はじめから読む

桃原美希子 (8月4日(金)18時44分40秒)
■アニトさま■
びっくりした出来事がございましたーーーーーー!!!!
深夜まで営業している本屋さんへ行った帰りに
以前から気になっていた公園へ寄ってみたんです。
0時を過ぎていて広い駐車場に車がまばらに停まっていましたけど
人影はなく車の中にも人の気配はほとんど感じられませんでした。
でも10mくらい離れた斜め前の車に誰かが乗っているのがわかって
しばらく様子を見ていたんです。
髪の毛が長くてどうやら女性のようで、助手席には誰もいません。
こんな夜更けに女性が1人でなにやってるのかななんて思いながら
シートを倒しぎみにしてこっそり覗いていると、その人は車から降りました。
ただその場から動き出すわけでもなく
駐車場の中心側ではなくて見通しの全然ない植え込み側を向いていました。
ワタシからは後姿しか見えなかったのですけれど
とても背が高くてミニスカートで立ち姿がちょっとぎこちなくて……。
ときどきスカートに触ったり前に回した手を動かしたりしていました。
あー女装娘さまだぁ〜!って驚きました。
その公園が女装娘さまが集まる場所とかゲイさまのハッテンバの噂はありません。
それどころか女装のジョの字も聞かない町で
たぶん女装娘さまだろう人とはじめて遭遇したのでございます。
実はこのときワタシは下着女装をしていました。
何をしているんだろうドキドキドキ……
デートの待ち合わせだろうかドキドキドキ……
ときどき振り返っているからこちらの存在に気がついているはずドキドキドキ……
声を掛けに行ったらどんな反応をされるだろうドキドキドキ……
もしかしたら誘っているのかもドキドキドキ……
でも自分も女装娘なんですって証明するためには
着ている下着を見せなくちゃ信用してもらえないドキドキドキ……
同じ女装娘がいいのか男性の方がいいかのドキドキドキ……
そもそも人と出会うことを望んでいるだろうかドキドキドキ……
いろんな思いが頭の中で渦巻いちゃいました。
10分くらい渦に巻かれて慌てふためいている間に
結局その人は車に乗り込み帰ってしまいました。
あー、残念無念、せっかくのチャンスをぉぉぉぉおおおーーー!!!
ワタシはどうしたらよかったんでしょうかぁーーーーーー!!!
アニトさまだったらどうしたでございますしょうーーーーぉ!!
−−− 性蜜検査 4 −−−
「先生!ぼぼぼ僕…」
「はい、動かない。エリくん、手を握っててあげなさい」
蘭樹エリさんがベッドにあがってきて
僕の動きを封じ込めるかのように足の上に腰を下ろした。
開いた短いスカートの奥に赤い布が見える。
しかもそのまま前のめりに身体をあずけてきた。
「成田伊奈雄さん、いかが?エリの下着は?」
腰のベルト位置まである制服のボタンはすべて外されていた。
自由の利く僕の右手をリエさんにつかまれると
なぜだか力が入らずそのまま豊満な胸に導かれた。
赤いレース模様で縁取られた黒いブラジャーが覗く。
膨らみを覆っている三角部分の布はシースルーで
先端部の両乳首に金属製の輪っかがついているのさえわかった。
ピピ、ピアス?
「成田さんはいつもブラジャーをしていらっしゃるの?」
上からリエさんに押さえこまれ、背後から先生の指圧を受けながら
いまや自由になる唯一の首を大きく横に振る、無駄な抵抗とわかりつつも。
「先の診察のとき、背中にブラジャーの跡がうっすら残っていたんですってね。
前日の夜うっかりブラをしたまま寝ちゃったのかしら?
朝になって人間ドッグのことを思い出して慌てたんじゃないですか?」
その通りだった。
胸に残るブラの跡に気づいてシャワーを浴びながら消していて
会社に遅刻しそうになったのだった。
ううっ、背中も確かめるべきだったぁ。
「それに足もお尻の毛もきれいに処理してある。
普通の男性は下半身の毛など意識も処理もしないものよ。
ホント、女の子みたいな足。アヌス遊びもしているのかも、ねっ先生」
リエさんが股に挟んだ僕の足を撫で擦りながら言う。
「きっとそうだろうね。そろそろ効いてくるはずなんだが」
効いてくるって?
そういえばさっきからなんだか腰の辺りがジワンジワンする。
「エネマグラはご存知でしょう」
リエさんが言うそれを頭に思い描いた瞬間に身体の奥がビクンとした。
えっうそ、あふっだめやめて!
2人からの身体表面の愛撫とは違う、内から泡立つような衝撃だった。
「一気に気持ちが昂ぶったようですね、普段から使ってらっしゃるんですか?
前回の検査もさっきの挿入でも僕の指を抵抗なく飲み込みましたからね。
私も医師としてプロですからその抵抗のなさが元々の体質なのか
なんらかの器具の使用によって培われたものなのかの違いがわかるのですよ」
ふひぃ〜、もう絶体絶命!
っていうか心神的な抵抗は徐々に気持ち良さに包み込まれようとしていた。
「けっこういるんですよ、成田さんみたいな男性が。
もちろんほとんどの場合口にも態度にも出さず
医師としての仕事を全うするだけですけどね。
ただ、ときどきたまらなくストレスを発散したくなるときがあるんです。
そこにたまたま成田さんがいらっしゃった。
ご安心ください、胃がちょっと荒れているだけで他はいたって健康体ですから」
あーん、そうだったのぉ〜
安心したとたん身体の火照りがどんどん広がっていろんな思いが一気に湧き出てきた。
足からお尻、タマタマの無駄毛を剃ってしまったのは2年くらい前のこと。
もっと本格的にもっときれいになりたいと思うようになって、
それまでの自分の生活を振り返ってみたのだった。
両親と暮らす自宅でも会社でも休日友達と遊ぶときも
素足を見せる機会はほとんどないといってもよかった。
夏でもハーフパンツは履かないし海やプールに泳ぎに行くことはないし、
付き合った女性は大学を卒業したときを最後に今もいない。
すこしづつ無駄毛処理の範囲を広げて
その後あった泊りがけの社員旅行や歓送迎会で座が乱れたときでも
お酒を飲まない僕は秘密を知られないように気をつけていられた。
温泉に入ったときも人目を避けてささっと入浴しさささっと出た。
そんな用心と段階を踏まえていくうちに
無駄毛の処理をしても生活にそれほど支障がないことがわかって英断したのだった。
でも…病気とは縁がないと思っていたのにまさか病院で秘密がばれてしまうとは。
他の女装娘さんたちはどうしているのだろうと考えることがある。
僕はまだおちんちんの上部分はかろうじて残してあるけど
ネットの画像掲示板には全部ツルンツルンにしている人がいる。
ピアスやタトゥーで飾っている人がいる。
家族とか恋人とかはいないんだろうか?
理解があるのだろうか?
女装を続けている間はずっと独身でいる心づもりなのだろうか?
検査や怪我や病気で病院に行くときにはどうするのだろうか?
いざそのときになったらどう対処しているのだろうか?
病院の医師やナースはどう対処しているのだろうか?
いくら想像してもやっぱり想像の範囲でしかないから心の隅へ追いやっていた。
けど、今僕はその危機的状況に遭遇してしまっている。
そしてどうしていいのかまったくわからなくなっている。
女装の秘密を知られてしまっただけでなく、
先生の手元には僕の本名や住所や勤め先まで記載してあるカルテがあるのだ。
ふと何かの本で読んだ一文が蘇った。
抵抗が無駄と悟ったとき人は状況に従順となる。
まさに今の僕のことと観念したとき思わず声が出てしまった。
「あふんっ」

 ▽ ▽ つづく ▽ ▽




アニト (8月6日(日)09時02分19秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
おおおっ、女装娘さんとの第一種接近遭遇がありましたか。
秘密の外出は人に見つからないかという《ドキドキドキ……》があり、
誰かと出会ったときには別の《ドキドキドキ……》に変わり、
デートとなればさらに違った《ドキドキドキ……》が生まれます。
女装はいつでも刺激的ですねー。
>アニトさまだったらどうしたでございますしょうーーーーぉ!!
ふむふむ、難しい問題です。
女装とは縁のない場所で、夜中に1人で佇む見ず知らずの人に声をかけるには
かなりの勇気を必要とします。
美希子さんが考えたようなことをわたしも思ったあげく
あきらかなお誘いモーションがない限り
たぶんわたしも声をかけることはしないでしょう。
ちなみにわたしが住む地方には女装娘さんの出没する公園があり、
デートコースのひとつとして利用しています。
ただナンパを目的として1人で行くことはないのですよ。
それよりもお誘いメールをいただいて、
何回かのやりとりをするなかで相手の人柄を知り、
きちんと場所と時間の打ち合わせをしたうえで初デートにたどり着く。
不安ゆえの《ドキドキドキ……》でなく、
期待のある《ドキドキドキ……》である方が会話が弾みますからね。
「性蜜検査」での《僕》のように《無駄毛の処理》したり、
《他の女装娘さんたちはどうしているのだろうと考え》たり、
《ブラジャーの跡》のようになんらかの女装の痕跡によって
他人に秘密を知られてしまったりした人もいるだろうと思います。
そういったリアルと刺激的な空想の織り交ぜ方が絶妙です。




桃原美希子 (8月10日(木)15時10分54秒)
■アニトさま■
先日テレビを見ていたら「エロかっこわるい事件簿」という特集がありました。
ベストテンの大半を占めていたのが女装がらみ。
下着泥棒や女装して弱者へ痴漢行為をしたり無関係な公衆の面前で露出したり。
それで捕まっちゃってるわけですけど当たり前でございます。
ごく一部の品のない女装娘のせいで
女装娘全部がそうであるかのように思われてしまってはたまりません。
もー、ホントになに考えているんでしょう。プンプン。
かくいうワタシもときどき極力目立たぬように外出をしたりしているんですけれど
思いもかけぬところで女装娘さまを見かけたことがあったばかりなので
これからいっそう注意を怠らぬようにしなければと思ったのでございます。
アニトさまはいかがお考えでしょう?
「性蜜検査」は最終話になりました。
以前書いた「悩ましの寝言」と併せて
「思いもよらぬところから女装がバレる」シリーズでございます。
家族やパートナーに女装がバレてしまうというのは
いつも気をつけていながらついうっかり油断したために発生する
といった感じでイメージしているのですけれど
まったく無警戒な意図しないときにバレてしてまう
というのもありえるんじゃないかなと前々から考えていました。
他にも、女装でドライブ中に事故を起こしてしまったとか
外出時知らないうちに尾行されていて家まで押しかけられたとか
通販で女装用品を揃えているうちに配達者に疑惑を持たれたとか。
あんまりネタを披露しちゃうのはもったいないですし、
自分の行動に当てはめてみると怖くなっちゃいますので
物語としておもしろおかしく書いてみようと思っています。
体験記になってしまったらどうしましょう。
−−− 性蜜検査 5 −−−
「いいんですよ声を出したければ出しても」
先生の声が救いの言葉のように感じられた。
身体の奥をジンジンと刺激するエネマグラの存在がますます大きく感じられた。
「先生、僕…あふっ…お…お願い…」
「ん?何ですか?」
「…誰にも言わないで……くださいますか」
「成田さんが素直になってくれればね」
「素直?」
「心を広く打ち明けてあるがままを受け入れることですよ」
あるがままに受け入れたら…自分が壊れてしまうかもしれない。
でも…でも、今は他の選択はないし、そうしてみたくもなっていた。
「交換に私の秘密も教えてあげますよ」
先生の秘密?
そういえばなんでこんなVIPルームみたいな病室で診察をするのか?
それはもちろん人目を避けるためなんだろうけど
こういうことができる先生はどういう立場なのか?
それに蘭樹エリさんは本当にこの病院のナースなんだろうか?
先生とはどういう関係なの?
疑問が次から次と沸いてくる。
素直になれば僕の秘密を漏らさないでいてくれる。
正直になれば先生の秘密を教えてくれる。
心を開けば…ああん、身体が気持ちいい…。
「この部屋はよほど大きな声を出さない限り外へは漏れないし、
両隣は空き室ですから、いいんですよ我慢しなくても」
そう言って先生は僕のお尻に刺さっているエネマグラをつまんだ。
「あん、あああん、いや、やめ…あん、気持ちいい、ああああんいいっいいっ!」
「そうその調子、もっと声を出して」
「ああん先生、僕…どうかなっちゃう」
「僕じゃないでしょ。女の子らしくわたしって言ってごらんなさい。
本当は女の子の名前も持っているんじゃないの?」
そう言いながらエリさんが僕の乳首を舐め始めた。
あん、そこ感じちゃう。
「わ…わ…わたし、あんっ、いいっ」
「お名前は?」
「ナオといいます」
「やっぱりアナグラムね。成田伊奈雄なりたいなお、ナオになりたい。いい名前だわ」
ひゃん、それも予想されてたの?
僕…じゃなくてわたしはどんどん女の子気分になっていった。
身も心もそうなっていく自分が心地よかった。
四本の手とリエさんの舌が全身を這う。
先生が舌を使わないのは問診のためだった。
「主にどこで女装をしていますか?」「自宅だけです」
「完全女装をしますか?」「はい」
「男性とデートしたことがありますか?」「いいえ」
「もっと女性らしくなりたいですか?」「はい」
「私たちの前で素直になれますか?」「はい」
「もっと感じたいですか?」「はい」
「性蜜検査はまだ必要だと思いますか?」「はい」
「通院できますか?」「はい」
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「お先に失礼しまーす」
時計の針が6時をすぎたのを確認して、僕は席を立った。
「あら成田さん、今日も病院へ行く日?。お大事ね」
営業アシスタントの石目さんが優しい笑顔を返してくれた。
「ええ、薬をもらいに行くだけですけどね」
僕の主治医・聖愛徒病院の安岐里先生から正式な診断書をもらってある。
病名は「十二指腸潰瘍」、なんでもピロリ菌というやつが原因らしい。
だから病院へ行くといえば1週間に1度残業は免除してもらえるようになっていた。
もちろん薬は本当に毎食後飲んでいる。
でも検査では直腸を調べてもらうことが一番多いかな。
通院3回目のときいつものVIPルームで女の子に変身して
安岐里先生とリエさんに愛撫されながら秘密を教えていただいた。
先生のおじいさんが聖愛徒病院の理事であること。
先生もときどき下着女装をしていること。
でもそれは女性になりたいという嗜好ではないらしい。
蘭樹リエさんは正式な看護資格を持っているけど
派遣ナースの立場で先生の助手として働いていること。
リエさんは「人間ドッグの会」の一員であること。
どうやら「人間ドッグの会」というのは会員制のSMクラブみたいで、
ドッグとは犬、つまり奴隷の呼び名であるらしいこと。
もっともっとわたしが従順になれたらクラブに連れて行っていただける。
今日用意されていたお洋服はリエさんと同じナース服で
でも胸と腰の部分以外はシースルーのセクシーなものだった。
奈緒と名前が刻印された首輪も一緒にあった。
先生に首輪をつけていただいたときには胸の奥がキュンとした。
ワンちゃんの尻尾そのもののような大きくてフサフサの毛飾りがついたディルドゥを
リエさんにお尻に挿入されて全身に歓喜が沸き立った。
わたしは2人のご主人様の前で四つん這いになる。
「そろそろ通院は終わりにしようか。
胃の方もすっかり良くなって薬を飲む理由はなくなったからね」
くぅ〜ん。
胃ではなく、心臓がキリキリした。
「悲しそうな顔をしなくてもいいよ。
そのかわり私が持っているマンションの一室を貸し与えよう。
洋服やその他を置いて好きなときに行き自由に使いなさい。
これからはそこで奈緒を可愛がってあげるから」
「ワンワンワン」
嬉しくてまた心臓がキリキリした。

 △ △ おわり △ △
お医者さまにブラジャーの線跡を見つかってしまうという
もしかしたから起こりえるかもしれない事件を発端に
最終話は肝心なシーンを書かずして
いきなり「人間ドッグの会」なんてものの存在へ。
書いているうちに新たな物語の骨格が見えてきて
それにつなげるため悪ノリしてしまいましたぁ〜。
いつか「人間ドッグの会」の全貌を書きますですぅ〜。




アニト (8月11日(金)23時50分46秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
「性蜜検査」完結おめでとうございます。
なるほど、《「思いもよらぬところから女装がバレる」シリーズ》でしたか。
ブラの線跡・むだ毛処理・アナルの締まり具合など
お医者さんは知ってか知らずかけっこう女装娘さんを診ているのかもしれませんね。
《人間ドッグの会》には非常に興味をそそられます。
他の《ネタ》の物語化もよろしくお願いします。
《体験記》にならないように《いっそう注意を怠らぬように》しながら。むはは。
デートの際、気を配っているのは場所選びと周辺の気配です。
言葉や愛撫によって女装娘さんの感覚を高めていくために
まずすることは身体も心もリラックスしてもらうことです。
目を閉じ快感だけを捉えようとする女装娘さんに対して、
わたしの眼はギラギラしているかもしれません。
これはお相手に対する想いのためばかりではなく、
周囲がどういう状況にあるか常に監視しているからなのです。
最近は誰もが持つ携帯電話でただちに当局に連絡できる状況にあり、
また学校を中心にした不審者通報網が確立しています。
《「エロかっこわるい事件簿」》で紹介されないためにも
わたしもいっそうの注意を!。むはははは。


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