中出真樹 (3月2日(木)22時37分36秒)
▲アニト様▲
今回、新しい企画を考えたのですが・・・んん、まあこんなものでしょうか。
どうもまだ、骨格だけしかできていないような感じではあります。
頭で描いているままに、なかなかうまく表現しにくいものです。
これからどうなりますか、わたし自身も少し楽しみです。
楽しみといえば、『サイコ』のDVDを買いました。
もちろん巨匠ヒッチコック監督のものです。
これを見るのはずいぶん久しぶり・・・と思いながらまだ見ていません。
ん〜、楽しみはゆっくりとっておきたいからというわけではなくて。
いま、原作を読んでいるのです。
これもまた過去に何回かは読んでいるのですが、
今回読み終えたらさっそくDVDを見るつもりでいます。
『サイコ』はヒッチコックにしては珍しく、原作のまま映像にしているとのこと。
ロバート・ブロック坊や(ラヴクラフト曰く)の才能に感謝です。
▲前川美佳さま▲
言葉のすごいところは、同じことをする場合でもそこに言葉のやりとりがあることで、
効果や影響が変わり結果にも作用を及ぼすのだと思います。
わたしなど女装することがマゾヒズムのあらわれなのですが、
そこには肉体的な部分よりも脳内で感じる性欲がまさっています。
言葉で刺激されると脳で感じるマゾヒズムは限りなくふくれていきます。
マゾであるかどうかは別として、美佳さまがアニト様の言葉の魔術に導かれ
心地よく快楽の焔に包まれていかれる様子が伝わってきます。
わたしも想像することで、おこぼれを頂戴させていただきました。
▲田神真緒さま▲
看護婦さんといえば過激に忙しく働いている姿を思い浮かべます。
わたしがエロチシズムを感じてしまうのは、現実と反する姿を想像することで
淫らなイメージを作りやすいからかもしれません。
うちの母親が最近入院しました。
おかげで、生看護婦さんを見ることになったのですが。
いやはや、すごく忙しそうです。
病院に行ったあとは妄想できそうもないです。
▲吉田聡美さま▲
>基本的に聡美、恐がりなんですよ。
>やっぱり聡美に怪奇小説は無理でしたぁ!
あらまっ、そうですか。恐がりなんですか。
むふふふふっ、それはそれは、いいことを聞いてしまいました。
太古の昔より限りなくおぞましきもの穢れた呪術にて蘇ることあり〜
今夜、聡美さま家の戸口にあらわれるものは腐りはてた動く人のようなもの〜
ひっひっひっ〜
でもね、でもね、幻想怪奇小説は恐がりの人のほうがいいのよ。
恐いという感覚がわかっているのはとっても大事なことなのです。
あれっ、後ろにからわたしの肩を触るのは誰?
錯覚かな?
▲鬼束権太さま▲
風邪には気をつけてください。
わたしの例がありますので・・・お大事に〜。
▲みんなの妹ラヴリーアイドル美希子ちゃん▲
>なんとエッチ系の雑誌のコーナーにSFマガジンが置かれていたんです。
>たぶんSFとSMを間違えたんじゃないかと思うんですけれど…。
おおおっ、これとまったく同じ状況を見たことが。
う〜ん、わたしが店員だったらすぐに気がつくんだけどねえ。
>真樹お姉さまはエッチな雑誌とか買われます?
うわわっ、そんな恥ずかしいこと。でもねえ、この頃は買わないかな〜。
若い頃は・・・買いましたよ〜。
で、普通の本屋さんだと買うのがすごく恥ずかしいわけね。
だから、ラヴクラフトの本と一緒に買ったりするわけね。
おかげで、絶版になった本が手元にあるという思いもかけない効果があるのです。
ところで美希子ちゃんはエッチな本は買うのでしょうか?
・・・HPLその他の物語 1・・・

ハワード・フィリップス・ラヴクラフトは1937年に46歳で世を去りました。
オーガスト・ダーレスはドナルド・ワンドレイと共に
アーカム・ハウスという出版社を立ち上げました。
アーカムというのは魔女狩りで有名なセイレムをモデルとした架空の町で、
ラヴクラフトが創作したものです。
ラヴクラフトの小説はほとんどがウイアード・テイルズ等の
パルプ誌上で発表されたものであり、また未発表のものもありました。
このままではラヴクラフトの存在も作品も忘れられてしまいます。
アーカム・ハウスはダーレスにより、師であるラヴクラフトのために作られたのです。
そして1939年に『THE OUTSIDER AND OTHERS』出版。
これは『アウトサイダー』というラヴクラフトの初期作品と
その他の小説を選集としてまとめたものです。
今回の『HPLその他の物語』はこれをもとにしています。
HPLというのは、もちろんラヴクラフトのことです。
そして、その他の物語はエッチな女装のお話。
ラヴクラフトに関する話題と一話完結のエッチな物語のコンビでやっていきます。
このエッチな物語なのですが、あくまでもストーリーよりエロ中心です。
では、どうなりますやら。

【エッチな物語】
男は唇を寄せていった。
どこにでもあるキスシーン。
だが、キスをされる唇には赤いルージュが、これ以上ないほどいやらしく濡れている。
女?・・・いや、それは女ではなかった。
唇が重なる。
長いディープキスに目を閉じてうっとりとしているのは女装者。
待ちわびていたこの瞬間に性的興奮は急激に上昇する。
男は女装者の扱いに慣れていた。
この女装者がいまどんな気持ちでいるのか。
男に生まれて、男にキスをされるという感覚。
はじけるように膨れていくマゾヒズム。
尋常ではない女装者の精神状態をさらに追い込み快楽へ導く。
舌が朱唇を割り込んでいくと女装者は是非もなく受け入れる。
屈辱感が心の中で燃え上がっていく。
自ら望んだ女装、そして、同性にされるキス。
覚悟はしていたけれども、男としてのプライドを消すことができない。
容赦なく男の舌は女装者の口腔を愛撫していく。
もはや戻ることはできない。ならば・・・。
女装者はすべてを快楽として受け入れることを悟った。
そうすれば、倒錯的なこの行為をさらに楽しむことができる。
しかし、そう思った瞬間、男が突然唇を離した。
「えっ?」
とまどう女装者。だが男は。
「おまえは男だ。男のくせに女の格好をして俺にこんなことをされているんだぞ」
それだけ言うと、すぐにディープキスに戻る。
女装者の心の中に激しい羞恥心、劣等感、屈辱、そして、
男としてのプライドがむなしくも頭をもたげてしまう。
唾液が流し込まれ、それを飲み込まされる。
耐えられない気持ちに身が焼かれそうになる・・・が、しかし。
女装者はとてつもない快楽の波にのまれている自分を知った。
そう、男は女装者のすべてを知っていた。
女の気持ちになって抱かれるよりも、
男であることを意識させられながら凌辱されることが、
すさまじい快楽を生じさせることを。
たっぷりと唾液を飲まされた女装者はもはや恍惚の表情。
「ああっ」
女装者は自分でも驚くほど大きな声をあげた。
男が突然しゃがみこみ、パンティの上から唇を押し付けた。
女装者はそうされて初めて、股間のものが硬くなっていることを知った。
屈辱のキスからパンティ越しのペニス愛撫。
「ああ・・・いいっ」
顔を埋めた男はパンティの上からペニスを口に含み、刺激をくわえていく。
「うあっ、うあああっ」
あっけなく、女装者はイッてしまった。
醒めていく感覚の中で女装者は羞恥にふるえるばかりだった。

《HPLその他の物語 2へ》
さて、こんな感じではじまりました。
どうもわたしの書くものは散文的になる傾向があるようです。
今回のものはストーリーが無いのですが、
前後に設定や結末を加えていくことで物語にもすることは可能だと思います。
また、男と女装者を誰かに設定すれば変化も生じます。
こう考えるとストーリー展開というものは自由に広がるものですね。




アニト (3月3日(金)23時41分13秒)
中出真樹さん、こん○○は。
女装をし、エッチな物語を書くことができ、《ラヴクラフト》にこれだけ詳しい。
この3つの条件を兼ねた人が世の中にそうそういると思えず、
たぶん唯一か日本一か、少なくとも5本の指に入るくらい
真樹さんは貴重な存在なのですよ。
わたしは《巨匠ヒッチコック監督》を三大映画監督の1人と崇めています。
しかし、女装世界で、書くことが好きなHPオーナーという条件をつけても
ヒッチコック監督について語れる人はきっと多くいます。
ですからまぁ300番以内に入っているというくらいでしょう。
>こう考えるとストーリー展開というものは自由に広がるものですね。
日本は広い、それより世界は広い。しかし頭の中はもっと広い。
自分の特性を信じて活かすと良い物語が書けると信じています。




中出真樹 (3月22日(水)22時53分51秒)
▲アニト様▲
『HPLその他の物語』を前回からはじめました。
ラヴクラフトについてはすでにいろいろと書かせていただいているのですが、
今回物語に組み込んだことで体系的なものとして整理しやすくなりました。
さて、そうなるとどうしてもラヴクラフトの生い立ちから、
年代を追ってという書き方になってしまいそうです。
しかし、それでは年表を見ればいいのであって、おもしろくともなんともない。
心得としては年代や系統にとらわれずランダムな話題を書いていきたいと思います。
前回ロバート・ブロックの『サイコ』に関することをここで書きました。
ブロックはラヴクラフトを語る上で最も重要な人物の一人です。
ラヴクラフトは知らなくてもブロックを知っているという人も多くいるでしょう。
『サイコ』のブロックが、師であるラヴクラフトとどうかかわってきたのか。
『HPLその他の物語』をここからスタートしようと思います。
と、ここまで書いてきて・・・ん〜、エッチはどうした〜?
ここは『空想デート』ですから、あそこが硬くなるようなものがなければ。
前回のエッチ部分はいまひとつでした。
気合をいれなおして、今回はがんばりますっ!
▲田神真緒さま▲
連続投稿。そして、質量ともに重厚。
ほんとうに感嘆符がつくほどのすごさです。
わたしなんて暇があったとしても、とてもまねができません。
それに、真緒さまの物語はとにかく欲情するのに最良のテキストです。
そんな真緒さまに影響を与えていたのが『館淳一』さんだったとは。
なるほど!と納得いたしました。
わたしもフェティシズムについては館さんの影響を受けています。
マソヒズムについては『綺羅光』、濃厚性技については『由紀かほる』の両氏です。
▲鬼束権太さま▲
ビキニ姿で背筋をシャンと伸ばすと当然バストが強調されますよね。
でも案外、猫背でいるよりも目立たないと思うのです。
ブラジャー着用のスーツ姿で仕事をしていると、ついつい猫背になってしまいます。
猫背になると背中にブラジャーのラインが出てしまうのでは。
ある程度認識してはいたのですが・・・。
彼女に訊いてみたのです。すると。
「すごく、はっきり見えるよ」
わおっ。ということは、猫背でいるとバレてしまっているのでは。
「そういう目でみれば、すぐにわかるよ」
ぬおおおおっ。そんなにわかりやすいなんて。
「胸のふくらみはあなたの場合は胸囲があるから、それほど目立たないよ」
とほほほっ。これからはシャンとしようと心に決めたのでした。
▲みんなの妹ラヴリーアイドル美希子ちゃん▲
>新しい企画としての「HPLその他の物語」はおもしろそうですぅ。
おっ、美希子ちゃんから温かいお言葉です。
お世辞でもうれしいから、がんばろうっと。
>へぇ〜、ラヴクラフトさんってそういう人なんだぁ〜。
>そこから真樹お姉さまはこういう物語を書けちゃうんだぁ〜、
うう〜ん、というかもっとラヴクラフトの影響を受けたいんだけど・・・
なかなか、うまくいかないのです。
と、思っていたら、意外なところでラヴクラフトとの共通点が!!!
実はラヴクラフトの小説には人間の女性がほとんど登場しない。
登場しても脇役にすぎないのです。
中出真樹が書くものにも女性がほとんど登場しない。
女装者って生物学的には男性ですから。
美希子ちゃんの物語には女性がよく登場してエッチなからみがあったりするけど、
わたしにはこれができないのです。
むむむっ、能力の限界〜でござりまする。
・・・HPLその他の物語 2・・・
ラヴクラフトには多くの弟子といわれる人たちがいます。
そしてラヴクラフトスクールといわれるものがありました。
といっても学校ではありません。
ラヴクラフトを慕う若い作家やその卵達が、書簡で指導を受けたのです。
ここで書簡とあえて書いたのは、ラヴクラフトにとって手紙を書くということは
人生の中で極めてウエイトを占めていた部分なのです。
ラヴクラフトの弟子の中でも重要な位置にある二人の人物。
それがオーガスト・ダーレスとロバート・ブロックです。
彼らはラヴクラフト関連書籍の解説文などでよく『高弟』という表現をされます。
弟子の中でも特別な立場にいるのです。
ダーレスについては前回すこし触れたように、
師であるラヴクラフトとクトゥルーを世に知らしめたという功があります。
しかし、同時にラヴクラフトの神話を独自の設定に作り変えて、
世に誤解を与えたという罪があります。
一方のブロックですが1917年シカゴで誕生しました。
ラヴクラフトが亡くなったときには、ブロックはまだ20歳の青年です。
ブロックとダーレスは一度もラヴクラフトと直接会ったことはないのです。
その交友は書簡でやりとりされ、師弟関係が構築されたのです。
ラヴクラフトが腸癌で亡くなったとき、病状が生命に及ぶものだと知っていたら
たとえ這ってでも会いにいったのにと、若き日のブロックは悔やみました。
ラヴクラフトが存命の頃はクトゥルーものを積極的に書いていたブロックですが、
師がいなくなってからその筆は違う方向へと向かいます。
ブロックにとってはクトゥルー神話とはラヴクラフトとの知的なゲームだったのです。
ブロックは手紙で師に、あなたを作品の中で殺したいと相談しました。
それに答えたラヴクラフトの洒落た書簡が残っています。
これは、1935年4月30日にブロックに出されたものです。
まず、ラヴクラフトは『関係当事者殿』と宛名を記しています。
そして、『本状はアメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーの
ロバート・ブロック殿が星からの飛来者と題された物語中で
下記署名の者を描き、殺し、滅ぼし、分解し、変形し、変質し、
あるいはその他の方法で処理する権限を有することを証するものである』とし、
『(署名)H・P・ラヴクラフト』と自分の名を記しています。
これだけでも十分に楽しめるのですが、
さらに証人として架空の人物の名が記されているのです。
・アヴドゥル・アルハズレッド(ネクロノミコンの著者)
・ガスパール・デュ・ノール(エイボンの書の著者)
・フリードリッヒ・フォン・ユンツト(無名祭祀書の著者)
・チョ=チョ人レンのラマ僧
もちろん、著作物もクトゥルー神話の中に出てくる架空のものです。
このような書簡を見るとラヴクラフトが
ブロック青年とのやりとりを楽しんでいるシーンが目に浮かぶようです。


【エッチな物語】
高層ビルが林立する深夜の大都会で、一人の女装者がいたぶりを受けていた。
そこは、オフィスの一室。
誰もいないことを信じての秘密の行為。
ブラジャー、パンティ、ガーターベルト、ストッキングを身につけ、
ハイヒールを履いてうっとりとその窮屈な感覚を楽しんでいた。
セクシーすぎるほどの化粧は、会社の中間管理職にある彼を知るものが見れば、
ただ、ただ、驚愕する以外にないだろう。
女装者は課長のデスク、つまり自分の机に身体をもたれかけて、
「ああっ、見られたい。わたしの秘密を知られて男の人に犯されたいの」
それは願望ではあるが、絶対にあってはならないこと。
女装者は欲望の言葉で自分を刺激する。
「わたしはマゾよ。女装して男の人の奴隷にされたいのよ」
声にすることで、女装者の性感が高まっていく。
Tバックのパンティは勃起のため変形している。
「奴隷にしてあげるよ。課長さん」
「ええっ?」
予期せぬ事態が発生した。
それは欲望に燃える女装マゾにとっては身を震わせるほどの展開でもある。
「まさか、課長さんにこんな趣味があったとは驚きだねえ」
男はオフィスビルの守衛だ。
だが、おかしい。見回りの時間は調べてあるのに。
「驚いていらっしゃるようだね。まあ、臨時に見回りすることもあるからね」
「い、いえ。違うの。これは何かのまちがいなの・・・」
動揺している女装者はしどろもどろになってしまっている。
しかも課長としての威厳はすっかり失せてしまい、
自然と女言葉になってしまっている。
「まちがいないのは課長が変態マゾ女装者だということではないのですか」
守衛の後ろから現れたのは、女装者の部下である新入社員。
「明日の出張に持って行く資料を忘れたので
守衛さんにフロアの鍵を開けてもらったら、
課長がこんなことをなさってたんです。これは驚きですね」
守衛と部下に女装姿を見られ、しかもマゾであることも知られてしまった。
女装者は必死で事態を収拾する方法を考えたが、無駄なことだった。
「課長さん。かわいいパンティをつけてるじゃないか。
ペニスが窮屈に突き上げて、早く触ってもらいたいんじゃないのか」
「おや、濡れてますよ。どうやら課長はこの状況に感じているようです。
守衛さん、こうして男が二人もいるんだから、いい気持ちにさせてあげましょうよ」
守衛と部下に言われて、女装者はこれ以上ないほど顔を紅潮させた。
ふたりが性的欲望を明らかにして自分を見ている。
信じられないような事態だが、これは現実なのだ。
「ほうら、課長さん。ここは感じるかい?」
守衛が女装者の後ろへ回りこみ、いきなりブラジャーのカップを両方の掌に納めた。
「あっ、いやっ」
いきなりの行為に女装者は真剣に抗った。
なんとか逃れようとするが、なぜか力がはいらない。
女装はしていても男なのだから胸における性感は小さい。
だが、守衛のごつごつとした手がブラジャーのカップをしっかり掴み、
いやらしいほどねちっこく揉みしだいているかと思うと、
被虐的な快美感が湧き上がる。
「どうしたい、課長さん。抵抗しているようだが、ずいぶん力が弱いじゃないか」
「い、いやです。ほんとにやめてください」
言葉とは違う肉体の反応が生じていた。
「守衛さん。課長はずいぶんウソつきですよ。パンティのシミがひろがっています」
言われて女装者は必死に脚を内股にして見られまいとするが、
股間のふくらみとシミを隠せるわけがなかった。
「課長、そろそろ素直になさったらどうでしょうか」
守衛とは対照的な、しなやかな指先がパンティの中へすっと差し込まれてくる。
「あっ!あうっ」
女装者はおもわずのけぞった。
すかさず守衛がルージュにぬめる唇を奪う。
いったんキスされてしまうと、もはや女装者はそれを受け入れるだけでなく、
さらに深いキスを望んでしまった。
キスされやすいように、自ら首を右に曲げて守衛の唾液に喉を鳴らす。
パンティの中の指は遠慮なく、硬く濡れているペニスを弄ぶ。
守衛に唇をふさがれているため大きな悶え声は出ないものの、
くぐもった呻きと、切ない鼻息が間断なく漏れている。
繊細な指先がもう一本、さらにTバックの肛門をまさぐる。
そして、それは簡単に羞恥の穴をとらえる。
ぐぐっと、指先がわずかに挿入されると、きつい摩擦のためそれ以上の侵入はない。
とはいえ、それだけで十分だった。
ペニスと肛門への刺激のコンビネーションは女装者を快楽の狂乱へと導いていく。
守衛との濃厚なキスはさらに激しくなっており、
女装者の唇のまわりは唾液でべっとり濡れたくっていた。
「守衛さん。唇もいいでしょうが、お尻の穴も感度がよさそうですよ。
たくましい一物で貫いてあげれば課長は泣いて悦ぶでしょう」
「それじゃ、にいさんはこの口へぶちこんでやるっていうのはどうだい」
唇を開放した守衛がにやりと笑った。
もはや、女装者にはなんの抗いも見られない。
それどころか、もうすぐ逞しい肉棒をもらえる期待感に意識も朦朧となっていた。

《HPLその他の物語 3へ》




アニト (3月23日(木)23時36分15秒)
中出真樹さん、こん○○は。
>しかし、それでは年表を見ればいいのであって、おもしろくともなんともない。
そのとーりですね。誰かが書けることならばその誰かに任せておいて
真樹さんでなければ書けないラヴクラフト論に挑戦してください。
もっともラヴクラフトについて書ける女装娘さんに
いまだかつて出会ったことはありませんが。のはは。
わたしにとって無縁だと思っていたラヴクラフト世界が
尊敬するアルフレッド・ヒッチコック監督の『サイコ』で繋がっており
とても身近に感じているのですよ。
また《書簡》は今わたしたちはメールで同じようなことを行っています。
ラヴクラフトが生きていたらきっとインターネットをフル活用していたでしょう。
怪しげなサイトを作りオーナーになっていたかもしれません。
もしかしたらわたしたちはラヴクラフトの孫孫孫‥弟子なのかもしれませんね。
とまじめな想いを馳せたそばからエッチな物語があるのがまた良いです。




中出真樹 (4月8日(土)22時16分38秒)
▲アニト様▲
前田あにと享年46歳。
腸癌による苦しみは耐えがたいものであったが、
逝去の数日前には見舞いにきた数人の友人に対し、身を整えて最期の別れをした。
後日、若き弟子の桃原美希子は、病気が命に及ぶものであったなら
這ってでも会いに行ったのにと涙した。
文章を書く能力の高さとありあまる知識の広さは格別のものがありながら、
生前において出版された彼の書籍は『空想でいと』一冊のみ。
彼の支持者により刊行されたものである。
あにとスクールで指導を受けた者は多く、
後日弟子の鬼束権太と吉田聡美によりクーソウ・ハウス社が設立された。
同社により幾多の前田あにと作の小説が世に出た。
クーソウ神話と呼ばれる女装者にかかわる物語が、その後多くの作家により書かれ、
その創始者である前田あにとの名は世界中に広まった。
前田あにとは没後50年経過して、
女装物語の大御所としての正当な評価をされるに至った。
??????????????????????????????????
も、も、も、申し訳ございません。
アニト様を殺してしまいました。
エイプリルフールならまだしも、日もとっくにすぎております。
おしおきは恥ずかしい姿で受けさせていただきます。
アーメン。
▲田神真緒さま▲
真緒さまの物語を読むと、わたしの脳が強く刺激されます。
その刺激を感じたままエッチな物語を書きました。
自分の書いたものを読んで感じるのは、えぐいエロでしょうか。
どうもわたしはエロティックな描写よりも、えぐい設定の方に興奮します。
真緒さまの物語で興奮するのは、自分にないものがそこにあるからだと思います。
▲みんなの妹ラヴリーアイドル美希子ちゃん▲
『阿賀佐水理の事件簿』お見事完結。ごりっぱ。さすが。
幻想怪奇のわたしとしましては、
ここに推理物語の世界が確立されたことがうれしいのです。
ラヴクラフトが、アメリカが生んだ最高の作家と評するE・A・ポオは推理小説、
怪奇小説、幻想小説、詩といずれにおいても完璧ともいえる
素晴らしいものを世にのこしてくれました。
なんだか、美希子ちゃんもわたしも間接的にポオの影響力を
永劫のかなたより受けているような気がします。
これからも互いにがんばりましょう。
おっと、今回はまじめなあいさつ文になりました。はい。
・・・HPLその他の物語 3・・・
ロバート・ブロックがラヴクラフトを殺した作品『星から訪れたもの』は
ラヴクラフト神話作品の中でも重要な位置を占めます。
それは『ナイアルラトホテップ』にかかわることです。
ラヴクラフトは殺されたお返しに『闇の跳梁者』でブロックを殺すのですが、
そのときにナイアルラトホテップが登場します。
そして、ラヴクラフトが本当に死を迎えたあとに
『尖塔の影』という『闇の跳梁者』の後日談をブロックは書きました。
ここでも正統的なナイアルラトホテップが描かれています。
ナイアルラトホテップはダーレス神話では
地の属性を持つ旧支配者というような存在になっています。
ラヴクラフト信者にとっては許せないことであります。
ブロックはさらに晩年の作品『アーカム計画』でも、
ラヴクラフトの創作した姿を踏襲したナイアルラトホテップを登場させます。
ナイアルラトホテップの初出は1920年にラヴクラフトが書いた、
散文的な作品によるものです。
ラヴクラフトにとってもナイアルラトホテップは大切な存在だったのです。
ナイアルラトホテップにこだわるブロックの姿勢。
そこには彼の意地、
そして正当なラヴクラフトの後継者は自分であるという誇りが感じられるのです。
さて、お話を『星から訪れたもの』に戻しましょう。
ここでブロックはラヴクラフトを殺すのですが、その殺し方がおもしろいのです。
小説の中でブロックは見事にラヴクラフトを殺します。
まず、ラヴクラフトは窓辺で悲鳴をあげます。
そして虚空をかきむしるのです。
その顔が苦悶にゆがむと、身体か床から浮きあがり、
背骨が折れそうなほど曲がりはじめます。
骨がくだけるような音がしたかと思うとラヴクラフトの身体は宙に浮かび、
目がどんよりとしたものになります。
ひきつった両手は見えないものをつかもうとするようにかきむしります。
ラヴクラフトはさらに何度も悲鳴をあげ、身体はさらに後方にねじまがります。
首がさけて鮮血がほとばしりました。
さらにラヴクラフトの身体は縮んでしなびてしまいました。
最後には身体は床に落ちて微動もしなくなります。
どうです。おもしろいでしょう
これほどまでに自分の師を見事に殺せるブロックの思い切りのよさに脱帽です。


【エッチな物語】
妻がベッドルームに入ってきた。
「あなた、大丈夫?」
「・・・・・」
わたしは答える言葉がなかった。
この状況でわたしがいままで何をされていたか、一目瞭然のこと。
「あなた、ごめんなさい・・・」
妻としてもここから出ていきたいのだが、山田に命令されてのこと。
「いいんだ。気にすることないよ」
わたしはなんとか言葉を口にして、身を起こした。
ウエットティッシュで肛門をふく。指を伸ばして奥深くまで。
はっきりそれとわかる粘ついた液体。
わたしは何度か同じ行為を妻に見つめられながら続けた。
わたしもつらいが、妻はそれ以上につらいのだ。
愛する夫がブラジャー、ガーターベルト、ストッキングにハイヒールという姿で
体内に溜まった男の精液を拭い取っているのだ。
わたしはパンティをハイヒールの脚先からゆっくりと履いていく。
そのパンティもべっとりと濡れている。
わたしの精液だけでなく、山田の精液も混じっている。
新しいパンティをつけたいのだが、山田は許してくれない。
行為で汚れたままの下着をつけさせることが奴の趣味なのだ。
わたしは鏡に向かって化粧をする。
原因は妻にあった。
ネットによる株取引。
株価が上昇傾向にあるなかで、利益が生じるのは当然だった。
それを妻はカン違いしてしまった。
自分にそういう才能があると思い込み、商品の先物取引に手を出した。
負けという悪夢が始まった。
利益はすぐにはきだしてしまい、借金をしてしまった妻。
取り返そうとまた金を借りる。
借りた相手が闇金融業の山田だった。
もはやそれは返せる金額ではなくなっていた。
山田は信じられないような変質的な性欲をもっていた。
奴は夫であるわたしを愛人にした。
わたしは女装を強要され、変態的なセックスを教え込まれた。
無念なことは山田に抱かれて、すさまじい快感に我を忘れるほど身悶えてしまった
ということだった。
わたしたち夫婦は、普段はごく普通の生活をしている。
山田もビジネスに忙しいらしく、平日に現れることはない。
しかし、奴は週末には必ずわたしを抱きにくる。
いや、普通に抱かれるだけではない。
さんざんにわたしを責めぬいた後、こうしてわざわざ妻をベッドにこさせる。
何度も犯された直後のわたしを妻に見せつけて、山田は変質的な欲望を満足させる。
この後、私たちは食事をとらされるのだ。
わたしは山田に横抱きにされ、妻に見られながら食べ物を口移しされることになる。
しかし、わたしはそれでも感じてしまう肉体の疼きをどうすることもできない。

《HPLその他の物語 4へ》




アニト (4月11日(火)00時21分24秒)
中出真樹さん、こん○○は。
廃墟ビルの最上階。
窓という窓のガラスは砕け落ち、
剥き出しのコンクリート壁や柱の至るところに破壊の跡があった。
露出した鉄筋は自分を狙うライフルの銃口にも似て、
鋭利に砕けた窓ガラスはナイフを連想させる。
ドォーン・・・ドォーン・・・
ふいに大音響が異空間を振動させた。
「アグッ!」
中出真樹の《顔が苦悶にゆが》む。
身体の中心部に熱い鉄柱を突き込まれたかのような激痛によって。
「真樹さん!」
《どんよりとした》視界の先に《悲鳴をあげ》る彼女の姿をとらえた。
中出真樹は駆け寄ってくる光をつかもうと《虚空をかきむしる》。
彼女がそばにいてさえくれればこの激痛も死さえも乗り越えられると思った。
身体の芯に巣食った《耐えがた》きものはさらに膨らみ、
《背骨が折れそうなほど曲がりはじめ》る。
《身体は床に落ちて》屈服の姿勢になり
中出真樹は《さらに何度も悲鳴をあげ》た。
ドォーン・・・ドォーン・・・
彼女に抱き起こされて「この人のために生きたい」と願った。
《耐えがたい》苦痛は《すさまじい快感》へと昇華しはじめ、
見えるもののすべて、近くのビルを取り壊すその音も薄れ始めた。
前田あにとに背後から突かれながら「イキたい」と欲した。
??????????????????????????????????
生きているうちに伝説の男になりたいものです。ぐわははは。

HPLその他の物語 4へ

メニューへ戻る
動画 アダルト動画 ライブチャット