美希子 (5月22日(水)19時03分58秒)
■アニトさま■
アニトさま、こんばんは。
物語を書くって本当に楽しいですね。
はじめはぜーーーーーったいワタシには無理なんて思っていたのですけど、
完結できたときにはやったーって飛び跳ねたくなっちゃいました。
それもこれもアニトさまが優しいお言葉をかけてくださったからこそです。
調子に乗って二作目を書いちゃいました。
そういえばずっと気になっていたことがあるんですけど、
アニトさまは「女装娘さん」って書かれますよね。
これってどう読むのですか?。
アニトさまがお作りになった言葉なのでしょうか?。
それとカウンター150000ヒットおめでとうございます。
■ロマンス純子さま■
応援ありがとうございます。
ワタシも純子さまのように人物をたくさん登場させて
複雑に絡み合わせてみたいのですけど、
頭が単純なものですからちょっと無理みたいです。
すごいなー、純子さまって。
■沙希さま■
少なくとも沙希さまお1人は騙せたようで「うほほい〜」です。
ワタシとしては二人がいい男女関係になってくれればと思っているんですけど
(登場人物にこんなことを思うのも物語作りのおもしろさなんですね)
伊理島くんも目覚めちゃったらどうしましょう?。
■みなさま■
「空想デート」をご覧になっているみなさま、
まだまだへたっぴなワタシが書くのも恐縮なのですけど、
物語を、いえ、想いを書くって楽しいですよ。
よろしかったら貴女も参加してくださいませんか。
(アニトさま、諸先輩方、でしゃばっちゃってごめんなさい)

−−−女装の計らい 1−−−

私は、息子がときどき私の下着を身につけているのを知っている。
それは中学3年生の夏休みの頃から始まった。
これから高校受験に向けて大変な時期になるというのに
そんなことをしていていいのかと思ったが、
それがストレス解消になるのならばと黙認することにした。
それに赤の他人だったら自分の下着を見られるのすらぞっとするが、
夫ならば触られるくらいのことは性生活の中に含まれているし、
私がお腹を痛めて産んだ、つまり分身のような息子だから
何をしても許せる気になるのだ。
とはいえ夫には私の下着を身につけてもらいたくないし、
いくら息子であってもあまり汚してほしくない。
その点我が家の男性陣は理性的であるから、
夫は私が買ってきたトランクスを文句を言うでもなく愛用し、
息子は洗濯籠の中の私が脱ぎ入れた下着を夜持ち出し、
朝になるとちゃんと返しておく。
入浴の順番は私が1番で夫か息子がその後に続き、
洗濯をするのは翌日の午前中というように良いシステムができあがっている。
しかし、初めのうちはショーツだけの持ち出しだったのが、
希望の高校へ入学してしばらくするとプラにまで及んだ。
いくらエッチ盛りとはいえ、このままではいけないような気がする。
彼女はいないんだろうか?
いたらいたで寂しさはあるが変な道に進んでしまうよりマシかもしれない。
そんな心配をよそに買い物に出たある土曜日、
ファーストフード店で同じ高校のセーラー服を着た可愛らしい女の子と
仲良くおしゃべりをしている息子の姿を見かけた。
自慢するわけではないが、私の息子はかわいい。
もともと私に似て端正な顔をしているから、
大人の輪郭になってきた今、かわいいにカッコイイがくわわって、
女の子にもてないはずがないのだ。
にもかかわらず隠れて私の下着を身につけることもやめようとしない。
いったい男の性とはなんなのだろう?
まさか本人に直接訊くこともできず、
ならば思いきって夫に相談しようとした矢先、
逆に夫から「2年の任期でアメリカへ出張が決まった。
家族ともども引越しをするか、単身赴任のどちらがいい?」
と相談を受けるはめになってしまった。
息子は希望の高校で充実した日々を送っているようだし、
私にもお昼を挟んだ6時間だけのパートタイムとはいえ、
服飾デザインアシスタントというやりがいのある仕事を持っている。
私も息子もようやくつかんだ自分の道なのだ。
よーく考えたふりをして私と息子は日本に残ることにした。
息子が高校2年になる少し前に夫はニコニコしながら海外へ飛んだ。
監視の目が1つ減ったことで息子の行動がさらに大胆になってきた。
ショーツとブラにくわえて、
タンスからシャツやスカートまで持ち出すようになったのだ。

続きます。




アニト (5月22日(水)23時32分34秒)
美希子さん、こん○○は。
またまた秘密めいた家族の物語、続きが楽しみですねー。
「女装娘」の読み方ですが、そのまま「じょそうむすめ」でもいいですし
「じょそうっこ」「じょそこ」さらには「おんなのこ」でも、
それぞれがいつも使う言葉で読んでくださればいいと考えています。
ざっと調べてみたところ、
わたしは98年7月13日から「女装娘」を使ってます。
(『空想デート』のオープンは98年6月30日です)
それ以前にこの言葉が存在していたかどうかはわかりませんが、
わたしはけっこう気に入っているんですよ。




美希子 (5月31日(金)00時38分59秒)
■アニトさま■
アニトさま、こんばんは。
「秘密」て言う言葉に憧れがあるからそう言っていただくとうれしいです。
いくら親しい友達や親兄弟にさえ言えないことって
女装に限らず誰にでもありますものね。
見ないふり知らないふりをするのも優しさなんじゃないでしょうか?
美希子も「女装娘」て言葉、気に入っています。
よその掲示板で女装娘って書いてあるのを見ると、
もしかしたらこの人も「空想デート」の愛読者さんなのかなーって想像しちゃいます。
■久仁子さま■
久仁子さまの物語を読むと、パンティを穿いて喜んでいるのは
自分だけじゃなかったんだぁって安心するんです。
きっとここを訪れる多くの人が感じていると思うんです。
女装する人(つまり男性だから)は
エッチなことに対する好奇心が強いんでしょうか?
それにしても久仁子(久仁男)さまのエッチ!。
■沙希さま■
>まるで自分が母親に観察されているようでドキッとします。
実をいうと沙希さまのご挨拶文を読んで思いついたお話なんです。
カミングアウトっていう言葉がありますが、女装娘のそれではなく、
「あなたが女装娘であることを私は知っている」
という周囲からのカミングアウトもあるんじゃないかとふと考えたんです。
完全にフィクションなのでお気に障らなければいいのですけど。
■権太さま■
すごい文章量なので感心してしまいます。
権太さまって集中力があるんですね。
どこかの掲示板でもやはり名称に関する議論があって、
「女装男」と書くのが一番当たっているんじゃないかということでした。
「おんなをよそおうおとこ」ですから意味としては正しいのかもしれませんけど、
これでは一部の人しか表現できていない気がします。
ワタシは女の子でいる時は心もオンナノコですから。
−−−女装の計らい 2−−−
夫の海外出張が決まったとき、それがどんなに寂しいことかと思ったけれど、
実際はそれほどでもなかった。
自慢するわけではないが、私の息子は私に似て優しい。
それまでは夕食を済ませると二階の自室にこもっていた息子が
(それは受験勉強のためでもあったのだが)
居間で本を読んだりテレビを見たり私に話しかけてきたりと、
なにかと気遣ってくれるのだ。
「どう? 今の仕事、楽しい?」
「まだまだチーフのデザイン画を言われた通り彩色するだけだけど、
すごく楽しいわよ」
「母さんのことだから、ここをこうしたらもっと良くなるのに、
なんて思いながらしているんじゃないの?」
「あっ、わかる〜ぅ」
「なっまいきー」
「でね、その勉強のためにも服飾教室へ通いたいの。
週1日、帰りが10時頃になるけど、いい?」
「いいよいいよ。ぼくのことは心配しないで、母さんはやりたいことしてよ」
女の子が日に日に女性になっていくのに対して、
男の子はある日突然大人になる、という感じを受ける。
息子の全裸を最後に見たのは小学校6年生の修学旅行の前日だ。
それまでは1人息子であるためかいつでも私にべったり甘えていた息子が、
その旅行中に何があったのかわからないが、
帰って来た当日から1人でお風呂に入りだしたのだ。
「男の子を大人にするには2つの方法がある。
一人にするか、女の子と二人だけにするかだよ」
そのとき夫が言った言葉だが、今はどちらが当てはまっているのだろう?
こうして毎朝息子を学校へ送り出し、家事をし、10時に出社し、
デザイン画の彩色をし、5時に退社して買い物をし、夕食を作り、
息子と2人で水入らずで食し、会話する、という生活に週1回の変化が加わった。
息子が入浴後自室にこもってからは、
自分のための時間として洋裁技術の習得に務めた。
まずは自分のサマードレス、そのうち息子のシャツを・・・、
ブラウスの方が喜ぶかな?
そういえばそれを見つけたのは息子の部屋を掃除しているときだった。
机の上の何冊かの辞書と参考書の間に花柄表紙のノートがあり、
何気なく手にとり開いてみてすぐに日記帳だとわかったが、
読まずにはいられなかった。
そして私は息子が持つ苦悩と喜びを知った。
□□□□□□
○月×日
今までは下着だけでも満足していたのに
少し前からスカートも穿いてみたいという気持ちが押さえきれない。
とうとう今日ブラウスとスカートも持ち出してしまった。
女の子のように横座りになってこの日記を書いている。
こうして書いていると文字まで女の子の字みたい。
いつもこういう格好でいられたらいいのに。
□□□□□□
調べてみたらそれは私が普段着ている洋服ではなく、
押入れにしまい込んだ衣装ケースから持ち出したようだった。
そこにあるのは流行遅れになったものやサイズが合わなくなって
今はもう着ることのなくなった不要品である。
捨てるにも偲びがたく、もらってくれる人がいれば喜んであげる気でもいたのだが、
まさか自分の息子が喜んで着ていたとは。
そういえば少し前の私は今より8kgほどポッチャリしていたから
息子にはちょうど合うサイズかもしれない。
その後もときどき衣装ケースを確認してみると、順番が違っていたり
たたみ方が違っていたりして、持ち出しの頻度が窺い知れた。
そうまでして息子は夜のわずかな時間に女の子の格好をしていたのだ。
世間さまには憚れる趣味だが、可愛いではないか。
元々夫も私ももう1人子供をと思っていたし、
私はできるなら一緒に買い物に出かけたりお料理をしたりできる
女の子もほしかった。
きっと息子同様可愛い娘に育っていたはずだ。
服飾教室に通う決心をしたのはなにより自分のためでもあるが、
週1日とはいえ自由な時間を息子に与えることもできると思ったからなのだ。
くわえて私は少しずつ下着の数を増やしていった。
言い換えるならばそれは不要な下着を増やすことになり、
息子は「これだけあるのだから一つ二つ長期で持ち出しても
母さんは気づかないに違いない」と考えるに違いない。
読み通り、息子の部屋のタンスの1番下の引き出しの下に
(引き出しを引きぬいたときに現れるタンス内部の床との空間で、
この秘密の隠し場所は日記で知った)、
パンティ3枚とブラとバンティストッキングが1つづつが、
段ポール箱を加工したらしい手作りケースに隠してあった。
几帳面な性格は私に似たのか、
それとも息子が持っている女の子の部分からなのか、
きちんと洗濯がされているようで、丁寧にたたんである。
こうなると下着を買うのも楽しくなってきた。
私は娘と一緒に買い物に出かけた気分で、
娘の好きな色のプラを選んだり、
すこし大胆なカットのパンティも手に取ったりした。
パンティストッキングは予備がいくらあってもいいし、
キャミソールやアウターも娘とお揃いを買う気分で、
若々しい色やデザインの品が購入するようになった。
毎日が充実し、家の中が華やいでいるように思えた。
勉強のためといって買い置いてあるファッション雑誌を
興味なさそうにめくりながら(実は興味津々なのだろう)息子が言った。
「夏用のパジャマが欲しいんだけど、ついででいいから買ってきてくれる?」
「だったら自分で買ってらっしゃいよ。お金あげるから」
はたして息子はどんなパジャマを選ぶのだろうか?
可愛いのだといいのだけれど、だからといってあからさまに
「可愛い」とも言えないし、「なぜそれを選んだの?」と訊けず、
私はときどき日記を盗み見て、娘の成長を見守っている。

続きます。




アニト (6月1日(土)00時27分58秒)
美希子さん、こん○○は。
秘密を持つというのは楽しいことです。
わたしのリアルな生活上の友人たちは、
わたしが『空想デート』のオーナーであることも、
女装世界に足を踏み入れていることすら想像しえないでしょう。
(その前に『空想デート』の存在自体知らないと思いますが)
でももし目の前の友人のシャツの下にブラの線を見つけてしまったら、
わたしは見ないふりをするのか、それとも・・・。
やっぱりブラの線を指でなぞっちゃいましょう、わははははは。




美希子 (6月7日(金)18時54分04秒)
■アニトさま■
ワールドカップの盛り上がりはすごいですね。
ワタシもテレビで観戦しています。
点が入ったときなど
ぼくのときは「うおおおおっーーーー!」なのですが、
美希子のときは思わず「きゃあああああーーーー!」って言ってしまう
自分が怖いです。でも思わず出た言葉だけにちょっとうれしかったりもします。
アニトさまは日本以外でどの国を応援されていますか?。
ワタシは断然イングランドです。だってベッカムさまがいますもの。
はたして今夜の試合は・・・・・。
■久仁子さま■
>短めの話ばかりになってしまいますが、
と書かれていますけど、その分内容が濃くて・・・・・。
この濃さで長く書かれては身が持ちません。
あらワタシったらはしたない。
だって久仁子さまの物語は本当に刺激的なんですもの。
■沙希さま■
沙希さまのご家庭の様子がテレビで見られるなんて。
ワタシは1人暮しを始めてから女装娘になったものですから
同居の感覚がわからないまま物語を書いているのですけれど、
やっぱりちょっとだけ母がモデルになっているような気がします。
■ロマンス純子さま■
この頃書き込みがありませんけどお忙しいのでしょうか?
−−−女装の計らい 3−−−                                .

□□□□□□
△月▽日
今日はママの帰りが遅い日。
週1回のこの日はしっかりお化粧もできてうれしい。
いつものようにママのエプロンを借り、
自分の食事を作り、ママの分の夜食も用意しておく。
女の子の姿でお料理するのって楽しい。
ママが帰ってくるまでに1週間分のお洗濯もしなくちゃならない。
私の料理をママはいつもおいしいって言って食べてくれる。
あたしって可愛い奥さん? キャー恥ずかし。
それはそうと秘密の引き出しが満杯になってきちゃった。
可愛い水着も欲しいんだけど、どうしよう?
□□□□□□
仕事で取りかかっている資料に目を通していると、
息子が二階から降りてきて言った。
「もう1時だよ。まだやってるの?」
「今年の水着が売り出されたばかりだっていうのに、
もう翌年の水着を考えなくっちゃならないのよ」
メンズを扱ったことはないが、
もしも担当していたらきっと長続きしていなかったに違いない。
変化に富んだ女性物だからやりがいがあるし、
ほんの少しながら時代を創っているという張り合いがある。
そういえば息子の着ている黄色い無地のパジャマは襟が丸く、
ユニセックス物というよりは女性物に近い。
へんな話だが、ギリギリのところでセーブしながら、
いや、隠れてでもファッションを楽しみたいという
そういう生きた見本が目の前にいるからよけいに
「着る」楽しみを持つ人たちを喜ばせてあげたいと思うし、
それが私自身の楽しみともなっているのだ。
関心なさそうに息子はキッチンへ入り、牛乳を注いだコップを手に戻ってきた。
「ねえねえねえ、今年の流行はどーれだ?」
そのまま階段へ向おうとする息子に声をかける。
私は足元に置いてあるダンボール箱からいくつかの水着を取りだし、
手早くテーブルの上に広げた。
ちょっとした賭けのつもりだった。
「これね、キズ物なのよ。でね、処分するって話だったから
勉強ためにって言ってまたもらってきちゃった。
ねえねえ、どれが売れ筋だと思う?」
息子はなおも関心なさそうに立ち止まり、一呼吸おいてから
しょうがないなーと顔を作ってソファに腰掛けた。
「そんなこと言われたって海開きもまだなんだからわかんないよ」
「なら、どれが可愛い?」
息子は返事に困っていることを態度で示すかのように、
ゆっくりと牛乳に口をつけた。
そうしながらも目はすべての水着に注がれ、輝いている。
私は見ぬふりをして、テーブル上の水着の位置を整えながら言った。
「他にもまだあるんだけど、人気ナンバー1はここに出した品からよ」
息子の目がふたの開いたダンボール箱にも注がれる。
テーブル上に出した6点以外にも私がどう扱おうと自由な水着が、
別の言い方をすれば、無くなったってかまわない水着があるのよ。
箱の中にあと何点入っているなんて誰も気にしてないの。
だっていくつかは試作のために切ったり縫ったりしてしまうだろうし、
もしかしたら猫がくわえてどこかへ持っていっちゃう可能性だって、
うちは猫を飼っていないけど、ないわけじゃないし、
どうせ元々全部処分品なんだから、
全部で13だったから残りは7なんて言う必要はないし、
誰かが聞いたとしても意味のないことでしょ。
息子がテレパシー能力を持っているはずがないから
私の想いが届いたかどうかはわからないが、
まだコップに口をつけたまま目を輝かせている。
「じゃあさ、どれが私に似合う?」
ごふっとせき込む音が部屋の中にこだました。
「あっ、なにそれ、失礼ね〜。昔ミス・ビーチになったことあるんだよー」
どこで、候補者は何人だったかは言わないでおこう。
「私だってまだまだ捨てたものじゃないんだから〜。ほらほら見てみて」
私は水着の一つを手にとって立ち上がり、
ブラを胸に当て、力説するふりをしながら息子を見た。
正確には高い角度から黄色いパジャマをだ。
そしてパジャマの肩口に透けている肩ひもを見つけた。
肩甲骨のあたりを素早く凝視して、
インナーは白いコットンのキャミソールだとわかった。
息子の秘密の引き出しには100円ショップで売られているそれが、
色違いで2着ある。
寝るときにはそれでもいいし、お小遣いの負担にもならないだろうが、
秘密の日記によればレースの可愛いキャミが欲しいとあった。
それにどうやらスベスベした感触が好みらしい。
だから私は会社にある各種事情で処分するしかない下着や洋服を
ときどきもらってくる。
実際これは私の勉強のためにもなり、
仕事熱心であるという会社での評価にもつながり、
息子のためにもなっているのだから、いいことづくめなのだ。
「こんな私をどう思う?」
私が近づいたのを気にしたのか、
息子はふいに立ちあがって後ずさりながら階段へ向った。
「うーん、・・・・・けっこう好きだよ、水着も似合っているしね」
1人になった居間で私は水着を胸に当てたまま踊りだしたくなった。
もーう、可愛い娘・・じゃない、息子なんだからぁ〜。
好きなだけ水着持ってきなさーーい、うふふっ。
#####################
うれしくってドキドキがまだ収まらない。
私に似合うだろうか? どれにしようかな? 
恥ずかしいけどやっぱりビキニかな?
私は胸に手を当て踊り出したくなった。
自慢じゃないけど私はスタイルがいい。
だからきっとどんな水着だって似合っちゃうだもん。
ああ、早く着てみたいな、ママが持ってきてくれた水着。
髪の毛も肩にかかるくらい伸ばすことができたし、
洋服や下着も少しずつ増え、
今では女の子用のパジャマと下着で寝ることもできる。
それもこれも日記のおかげ。
今度はなんて書いておこうかな。
彼氏が欲しいなんて書いたらママ卒倒しちゃうだろうから、
無難なところで眉のことかな。
女装とは違うけどクラスの男の子たちの何人かは
細く整えてるから私もしたいなーって。
そう書いておいたらすこしずつ抜いていっても何も言わないよね。
だってママは私のこと半分娘であるって認めてくれているんだもん。
#####################
沢川家の母と息子(娘)それぞれの女装の計らいはこれからも続く。
数年後、単身赴任の夫と入れ替わるように息子はアメリカへ留学し、
さらに数年後、帰国して勤めることとなった会社で
伊理島くんという年下の彼氏ができることなど知る由もない。

おわり
なんだか思いもよらない方向に走っちゃっいました。
ほんとはエッチなシーンも盛り込みたいと考えていたんですけど、
登場人物に感情移入しちゃって書けなくなってしまいました。
こういうのもありでいいでしょうか?
「ふたりの秘密」を読む




アニト (6月10日(月)23時34分12秒)
美希子さん、こん○○は。
「女装の計らい」完結おめでとうございます。
もちろん《こういうのもあり》ですよ。
母子のやりとりがとても生き生きしていて、
これでは《感情移入》したくなるのも無理はないでしょう。
なーるほど、これはあの物語につながるわけですね。
ベッカムくん、やりましたねー、いい笑顔でした。
《思わず》出してしまう言葉には気をつけてください。


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