中出真樹 (2005年11月6日(日)08時10分46秒)
▲アニト様▲
ここ2回にわたってラヴクラフト神話の概念的なものを書いておりましたが、
今回は本来の物語スタイルにもどります。
ラヴクラフトの創造した神々をどう解釈するか百人百様だと思います。
いわゆるクトゥルー神話では
ヨグ=ソトホースもクトゥルーもシュブ=ニグラスもハスターも、
旧支配者という言葉でほとんど同列の扱いになっています。
しかし原神話の世界ではヨグ=ソトホースやアザトースといったところは、
とてつもない存在であり絶対神に近い力を持つものです。
原神話の世界観、宇宙観といったものはこれからも書いていきたいとは思うのですが、
そればかりでは重くなってきます。
普通のエッチな物語の進行の中での恐怖世界。
軽い気持ちで読んでいただけるお話になればと思っています。
▲田神真緒さま▲
真緒さまの書かれる物語にはいつも興奮してしまいます。
読むと必ず勃起してしまうのです。
ハードな描写でなくても心のひだを愛撫されるような感じがします。
佐藤さんとの展開も期待大です。
とっても楽しみにしています。
▲吉田聡美さま▲
>ところで真樹様、クトゥルー神話の世界観では
>消えてしまった生命はどうなるのですか?
これはやはり、ラヴクラフトの原神話とダーレスの流れのクトゥルー神話に
分けて考えるべきだと思います。
まず、わかりやすいのはダーレス流のクトゥルー神話でしょう。
神話ですから神様の設定があります。
クトゥルーなどの存在が邪神であり『旧支配者』と呼ばれています。
一方、それに対するのが『旧神』と呼ばれる善の神様。
旧神というのはとっても強くて旧支配者をやっつけて、あっちこっちに封印したのです。
そんな旧支配者を復活させようとする存在と、それを阻止しようとする存在。
その争いを中心に描いているのがクトゥルー神話なのです。
本来なら強い旧神が活躍すればと思うのですが、めったに彼らは姿を見せないのです。
まあ、善の立場が強すぎると物語としてはおもしろくなりません。
旧支配者には従者や眷属が存在します。
クトゥルーでいうならダゴンがいて半漁人のようなディープワンという存在がいます。
ダゴンクラスになるとその力は絶大で、とても人間が太刀打ちできるものではなく、
もちろんクトゥルーはさらに比較にならないほど強大です。
しかしディープワンクラスだと五芒星形の石を所有していることで対抗できます。
さてさて、これってなんとなくキリスト教の絶対神と悪魔の関係に似ていませんか。
五芒星形の石は十字架みたいなものですね。
キリスト教的なイメージでは、消えてしまった生命は神様の下へ還るのかもしれません。
一方、ラヴクラフトの原神話の世界は全然違うものです。
ラヴクラフト自身は宇宙的恐怖の世界をいろいろなものと関連付けしていったのですが、
彼には神話を書こうという考えはなかったのだと思います。
しかしヨグ=ソトホースやアザトースという存在はまさしく神なのです。
次元の違う強大な存在です。
ただ、神といっても善とか悪とかいう観念でとらえられるものではありません。
彼らの前では人間など存在しないのも等しいのです。
しかしラヴクラフトの原神話には他にも大いなる種族やユゴス星の生命体など、
いろいろとあるのですが後日取り上げる機会もあるかと思います。
さて、ラヴクラフトは幻想怪奇小説の大家でありますが、本人は唯物論者です。
小説そのものになるような悪夢にうなされながらも、
超自然的な存在は認めていないのです。
ラヴクラフトは両親ともに精神の病に命を奪われ、
彼は46歳で亡くなるまでずっと貧困生活に苦しんでいました。
いまでこそ幻想怪奇小説の大御所と評価されているラヴクラフトですが、
生前の彼は売れっ子作家ではなかったのです。
ラヴクラフトの小説で『闇に囁くもの』という作品があります。
これを読んだときのなんともいえない寂しい雰囲気は、
ラヴクラフトの心の中を見るような気がします。
ラヴクラフトにとって死後の世界は無なのだと思います。
ですからラヴクラフトの原神話における消えてしまった生命は無なのです。
そこには何の救いもありません。
あまりにも寂寥とした雰囲気がただようばかりなのです。
と、ここまで書いて・・・。
聡美さま、読んでくださいましたか。このわけのわからん長すぎる挨拶文を。
いやいや、はしょってくださっておおいにけっこうです。
どうもわたしはラヴクラフトのことになると見境がなくなってしまいます。
でも本当は書きたいことの10分の1位しか書いてないのよん。
むはっ、お疲れさまでござりまする〜。
▲鬼束権太さま▲
唐突ですが権太さまといえばケルベロス。ギリシャ神話出身ですね。
クトゥルー神話にもお犬様のキャラがいるのです。
『ティンダロスの猟犬』といいまして、普段は通常世界の外にいるのですが、
角度のあるところから侵入してくるのです。
もちろん人間の手に負えないほど強いので、
会わないためにはお部屋の角を石膏でまーるくして角度をなくせばよいのです。
女装娘さんのお部屋は全体的にまーるい感じですが、
やはり男!権太さまのお部屋は角!角!角!という感じではないでしょうか。
わ〜!!ティンダロスの猟犬が出てきそうです。
でも、ケルベロスゴンタ様ですから仲良くなっちゃうかもしれませんね。
▲みんなの妹スーパーアイドル美希子ちゃん▲
>それにしても「七つの世界」は強烈です。
>読む側がきちんとイメージを作りながら読んでいかないと先へ進めない
>物語って書くほうだけでなく読む側もたいへんなんでございますね。
>でもだからおもしろいです。
いやはや、そんなに難しかったでしょうか。
気軽に読んでもらえば、すんなりとやりすごせたのではないかと思うのですが。
美希子ちゃんが強烈と感じたのだとすれば、
それはわたしが書いたものに感じたのではなく、
ラヴクラフトが中出真樹に及ぼしている影響力の波動のようなものが
生じていたのではないでしょうか。
というのも、ラヴクラフトの小説というのはとてつもなく読みにくいのです。
まあ、ずいぶん昔の人でありさらに好んでクラシカルな文体を使っているので
読みこなそうと思うとたいへんなのです。
おまけに内容それ自体が難しい。
ですからそれが影響しちゃってるのでしょうね。
だから、そういうことを感じることができる美希子ちゃんはすっごい。
・・・寝室にあらわれたもの その1・・・

山倉大介は巧みな愛撫を続けながら人生の勝利をかみしめていた。
もうすぐ妻となる女は、快楽に若々しい肢体を奔放に投げだしている。
山倉の性技は巧みを極めていた。
彼と一度セックスした相手は必ず夢中になった。
相手が女であろうと、そして男であろうとも。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「あああっ、好き・・好きですぅ。だ、大介さ・・ん・・」
その場にいない相手に、ルージュにぬめる朱唇からむなしく言葉がもれる。
楢崎俊樹。42歳。れっきとした男である。
しかし彼の痴態には男としてのかけらもなかった。
ブラジャーとパンティ。そして、ガーターベルトでストッキングを吊っている。
身につけているのは、それにハイヒールだけ。
俊樹には元々女装という趣味があったわけではない。
だが男同士のセックスを教えられ、相手の男が好きになってしまった。
俊樹はけっして同性愛者でもない。
だが男同士のセックスは忘れることのできない禁断の快楽だった。
俊樹は快楽のために唯一、山倉大介という男を、性を超越して愛してしまった。
パンティの中に指をしのばせ自慰にふけりながら俊樹は身悶える。
山倉好みの化粧をした顔がもの悲しく快楽にゆがんでいた。
しかし山倉との放蕩的な行為に比べればあまりにもむなしい。
俊樹にとって山倉は絶対的な存在。
だが、すでに3か月以上も俊樹は抱いてもらっていない。
そして、これから抱いてもらえることはありえない。
すでに俊樹は山倉に捨てられていたのだ。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
山倉大介が、誰もが知る有名企業ではあるが最大手ではない、
中堅クラスの商社に入社したのには理由があった。
彼の実力からすればどんな企業でも入社できたであろう。
だが山倉はワンランク落とし、そこでトップになる道を選んだ。
なんとしても上場企業での社長になりたかった。
山倉はそんな強烈な出世欲のある男だった。
自分の能力には自身があったが、残念ながら裕福な家に生まれたわけではない。
いや、貧乏といった方がいいだろう。
大学もアルバイトをしながら卒業した。苦学といっていい。
家柄も出世の妨げになることがある。
山倉はストレートに実力を評価してくれる企業を選んだのだ。
新入社員の山倉にとってひとつの脅威があった。
それは5年先輩の楢崎俊樹だった。
実力者は実力者を知る。
将来、自分が社長になるためにはこの男をなんとかしなければならない。
そうでなければ自分はこの男の下で働くことになると思った。
実際、楢崎は負けず嫌いですさまじくプライドの高い男だ。
山倉は劣等感を感じた。
このままでは負けてしまう。
そして、賭けにでた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
山倉は楢崎俊樹の唯一の弱点をついた。
それは肉体的に男として小柄なこと。
特に大柄で強靭な身体の山倉と比べれば、楢崎の体躯はあまりにも貧弱だった。
そして、もうひとつ。
山倉は男でも女でも愛することができた。
そのテクニックがすさまじいものであることも自覚していた。
事態はスムーズに進んだ。
酒席にさそい酔いつぶした先輩を自宅のマンションへ運び入れ、
全裸にして縄で後ろ手に拘束した。
小柄な楢崎は扱いやすかった。
悲鳴がもれては困るので猿轡をかけ、
半ば酔いが醒めかけたころに山倉は強大な肉棒を深々とめりこませた。
単に屈辱をあたえ征服するだけなら強引に犯せばよいのだが、
さすがに山倉はそんなことはしない。
意識が朦朧としている楢崎の肛門を
極細のアナルバイブから順次太いものを挿入してならしていった。
こぼれるほどの潤滑液で肉棒は意外なほどスムーズに貫通した。
楢崎は覚醒していく過程で尋常ならざる事態を知った。
スムーズに挿入されたとはいえ、生まれて初めてのアナルセックス。
肉体の苦痛、精神の苦痛は耐えがたいものだった。
しかし山倉は苦痛と同時に快楽を与えた。
犯されること、プライドをずたずたにされることが耐え難い苦痛であると同時に
得がたい快楽であることを楢崎に教えたのだ。
楢崎は同性愛者ではないが、快感は快感だ。
肛門を犯されながらペニスに愛撫を施されてたちまち軍門にくだる。
自らイカせてくださと言い、セックス奴隷になることを誓ったのだ。
山倉は指でイカせた。
完全にはイカさず寸前で中断すると。すぐに回復する楢崎。
そして、また愛撫をくわえていく。その繰り返しである。
もはや、いましめは必要なかった。
縄をほどかれた楢崎は抵抗するどころか、山倉にすがりついた。
すでに山倉に馴致されていたのだ。
フィニッシュの射精では山倉は犠牲者のペニスを口に咥えた。
すさまじい吸引の快楽に楢崎は全身を震わせて絶頂に達した。

(つづく)
久しぶりに普通の物語を書いている気分です。
いずれ怪奇幻想の方へはむかうのですが、エッチなシーンも書いてまいります。
今後もよろしくです〜。




アニト (11月7日(月)23時13分35秒)
中出真樹さん、こん○○は。
書きたい物語を書く、それでかまいませんよ。
そもそも『空想デート』に書き込みをする大半の人が
物語など書いたことのない人のようです。
縁あってこの掲示板に出会い、物語を書くようになった。
書いているうちに「自分らしい物語」を発見し
それをうれしいと感じていただけるならば
わたしとしてもとても喜ばしいことなのです。
願わくば《エッチなシーン》も含まれているとさらに喜ばしいわけです。むはは。
今宵真樹さんの《寝室にあらわれたもの》はなんだったでしょう?。




中出真樹 (12月5日(月)22時19分37秒)
▲アニト様▲
ずっと昔の『空想デート』を見ていました。
ずいぶん雰囲気が違うな〜という感じもするのですが、
基本は変わっていないように思います。
書き込みされた物語を必ず読んでレスをいれる。
簡単には継続できないことですね。
作者の皆さんはそれに勇気づけられて、ここまできたのですね。
そして、アニト様は多くの作者さん達とメールの交換もなさっています。
これもおそらく膨大な量になるのでしょうね。
メールの中でアニト様は、物語やそれ以外のことでもいろいろと
アドバイスをなさっているのだと思います。
これがまた『空想デート』の物語形成に大いなる力となっているのでしょう。
おっ!!これってアニト・スクールではないでしょうか。
アニト様を中心に作者さんたちが取り巻いています。
アニト様から指導を受けたり、激励を受けたり、あるいは愛撫?を受けたりと、
作者さんによって違いはあるものの、みなさん影響を受けています。
あれっ、これはラヴクラフト・スクールみたいではないですか。
ラヴクラフトの存命中はとっても貧乏で、
他の作家の作品を添削したりして生活費を稼いでいました。
彼の指導が作家たちを鍛えました。
またラヴクラフトは膨大な量の書簡を残しています。
ラヴクラフトの手紙で励まされて若い書き手が成長していったのです。
ウィアード・テイルズというパルプ誌を愛読していた少年が、
ラヴクラフトの作品に夢中になりました。
少年がラヴクラフトに手紙を送ると、なんと返事がもらえたのです。
少年の狂喜乱舞は想像に難くありません。
ラヴクラフトはこの少年の才能を見抜いたのでしょうか、
小説を書いてみることをすすめたのです。
『坊や』と言われてかわいがられたこの少年が、後のロバート・ブロックです。
ラヴクラフト・スクールと言われる指導や激励の輪は、
その後の怪奇幻想文学の世界に大きな影響を与えたのです。
アニト・スクールも世界は違いますが、同じ道を歩んでいると思います。
わたし中出真樹もアニト・スクールの末席をよごしております。
将来まだまだ多くの作者さんが現れるでしょう。
アニト・スクールの役割は大きいのだと思います。
▲前川美佳さま▲
はじめまして、中出真樹と申します
ご自身の体験なさったことを書くというのは、
想像するにすごく刺激的で官能的なことではないでしょうか。
空想の多い物語の世界ですが、体験を書くというのは
ちょっと違った世界をかいまみせてくれるように思います。
しかも、アニト様とのことを書かれているのですから、
それは素晴らしい記念になると思います。
マゾと怪奇幻想しか能がないわたくしですが、今後ともよろしくお願いします。
▲田神真緒さま▲
ますます物語の展開が楽しみになっていきます。
性行為は射精してしまえばピリオドがうたれてしまうのですが、
それだけではおしっこするのとかわりません。
ひとつの行為の終わりが次の行為の始まりであれば、
その過程が単なる過程ではなくなっていくでしょう。
真緒さまの物語は現実性のある幻想耽美な世界を描いていると思います。
夢幻のような倒錯感のにじみでる物語の展開が、
ますます楽しみになっていきます。
▲吉田聡美さま▲
どわっ!なっ・・長いっ!そして、難解ですぅ〜。
なんと、そういう切り返しでこられましたか。
では、わたくしも・・・。
>おそらく作者は神話という意識を
>持っていらっしゃらなかったのではないでしょうか?
そのとおりです。
ラヴクラフトは神話をつくろうという意識はなかったと思います。
超自然的恐怖と宇宙的恐怖、そして人間自身の持つ内在の恐怖といったものが、
ラヴクラフトの描く幻想世界の真骨頂なのです。
時には腐乱死体のような怪物がいたかと思えば、星間を移動する宇宙人がいたり、
また南極で発見される氷詰めの古代生物など、登場する恐怖はさまざまなのですが、
それらが関連付けされていくことによって時間と空間を超越した世界が形成されて、
神話という形態の原形がつくられていったのです。
そして、万能の魔王のような力を持つアザトースや
すべての次元と時間を超越するヨグ=ソトホースという存在により、
神話は熟成されていきます。
ただ、ラヴクラフトは小説の中ではあいまいな設定をしており、
それが後のダーレス系統のクトゥルー神話へとつながります。
さて、ここでクトゥルー神話について誤解を生まないようにしたいと思います。
一般的にはクトゥルー神話は次のように紹介されることが多いのです。
現在のクトゥルー神話はラヴクラフトがその原点をつくり、
彼の弟子であり友人であるオーガスト・ダーレスが継承したものである。
そのクトゥルー神話は後々、いろいろな作家によって書かれており、
コリン・ウィルソンやスティーブン・キングらも神話作品を手がけている。
でもですね、クトゥルー神話は必ずしもダーレス設定ばかりではありません。
作家ごとに独自の世界があり、クトゥルー神話という母体の中に
さまざまなストーリーが展開されています。
>神は世界を創造していく存在であり必ず物質より先に
>存在しているものですから、神を立てる考えは必ず宗教であり
>宗教である限り唯物論としては成り立たないと思うのです。
ラヴクラフトだけでなく、中出真樹も唯物論者なのです。
唯物論者ですから神の存在は信じておりません。
でも超自然的なものに対する恐怖は、とてつもなく感じてしまいます。
矛盾しているようですが、幽霊や怪物や暗闇は怖いのです。
そして唯物論者であるがために神にすがることができないのです。
おそらくラヴクラフトは、わたしなどよりもそういったところの感性が
比較にならないほど鋭敏であったのでしょう。
彼は悪夢にうなされ、その悪夢が小説になってしまうのです。
夢に現れる悪霊がいないと確信していても、怖いものは怖いのです。
ラヴクラフトは唯物論者であるゆえに神にすがることができず、
恐怖をそのまま受け入れるしかなかったのでしょう。
ラヴクラフトは人間の内面から生ずる恐怖を描いている。だから怖いのだ。
という評論がよく書かれています。
わたしにもわかるような気がします。
>おもしろいことに仏教の場合は、神の存在も登場しますが
>神もまた作られた存在として扱われます。
>そして神を含む全ての物を動かしているのは
>ダルマと呼ばれる永久普遍の「法則」です。
>多くの宗教はそれを絶対者として「神」と呼ぶのですが
>仏教ではあくまでも法であり神格化されることも人格化されるもありません。
>その法則によって我々は存在しているに過ぎないということに
>気付いた人を仏陀(覚者)と呼びますが
>仏陀自身が法を司ることもなくやはり法に従って生きているのです。
ふむふむ。なるほど、そうなのですか。
神と一口にいっても、いろいろあるものですね。
ラヴクラフトの書いている小説でも
比較的力の弱い古の神々や、強大な蕃神が登場したりします。
ヨグ=ソトホースなんて時間と次元を超越していますから、
神としてもすごい存在なのです。
ラヴクラフトの発想の『いかれている』ところは、
絶対的な存在というものは普通は善の側に設定すると思うのですが、
ヨグ=ソトホースは人間からみれば恐怖と混乱を招く存在であり、
けっして善の存在ではないのです。
ちなみに、ポオとラヴクラフトのことを『いかれている』という表現で
高く評価しているのはあのスティーブン・キングです。
おおっ、ところでこれって『空想デート』よね。
>ねえ、彼女の下着、着けてみたことあります?
ないですよ〜。
でもね、彼女の前では自分のブラジャーとパンティつけているのです。
あっ、チャットで言いましたよね。
女装は公認・・・というよりも昔から知っているので。
むふふっ。
▲鬼束権太さま▲
失礼いたしました。
>恥ずかしながらケロベロス・ゴンタは(ロ)であって(ル)ではないのです。
>何故に(ロ)であり(ル)ではないかと言うと、
>ケルちゃんでは可愛くないじゃないですか。
たしかにケルちゃんではかわいくないですね。
ケロちゃんといえば、わたしなどはケロヨンを思いだします。
ということで、ケロベロス・ゴンタ様はケロヨン?
わ〜い、カエルだ。かっわいい〜。うっぷぷ。失礼いたしました。
男の中の男!!!権太さまをカエルだなどと。
>思うに、そういう理由付けのない純粋な恐怖こそが
>最強の恐怖なのではないでしょうか。
うーん、とっても怖いです。
ちょっと恐怖の種類としては違うのですが。
朝、目が覚めたらカエルに変身していたらなんて考えると。
権太さまは女の子に変身していたら怖いですか、それとも・・・。
▲みんなの妹スーパーアイドル美希子ちゃん▲
>真樹お姉さまに物語で鍛えていただきたいのです。
>未成熟なのは脳みそだけじゃなくって
>身体と心もまだまだ発展途上なのでこちらもぜひ。
ゴクッ。では、身体と心をじっくりと鍛えて・・・
んんっ???物語で???
な〜んだ、くんずほぐれつしながらと思っていたら、物語でなのね。
ひやっ、これはなかなか難しいでござるわよ。
そもそも、わたしの筆力などラヴクラフトに比べれば素人そのもの。
おおっと、これは比べること自体が大きな間違いでした。
とてもとても、わたしの物語で美希子ちゃんを鍛えるだなんて。
もっと書く力があればと思うのですが。
まあ、こんなわたしですが夢のようなことも考えています。
ラヴクラフトを真に継ぐような小説を書いてみたい。
日本人を題材にするのではなく、登場する人物も基本的にすべて外国人。
舞台となる場所はアーカムなどのラヴクラフト神話で知られた土地。
そして、なによりも大事なことはラヴクラフトになりきったつもりで、
もしもこの巨匠が生きていればこんなことを書くのではないか。
と、思えるような小説を書いてみたいのです。
もちろんラヴクラフトですから、エッチなシーンはまったくありません。
これはわたしのような文才のないものにとって無謀な考えですが、
時間と余裕ができたときにはじっくりと取り組みたいと思うのです。
それまでに美希子ちゃんには、わたしの物語をじっくりと鍛えてほしいのです。
・・・寝室にあらわれたもの その2・・・
山倉の愛撫で肉欲の焔に羞恥というわだかまりを捨て去った女は、肉棒を口にした。
重役令嬢としてほとんど男性経験のない美沙の肉体は山倉によって開発され、
いまではフェラチオ奉仕さえするようになっている。
愛する女の懸命の口腔性技は未熟なものではあったが、山倉は満足していた。
かつて俊樹をレイプした山倉は、その翌日にフェラチオを強要した。
男を支配するというサディスティックな満足感はあったものの、そこに愛はなかった。
山倉はほんのわずかに過去の女装愛人のことを思いだしていた。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
後輩である山倉にレイプされ、男同士のめくるめく快楽を教えられた楢崎俊樹。
もはやその快感は肉体と精神にしっかり刻印され忘れられないものになっていた。
自分はホモではないと心の中で反発しながらも、
翌日にはこうして山倉に連れられてラブホテルに来てしまっている。
当然セックスをするものだと思っていた俊樹だが、思いもしなかったことが待っていた。
山倉がバッグから取りだした女性ものの下着、そしてハイヒールと化粧品。
一瞬それが何を意味するものか俊樹には理解できなかった。
「ランジェリーをつけるんだ。それから化粧」
「えっ?」
ブラジャーとパンティ。そして、ストッキングは認識できた。
もうひとつの知らない下着が、ストッキングを吊るガーターベルトであることさえ
その当時の俊樹は知らないことだった。
山倉は男も抱くが、やはり女の方が好きだった。
俊樹を性奴隷として飼っていくうえでは、女装をさせることを選択したのだ。
そして、それ以上の効果も期待した。
単に男同士の肉欲を教え込むだけでなく、
さらに女装という禁断の世界に堕とすことで、
俊樹が二度と自分のライバルとはならないように画策した。
初めての女装への儀式は濃厚なディープキスのあとに行なわれた。
全裸で抱きしめられキスをされただけで、俊樹は身も心も山倉に馴致されてしまう。
そして、キスの合間に山倉がささやく。
「愛しているよ」
「ずっと前からすきだった。だから昨日あんなことをしてしまったんだ」
「僕達は永遠に愛し合うんだよ」
「おまえは化粧をすれば、どんな女にも負けないくらい魅力的になる」
「ランジェリーにつつまれたおまえをかわいがってあげたいんだ」
すべて嘘だった。
だが、俊樹は疑いもしない。
女として愛される自分の姿を想像して身悶えた。
同性愛者ではない俊樹が山倉の愛の言葉でメロメロになってしまう。
不思議なことだが二人の間で生じている現象なのだ。
おそらくは楢崎俊樹という男は社会人として稀にみる高い能力を持ち、
プライドも異常に高い故、自分を征服した男に心から屈服してしまった。
山倉の手でまずブラジャーをつけてもらう俊樹。
背中のフォックをとめた瞬間の衝撃に、
俊樹はすでに勃起しているペニスをいっそう猛々しくも硬くしてしまった。
ブラジャーがこんなに強くしめつけるものだとは思いもしなかった。
前に回った山倉はその反応を見て、俊樹のマゾヒズムを確信した。
ベッドに俊樹を腰掛けさせると片脚ずつ時間をかけてストッキングを履かせる。
股間の昂りをじっくり観察されながらの行為に俊樹は完全に翻弄されてしまった。
両脚にストッキングを履かされたあと、次はハイヒール。
ベッドに座ったままなので、やたら開放感だけを感じる俊樹。
実際、ハイヒールは脚を覆う部分は少ない。
だが、立たされたときに俊樹は強烈なショックを受けた。
なんという不安定な感覚。そして、すぐに脚先を襲う痛み。
すさまじい拘束感に俊樹の興奮が激増する。
バランスを失いよろけると、山倉に抱きしめられた。
「はじめてのハイヒールだから無理もないな」
チュッと軽いキスをされて少女のように恥らう俊樹。
女装者へのステップは、まだ始まったばかりだった。

(つづく)
え〜と、久しぶりの書き込みのうえ、しょぼい量の物語になってしまいました。
申し訳ございません。
ただ、久しぶりに中出真樹らしいプライド崩壊ストーリーになっております。
この後の展開をゆっくりお待ちください。
でも、最後は怪奇幻想で落ち着くことになりますのでよろしくです。
さて、チャットですが、吉田聡美さま。
たいへんお疲れ様でした。
その実行力には敬意を表します。
わたくし、途中で興奮してしまい途中で
上半身ブラジャー姿で外出するというとんでもない行為をしてしまいました。
終わってからも興奮はやまずルージュをつけて再度やってしまいました。
でも暗いから化粧しても関係なかったみたいです。
あのときは本当に誰かにいたずらされたい、という気持ちでした。
ただ、チャットルームに入るのはすごく勇気がいりました。
やはり敷居の高さはチャットでも同じですね。
作者さん以外の方も気軽に参加していただければ、
すごく楽しいのではと思うのですが・・・。




アニト (12月5日(月)23時39分13秒)
中出真樹さん、こん○○は。
>ずっと昔の『空想デート』を見ていました。
今日までに161人の作者さんの626もの物語のおかげで
わたしも少しずつは成長しているのですよ。ん??、わはは。
ただ『空想デート』のスタイルはほとんど変わっていません。
まっ、あまりにファイル数が多くなりすぎて今から作り変えるとなると
完成はいつのことになるやらという理由もあるのですが、
1度でも『空想デート』を見たことがある人が何年後かに訪れてくれたとき
あいかわらずそのまま在ることで安心感や懐かしさのような気持ちを
感じていただければいいかなと思っているのです。
なーに、わたしの《スクール》ではなく
みんなで作る(作ってきた)『空想デート』ですからね。
ところで真樹さんはどういうところに
《ずいぶん雰囲気がちがうな〜》と感じましたか?。
チャットの《途中で興奮してしまい上半身ブラジャー姿で外出》されたときには
何事かとびっくりしましたよ。どわははははははは。




中出真樹 (2006年1月1日(日)21時21分30秒)
あけまして おめでとうございます。
ご無沙汰しております。
風邪がこじれてしまいこのところ体調がずっと不良なのです。
調子が悪いと物語を書く気力も湧いてこず、悶々とばかりしていたのです。
皆様へのご挨拶もできずにおりました。
アニト様のご配慮により、年始の挨拶をさせていただき感謝しております。
健康がもどりましたら、また投稿させていただきます。
ではでは皆様、今年もよろしくお願いいたします。




アニト (1月5日(木)23時36分12秒)
中出真樹さん、あけまして おめでとうございます。
『空想デート』を楽しんでいただいているすべてのみなさん
あけましておめでとうございます。
さぁて日常が戻りました。
日常があるからこそ非日常がドキドキするものです。
ということで今年もぼちぼちとまいりましょうか。


寝室にあらわれたもの その3へ

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