだよ。ほら、立ちなさい」
手をとって立ち上がらせてくれました。
綺麗に顔についたものを拭きとってくれました。
優しく微笑んで見つめてくれています。
抱き寄せて、熱いキスをしてくれました。
ご主人様の舌で、口のなかの汚いものが綺麗になっていくようです。
キスだけで腰が熱くなり、膝がガクガクと震えてきました。
ふっと、唇がはなれました。
「もっと気持ちよくしてあげるよ。」
「アイの可愛い姿をもっと見てもらいなさい。」
フェンスに体を向かせられて、
背後からご主人様の右手でペニクリを包まれました。
左手はニップルクリップのチェーンを持っています。
チェーンを揺らして乳首を刺激されながら、ペニクリをしごかれています。
「あぁ、気持ちいいです。ご主人さまぁ」
「もうすぐ来るよ。アイ。」
カタンカタンと線路が震えています。
遠くから光が近づいて来ます。電車が近づいて来るのです。
ペニクリをしごく右手の動きが激しくなります。
私は、気持ち良さでしゃがみこまないようにフェンスをぎゅっと掴みました。
「あぁ、あぁっ、ご主人様もう駄目ですぅ。」
「いっちゃいそうです。」
「もうちょっとだけだよ、もっと気持ちよくなるからね。」
大きな音をたてて電車が前を通りすぎようとします。
だけど視界が白くなって、薄っすらとしか見えません。
「アイ、いきなさい!」
「はぃぃ、イク、イっちゃう!」
頭を振って、あらん限りの声で叫びました。
走り過ぎる電車に向かって白い液体を飛び散らせました。

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最後まで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。
                         門倉 歩惟




アニト (1月24日(木)00時10分53秒)
門倉歩惟さん、こん○○は。
『まだ見ぬご主人様』の書き込みをありがとうございます。
ふむふむそういうプレイもできたのかと参考になりました。
実をいうとわたしも一時期マンガ&ネット喫茶を
待ち合わせの場所として利用していたのですよ。
《こちらの「アイ」》ちゃんほどではありませんが
ちょっとエッチなことをしたことも・・。どはははは。
これまでの物語を読むと
歩惟さんの中には少女と娼婦が同居しているようですね。
そしてそのどちらも本音なのでしょう。
理想を追い続けるだけでは進展しませんし、
快感のみに目を向けていると人間関係は希薄になります。
上手にバランスをとっている歩惟さんの物語と心の在り様に
安心し感心しているのです。
さてさて、わたしは《我慢》は美徳であると考えていますが
発散できなければ精神的によくありません。
>こんな我慢のできない娘には、お仕置きが必要かもしれませんね。
むふふふふ、欲しいですか?。


続きの物語「ご主人様とのデート」へ

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