はじめから読む

桃原美希子 (8月16日(月)18時47分02秒)
■アニトさま■
夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
またどこかで女装娘さまとおデートを?
ワタシにはお休みもデートもなく、うらやましゅうございますぅ。
みなさまもお出かけになっているのか
オリンピック中継を熱心に見入っている方が多いのか
ここ数日書き込みがございませんね。
でもカウンタの数字は平時より多くのみなさまが
ご覧になっているのを示しており、心強く感じております。
どんなときでも「空想デート」はいつでもあり、
物語を通じてご挨拶を交わしていただけるお友達もたくさんできました。
居場所があるってホントに幸せなことだと感謝しております。
ヘンな方向にいっちゃう物語ばかり書くかもしれませんけれど
これからもご指導をよろしくお願いしたします。
■亜井京子さま■
PCを修理に出されていたとのこと、
エッチなデータはちゃんとお隠しになってなっておいたのでしょうか?
もしかしたら修理の方が「なんだこのファイルは?」と開けられて
「亜井京子? 女装娘? なになに空想デート? なんだこれはーぁ!」
って読まれてしまって、欲情してトイレに駆け込みズボンを下ろした修理の方も
女性物のエッチなパンティを穿いていて……あはんあはん。
ううっ、空想のしすぎみたいです。
京子さまの物語を読んでいると
こんなにすごい世界、ワタシもいつか書きたいなって憧れます。
そのバイブも欲しいです。
■聡美さま■
ワタシも初めての書き込みは日記形式の実体験だったのです。
(恥ずかしながら「美希子の日記」お読みください。
「2002年物語」に掲載されております)
でも少ない体験ですからすぐに現実に追いついちゃって
書くことがなーーーい!になっちゃったんです。
物語を書くにあたってずっとこだわりを持っているのは
全部の物語で僕とかわたしといった一人称を使っていることです。
登場人物のすべてがワタシの分身のつもりなんです。
聡美さまのお隣りには消防士の桃井美希男君って人が住んでいるのですか。
あややや、どこかで聞いたような名前。
きっと夜は違うホースを握り締め、水より濃いものを放出してると思います。
ぜひぜひぜひぜひ書いてくださいませ。
■中出真樹お姉さま&先生■
「異常愛の遺伝子」の完結おめでとうございますぅ。
とってもエッチで迫ってくるものがありました。
もしかしたらどこかのご家庭でこれと同じことが起こっていたら。
っていうよりあっても不思議はないってさえ思えちゃいます。
わーい、続編もあるんですね。楽しみ楽しみ。
登場させた人物ってけっこう愛着がわくもので
自分で書いた物語ながらあの娘は今どうしているだろうか?
そのうち再登場させてあげなくては……なんていつも思っています。
真樹お姉さまの物語にも何本か登場させていただいていますし、
「女装教師 真樹」では中出美希子として…。
中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子
中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子中出美希子…
きゃ〜、うれしくて100回言ってしまいましたぁ。
−−− 秘密のアルバイト4 −−−
結局僕は1人別室で古代ギリシャ衣装を模したという
真っ赤なワンショルダーワンピースに着替えていた。
週に一回たった2時間、今日はあと残り1時間40分、
恥ずかしさに耐えれば3万円のアルバイト料になるのだ。
やらずにいられましょうかぁ〜。
とはいうもののひざ上までしかないスカートみたいな裾があまりにも頼りなく、
しゃがんたりでもしたら僕のアソコはあっぽろんと飛び出てしまいそうだ。
いやそうするまでもなく少し透けてる布越しに
パルテノン神殿とその周りの黒い茂みがうっすら見え隠れしている。
古代ギリシャ神といえど下着くらい身に着けていただろうに、
現代の女神たちの芸術性にパンツの概念はないようだ。
しかし僕だって男だ、一度やると決めた以上は後には引けず、
男ゆえに何かの拍子にオリンポス山のごとくそびえてしまったらどうしよう
という心配はもう考えないことにして、恐る恐るアトリエへ続くドアを開けた。
「まぁよくお似合いですこと」
「りりしくてとてもご立派ですわ」
「さぁさこちらへ」
奈津浜さんを除く3婦人に囲まれながら
いつものモデルの指定場所に連れて行かれた。
そこには奈津浜さんが立ち、僕を見て満足げに微笑んでいる。
「よろしいんじゃございませんこと。
そうですわねー、せっかくですから今日は立ちポーズでどうでしょう」
「いい案でございますわ」
「男性美が引き立ちますものね」
「なんだかワクワクしちゃいますわ」
「それではまずアポ様が愛しい人を想い描く場面からいきましょうか。
ここに立っていただいて、手はこう、それともこうかしら?
お顔は喜びの表情、それとも苦悩? 難しゅうございますわね」
ってこの人たちはほんとうにストーリーものを描こうとしているのだろうか?
はじめの数分こそ真剣な顔で自分たちでポーズをとったりしていたのだけれど、
そのうちに僕がいないかのようにキャッキャッ笑いあっている様子を見ていると
なんだか女子学生のようで、僕はみんなに親しみを感じるようになってもきた。
そういえば先ほどからずっと部屋の四隅にセットされたビデオカメラが
僕を見つめていたけど、それもそれほど気にならない。
「…ということで今日のところは普通に立っていていただければよろしいですわ。
ほんの少し足をお開きになって斜め上を見てくださいませ」
長時間無理に手を上げていたり窮屈な姿勢を強いられるよりましだけど、
それならば初めにこの衣装を身に着けていたアポロン像と同じだ。
そういえば丸裸にされたギリシャ神は
垂れていてもとても立派な男性シンボルを晒したままでいる。
幸いにも緊張感があってか僕のシンボルはもっと小さく縮こまっていた。
4婦人はそれぞれの定位置となった椅子に座りデッサンを始めだした。
僕の真横方向に彫刻教室に通う安岐里さん。
スラリと細い身体にピタリとしたノースリーブのシャツとパンツ姿で、
ファッションモデルでもしていそうな姿勢の良さをしている。
対照的に左前方にいる油絵の雪見川さんは
太っていると言うには失礼あたるくらいの豊満さで、
いつも笑顔を絶やさず暖かい雰囲気を持つ人だ。
同じくらいの距離で右前方にいる遠見桜さんは
お嬢様がそのまま大人になったような感じがある。
小柄で見た目が一番若く見えるのは僕のひいき目かもしれない。
一番離れたところにいる長身の奈津浜さんはこの「彩り」会のリーダー的存在で、
PTAの役員的雰囲気はちょっと近寄りがたい気はするけれど、
この人がいるからこそこの会があるのだと思う。
ただしアクセサリー教室に通っていながらなにかを作っている姿を見たことがない。
なんだかそれぞれの位置がそのまま力関係・役割関係になっているような気もする。
奈津浜さんを頂点に、ちょっと違う立場からトップを支える安岐里さん、
そして遠見桜さんと雪見川さん。
そうそう、存在感をまったく消している彼の存在も忘れてはならない。
奈津浜さんのお付きである彼は僕と同い年くらいで
いつも目立たぬところにいながら
必要なときには最低限の動きで奈津浜さんに仕えている。
口を開いたところをまだ一度も見ていない。
絵を描くためには観察力が必要だというけど、
モデルもけっこう描く人を見ているんだなーと思っていたりしたとき
奈津浜さんがすっと立ちあがり言った。
「そろそろ次のご準備を」
そしてそのまま部屋を出て行こうとする。
当然彼も後に従い、遠見桜さんが僕を見つめて2人を追った。
「志木時さんはそのままにね。……大丈夫?、お疲れになっていません?
そういえばなんだか少し熱くございませんこと」
安岐里さんはシャツのとがった襟を持ち、
パタパタと新鮮な空気をシャツの中に送り込んだ。
「僕は大丈夫です」
2つはずしたボタンの隙間から下着の線が見え隠れしている。
目のやり場に困って視線をはずすと、正面にいる雪見川さんのスカートが
さっきまでより少しすり上がっているような気がした。
「そういえばわたくしもそんな気が。少しはしたないですけれど…」
雪見川さんはさらにスカートを持ち上げてまるでミニスカートのごとくにし、
肉付きのいい太ももをあらわにした。
ひゃあぁああああ〜、もうちょっとでパンツ見えちゃいますよー。
どこを向いていいのかわからず再び安岐里さんに救いを求めようとしたら
安岐里さんは机の上に置いていた粘土を初めて手に取り、
きれいな指やマニキュアが汚れるのもかまわずこねだし、
そして真っ白なシャツの胸の部分にべったりと塗りつけた。
さらに2度3度、そして細くシワひとつない首筋にも。
「志木時さん、こちらをご覧になって」
雪見川さんは椅子の背もたれに寄りかかり脚を開いていた。
「ああああああああああああ」
安岐里さんの吐息が耳のそばでした。

 ▽ ▽ つづく ▽ ▽
ようやくエッチっぽい展開にすることができましたぁ。
真樹お姉さまが書かれていたように
はじめにきちっと構想を組み立てておかないと苦労します。
あと数回のうちにドドドドドッとラストスパートです。




アニト (8月17日(火)00時11分00秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
いやー、今年の夏休みは忙しい。
強行一泊旅行のため東名高速をひた走り、オリンピック中継で夜更かしをし、
お墓参りをしたり、友人との飲み会があったり、
大急ぎで『別棟』の更新し、楽しく大満足なデートもし、
幸か不幸か『空想デート』も夏休み状態になっていたため、
充分に羽根を伸ばさせてもらいました。
さっ、これからもまたみなさんの《居場所》を大切に守っていくことにしましょう。
物語は美希子さんらしいおもしろさが随所にみられ、
笑いもある『空想デート』とPRできます。どはは。
目指すは完結、ラストスパートがんばれ美希子さん。
いつかわたしの金(肉棒のおまけ付き)をさしあげましょう。




桃原美希子 (9月3日(金)18時41分59秒)
■アニトさま■
朝夕がだんだん涼しく、女の子になるにはいい季節がやってきました。
>ところで今回の書き込みのとき、
>美希子さんは「男姓」でしたか「女装」でしたか?。
ううっ、困ってしまいました。
「男姓」ではありませんでした。
でも完全な女装かっていうとそうともいえない気がして…。
物語を書くときは気分を高めるためにたいてい
パンティ・ブラ・ミニスカート・タンクトップかキャミソールなんでけすれど、
ウイッグはかぶらないことが多いですし、お化粧も口紅だけなんです。
あんまり気分を高めすぎると別な行動に行っちゃうものですから。
書き終わるとお風呂に入って全身をきれいにし
バスタオルを身体に巻いて念入りにお化粧して(この時間が好きです)
それからそのときの気分で下着や洋服を選びます。
出来上がったら心の中のアニトさまに見ていただいています。
あとはアニトさまに身をゆだねて……。
■吉田聡美さま■
お帰りなさいませ〜、聡美さま。
わーいわーいエネマグラエネマグラ、エ・ネ・マ・グ・ラ。
って喜んじゃうのには理由があって、
ワタシもずっと前に買ったんですけれど
使い方が間違っていたのかなかなか気持ちよさが得られず、
押入れにしまいっぱなしになっているんです。
ええと…そうやって準備して、そうやって使うんですね。
探し出して試してみよっと。
■亜井京子さま■
ワコールサイトっていいですよねー、ワタシもときどき見ています。
流行の下着なんかだと目に映る女性の何割かが実際に身に着けているわけで、
ワタシも一緒とその人たちの仲間になれるような感じがして
うれしく思えちゃったりします。
あれも欲しいこれも欲しいなんですけれど、ちょっと値段がお高い。
でもだから神聖化しちゃったりしている部分もあって
宝くじの1等が当たったら全種類買い漁っちゃいたいくらいです。
■中出真樹お姉さま&先生さま■
脇役でも十分でございますぅ。
一読者として読むだけでも真樹お姉さまの物語は官能的なのに
その中で自分があひあひしている場面があったら
そのとおりのことをしちゃいますから。
ということで「みゆきの章 その2」なのに
すでに教室と自分の部屋での2ヶ所で名村沙希さんとのキスシーン、
あああっ、読みながら1回ずつと思い出して数回オナニーしてしましました。
別の章でたっぷりと凌辱されたら今以上の回数になってしまい、
あひあひあひあ〜、うれしすぎてどうかなってしまいますぅーー。
−−− 秘密のアルバイト5 −−−
私は幼いとき身体が弱く外で遊べないこともあってぬり絵ばかりしていた。
黒い線のみで描かれたお花や動物にクレヨンで色をつけていく。
初めのうちは実物や本で見たとおりの色を枠線からはみ出さぬよう神経を使っていたが
なぜだかそのうち規制は無視し色使いも思うがままになり、
真っ白い画用紙を形のない色とりどりで塗りつぶし続けた。
小学校へ上がるころに絵を描くための道具の一切を母に取り上げられ、
勉強一色の学生時代を送った。
思えば下地はそのころからあったのだろう。
当時ある会社の人事係長だった主人とお見合い的な出会いで結婚し、
順調ともいえる出世で主人は部長に昇進し、2人の子供が中学生になると
自分の時間が持てるようになったこともあって絵画教室に通いはじめた。
私はそこで気がついた。
自分は絵を描くことが好きなのではなく「白」という色が嫌いなのだと。
小学生のときレース使いの多い真っ白いドレス風ワンピースで通学させられ、
校庭でみんなと遊ぶこともできず陰口でお嬢様と言われていた。
家の外壁・ダイニングのテーブル掛け・母のドレス、
身の回りの白に泥団子を投げつけてやりたいと思っていた。
絵画教室で私はただただ白いキャンバスを汚し続けた。
陶芸コースが新設されると私はすぐに受講した。
適度なやわらかさを持つ土の塊に指先をずぶずぶずぶと埋めていくと
言い知れぬ感覚が私の心を支配する。
本当に汚したかったもの、それは私自身だったのだ。
奈津浜さんに出会ったのはその頃だった。
私の心を見抜いたかのような彼女の勧めもあって
それから私はあえて白い洋服ばかりを着るようになった。
水分を多めに含ませた土が白いシャツを汚し、垂れ、浸透し、私を犯し始めたとき
志木時さんの声がした。
「どどどどうしちゃったんですか、安岐里さん」
「このアルバイトを続けたければ動かず黙っていなさい」
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
OL時代私は上司である総務部部長と不倫をしていた。
どこといって取り柄のなかった私だがなぜだか部長は可愛がってくれ、
そのうち男と女の関係を持ったのだった。
部長には変わった趣味があった。
買い与えてくれた洋服はすべてが肌の露出の多いものだった。
前面は普通だが背中が丸々開いた白のブラウス、
ひだの一ヶ所にある隠しファスナーを上げるとお尻が丸見えになるスカート、
乳房の部分に当て布がないブラジャー、股割れパンティなどなど。
部長が家にやってくる夜はそれらを着ていなければならなかった。
ときどきそのままドライブに出かけることもあった。
家の中で、ドライブをしながら、人気のない路地で、
部長が命ずるままに乳房を露出したりパンティを脱いだりした。
部長はインポテンツだった。
愛されたいがために私は進んで露出するようになった。
ノーパンで出社し、部長の前で股を開いたことがある。
夜の街を腕を組んで歩きながらもう一方の手で秘所をこすり続けたこともある。
ボディストッキングだけの上にコートを着てポルノ映画館へも行った。
私の中で露出癖が定着したころ、部長は私の存在を疎ましくなったようで
子会社への出向を喜んで受け入れ離れていった。
運命はどこで転換するかわからない。
平凡な職場結婚の後、3年とたたずに主人は脱サラをし、
1年のどん底を味わったもののインターネット関連の仕事を請け負うようになると
瞬く間に会社は急成長し、いまや私も社長夫人と呼ばれるようになった。
しかし経営にタッチしていない「社長夫人」は思った以上に退屈な日々だった。
取引先の親会社が主催するパーティに参加したとき、私はトイレでパンティを脱いだ。
ほほほと愛想笑いをしながらテーブルのクロスに下半身を隠して秘所を弄ぶ。
誰にも言えない、誰にも見つかってはいけない、密やかな趣味が復活した。
クローゼットは背中の大きく開いたドレスでいっぱいになった。
下着の種類まで変わったことに主人は気がつかない。
そうしてあるパーティで遠見桜夫人と知り合い、サークルの話を持ちかけられた。
「どどどどうしちゃったんですか、安岐里さん」
「このアルバイトを続けたければ動かず黙っていなさい」
「志木時さん、私を見て」
スカートをさらに持ち上げ脚の間を見せつける。
ノーブラの乳首が硬くなっていることは触らずともわかっていた。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「このアルバイトを続けたければ動かず黙っていなさい」
って言われたって、あー、粘土をそんなふうに身体に塗りたくったら…
汚い…………………いや美しく見えるのはなぜ?
「志木時さん、私を見て」
階下のサロンにいたときに雪見川さんはもしかしたらノーブラ?
ってちらっと思ったけど、パパパパパパパンティもなし!
動くなと言われて動けず、見てと言われて目をそらすことができず、
しかし僕の身体の一部は意思に反して大きく躍動し天を見上げた。

 ▽ ▽ つづく ▽ ▽
アテネオリンピックの閉会に間に合いませんでしたぁ。
でも物語はゴール目指して書き続けます。




アニト (9月5日(日)00時30分30秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
「女装」でも「男姓」でも本人の気持ちしだいだろうと思うのですよ。
自分が何者であるかを他者へ伝えるとき適切な言葉を持っているのはよいことです。
人と会うならば第一に趣味嗜好を表現する服装をしているかどうか。
どこからが女装かという線引きは難しく、
こうだからだめ、自分が持つ定義に当てはまらないから否定する、
というのでは世界は広がりません。
《パンティ・ブラ・・・・・・お化粧も口紅だけなんです。》
わたしの《気分を高めるため》にも充分です。
《身をゆだねて》くれるならばこんなこともあんなことも。どはは。




桃原美希子 (10月3日(日)21時49分56秒)
■アニトさま■
書き込みのペースが落ちています、物語が進みません。
ワタシにしては大勢が登場する物語になってしまったものですから
人物それぞれのバックボーンとか書きたくなって
それを考えると一話完結物語を書いているみたいに苦しんでしまします。
ひぃ〜、パラリンピックさえ閉会してしまいましたぁ。
それはそれとして。
その前深夜に女の子になってドライブしたんです。
途中ちいさな児童公園みたいなところに車を止めて、
金網張りになっている外周をお散歩しました。
そこまではよかったんですけれど、半周くらい歩いたところで
前方に見える横の道から男性が3人ほど歩いてくるんです。
まだ距離があるとはいえ向こうからもワタシの姿が見えているはずですから
急に引き返すのは不自然だし、
ひゃーって思いながらすこし早足で歩いて、
男性たちが三叉路のところに着くまでに
なんとかそこを通り過ごすことができました。
でも後ろで「おいアレ」って男性同士で言っている声が聞こえたんです。
アレ(ワタシのことなんですけど)は男性の目にはどう見えたんでしょう?
さいわい男性たちはワタシとは反対側に歩いて行ったんですけれど
ドキドキの体験でした。
■みずきさま■
ご活躍をいつもワクワクしながら読んでいます。
プロットを終わりまで全部作っちゃうんですか、すごいです。
ワタシなんか書き出しと途中のエピソードをいくつかと
エンディングしか考えないままに書き出してしまうものですから、
オリエンテーリングをしているようで
チェックポイントにたどり着くたびに「はふぅ〜」の連続です。
計画性を持って書き進められているみずきさまがうらやましいです。
■亜井京子さま■
ワタシ、アトニさまと1回デートしていただいたことがあります。
下着女装で、喫茶店でお話しをしただけですけれど。
女の子の気持ちがあることを隠さず
どなたかにお会いしたのはそれ1回だけです。
そのときのことは「2003年の物語」に
「8月の思い出 アニトさまに会いに」で書いてあるんですけれど
メールのやりとりをさせていただいてから1年以上たってからでした。
それで思ったんですけれど、はじめてお会いする方って
後々まで残るだけに慎重になるに越したことはないと思うんです。
ワタシは今もとってもハッピーです。
■男!鬼束権太さま■
>え〜い、愛があれば何でも良いじゃないですかあ。
じゃチョットだけですよぉ。
チョットだけスカートの中を覗かれる、チョットだけ胸を触られる、
おちんちんの先っぽをチョットだけ挿入されちゃったら……。
いや〜ん、それじゃよけい欲求不満になっちゃいますぅ。
>鬼塚先生って独身ですよね(ワクワク
はい、独身です、独身ということにしておきます。
いつか他の物語の中で権太さまとの出会いも書くかもしれませんので
そのときにはよろしくお願いしますね。
■中出真樹お姉さま&先生■
お姉さまと同じようにワタシも物語のほうで苦しんでいます。
書くことが思い浮かばないってわけじゃなくて
書きたいことがありすぎて整理できないっていうか
いくつか思いつくアイディアのうちのひとつを選ぶわけですけど
選ばなかった残りがもったいなく感じてモンモンとしちゃうんです。
そう、お姉さまが書かれるように、予定が…ついつい…後戻りできない、なんです。
ワタシも開き直って書いちゃいまーす。
いや〜ん、お股を開いてオナっちゃうんじゃないんですってばぁ。
もうー、お姉さまはどんなワタシを空想されているんでしょう?
−−− 秘密のアルバイト6 −−−
自分が何をすればいいのかはご主人様の目を見て判断する。
そこに選択権はない。
付き人の役割を演じるために
ご主人様から与えられていたスーツを大急ぎで脱ぎ、丸裸になる。
無毛のペニス(ご主人様が好きな言葉だ)の根元に食い込む
奴隷の証であるシルバーの2連リングだけはとれず、
極小のダイアルロックはご主人様しか開錠番号を知らない。
刻印された「性奴隷」が今の自分の名前となり
ご主人様から「れい」と呼ばれている。
自分用にあてがわれたコスチュームをマネキンから脱がして着る。
古代ギリシャをイメージしたというそのコスチュームは
薄青色のワンショルダーワンピースで
アトリエにあるアポロン像が来ていた赤い衣装とお揃いである。
志木時と呼ばれていた彼はどんな気持ちでコスチュームを着たのだろうか?
アポロンの役がどういう意味を持つのか彼は知らされていないに違いない。
ストーリーはあらかじめご主人様から聞かされていた。
古代ギリシャ神アポロンが愛しい人に告白をする。
しかし愛しい人には心に決めた人がいる。
その三角関係はやがて肉欲の関係へと発展し……。
その後登場する愛の女神アフロディテはご主人様が演じられる。
一部始終をご主人様と遠見桜様に見つめられながら着替え終わると
愛の女神アフロディテ用の黄色い衣装を用意する。
ご主人様の着替えはけっして見てはいけない。
跪いて頭を下げ衣装を捧げ持つ。
手のひらに感じていたほんのわずかなシルクの重みが離れると、
遠見桜様の衣装も同様に。
「今頃アトリエではどうしていらっしゃるかしらね?」
ご主人様が含みのある口調でおっしゃった。
「どう?遠見桜さん、ますますあの子が気に入りまして?」
「ええ、ここまでこれたのも奈津浜さまのおかげ。あとは…うふふ」
床に見えるお二人の脚がすりすりと近寄り向かい合った形で止まった。
どちらかの「ううっ」というくぐもった声がする。
ご主人様はSだから自分を支配している。
遠見桜様はレズだからご主人様と関係を持ち、彼を女装させる。
そしてたぶん彼はペットにされるのだろう、自分のように。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
一年前。大学3年生の春。街の図書館で。
ある本を書棚から引き出したとき、
近くにいた女性が小さく「あっ」と声をあげた。
どうやら探していた本が同じものだったらしい。
それをきっかけに図書館内にある喫茶店に誘われた。
美しいその女性は「奈津浜」と名乗った。
ちょうどそのころ父の経営していた小さな印刷工場が倒産し、
多額の借金を背負って父と母は協議離婚をした。
母に対する父の精一杯の愛情だったのだと思う。
大学1年になったばかりの妹は行方を告げず姿を消した。
今もって消息は知れない。
日々の生活費を得るために家に閉じこもる父を残して
僕は奈津浜さんの好意で犬の散歩係として奈津浜家に出入りするようになった。
ドーベルマンが2匹、ゴールデンレトリバー3匹、秋田犬1匹、トイプードル2匹。
散歩だけで半日かかり、餌をやったりシャンプーをしたりしていると
1日などあっという間に暮れてしまう。
そういう生活が2ヶ月ほど過ぎたある日のことだった。
リビングでトイプードルと戯れていたとき
奈津浜家のお手伝いさん3人のうち一番若いサトミさんが
部屋に入ってくるなり泣き崩れ、僕にしがみついてきた。
訊けばご主人が大切にしている腕時計を床に落とし針が止まってしまったという。
その後なにがあったのかはわからないが3日間サトミさんの姿を見かけず、
しかし4日目からはいつも通りに仕事に復帰した。
サトミさんと関係を持ったのはそれから2週間もしたころだった。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
今思えば僕の身と家族に起こったそれら一連の出来事は
偶然ではなかったのかもしれない。
奈津浜さんのご主人が経営する会社が
父の印刷工場と遠い取引関係にあることを知ったのは
季節が真夏の日差しを感じられるようになったころだった。
僕はほとんど住み込みの形で奈津浜家に留まっていた。
ある日、ご夫妻の外出に僕も同行を命じられ、向かった先は僕の家だった。
なぜかご主人だけが車を降り、4時間後に迎えに来るようにおっしゃられて
父が一人でいるはずの家に入っていく。
車が走り出すと奈津浜夫人は言った。
「あなたのお父様は主人のために働いていらっしゃるのよ」
その意味は理解しかねた。
どういうことなのか聞きたかったのだけれど、
できるならこの目で確かめたかったのだけれど、
とてつもなく恐ろしい光景を見てしまうかもしれないようで怖かった。
「あたなも私の付き人として正式に契約しませんこと?。
そうすれば今以上のお給料を出せるし、
あなたのお気持ちしだいでお父様をお助けすることもできるわよ。
いくつかの選択肢の中から、選ぶのはあなた」
1週間後、僕は奈津浜夫人の夜の相手をつとめるようになった。
それまでの10倍の給料が手に入る契約に承諾し、
夫人が満足するまで腰を振り続けるいわばセックスマシーンになったのだった。
しかし9割ほどが借金の返済として消えていく。
1ヵ月後には借金の4分の1(たぶん僕の家が4人家族だからだろう)を
肩代わりしてもらえる5年間のマゾ奴隷としての契約に自ら切り替えてもらっていた。

 ▽ ▽ つづく ▽ ▽
ええと、この回の「僕」(前半部でアトリエにいた「彼」なんですけれど)
のお父様のくだりは、もしかしたら中出真樹さまの物語
「神に叛いた父子」みたいなことが起こっていたのかもしれません。
・・そうじゃないかもしれませんけど。
みなさまのご想像にお任せします。
中出真樹お姉さま、勝手なリンクをお許しくださいませ。




アニト (10月4日(月)23時27分16秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
>人物それぞれのバックボーンとか書きたくなって
登場人物それぞれに物語があるはずですから
書けば書くほど物語に深みがでてきます。がんばってみましょう。
>その前深夜に女の子になってドライブしたんです。
ふむふむふむ、スリリングな外出をしているようですね。
「夜目遠目傘の内」という言葉があります。
まぁまぁの人数の女装娘さんとお会いしたことのあるわたしでも
暗がりで数十メートル離れてしまえば
女性なのか女装娘さんであるのかは見分けがつかないかもしれません。
まして女装世界を知らない人であれば、
スカートを穿いていれば女性としかみていないでしょう。
《アレ》は美希子さんの秘密に気がついたのではなく、
「アレ?」と疑問符がついていて、
プロポーションの良さに見とれたとか短いスカートに目が行ったとか、
なんにせよ男性たちは幸せな一瞬を過ごしたのだと思いますよ。


秘密のアルバイト 7へ

メニューへ戻る
動画 アダルト動画 ライブチャット