はじめから読む

桃原美希子 (6月24日(木)18時49分40秒)
■アニトさま■
暑−−−−−−っい、ですぅ。
梅雨だというのにあんまり雨が降らなくて
降ったかと思えば台風にまでなっちゃって
もう夜はクーラーをつける日もあります。
女の人ってどうしてこの暑さの中お化粧をしていられるのか
どうやってお化粧崩れを防いでいるのかとっても気になるこの頃です。
もうじき「空想デート」誕生6周年ですね。
アニトさまはいつも「細々と運営」って書かれていますけれど
同じスタイルをずっと貫きながら
これだけ長く続いている女装系のHPは少ないんじゃないでしょうか?
書いた物語をずっと保存してもいただけるし
ここを選んで正解だったってものすごーく思っています。
これからもがんばって書いていきまーす。
それで、「誘惑のブラジャー」はこういうことだったのでした。
■亜井京子さま■
亜井京子さま、わーい、素敵なお名前ですぅ。
ワタシも週に何回か女の子になって萌え萌えしていますけれど
男性とのお付き合いはなくてお会いしたのはアニトさまお1人だけなんです。
ってそのときワタシ女装してませんでしたからデートといえるかどうか?
京子さまの理想のご主人様ってどんな方でしょう?
と思っていたら待望の物語が!
いきなり本格的って感じでドキドキしながら読ませていただきました。
これからも一緒に書き続けてくださいませね。
■男!鬼束権太さま■
「ねぇねぇ鈴木くん、ごん太くんってホントはどんな子なの?」
「どんな子ってたってなぁ。見てくれはあのとおりだし、
子供のような心を持つ大人っていうか羊の皮をかぶった狼というか、
うんにゃ待て待て、子供の心を持つ狼か羊の皮をかぶった大人
って言ったほうがいいかもしれん。
ともかくごん太は姉ちゃんにそうとう鍛えられてるから
一筋縄ではいかんところがある。
へたをすればお前なんか三筋四筋の縄で緊縛されて
快楽の海に投げ込まれちゃうかもしれんぞ」
(あん、されてみたい)
「ん? なんか言ったか」
「ううん、でもごん太くんも鈴木くんもけっこう女子の間で評判いいよ」
「て、てやんでぇ」
「あ、真樹ちゃーん」
(背後に鈴木くんの「おいおいっ」の言葉を残して)
「真樹ちゃん、ごん太くんってねぇ、カクカクシカジカ…」(つづく)
≫すると背中のホックは留めてないからカップの部分がおなかまで落ちちゃったんだ。
>この行、なんかリアル。ひょっとして美希子さんの幼児体験?
女装に関してはまだ幼児みたいなものでほんの2年ほど前の体験なんですぅ。
■中出真樹先生&お姉さま■
>ということは男!鬼束権太さまは・・・
「ええ、怪しいと思っているんです。
もしかしたらドッペルゲンガー現象、いえ現実的に考えれば
権太さまには双子、いえいえ、三つ子四つ子…もっとたくさんの兄弟がいるか、
分身の術が使えるか、影武者がいるか、多重人格者なのか、
ともかくカクカクシカジカ………」
あっ、ごん太くんがいつの間にか後ろに!
「やーねぇ、女の子同士のおしゃべり、聞き耳立てないでよ。
何の話をしてたのですって!
週に2回の1人エッチが多いか少ないかってことを…きゃ〜、ワタシったら」
はあはあはあ、ここまでくればもう大丈夫。
ごめんね真樹ちゃん走らせちゃって。
あっ、いつの間にか手を握ってた。
それにここは人があんまり来ない体育館裏。
そして真樹ちゃんと二人っきり。
なんかヘンな気分になっちゃう、真樹ちゃんもそんな雰囲気みたい。
えっ みんなが妄想の中でワタシを貫いているんですかぁ。
真樹ちゃんのココで貫いてほしいのにぃ〜。
あれ〜、真樹ちゃんスカートの前が膨らんでるぅ。
いや〜ん、お尻に押し付けてグリグリしたら欲しくなっちゃうじゃない。
(同級生にしちゃってごめんなさいです)
−−− 世界の隅っこで、愛をさけぶ その4 −−−
目覚めたとき昨夜のままベッドの上で
僕は女の子の格好でマコトさんの胸にすがりついていた。
弾力があるその胸のふくらみはたしかに女の子の感触なんだけど
今は女の子の身体をしたマコトさんが男になって、
男の僕が女の子の洋服を着ている。
残念ながら初体験はできなかったけれど
僕を女の子として見てくれるマコトさんとなら
ずっとこのままでもいいかなーって思う。
ううっ、それにしてもややこしい関係。
マコトさんの身体がぴくりと動き、ゆっくりと目が開いた。
「おはよ・・・きゃーぁキヨシさん、なんて格好しているの、へんたいっ!」
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
それから1週間、真琴ちゃんに電話をしても虚しくコールが鳴るだけだった。
とにかく話がしたいとメールを送ったけど返信はなかった。
10日目になってようやく電話に出てくれた真琴ちゃんの最初の言葉は
やっぱり「へんたいっ!」だった。
会ってもくれない真琴ちゃんに僕は何回かに分けて長々とメールを書いた。
真琴ちゃんが男の子になっちゃった一部始終。
僕が女の子の格好をしていた理由。
結局その日はなんにもなかったこと。
たしかに不条理な話に違いない。
目の前で起こったことなのに自分でも信じられないくらいだ。
でもひとつだけ確実なことは僕は今でも真琴ちゃんが大好きだということ。
その気持ちだけはどうしても伝えたかった。
その甲斐あってか数日後、真琴ちゃんから「話しよ」と返事があった。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
喫茶店で僕たちはお互いの目を見て話をした。
だから言葉の裏にある疑問や不安や期待や思いやりなんかを
分かり合えることができたんだと思う。
「キヨシさんがそれほど言うんなら…再現してみよ」
「でも真琴ちゃんは真琴ちゃんじゃなくなっちゃうんだよ。どうしたら…?」
「私、友達にビデオカメラ借りる。それを後で見ればわかるでしょ」
「だけどどうしてああなったのか、また同じことが起こるって保障は…」
「以前付き合っていた人のこと話したことがあったよね。あのとき…」
たしか2年前に付き合っていた彼氏とは初体験寸前で別れたと聞いている。
「お酒を飲んでお部屋へ行って記憶がなくなって朝になったら…」
「彼氏がいなかった、でょ」
「それもあるけど、目が覚めたとき…彼のトランクス穿いてたの」
「へっ? 真琴ちゃんが? 他の…、洋服とか…ブラは?」
真琴ちゃんは返事をする代わりに頬を真っ赤に染めた。
トランクスなしでベッドを抜け出していった彼氏の様子が一瞬目に浮かんだけど
今はそんなことが問題なのではない。
トランクス一枚でベッドの横たわる真琴ちゃんの姿も想像しないことにしよう。
「そのとき転んで頭打った?」
「ううん」
「お酒が原因かも? そういえば真琴ちゃんとお酒飲んだの、初めてだったよね」
「あのときのことがずっと気になっていたの」
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「早川真琴 22歳 独身。今ビデオカメラのスイッチを押しました。
こちらが聖なる志と書いてキヨシさん。れっきとした男の子で、私の…彼氏です」
ワイン2杯で真琴ちゃんは頬をほんのりピンク色に染めつつあった。
でも酔ったふうはなく、呂律も足取りもしっかりしている。
テーブルに置いたデジタルビデオカメラのスイッチを押した真琴ちゃんは
カメラと向かい合ったソファーの、僕の隣に座った。
「それで、キヨシさんはなんで女装なんかするようになったの?」
真琴ちゃんの身に起こった出来事が真実だとわかってもらうには
僕の秘密も打ち明ける必要があった。
「小さい頃の体験かな? 子供ってそんなに深く物事を考えてないでしょ。
おばさんがよく遊びに来てたんだ。暑い夏の日、家には誰もいなくて、
おばさんは居間で扇風機に当たりながら寝てて、…タンクトップ一枚だった。
そばにブラが落ちてて、それをこっそり胸に当ててみたんだ…。
そしたらおばさんが目を覚まして『キヨちゃんには大きすぎるわね』って…」
真琴ちゃんが好奇心いっぱいの目で僕の顔を覗き込んでくる。
恥ずかしいけど言っとくべき時だと思った僕は
飲みかけのワインを一息にのどに流し込み、それからのことも話した。
大学受験のため叔母さんの家に1週間泊まったときのこと。
そして大学生活は同時に本格的な女装のスタートになったのだった。
すべてを語り終えたとき僕の肩に手が置かれた。
「ほらな、やっぱりキヨシは女の子なんだよ」
マコトさんの出現にびっくりした僕の顔。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「ね、真琴ちゃん、男の人みたいになってたでしょ」
「は、恥ずかしい」
ビデオカメラのスイッチを入れてから1時間後、
真琴ちゃんはマコトさんに変身し、
その30分後、僕は変身させられセイコになって、
逆転した関係での会話の最中にテープの残量が切れて唐突にビデオは終わった。
そして再生した画面の一部始終を
食い入るように見つめていた今は女の子の真琴ちゃんは
信じられないといった表情で僕と僕が着ている洋服を見つめた。
「僕だって恥ずかしいよ。でもこの通り」
僕は女の子の洋服を着たままだった。
「この後も僕たちは延々話をしてて、3時頃かな? 真琴ちゃん突然『寝る』って」
ベッドでスヤスヤと寝入る真琴ちゃん、いやマコトさんかな?を見つめながら
結局僕は一睡もできないまま夜を明かし、
6時間たって目覚めた真琴ちゃんと再生したビデオを見終わったのだった。
「僕の言うこと、信じてくれた?」
「うん、ごめんね、キヨシさん、ひどいこと言っちゃって」
「ううん。僕だって女装のこと隠していたわけだし」
なにを思ったのか突然真琴ちゃんは両手で顔を覆いうつむいた。
あっ、やっぱりへんたいだと思っているんだ。
だって真琴ちゃんの変身は不可抗力だけど
僕の場合は自分の意思で女装しているわけだから。
「真琴ちゃんの前ではもうしないよ。
男のマコトくんが現れるのはお酒のせいらしいってわかったから
飲まなければいいし、そうだ2人で禁酒しょ、これからずっと。
そしたら僕も女装しなくても済むし」
「……あのね……キヨシさん……言いたいことがあるの……」
うっ なになになに?
顔を伏せたままそう言う真琴ちゃんの言葉は切れ切れに震えていてた。
僕はのどの奥で飛び出すタイミングを今か今かと見計らっている
叫びの塊を抑えるのに必死になった。

 ▽ ▽ つづくーーーーぅっ! ▽ ▽

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

−−− 誘惑のブラジャー エピローグ −−−

それから?って言われても
叔母さんが笑って言うもんだから僕はごめんなさいって言って
そのときはそれで終わったよ。
それだけじゃないでしょ、って?
女装のきっかけの話としては物足らないって?
そんなこと言われたってぇ。
それにしばらくして叔母さんの家は引越しをして
あんまり会うこともなくなっちゃったからね。
でも大学受験のとき叔母さんの家に1週間泊まらせてもらったんだ。
そのとき叔母さんは離婚しててマーくんと2人で暮らしてた。
マーくんっていうのは叔母さんの息子、つまり僕の従弟ね。
ちょちょちょっと待って、しばし休憩。
のど乾いちゃったからなにか飲んでからその続きを。
真琴ちゃんも飲む?
 ▽ ▽ おわり ▽ ▽




アニト (6月25日(金)00時00分09秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
暑さに負けず週2回のオナニーに励んでいますか。むはははは。
女性はお化粧に命を懸けているところがありますからねー。
それだけの時間と労力とお金を
何か違うものに向けたらと思わないでもないですが、
そうして顔が作られていく過程を見ているのが
わたしはけっこう好きだったりするのですよ。
お化粧の秘訣を知りたければデパートなどの化粧品売り場で
一度メイクしてもらったらどうでしょう?。
ええい、そこで恥ずかしいなんて言ってちゃ立派なマゾさんにはなれませんよ。
>それで、「誘惑のブラジャー」はこういうことだったのでした。
なるほどなるほど、さすが美希子さん、おもしろい手を考えたものです。
『別棟』更新時にはうまくつながるように処理をしておきます。
「誘惑のブラジャー」は「KUSOエンジェルs」の「美希子さんのお部屋」からどうぞ。




桃原美希子 (7月2日(金)13時03分52秒)
■アニトさま■
『空想デート』6周年おめでとうございます&ありがとうございます。
ホントにすごい、言葉もないくらいすごいっていうのが実感です。
6年前、ワタシは何をしていたでしょう? …うーん。
ワタシが女装を始める前から女装娘さんはたくさんいて
素敵な物語を書かれていたことが驚きです。
でもワタシも今ここに参加しています。
それが幸せです。
アニトさま、これからも空想好きな物語好きな女装娘のために
がんばってくださいませ。
物語の方は話題作の旬を逃してはならじと思って
一生懸命終わりにもっていこうとしたら
世界の中心で愛を叫んじゃう映画は延長公開になっているようですし、
テレビでドラマ化もされますし…。
こんなことならもうちょっと続けてもよかったかなって思うんですけれど
ワタシの力ではこのくらいの長さまでが限界です。
短い物語をコツコツ書いてそれらを組み合わせた全体として
美希子ワールドが続けばいいかなと。
>ええい、そこで恥ずかしいなんて言ってちゃ立派なマゾさんにはなれませんよ。
ひいぃ〜、そ・そういう露出系?のマゾさんじゃなくて
ご主人様にご奉仕できさえすれば…。
あっ、積極的にそうなりたいわけじゃなくって
甘えさせていただける方がいらっしゃれば幸せでございまするぅ〜。
いつも甘えてばかりでアニトさまには感謝しっぱなしです。
■亜井京子さま■
男性のお誘いに乗った京子さまの揺れ動く心理が
とってもお上手に書かれていていいですう。
そうですよね、葛藤とか憶測とかきっとありますものね。
いよいよどこかへ連れ込まれて何かを?
しししょ商品って? 続きを読みたくてドキドキしちゃってます。
書き込みは京子さまのペースでがんばってくださいませね。
■雅子さま■
雅子さまにはご主人さまがいらっしゃるのですか? いいなー。
できたらご主人さまとのリアルなプレイのご報告も書いていただければ。
物語の中の雅子さまはエッチなお義母様とお義姉様に責められて
読んでいるワタシも感じてきちゃいますぅ。
雅子さまの物語に触発されて次回作は有閑マダムが登場する予定です。
■セーラー服久仁子さま■
久久久久久久久仁子さまーーー、すごいですぅ。
6周年記念画像拝見しましたー。
大きな画像だと迫力があって思わずアソコに手が…。
こういうことができるのも久仁子さまとアニトさまの間に
強い信頼関係があってのことだとちょっぴり妬けちゃいます。
久仁子さまの素敵な物語もまた続きをお願いしたしますですぅ。
■中出真樹お姉さま&先生■
>でも姉妹でしちゃったら近親相姦になっちゃうものね。
うっ、触れてはならないタブーな世界。
でも秘密を共有する場合家族って一番安全な間柄だったりしますもの。
そして真樹さまの今回の短編「神に叛いた父子」は…。
ワタシもこんな設定を考えたことがあるんです。
だけど背徳さとか淫靡さが書けないというかイメージが続かなくて
ずっと持ち越しになっていたんです。
「空想デート」の良さって、ラブストーリーがあればSMもあるし、
オナニーのお話から集団プレイや強制排泄なんかまで
ジャンルを問わないバラエティに富んだ物語があるところだと思うんです。
それに同じテーマで書いてもきっと細かい部分でみんな違う物語になり、
「神に叛いた父子」は真樹さまだから表現できる物語だと思います。
感想ですかぁ?
こういうふうに書ける真樹さまがうらやましーい、です。さすがぁお姉さま。
−−− 世界の隅っこで、愛をさけぶ その5 −−−
「……あのね……キヨシさん……言いたいことがあるの……」
永遠に続くかもしれないと思われる沈黙の間。
真琴ちゃんの誕生日にお酒さえ買ってこなければ…
真琴ちゃんが男に変身してしまうのは不可抗力だから仕方がないとして
僕さえ女装の趣味を持っていなければ…
その秘密をあっさりと認めなかったのなら…
秘密はやっぱり秘密なのだ。
そして女装はやっぱりへんたいと思われても仕方のないことなんだ。
僕の恋が、初体験が、あと少しで終わろうとしている。
どんなことを言われたってこれ以上叫ぶのはみっともないから止めようと思う。
真琴ちゃんは伏せたままの顔を覆う両手をほんの少しだけ緩めて、
肩を震わせながら僕の方に身体を向けた。
「キヨシくん、女装……似合ってる。かわいいよ、うぷぷぷぷっ」
「大丈夫、落ち込んだりしないから。だって僕のせいなんだからね。
ごめんね、最後にこんな姿のまま真琴ちゃんと別れ……?
へっ? 今なんて言ったの?」
「ときどきセイコちゃんになってもいいから…、ぷぷぷぷぷぷっ」
「もしかして笑ってる?」
大笑いしだす真琴ちゃんに僕の「ありがとう」が聞こえたかどうか疑問だった。
 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽
あれから僕たちは禁酒を誓い合った。
それでも僕はときどき女装をしている。
「だってマコトになってしまうと私の記憶には残らないじゃない。
知らない間に何かしているのって悔しいじゃない。
私、マコトになんかならなくたってセイコちゃんと遊んであげられるもん」
そう言って今では真琴ちゃんの方が積極的に僕を女の子にしたがるくらいだ。
一人っ子だったからお姉さんか妹が欲しかったというその言葉通り、
僕はそのときによってお姉さんを演じたり妹扱いされたりしている。
最近では女装のままの外へも連れ出そうとする。
ドキドキハラハラの夜の散歩を3回し、そのうち1回はコンビニにも入った。
そのうちどこかへ旅行もしたいと真琴ちゃんは大胆なことも言う。
「お姉さんとしてちゃんと計画立ててね」
「妹なんだから言うことを聞きなさい」
どっちにすればいいんですかぁ〜。
一方、真琴ちゃんはあいかわらずラフな洋服ばかりで飾り気がない。
流行の洋服を着たらぜったい綺麗になるはずの下地を持つ見た目も心も女の子なのに
潜在的に男の子の要素があるのかそれともレズの嗜好があるのか
難しいことはよくわからないし、真琴ちゃん自身ですらわかっていないみたい。
だから記念すべき初めてのエッチこそ2人とも一糸まとわぬ裸になって
僕が上で真琴ちゃんは下で意外にあっさりと想いを遂げたけど、
今となっては必ずどちらかが男で相手が女、
自分はこうしなくっちゃなんて決まりは僕たちの間に発生しなくなり、
正直な自分でただ相手を思いやればいいってことで分かりあえるようになった。
真琴ちゃんが女性上位になったりすることはもちろん、
背後から挿入している僕もスカートを穿いて女の子になっていたり、
下にいる真琴ちゃんが見上げながら僕の乳首を刺激したり…。
そういえば女の子になっているときの僕は全身が感じるようになった。
特に乳首を触られると思わず声が出ちゃう。
「あふん、なんで私感じちゃうの?」
「だって今はセイコだからだよ」
「ああん、いいっ。マコトさん、もっと触って」
「胸だけじゃなくって、ほらここも、ここも、ここも、ここも感じるだろ」
「あっそこも感じる、いやん、そこも。そんなとこ舐められたら、あひん」
「じゃセイコの一番感じるところを私のアソコで包んであげる」
あるときは。
「今日はどっちになる? 真琴ちゃん? マコトさん?」
「キヨシさんはどっちで呼んでほしい? セイコちゃん? 聖志さん?」
「マコトちゃんの好きな方でいいよ」
「ううん、先週は私に決めさせてもらったから今日はキヨシさんがしたい方で」
あるときは。
「あん、お姉さま、気持ちよくしてして」
「いやん、お姉さまこそ、気持ちよくしてしてしてぇ〜」
受身の妹の立場の取り合いになったりする。
こんな愛しあい方ってあんまり他にはないような気もするけど
現に僕たちがそうなんだからきっと世界の片隅には
いろんな愛し方をする人もいるんだろなーって思う。
そしてきっとどれも当人にとっては純愛なんだ。
真琴ちゃんもマコトさんも愛してるよーーーー!!!!!!!!
 ▽ ▽ エピローグ ▽ ▽
ある日、一通の葉書が届いた。
それはあの叔母さんからのもので、再婚することになり
近々僕が住む街の近くに越してくるとあった。
ひえええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーぇぇえええええ〜。

 ▽ ▽ おわり ▽ ▽
ううぅ、聖志くんと真琴ちゃんの物語、
普通?の恋人関係になったところで失速してしまいましたぁ。
かといってエッチシーンは書いてないし。
こういう付き合い方も世界の片隅にはあるということでお許しくださいませ〜。
2人と叔母さん一家とのさらに変わった関係は別のお話で。




アニト (7月3日(土)00時22分55秒)
桃原美希子さん、こん○○は。
欲張らないこと、これが長く続ける秘訣かもしれませんね。
みなさんができる範囲で、わたしができる範囲で
少しずつ続けてきた結果が6年となったのですよ。
世界の片隅で、愛をささやくくらいでも
聞いて(読んで)くれる人が必ずどこかにいるものだと
信じられるようになりました。
さて、「世界の隅っこで、愛をさけぶ」の完結、おめでとうございます。
美希子さんの物語を読んでいると、どんな人でも幸せになる権利はあり、
その努力をした者は幸せになれると勇気がわきます。
文体とは書かれた文章だけを指すのではなく、
書く人の姿勢を表すとある作家が書いています。
次回作にもおおいに期待しています。


メニューへ戻る
動画 アダルト動画 ライブチャット