はじめから読む

中出真樹 (5月4日(木)09時20分10秒)
▲アニト様▲
中出真樹が失踪してから1年。
時の流れはそんな事件をはるか彼方へ追いやろうとしていた。
実際、真樹の失踪を覚えている人などほとんどいなかった。
しかし、真樹が失踪するはずなどないと信じる唯一の人物がいた。
真樹を姉と慕う桃原美希子がその人であった。
美希子はわずかな手ががりから、ついに真実への扉をこじ開けた。
『星の智慧派教会』の前田あにと神父を訪ねた美希子は単刀直入に質問した。
「お姉さんがどうなったのか教えてください」
「突然おっしゃられても何のことかわかりませんね。わたしは神に仕える身です。
占い師ではありませんから、お姉さんの所在を当てることなどできません」
しかし、美希子はひるまない。
「お姉さんの部屋からこれが見つかったのです。それでも知らないと」
美希子は『輝くトラペゾヘドロン』を差し出した。
「こ、これは・・・」
明らかに前田神父は動揺した。
「おろかなことを。わたしが真実の姿を現す時はまだ来ていないのに」
『輝くトラペゾヘドロン』に混沌とした異界の深淵が浮かび上がってきた。
「きゃー」
美希子はすさまじい衝撃をうけ『輝くトラペゾヘドロン』を投げ出した。
「神父とは仮の姿。我こそは這いうねる混沌ナイアルラトホテップ」
その瞬間すさまじい雷が降りそそいだ。
地獄のような劫火が教会をつつみ、すべては焼き尽くされた。
???????????????????????????????????
え〜、美希子ちゃんがうらやましがっているので登場してもらいました。
アニト様にはナイアルラトホテップになっていただきました。
クトゥルー神話では、おそらくもっとも人気のあるキャラです。
『星の智慧派教会』『輝くトラペゾヘドロン』とわけのわからない言葉ですが、
いずれ『HPLその他の物語』の中にも登場すると思います。
ところで『這いうねる混沌』ってなかなか素敵なフレーズではないでしょうか。
▲田神真緒さま▲
このところラヴクラフト一色のわたしなのですが、
彼の小説には微々たるエロスも存在しません。
(グロは強烈なものがありますけれど)
女装に向かいあっているわたしと、ラヴクラフトに浸っているわたしには
極端な違いがあります。
両面があるから人間はおもしろいのかもしれません。
▲吉田聡美さま▲
やはり元気な聡美さまがいてこその『空想デート』です。
>真樹様から人間として本当に大切な思いやりの心を
>気づかせていただき心から感謝しています。
いやはや、こんなことを言われますとお尻がこそばくなってきます。
わたしなど『空想デート』の世界で安眠をむさぼっているだけの身です。
秘書として活躍されている聡美さまとはエネルギー放出量が違いすぎます。
あっ、そういえば。
まだ聡美さまは殺していなかったですね。
今回は美希子ちゃんに焼け死んでもらったので、次回はそろそろ。
ご希望の殺され方はありますか?むふふふふっ。
▲めらめら燃えてる美希子ちゃん▲
いかがでしたか〜。
地獄の劫火で焼き殺される気分。
しかも、アニト様が真の姿に戻られた影響によるものなので、
美希子ちゃんにとっては夢のようなひとときだったでしょうか。
昔、昔、ラヴクラフトはこんな楽しいお遊びをしていたのです。
でも、こんな楽しいことを始めてしまうと癖になってしまいます。
よ〜し、次回は美希子ちゃんを復活させて魔物にしてしまいましょうか。
・・・HPLその他の物語 4・・・
ロバート・ブロックに殺されたラヴクラフトですが、
もちろんその返礼は小説の中で行なわれました。
『闇の跳梁者』でラヴクラフトは『ロバート・ブロックに捧げる』とわざわざ記し、
そのうえで『ロバート・ブレイク』という人物を登場させます
はでな殺されぶりだったラヴクラフトですが、
さすがに師らしく落ち着いた筆さばきを見せます。
検視官によると感電か放電によって引き起こされた神経の緊張によると判断された
ブロックの死因ですが、もちろんラヴクラフトがそれですませるはずがありません。
ブロックは背筋を伸ばして座ったまま死んでいました。
ガラス球のような目をむいて、ひきつった恐怖の表情に人々はたじろぎます。
ブロックは痙攣してこわばった右手に先の折れた鉛筆を握っており、
自身の手で恐怖の記録が語られるのです。
恐怖を手記で遺すという手法は恐怖系小説ではよく使われます。
ブロックはナイアルラトホテップによって殺されることをほのめかしていますが、
興味ある記載があります。
『アザトースよ、どうか憐れみを』
『ヨグ=ソトホース、われを救いたまえ』
死の間際にブロックはアザトースには憐れみを、ヨグ=ソトホースに救いを求めています。
アザトースとヨグ=ソトホースはラヴクラフトの原神話においては、
とてつもない能力を持つ最高位に位置する存在です。
また、ナイアルラトホテップはこの両者とは一線を画す特別な存在です。
そういう関係からすると、ラヴクラフトによって書かれたブロックの最期の祈りは
どんな意味を持つのかと考えさせられます。
さて、ラヴクラフトは実生活において、ダーレスに手紙を書いています。
そこにも興味深い記載があります。
まず、自分が殺されたシーンのことを、
彼は老紳士を血まみれにさせて放っておきました、と表現しています。
その報復として、私は彼をもっときちんとした姿にし、
硬直した体を机に向かって座らせ、西窓の外を凝視し、
ゆがんだ顔に言いようのない恐怖の表情を浮かべさせてやりましたと書いています。
また、この小説をブロック少年に捧げたのは、
ウィアード・テールズ誌の読者欄に誰かが提案しているのに従ったとも書いています。
わたしが特に興味を感じるのは、この手紙を受け取ったダーレスの心情です。
ダーレスがラヴクラフトを敬愛していることは言うまでもありません。
そしてダーレス自身も作家なのです。
自分よりも若いブロックがラヴクラフトと小説の中で殺しあうという、
夢のような楽しい企てをうらやましく感じたことでしょう。
しかし、ダーレスは作家としての自分の能力をよくわかっていたのだと思います。
ブロックのようにラヴクラフトと渡りあえるだけのものが書けるかどうか。
現実にダーレスはラヴクラフトから小説を書く能力については
高く評価されてはいなかったのです。
後にダーレスはアーカム・ハウス社を興して
ラヴクラフトの小説を世に出すことに全力を注ぎ、実際に大きな貢献をしました。
同時にダーレス流のクトゥルー神話まで立ち上げてしまい、
世のラヴクラフティアンから恨まれることになります。
屈折したダーレスの行動には、常にブロックへの対抗心があったのではと考えます。

【エッチな物語】
いやなことはされない。
そう聞かされて、わたしはここへやってきた。
心地よく女装を楽しみ、妖しいアバンチュールに身を委ねる。
ハードなプレイはこわい。でも、すこしだけ経験したい。
そんなわたしにとって、ここは理想的な場所のはずだった。
男を求める女装者と女装者を求める男が、同意の上でプレイをする。
女装者がいやがることはされない。それがルールということだった。
確かにルールは守られていた。
カウンターやボックスの席で、キスをしたり愛撫をかわす男と女装者。
中には複数の男から責められている女装者もいた。
別室で濃厚なプレイをするカップルも。
だが、そのいずれもが女装者の同意による行為だった。
わたしも女装者として夢のようなひと時をすごした。
何人かの男性と唇を重ね、ほんの少しきわどい愛撫もされた。
だが、わたしの限界はそこまで。
男性は皆紳士で、そんなわたしを悦ばせてくれている。
あまりの心地よさにわたしは閉店をすぎても、男性とのキスでなごりをおしんだ。
もうひとつのルールも知らずに。
「ああっ、お願いです。もうやめて」
わたしは懇願を繰り返すしかなかった。
しかし、そんなわたしの顔に強烈な男のビンタが飛んだ。
「心にもないことを言うなよ。
ほんとうはこんなことをしてほしいから、閉店してからもここにいるんだろうが」
さっきまで紳士だった男たちが欲望をみなぎらせながらわたしを凌辱する。
テーブルの上にのせられたわたしは、パンティを脱がされて後ろ手に拘束をうけ、
それでいながらブラジャーとガーターベルト、ストッキング、
そしてハイヒールを身につけたままなすがままにされている。
わたしのペニスは屈辱の限界におかれながらも、硬く反応してしまっている。
男たちの指が肉棒がわたしの全身をアブノーマルな欲望のまま穢していく。
口が肛門が何本もの硬く大きい肉棒で貫かれ、
わたしの体内には男たちの精が何度も何度も注入されていった。
凌辱の宴が終わったあと、男たちは紳士に戻った。
精液まみれのわたしをバスルームで優しく清めてくれた。
どうやらわたしだけがルールを知らなかったようだ。
また、ここへわたしは来るだろう。
閉店のあとの性の宴を夢にみながら。

《HPLその他の物語 5へ》




アニト (5月6日(土)00時29分01秒)
中出真樹さん、こん○○は。
「大丈夫でございますか?這いうねる混沌様」
「うむ、鉄腕サトミか。大事無い。して美希子はどうなった?」
「地獄の番犬ケロベロスゴンタさんが魔力によって・・。
しかし間に合ったかどうかは・・・」
「それにしてもこうも早く『輝くトラペゾヘドロン』が出現するとは」
「美希子様こそ女神。救世主になられるお方でございますから
ダークフォースの側に堕ちて魔物にならなければいいのですが」
「サトミは真樹の元へ向かいなさい。そしてアレを・・」
「いよいよそのときが来たのでございますね」
星の智慧派教会、輝くトラペゾヘドロン、そして混沌とした異界の深淵。
すべては中出真樹の失踪から、いやそれ以前から始まっていた。
????????????????????????????
返歌ならぬ返物語、今回は苦労しました。
なにせ謎だらけ。
はたして美希子の運命は?、中出真樹の行方は?。
鉄腕サトミと地獄の番犬ケロベロスゴンタはこのピンチを救えるのか?。
ぐわはは、おもしろくなってきました。




中出真樹 (6月8日(木)23時18分22秒)
▲アニト様▲
「して、これからどうなさいますか」
サトミは、あにと神父の姿をしているナイアルラトホテップに問うた。
「わたしは時をさかのぼり、すべての人間に警告を与えねばならん」
「はっ」
「これより116年昔、ラヴクラフト家とフィリップス家の間に生まれし赤子に我が魂宿らん。
プロヴィデンスより発したる我が警鐘に気づかぬものは滅びるのみ」
「過去に戻るためには門を越えねばなりません。
門を知るものは、一にして全、全にして一なるものヨグ=ソトホースのみでございます」
「サトミ、頼むぞ。ヨグ=ソトホースの召喚を」
這いうねる混沌ナイアルラトホテップの従者にして強壮なる使者サトミは
唯一ヨグ=ソトホースを召喚する力を持つ。
「しかし、それはあまりにも危険なことです・・・、が、是非もないこと・・・」
あにと神父がうなずくとサトミはこの世のものとは思えぬ声を発した。
「いぐないー・・・いぐないー・・・なぐはあ・・いぶすんぐはあ・・・いあー
・・・いあ・・・すはるくんぐはー・・いあ、いあー・・・んぐはあぁ・・・
ふぇいえーくどぅどるふ・・いあー・・・ヨグ=ソトホース・・・いあ・・いあ」
▲さらにアニト様▲
全身がズタズタに引き裂かれた状態ではあったが、サトミはわずかに息をしていた。
中出真樹のもとへ行かなければ。
主であるナイアルラトホテップの指示を遂行せんとする意思だけが、
サトミの命をつなぎとめていた。
だが、それも限界にきていた。主の命は守れそうにもない。
人間界では鉄腕ともいわれる強壮なる使者サトミといえども、
ヨグ=ソトホースの尋常ではない力の前では無力に等しかった。
ヨグ=ソトホースがこの次元に現れた衝撃だけでサトミの全身は切り刻まれたのだ。
これが普通の手段により負った裂傷であればすぐに回復するのだが、
ヨグ=ソトホースの通常べからざる衝動は致命的であった。
だが、サトミは消えゆく意識のなかで確信した。
主は無事にヨグ=ソトホースの門を超えて行ったことを。
▲またもアニト様▲
人間界では地獄の番犬ケロベロスゴンタとして恐怖をほしいままにしているが、
そこには人間の善悪という観念を超えるものがあった。
ティンダロスの猟犬とも呼ばれている彼は、角度のある場所で人間と接触すると
意識しないうちにその生命を奪ってしまう。
「ぐるるるるっ。不思議なことだキャン。
美希子は黒焦げになって生き絶えかけていたのに、
傷も癒えて生命力がますます強まっているのだキャン」
ケロベロスゴンタは己の魔力を注ぎ込み、美希子の周囲に結界を張った。
蘇った美希子は結界に守られてひたすら走る。
「もう、ケロちゃんたら。グリグリしないのっ」
「これは結界を作るためだキャン。
グリグリしないと角度が保てずに、結界が崩壊してしまうのだキャン」
しかし、そうするうちにも明らかな美希子の変化をケロベロスゴンタは感じた。
「な、なんだキャン。美希子の脳がまったく機能しなくなったキャン」
ケロベロスゴンタはとてつもなく異質なエネルギーを美希子から感じた。
いま美希子であった生命体からは何の思考力も感じられない。
そして、無意識のままありうべからざる早さで走る。
すさまじいエネルギーが美希子であった生命体から発生しはじめた。
そして、その力は結界を突き破り、さらにとてつもなく強大に変貌を続けている。
ケロベロスゴンタが角度のひずみから別次元へ移動するのが一瞬遅れていたら
おそらくサトミと同じ運命になっていたであろう。
ケロベロスゴンタは確信した。
ついに白痴にして盲目の王、アザトースがその姿をあらわしたことを。
▲まだまだアニト様▲
ナイアルラトホテップはハワードという名のアメリカ人にその魂を宿した。
精神が完全に融合しハワードにはナイアルラトホテップの存在を知る術はない。
驚くべきことにナイアルラトホテップさえ融合中にはその意識を
ハワードの内に秘匿して、自身の存在を忘却の彼方へ押しやってしまった。
ハワード・フィリップス・ラヴクラフトは宇宙的恐怖に根ざした小説作品を残した。
それは単なる小説ではなく、後の人類への啓示だった。
潜み棲む恐怖は単純に善と悪という構図で語られるものではなく、
あまりにも壮大で宇宙的恐怖に満ちたものであった。
そんな禍々しい啓示に気がつく人間もいることはいた。
しかし、そのとてつもない恐怖には耐えることができず、
唯一そこから逃れる方法として邪神のしもべとなる道を選ぶのであった。
マサチューセッツ州ボストンの北にあるアーカムからさらに北。
インスマウスにおいて深きものと交わり生まれた半漁人のような一族こそ、
現実世界に存在するその代表的な例なのだ。
『星の智慧派教会』に集まる者もそのような、かつて人間だったものたちで構成されており、
あにと神父の姿をしたナイアルラトホテップが指導をする。
ナイアルラトホテップ自体が不思議な存在である。
人間に啓示を与え、そして堕落していった人間であった者にも力を貸す。
ナイアルラトホテップとて人間の叡智をはるかに超えた存在である。
その意図を知ることなどできはしない。
▲どこまでいくのアニト様▲
中出真樹はようやくたどり着いた。
ラヴクラフトが書いた禍々しい作品の中に答えがあるはずと解釈した。
そして、見つけだした答えがウルサーという場所だった。
ラヴクラフトの小説の中で言及されていたウルサーに棲むという猫。
しかし、その場所は普通の人間にたどり着ける場所ではなかった。
真樹は『輝くトラペゾヘドロン』の秘密を知り
ナイアルラトホテップの正体があにと神父であることを知った。
そして真樹は『輝くトラペゾヘドロン』を隠したまま、あにと神父に真実を問うた。
ナイアルラトホテップは真実を知る鍵を真樹に与えたのだった。
もちろんナイアルラトホテップであるあにと神父は、
『輝くトラペゾヘドロン』を真樹が隠し持っていることなど当然見破っていた。
唯一、美希子がそれを発見するということが誤算ではあった。
真樹はいま、ウルサーの猫の将軍に面会した。
そして、時が迫っていることを知った。
このままでは絶望が待つのみであった。
それは死という生やさしいものではなく、
永劫に続く業火に死ぬことなく焼かれるような悪夢そのものであった。
猫の将軍は軍隊を集め、人類の救出を約束してくれた。
猫の軍隊が、すさまじい数の猫達が行軍を開始した。
▲ふう〜アニト様▲
白痴にして盲目の王アザトースは意識せぬまま人類を抹殺した。
ラヴクラフトの啓示に気づいたごく一部の人間だけが猫の軍隊に救われた。
邪神の眷属と交わることで忌むべき存在になったかつての人間どもも一掃された。
猫の軍隊による庇護のもと、かつてヒューペルポリアと呼ばれていた場所で、
人類は新たな歴史を作っていくことになる。
アザトースは無意識のまま宇宙をさまよう。
ヨグ=ソトホースはすべてにおいて存在する。
両者の力は猫の軍隊でさえも制御することは不可能である。
しかし、同時に両者は人間などという存在に特別な興味を抱くものでもない。
ヒューペルポリアの遠く離れた魔力の溢れる森の中。
力つきた真樹の亡骸がすでに風化しようとしていた。
▲最後にアニト様▲
えー、前代未聞のあいさつ文になりました。
エネルギーを使いすぎて、ふらふらでございます。
なんとかエンディングを無理矢理迎えましたので、ひと安心です。
『猫』ってなんのこっちゃ!とお思いでしょうが、
まあラヴクラフトに『猫』は特別な存在でありまして・・・ムニャムニャ。
それから、美希子ちゃんがなぜアザトース?
そんな疑問も人間レベルのものでありまして・・・ムニャムニャ。
とりあえず、これでゆっくり眠れそうです。
えっ!!!続編???
それだけはお許しを〜。
▲中林純子さま▲
はじめまして。中出真樹と申します。
中年の不細工な変態男と謙遜なさってられますが、
女装世界における性的快楽の奥深さは中年の域に至ってこそ、
その真実を知ることになるのではないでしょうか。
『心の奥底に巣くう被虐の妄想』
いいですね〜、この言葉。
イメージ的にはわたしの好きな幻想怪奇の小説にでてきそうです。
『覚醒せざる意識の奥深くに巣くう地獄めいた妄想』
わたしならこんな感じでしょうか。
それから『Qさん』というのも気になります。
スタートレックのQを思い出してしまいます。
ご存知でなければごめんなさいです。
今後ともよろしくお願いします。
▲雅子さま▲
物語という表現の仕方はおもしろいもので、
小説でもいいし、論文でもいいし、手紙でもいいし、詩でもいいし・・・。
雅子さまの物語は散文詩のような感じでしょうか。
偉大なポオは小説よりも、詩人としての方が高い評価を受けているような気がします。
独自の世界をこれからも展開してください。
▲田神真緒さま▲
どうもこのごろ性欲減退気味の真樹でございます。
やはりラヴクラフトに熱中している副作用のようです。
しかし、そんな時でも真緒さまの物語を読むと興奮できちゃいます。
う〜ん、これってまるで・・・
精力強壮物語みたいです(失礼しました)
▲ケロベロス権太さま▲
今回、権太さまには『ティンダロスの猟犬』になっていただきました。
脇役で申し訳ございませんです。
派手に死んでいただければ目立ってよかったのですが、
ケロちゃんが逝去するわけにはいきませんので。
でも美希子ちゃんの感触はなかなかよいものではないでしょうか。むふふっ。
▲宇宙の真理にして混沌の核アザトース美希子ちゃん▲
いかがでしたか〜。
クトゥルー神話で最高位にあるとされるアザトースになった気分は。
ケロちゃんのグリグリで覚醒しちゃいました。
焼け死んだと思ったら蘇り、そしてアザトースに変身。
おおっ、さすがに美希子ちゃんらしく忙しい毎日ですね。
ところでアザトースには善も悪もなくて、
愛とか憎しみとかいうような感情的なものもいっさいありません。
おまけに男とか女とかいう性別も存在しないのです。
と・・・いうことは・・・アザトースは女装するという楽しみを経験できない。
わ〜、美希子ちゃん、かわいそうに〜。
・・・HPLその他の物語 5・・・
ラヴクラフトはいまでこそ、幻想怪奇小説家の巨匠としての地位にありますが、
日本において知られたのはそう古いことではありません。
最初に日本でラヴクラフトのことを記したのは江戸川乱歩だと云われています。
昭和23年から雑誌宝石に連載された『階段入門』のなかで、
他の英米作家とともにラヴクラフトのことが紹介されています。
乱歩は『アメリカの怪談作家ラヴクラフトという人が優れた怪談を書いている』
と高く評価し
『恐怖、超自然の空想に耽って暮らした異常の作家である』とその特異さを伝え
『彼の作には次元を異にする別世界への憂鬱な熱狂がこもっていて、
読者の胸奥を突くものがある』としています。
さらに『その風味はアメリカ的ではなく、
イギリスのマッケン、ブラックウッドと共通するものがあり、
或る意味では彼等よりも更らに内向的であり、熱狂的である』と続けています。
ラヴクラフトは今日でもその評価がさまざまな作家です。
ポオと並ぶアメリカ最高の幻想怪奇作家と評する人もいれば、
こけおどしの三流ホラー作家という人もいます。
ラヴクラフトがこうも極端に評価を分けるには理由もあるのですが、
それはまた後日に語りたいと思います。
乱歩はラヴクラフトを高く評価しているのですが、
そのこととは別に、さすがに核心をついた理解をしています。
アメリカ的ではないということは、ラヴクラフトの作品だけでなく、
彼の内面形成においても重要なことであったのです。
ラヴクラフトが生涯のほとんどを過ごしたプロヴィデンスは、
当時においてはアメリカ的な色彩の薄い町でした。
ラヴクラフトが古い伝統を愛することは、
明確に彼がもっていた人種的偏見と少なからずかかわりがあります。
ラヴクラフトが極端な人種的偏見を持っていたことは事実であり、
白人こそが優生的血統であるという考えでした。
ラヴクラフトを批判の中には、作品の良し悪しではなく、
人種的偏見をもって3流こけおどし作家とするものも少なくはありません。
当時の人権意識からすればこの程度の差別意識は
極端なものではないとするラヴクラフト擁護派の意見もあります。
それはさておき、ラヴクラフトが抱いていた人種的偏見とその作品との関連は
切り離せないものなのです。
アフリカやアジアその他の未開の地域(当時において)というのは
ラヴクラフトにとって恐怖の源泉であり、
物語の中の幾多の場面でそれは語られています。
ラヴクラフトの人種的偏見ですが、
死を迎える頃には相当矯正されていたということが言われています。
ユダヤ人に対しても当然のごとく差別的意識を持っていたラヴクラフトですが、
ユダヤ人の血を継くブロック少年と筆を交えることでその偏見はなくなります。


【エッチな物語】
女装愛好者向けの画像投稿掲示板に一枚の写真がアップされた。
ラヴホテルのベッドに仰向けの毛深い男。
ちょうどその上に大きく脚を広げて、女装者が男の上にまたがっている。
写真は男の足元やや右側から撮られている。
女装者は男に背中を向けるようにしてまたがっており、
快感に身悶えて首をがくんと後ろへのけぞらせている。
そのため女装者の顔ははっきりと写っておらず、男の顔も女装者に隠れている。
しかし、それとは逆にふたりの股間ははっきりと写っていた。
女装者は男の肉棒の上にしっかりと腰をおろしていた。
男の玉袋だけが写真に写っており、
肉棒そのものは女装者の肛門が咥え込んでいることは明白だ。
女装者のペニスは大きく勃起し、性的興奮の高まりをあらわしている。
禁断のセックスとはこういうものをいうのだろう。
男が、女装した男の肛門を犯しているのだ。
まともな光景ではない。
顔ははっきりとは見えないものの、写真からは女装者が美形でないことは判る。
普通の性癖をもつものからすれば、グロテスク以外の何ものでもないはず。
しかし、だからこそ究極のエロスをそこに見出すものもいるのだ。
女装者はパンティこそつけていないものの、
ブラジャーとガーターベルトをつけ、それにハイヒールを履いている。
そしてブラジャーのカップで形作られた、偽りのバストを男の掌が包んでいる。
ランジェリーをつけていることが煽情感を高めている。
ブラジャーをつけていない女装者の胸が揉まれていても、
それを見る者は果たして刺激されるだろうか。
ブラジャーをつけていることで倒錯の世界が形成されるのだ。
ああ、もうがまんできない。
ずっと、忘れていたはずなのに。
男の人に肉体を自由にされる快楽。
だめ、いけない、我慢しないと・・・。
しかしわたしの指はマウスをクリックしてしまっている。
メールを送ればあの夢のような世界に戻ることができる。
わたしは知っている。
あの写真で女装者を貫いている肉棒がどれほどたくましいのか。
わたしは覚えている。
貫かれながら激しく突き上げられたことを。
そして、朝まで続いた情交でよがり泣いたことを思いだせないはずがない。
写真の女装者はわたしなのだから。
ああ、ご主人様・・・黙って去ったことをお許しください。
今度は絶対に裏切りませんから。
そして、わたしはメールを送信してしまったのです。

《HPLその他の物語 6へ》




アニト (6月10日(土)01時53分12秒)
中出真樹さん、こん○○は。
どういう球を投げても真樹さんならきっとしっかり受け止め
思いもよらぬ妖球を返してくるだろうと期待していたところ、
予想を大きく上回る文章量と内容です。
煽った・・むはは、強引に返物語をした甲斐がありました。むはは。
ふむふむ、ナイアルラトホテップはハワードに魂を宿し、
美希子は白痴にして盲目の王アザトースに変身して人類を抹殺。
真樹の働きで動きだした猫の軍隊のおかけで一部の人間は生き残り、
ヒューペルポリアで新たな歴史を作っていく・・・。
まさに創世の物語、読み応えも十分です。
さてこの壮大な第一章のタイトルをなんとしましょうか?。
そして第二章はいかに?。
なーに《続編》はすぐにでも10年先でもかまいませんよ。

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ワールドカップ ドイツ×コスタリカ いい試合しています。

HPLその他の物語 6へ

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