美希子 (2002年12月27日(金)18時13分06秒)
■アニトさま■
お忙しいようなのにもかかわらす、いつもレスをありがとうございます。
『空想デート』って多くの人の物語を読むのはもちろんですけど、
アニトさまとのレスのやりとりが会話のようでとっても楽しいんです。
お1人づつとの丁寧な会話を読んでいるとアニトさまのお人柄が感じられて
ときに笑い、ときに羨ましく思い、ときに考えさせられます。
これからも優しくお見守りつつよろしくお願いいたします。
・・・と振っておいて。
「マネキン」はもうとっくにお分かりだと思いますけど、沢川家を舞台にしています。
(ご存じない方は「女装の計らい」をお読みくださーぁい)
以前アニトさまがご指摘されたように、
ワタシの物語って女装娘さんの周辺を書いていて、
自分でも説明的だなーと思うこともあり、
ゆえにエッチなシーンがなかなか出てこず、
どういう展開にしようかといつも四苦八苦しています。
申し訳ありませーんっ。
「マネキン」は一休みして書きやすい物語を始めてしまいました。
罰として、メールでご提案いただいた件、実現の方向でがんばってみます。
■西嶋めぐみさま■
はじめまして、美希子と申します。
中学生のときに近所のスーパーへパンティを買いに行かれたんですか、早ーっい。
その頃のワタシは世の中に女装という行為があるのさえ知りませんでした。
ロマンス純子さまがおっしゃるように、可能な範囲で楽しめばいいと思うんです。
ワタシも奥手なのでなかなか行動は起こせませんけど、
空想の世界でならば何でもできちゃいますもの。
そうしながら自分の中のこうしてみたいこれはできないを判断しています。
「禁断の階段」ってタイトルがいいですね。
物語の方もこれからが楽しみです。
■舞さま■
兄弟でそんなエッチな会話があるなんて!
でももっとも身近な男性って父親か兄弟ですものね。
確実に秘密は守られるでしょうし、もしかしたら理想かも?
美希子はスナックはおろか誰とも会ったことがないんです。
来年こそは勇気を出して・・・。
舞さまも良いお年をお迎えくださいませ。
■ロマンス純子さま■
>女装をしていて、一番恐れていることは家族に知れてしまうこと。
実際に家族に知られたらなんて・・、考えるだけでプルプルプル〜。
でも許しを得たらこんなに力強い味方はいないとも思うんです。
だから理想の家庭みたいな感じで書いているんです。
純子さまの背中を見続けて1年たっちゃいました。
いつか並んで手をつないで歩きたいと思っています。
それまで待っていてくださいませ。
−−− だって女の子なんだもん 1 −−−

「頭が痛い。少し休ませてくれ」
ボクの住むアパートへ着くなりアキラが突然頭を抱えだした。
「えっえっえっ?、どうしたんだよ、いったい」
「わかんないけど、ああ、だめだ、頭が重い。ベッド借りるぞ」
そう言って勝手に部屋に上がりこみベッドに横になる。
(ちょっちょっちょっちょっと待ってよ〜)
アキラとボクは同い年で同じ大学の同じサークルで活動する友達だ。
今日も冬休みに入って暇な時間を持て余したアキラから電話があり、
2人でよく行く喫茶店へ呼び出された。
そのときの話で、ボクがレンタルビデオショップで借りてきたビデオを
又貸しすることになったのだ。
どうもいつもアキラのペースで物事が進行してしまっているけど、
今のアキラは強気な表情が消え、尋常ではない。
ボクはタオルを水に浸し、アキラのおでこに乗せてやった。
話は30分ほど前にさかのぼる。
喫茶店からの帰り道、
2人でおバカな話をしながら道の狭い路地を曲がろうとしたとき、
突然角から出てきた女の子がいた。
あっと声を出す暇もなくアキラとその子のおでことおでこが正面衝突。
ゴチッと鈍い音を聞いたような気もする。
「あいた〜」
20歳前後のその女の子が可愛い声を発した。
それでもその場はお互い笑いながら無事を確認しあい別れたんだ。
「可愛かったな、今の子」
アパートへ着くまでのアキラにはそんなことを言う余裕もあった。
が、部屋に入るなりいきなり倒れてしまったのだ。
「アキラ〜、大丈夫?」
返事は無かった。
気絶したのか寝てしまったのか判断がつかない。
(うううっ、困った)
ボクは夕方からアルバイトに行かねばならない。
たしかアキラは短期のバイトが終わってフリーのはずだ。
近いこともあってお互いのアパートに行き来する仲でもあるのだが、
ここに1人で残しておくわけにもいかない。
アルバイトまでの少しの時間でも寝ておきたかったのに、
ベッドさえも占領されてしまってはどうしようもない。
コタツにもぐりこんでいるうちにボクも寝てしまった。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「ここはどこなの?」
どこからかそんな声がした。
あっ、さっきの子だ、とボクはとっさに思った。
もしかしたらアキラと同じようにしばらくしてからその身に何かが起こり、
助けを求めているのかもしれない。
「なんであたしここにいるの?」
そんなこと言われたってどこの誰だか見当もつかない。
(ボクのへやで・・・す)
と言おうとしたところで目が覚めた。
「なーんだ、夢か」
そんな独り言をつぶやいてしまう。
(あっ、アキラは大丈夫かな?)
そう思って振り向いてベッドを見ると、アキラが半身を起こしてきょとんとしていた。
「大丈夫?、1人で家へ帰れる?。
ボク、バイトがあるからついでに送っていこうか?」
「ここはどこなの?、なんであたしはここにいるの?」
胸の上まで持ち上げた布団の端をしっかり握って、
確かにアキラがそう言った。

□□□□□つづく□□□□□




アニト (12月27日(金)23時45分21秒)
美希子さん、こん○○は。
物語を書いているみなさんのたいへんさに比べたら
わたしのレスなどたやすいものですよ。
書き込みのしやすい環境を作ること、これがわたしの役目ですから。
新しい物語にもおおいに期待しています。
美希子さんはコメディタッチの物語の方が合っているのかもしれませんね。
>メールでご提案いただいた件、実現の方向でがんばってみます。
おおおおおおっ!、とうとうやる気になりましたか。




美希子 (2003年1月6日(月)21時42分48秒)
■アニトさま■
ご挨拶が遅くなってしまいましたけれど、
明けましておめでとうございます。
「空想デート」に物語を書き始めて1年がたちました。
はじめはとても恥ずかしかったですけれど、
優しいアニトさまのお言葉に勇気づけられながら
1話書くたびに物語を書く面白さがわかってきたような気がします。
今年はもう一歩だけ(1歩だけです)飛躍したいと思っていますので
よろしくお導きくださいませ。
今がんばって写真を撮っています。
でもぜーんぜんお気に入りが撮れないし、
お洋服を着替えるたびになんだかモヤモヤしちゃって・・・。
ああん、ワタシもアニトさまとチャットしたいですぅ〜。
■舞さま■
美希子も前に下着入浴をしたことがあります。
肌にピタ〜っと吸いついて透けた下着ってエッチですよねぇ。
>綾雄の中で何かが弾けた。
わーい、どうなっちゃうんでしょう? ワクワク。
今年もよろしくお願いいたします。
■西嶋めぐみさま■
ワタシにとっても女装はアブノーマルなことなんです。
だから気持ちが良くなれるし止められないんだと思います。
でもやっぱり知らない人と会うのは怖いですから
家の中とインターネットの世界だけで思い切り発散しています。
今年もよろしくお願いいたします。
■OL宏美さま■
宏美さま、すっごぉーい!
「ある日のチャH」って日付や時間が入っているし、
本当にアニトさまとチャットされたんですよね?
羨ましくてお汁が出ちゃいました。
宏美さまの喘ぎ声が聞こえてくるようです。
今年もよろしくお願いいたします。
■読んでくださっているみなさま■
アニトさまからのご提案をお受けして、
いくつかの物語に美希子の写真を添える予定です。
もうしばらくしたら「キャンペーンガールs」に登場しますので
物語と一緒にお楽しみくださいませ。うー、恥ずかしいっ!
今年もよろしくお願いいたします。
−−− だって女の子なんだもん 2 −−−
「ちょちょちょっと待ってよ。
だからね、何度も言っているように君はアキラなの。
ボクとは友達で、同じ大学へ通ってて、生まれは九州で、男なんだよ」
もう何度説明したかわからない。
そのたびに目の前にいるいつもの見慣れた顔のアキラはこう言った。
「だってあたし女の子なんだもん」
ひえぇぇぇえ〜〜〜〜〜。
何がどうなってしまったのか整理して考える余裕もなく、
おまけにボクはそろそろアルバイトへ行かなくちゃならない。
といってアキラを、いやたとえアキラでなくたって、
この部屋に1人残しておくわけにもいかない。
「じゃあさ、アキラのアパートへ行こうよ。
そしたら何か思い出して自分が誰なのかわかるかもしれないからさ」
そう言ってベッドから引っ張り出そうと手に触れたら
「きゃっ、何するの」と言われてしまった。
どうすりゃいいのよ、ボク。
ようやく掛け布団だけ取り払ってアキラもどきが言う。
「だってこんな洋服で外なんか歩けやしないもの」
そんなこと言ったってトレーナーにブルージーンズは
だいたいいつものアキラの格好だ。
さらに女の子仕様のアキラは胸を押さえてこう言った。
「あっ、ブラしてないじゃない、エッチー!」
知るかい、そんなことぉーーーー!。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
なだめすかして拝み倒して嘘も方便でなんとか外へ連れ出すことに成功した。
女の子になってしまったアキラにしても
知らない部屋に男と2人きりでいるのは不安だったのかもしれない。
アキラのアパートは歩いて15分ほどの距離だ。
その間、見慣れた風景を説明し続けたが
今のアキラにとっては初めての街であるかのような反応だった。
「そのクリーニング屋の角を曲がるとアキラのアパートなんだけど、見覚えない?」
「ぜーんぜん」
人と人の間にはコミュニケーション距離とかいうのがあったと思うけど、
いつも冗談を言いながらボクを小突いたり
ふざけてほっぺたをつねったりする至近距離のアキラはそこにはいない。
女の子のアキラは1メートルも離れてボクの横を歩いていた。
アパートの階段を登ってドアの前に立つ。
「ほら、この部屋だよ。鍵は財布に入っているから」
2年の付き合いになるけどいつの間にかボクは
アキラについてのそんなことまで知っていることに我ながら驚いた。
ボクには勝手知ったる他人の家、
この部屋の主であるアキラの方が遠慮がちに部屋に踏み込んだ。
そのとたん。
「きゃーーーーっ」
まあ無理もないかもしれない。
ボクとアキラは人員8名のイベントサークルの仲間で、
遊園地だったりスーパーマーケットだったり学園祭の催し物なんかで、
誘導係をしたり売り子をしたりぬいぐるみを着てチラシを配ったりという
趣味と実益を兼ねた活動をしている。
その際、飾り付けで使った備品やら小物をもらえることがある。
アキラはSF映画マニアでもあるのだ。
天井には映画『ターミネーター2』のアメリカ版特大ポスターが貼られ、
部屋中所狭しと気味の悪いモンスターの人形やマスクが飾られている。
「これが・・・あたしの部屋?」
「どう? なにか思い出した?」
「ここは地球なの?」
アキラが自分で集めたコレクションに見惚れいてる、いや呆れている間に、
ボクはそろりそろりと後ずさりしてこの異次元ワールドからおさらばした。

□□□□□つづく□□□□□




アニト (1月7日(火)23時56分49秒)
美希子さん、あけましておめでとうございます。
早いものでもう1年ですか。
『空想デート』の作者さんたちはそれぞれに個性的な物語を書いています。
なかでも美希子さんの物語はわたしの笑いのツボと似ているような気がして
とても楽しく読んでいるのですよ。
一歩と言わず二歩三歩と飛躍してください。
2人だけの秘密をとうとう公言しちゃいましたね。
公開できない写真はわたしだけにこっそりと。むははは。




美希子 (1月15日(水)18時43分56秒)
■アニトさま■
アニトさまと笑いのツボが似ているなんて光栄です。
それじゃあ「空想デート」のお笑い系を目指すことにしまーす。
激しいツッコミ(違う意味にとらないでくださいませ〜)お待ちしています。
でも文章で笑わせるって難しいですよね?
撮影も順調とはいきませんがすこしづつ撮り溜めています。
あとは見苦しくないようにどうやって加工するかなんですが
撮影も画像加工も初めてなので悪戦苦闘しています。
でもアニトさまだけには内緒の写真もお送りします。
■ケイコさま■
アニトさまは厳しいことを書かれていますけれど、
きっとケイコさまへの励ましだと思います。
生意気なことを言ってしまうと、ワタシの物語の作り方は
ケイコさまが書き込みされたくらいのあらすじをまず書いて、
その後いろいろな部分を付け足し物語を膨らませていくのです。
実話ということなので不謹慎かもしれませんけれど、
正直、うわー、いい素材だなーって思っちゃったんです。
別のお話でもいいのでケイコさまの物語を読みたいです。
■OL宏美さま■
2度もアニトさまとチャットされたなんて、ああん、うらやましいですぅ〜。
物語とは違った臨場感があってとても興奮しました。
わたしはPC接続の事情からチャットができないどころか、
美希子名義のメールアドレスも取れないものですから
「空想デート」だけが皆様との交流の場なんです。
ワタシもネットカフェを利用しちゃおっかな?
■西嶋めぐみさま■
はじめて空想デートを見たときって衝撃じゃなかったですか?
こんなエッチな空想をするのは自分だけなんじゃないかなと思っていたら、
空想を物語にして書き込む掲示板があって、ほぼ毎日書き込みがあって、
「別棟」というところを開いたら、
あひゃーーーーっ、なんでこんなにもたくさんの物語がぁーーー!
って、ワタシびっくりしちゃったんです。
本当にご縁って不思議なものですよね。
■制服久仁子さま■
すこし前のことですが久仁子さまが書かれていた「エネマグラ」って
何のことだろうと思って検索したんです。
うわー、そういう器具だったんですねー。
なんだか美希子も試してみたくなりました。
ということで今度のお給料が入ったら買っちゃうつもりでいます。
使用レポートを書きますので楽しみにしていてくださいね。
■純子さま■
皆様の物語の中にはたくさんの奴隷さんが登場していますけれど、
「マゾ性処理奴隷」というお役目?の方が実際にいらっしゃると思うと
世の中にはいろいろな人がいて生き方があるんだなーって実感します。
そして1人の方に尽くすことができる純子さまをうらやましく思っちゃいます。
旦那様と末永くお幸せな生活を送ってくださいませ。
■舞さま■
舞さまがお使いの「張り型」ってどんなものなのでしょう?
美希子は恥ずかしいんですけれどアナル用のバイブを持っています。
でもまだ経験が浅いためか快感ポイントを見つけられないでいます。
どうしたらいいでしょうか?
乳首で感じる方法も教えていただけるとうれしいのですけれど。
−−− だって女の子なんだもん 3 −−−
あれからどうしたかなぁ?
アルバイトの最中もアキラのことが気になってしょうがなかった。
いったいアキラの身に何が起こったんだろうか?
本当に女の子になっちゃったんだろうか?
もしかしたら何にも起こってなくてボクをからかっているだけかもしれない。
それにしては真に迫っていたけど。
いやや、アキラってそういうことをやる奴だ。
堂々巡りはボクの悪い癖だ。
アキラには「考えている間に行動しろ」とよく言われる。
時計を見ると午前0時近くになろうとしていた。
アキラがアキラのままだったら今の時間で寝ているわけがない。
でも寝ていたらアキラでないことの証明になるような気もする。
からかわれているにしろ寝ているにしろ、
とにかくボクはいったん部屋に戻ってから
アキラのアパートへ行ってみることにした。
帰宅途中、気がつけばボクはアキラのことばかり考えていた。
こうなるとアキラはなんともなくて、
変になっちゃったのはもしかしたらボクの方じゃないかとさえ思えてくる。
うううっ、いったいぜんたいアキラってなんなのさぁー。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
アパートの前でボクは意外な光景を見た。
アキラがボクの部屋の前で座りこんでいたのだ。
そして開口一番こう言った。
「もぅー、どこへいってたのよお!」
膝を抱えて体育座りで相変わらず女の子の口調だけど、
このワガママさはやっぱり今までのアキラと同じではないかと思う。
「バイトだって言ったじゃない。で、どうしてここにいるの?」
「あんな部屋で一夜を過ごせって言うの?」
鍵を開けるとアキラが先に立って部屋へ入っていく。
「ねっねっねっ、どこへ?・・どうするつもりなの?」
「決まっているじゃない、泊まらせてちょうだいね。はい、おみやげ」
後を追いかけて慌てて玄関で靴を脱ぐボクに
振り向いたアキラがイチゴの入ったパックを手渡した。
「時間つぶしにコンビニへ寄ったらなんだか気になって・・
てゆうか、おいしそうだったから買っちゃった」
「あ、ありがと、おいしそうだね・・いやそうじゃなくて、ここへ泊まるの?」
「だって他に行く所がないんだからしかたがないでしょ」
「近くにホテルはあるしさぁ、ファミレスもあるしゲーセンもサウナもあるから・・」
アキラは呆れ顔で昼間から着ているトレーナーをつまみながら言った。
「こんな格好でそんな所へ行けっていうの?」
でもこんな格好っていったってホテルはまず利用することはないにしても、
ファミレスやゲーセンやサウナはアキラがいつもその格好で行ってる所だ。
深夜に盛り場をうろうろするには男の格好の方が好都合だろうけど、
でもやっぱりその口調じゃまずいかもしれない。でも、でも、だ。
「でも・・」
と言おうとする前にアキラは床にどっかりと、いや、おしとやかに座ってしまった。
しかも横座りだ、とほほ。
「男なんだからあきらめたら? 
いいじゃない、何も一緒にベッドに入ろうってわけじゃないんだから」
プルプルプル〜、ボクだってそんなこと考えていない。
それに男なんだからっていうのは差別だ。
だったらアキラだってどこで一晩過ごそうと男なんだから・・・今はどっちなんだろう?
「きゃはは、あんたっておもしろい人ね。ところで名前なんていうの?」
あっ、と思った。
そういえばボクはアキラの事をよく知っているからいつもの調子でしゃべっていたけど
今のアキラはボクが誰であるのか知らないのだ。
「カズヨシ」
「じゃカズヨシくん、まずは座って。とにかくゆっくりお話しましょ。
あたしはアキラのままでいいわ、女の子でもアキラって名前の人いるから」
「そういう人、記憶にあるの?」
「ぜーんぜん」
それからボクは尋問をされるようにボクのこと、アキラのこと、
そしてボクとアキラの関係を細かく告白させられた。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
「じゃあさ、あたしがこの格好でいる限りカズヨシくんに襲われる事はないわけね?」
「当たり前じゃない」
「なら一緒にベッドで寝ようか?」
「ばばばばばばばばばばばばばばばばかなことをっ!」
「だってあなたたちはゲイじゃないんでしょ?
だったら一緒でもいいじゃない、ベッドはひとつしかないんだし。
あっ、あたしが襲っちゃうかもね、へへへ」
アキラはあきらかにこの状況を楽しんでいるぅ〜。
「あら、そこにあるビデオは何?」
そもそもはこのビデオなのだ。
ボクがレンタルビデオショップで借りてきたこのビデオを
アキラが貸して欲しいと電話してきたことからこの悪夢が始まった。
「もしかしてアダルトビデオ?」
「ちちちがうよ、ヘドウィグ・アンド・・・」
とそこまで言いかけてボクは言葉を詰まらせた。
「アングリー・インチ」
とアキラが続けた。
うわー、なんでこんなマイナーな映画を知ってんだぁー。
それにアキラは見ていないからこのビデオを借りたいと言ってきたはずで、
目の前のアキラは明らかにストーリーを知っている。
やっぱりアキラじゃない?
ちなみにこの映画は女性になろうとした男が手術をしたんだけど
失敗して股間の痕跡が1インチ残ってしまうという話。
彼女?の名がヘドウィグ、歌手をしながら愛する男を追いかけていく。
当然男同士のきわどいシーンもあったりする映画だ。
「まー、なんてこの状況にふさわしいこと。
やっぱりあなたたちはそういう関係なの?」
そう言いながらアキラがボクの膝に手を伸ばしてきた。
「こここここらこらこらこらぁ、何をするぅーー」
伸ばしてきただけでなく、ボクを組み伏せようとする。
「あっ、やっぱりあたし・・っていうかアキラくんの方が腕力はあるみたいね」
「やめろったら、やめてやめてーー」
両腕を押さえ込まれて身動きができない。
「いいじゃない、こんな機会めったにあることじゃないんだから。
ほらほらおとなしくして」
アキラは今、中身が女の子みたいだから異性愛になるんだろうけど、
目の前のアキラはボクが知る男の姿だからボクにとっては同性愛。
そんなのいやだぁーーーーーーーーーー!
でも無精ひげをうっすら生やしたアキラの顔はどんどん近づいてきた。

□□□□□つづく□□□□□




アニト (1月16日(木)23時31分33秒)
美希子さん、こん○○は。
文字で《笑わせるって難しいです》が、
美希子さんの物語には空想ならではのシチュエーションの妙があります。
いろいろなタイプの作者さんがいてこその『空想デート』です。
みなさんを楽しませてあげてください。
わたしのツッコミはパコンパコンと激しいですよ。わはははは。
おおおっ、エネマグラを手に入れますか!。
使用している人が多いようであれば、
いつか「体験記」の特集を組んでみたいと思います。




美希子 (1月23日(木)18時47分02秒)
■アニトさま■
インフルエンザが流行しているそうで
ワタシの周りにも何人か風邪気味の人がいて
いつうつされても不思議じゃない状態です。
アニトさまがいてこその「空想デート」ですから
お身体には気をつけてくださいませ。
物語はなかなかエッチなシーンが出てこなくて困っています。
お笑い系とエッチって両立しないんでしょうか?
でも書かない部分を空想しては
エッチに耽っちゃったりもしています。てへっ。
その写真も内緒でお送りしますね。
今年になってロマンス純子さまの書きこみがありませんけど
どうされているんでしょう?
■セーラー服久仁子さま■
>えー!『エネマグラ』買っちゃうんですか?
通販で買うことになると思いますけど、
まだどこで買おうか届け先や支払方法をどうしようかって検討中なんです。
秘密に届けてくれるといっても恥ずかしいですから。
だって女の子なんだもん(って、物語のタイトルそのままですぅ)
久仁子もぜひ手に入れてくださいませ。
一緒に使用レポートを書きましょうよ。
オチンチンが欲しくて恩田さんに電話しちゃうなんて
久仁子さまのへ・ん・た・いっ!
■舞さま■
わーい、舞さまは立派な?張り型をお持ちなんですね。
美希子のは指一本分くらいの細さなんです。
舞さまのうずら豆ほどの乳首を見て、いいえ、吸ってみたいです。
同じ家に住む兄と弟でありながら奴隷とご主人様の関係、
ぞくぞくしちゃいます。
ワタシも綾さんのようにお風呂上りに
バスタオルを胸高に巻いちゃったりしているんですよ。
■西嶋めぐみさま■
以前めぐみさまは皆様の物語を読んで
自分と同じようだと感じたみたいなことを書かれていましたけど、
今回の物語の中にある写真についてのところは
写真を撮りながらワタシも感じたことなんです。
他所の画像掲示板を拝見するとホントに皆様美しい方ばかりで
どうしたらこんな体型を作り出しポーズを取れるんだろうって
羨ましく思っちゃいます。
ですからそういうところに貼り付ける気はまだまだなく、
アニトさまにだけしか見ていただいていません。
でもアニトさまのアドバイスで
ちょっと勇気が出ちゃったりしている美希子なのでした。
■純子さま■
ワタシの場合は現実に女の子の身体に作り変えちゃうと
今の生活に大きく差し障りがあるものですから
(たぶん男性脳のままの女装でしょうし)
家の中と空想だけの女の子なんですけれど、
女性になられた純子さまと一緒にこの掲示板に書きこみができることが
とっても光栄に思っちゃうんです。
純子さまの物語の中にあるワタシの知らない単語をキーワードにして
いろいろなことを勉強しています。
これからもせっせと訪れてくださいませ〜。
−−− だって女の子なんだもん 4 −−−
2年間友達として男同士として付き合ってきたアキラがボクを組み伏せ、
無精ひげを生やした顔をゆっくりと近づけてきた。
ひぃー、もうだめーーーっ
観念して目をつぶってからの時間がとても長く感じられた。
「ぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷっ」
一瞬何が起こったのかわからず目を開けたボクの前でアキラが笑っていた。
「もしかしたら期待していたんじゃない?」
コヌヌヌヌヌヌォウ、アキラめぇ〜〜〜!
「冗談冗談。本気でキスすると思った?
・・・でもカズヨシくんってけっこうハンサムで真面目な男の子みたいだし、
あなたがどう思おうとどういう洋服を着ていようとあたしは女の子だし、
だからあたしはしても良かったんだけどなー。
ねぇねぇ、目をつぶってても、やっぱり見た目が男じゃキスはできない?」
「あのねー、普通はできないでしょ」
「だって普通じゃないことが現に起こっているんだよ」
それもそうだ・・・・・って納得してる場合じゃない。
「とにかくボクの上からどいてくれない?」
昨日までのアキラによってボクは打たれ強くなっているのかもしれない。
目の前の人物の言動にあんまり腹が立たなかった。
それが見慣れたアキラの姿であることと、
そしてその姿は実はアキラの部屋にいくつもあるような着ぐるみで、
それを脱いだらもしかしたらけっこう可愛い女の子が登場するんじゃないか
と空想していることに気がついたからだ。
女の子のアキラはボクから身体を離しながら言った。
「そうだ、買ってきたイチゴ食べようか」
「アキラさぁ、困惑感とか緊迫感とかってないの?」
「以前のアキラくんにはあったの?」
「ない」
そう言ってアキラはイチゴをパクつき始めた。
時刻は午前1時を回っている。
「こんな時間に食べて大丈夫?」
「イチゴでも太るかなあ、やっぱし。でもあたしの身体じゃないもん。
それに全然眠たくならないし」
「ボク、バイトもあったしもうそろそろ眠気限界なんだけど」
「じゃあ先に寝ていいわよ」
「って、どこにさ」
「遠慮しないでベッドに寝ればいいじゃない。あなたの部屋なんだから」
「襲わない?」
これじゃあ立場がまるで逆だ。
でも力ではアキラにまったく歯がたたないのは確認済み。
「大丈夫よ。だいいち男の身体の機能にまだ慣れていないし、
ましてその状態で男を襲う方法、知らないもの」
それもそうかもしれない。
そういえばおしっことかはしたのだろうか?
初めてでちゃんとできただろうか?
そのとき男のモノを見て触って、どう思ったのだろう?
それにしゃべり方や仕草は女の子だけどアキラの頑丈な身体なのだ、
ベランダでだって寝られるだろう。
一部屋しかないためアキラの死角に回って
パジャマ代わりのジャージに着替えながら言った。
「アキラのパジャマ用意できないよ」
「いいわよ、だって自分の裸なんて見たくないもの。
カズヨシくん、お風呂はいいの?」
「もう今日はやめ。おやすみ」
そういってボクは朦朧としてきた頭でベッドにもぐりこんだ。
「おやすみ」
そう言ってアキラがベッドにもぐりこんできた。
「ひやゃゃーーー!、襲わないって約束したじゃない」
「まだ襲ったわけじゃないでしょ。あたしだって疲れているんだから」
たしかにそうだろう。
なにせ自分が自分でなくなっちゃったわけだから。
アキラの方がボクよりもっと混乱して疲れていたに違いない。
「じゃあ絶対動かずにおとなしく寝てくれるんだったらいいよ」
「はいはい、手も足も動かしません」
「約束だよ。おやすみ」
「おやすみなさい。・・・・最後に一言だけ口を開いていい?」
「なぁに?」
「さっきキスを迫ったときカズヨシくんのオチンチン、大きくなりかけてたよ」
むひょょょーーーょょよよよよよよ!
睡魔がいっぺんにどこかへ吹っ飛んでしまった。
と同時に顔のすぐ横でアキラの寝息が・・・。

□□□□□つづく□□□□□




アニト (1月24日(金)00時13分22秒)
美希子さん、こん○○は。
物語は必ずしもエッチである必要はありませんよ。
美希子さんだっていつもいつもエッチなことを考えているわけではないでしょう?。
笑いながらエッチをしては興ざめですから両立は難しいかもしれませんが、
美希子さんらしい物語を書き続けてください。
そして《書かない部分》の空想もね、むはははははは。
今夜は美希子さんの写真を思い浮かべながら眠ることにします。
《「おやすみ」
そう言って美希子さんがベッドにもぐりこんできた。》
なんてことになればうれしいのですが。

「だって女の子なんだもん」 5へ

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