はじめから読む

山崎アカリ(12月24日(日)14時56分31秒)
アニト様、先輩奴隷の皆様、
このページを御覧になっている多くの皆様方、
アカリでございます。m(_ _)m
★アニト様
カウンター10万アクセス突破、
わたしも感謝を込めて、お祝い申し上げます。
これも日頃のアニト様の管理、運用、繊細なお心配りの賜物です。
ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いいたします。
>人の綺麗さ・可愛さは外見だけではなく
>アカリさんは素敵な人だろう、とも。
はい。努力しましょう。だって“好きなこと”なんですから(^o^)。
★数値フェチっ娘様
ついに10万人突破。それも4/12からこんなわずかの間で。
すごいとしか言いようがありません。
それもこれも数値フェチっ娘さんはじめ
多くの先輩の皆さんがこのページを守り、育て、
もり立ててきたからだと思います。
今後ともよろしくお願いします。
>「失われた時の彼方へ」も目が離せませんので、うーん、右手でイラスト、
>左手で「失われた時の彼方へ」を書くというのはどうですか?
あの・・インターフェイスが見えなくなっちゃうんですけど(^_^;)。
★柏木彩様
「風と木の詩」は今のボーイズラブの原点になった作品でした。
これ以降同傾向の作品がドッと現れ、
ついに今のような一ジャンルを作り出したのです。
けれども、
>これを読んで、「もっと下着から全部着替えさせなきゃ」と思ったり、
(^o^)ホントにそうです!
でないと気分が出ないじゃないですか・・ねぇ!
お化粧もしてもらえばもっと・・。
>こういう物語が読みたかった、といつも思いながら読んでます。
なんと言う嬉しいお言葉でしょう!
わたしはもちろん自分のために書いているのですけれど、
もし、それが喜んでいただけるなら、
それによってわたしも癒されるのですm(_ _)mアリガトウゴザイマス。
わ!その上「最高」とまで・・あ・ちょっと眩暈が(@_@)・・。
彩さんのお話、エッチがなくてもわたしは充分、楽しんでいます。
このおじさんと言う人物の謎めいた奥深さ。
こういう人にわたしは大変弱いのす。
そして女の娘になりたい、と言う気持ち、
けれどもその気持ちを素直に出せない、葛藤。
それは多くの方が経験して来たことでしょう。
いけない、いけない、と思いながらも、
とうとうスカートを穿いてしまった、その日。
その眩暈を覚えている人ならこのお話に共感してくれるはずです。
少なくともわたしはそうですよ。
★綾乃様
>そんな大昔のお話まで読んでいただいて
エヘヘ・・ぜ〜んぶ読んでますよ(^_^)。
お仕事、お忙しいようですが、師走の慌しい時期、
お体を大切に無事、乗り切ってください。
そしてまた、ステキなお話しをたくさん読ませてくださいね。
それにしても、今回のラスト・・
た、たまりません、このシチュエーション。
ものすごく恥かしい・・しかもとても気持ちイイ・・
次回はお姉さまに見られてしまうのでしょうか(*^_^*)。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「汝自身を知れ。」とはソクラテスが
デルフォイのアポロン神殿で得た神託だそうですが、
不滅のテーゼとも言えるでしょう。
嘘、偽りの無いわたし自身、そこから始めないと、
やはり人生もどこかいびつになってくるものです。
「これでよし。」
生の終りを迎えたとき、そう言ってこの世を去るために・・。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「失われた時の彼方へ」
●第4章-(雅) 第3話
「なるほど、君はそうやって僕の最良のものを手に入れようと言うんだね。
ところで、君はそれと引き換えに何をくれると言うんだろう。」
ソクラテスのセリフが脳裏に響く。
まったく僕はアルキビアデスだった。
いや、彼は古代の3大美男の一人だったって言うから、
僕なんかじゃ太刀打ち出来ない。
まったく僕には何にもなかった。
上の空で帰宅して、食事して・・ちょっと勉強して・・ピアノの練習。
いつもどおりの日常・・のはずだったけれど、
もう、まったく何も手につかなかった。
あの光景を思い出すたびに・・。
冷静で居ろ、と言うほうが無理だった。
翌日も、翌々日も、オケラの練習をサボった。
だって先生の顔や直樹さんの顔を、どうやって見ろって言うんだ。
幸い揉め事があったあとなので、
みんなはそのせいだと思ってくれたようだった。
しかし、僕にとって恐ろしかったのは、
あの時、僕が、直樹さんに・・女になった直樹さんに・・。
3日目の夜。
ベッドの中で頭にこびりついたあの光景がまたよみがえってきた。
そして自然と右手はペニスへと。
「だめだ!いけない!」
そう思いつつ、もう我慢出来なくなっていた。
別にオナニーに罪悪感がそれほどあるわけじゃない。
少しはあったけど・・。
しかし、それを禁じていたのは・・
あれ以来・・あの、直樹さん・・女の姿になって
先生の股間に顔をうずめていた・・直美・・さんに
自分を重ねずに居られなくなっていたからだ。
自分でも薄々、感づいてはいた。
他の人とは違う、ということに・・。
そして中学に入り、
みんながエロ本や猥談で盛り上がるようになって来た時、
その違いはもう、否応なく突きつけられて来た。
それでも、これまではなんとかごまかし、ごまかしやって来た。
無理やり自分は普通だ、正常だ、と思い込もうとして・・
でも・・もうだめだった。
この3日間と言うもの、ずっと僕に取り付いてはなれないあの光景・・
それをとにかく何とかしたかった。
白い、可愛いフリルのついたパンティ。
洗濯物の中からくすねてしまった妹のそれ。
ひどい罪悪感に襲われた。
「ユカリ、ごめん・・。」
僕はブリーフを脱ぎ捨て、
アコーディオンカーテンの向う側の気配をうかがいながら、
それを身につけた。
「あァ・・。」
ジン・・としびれるような心地よさがそこから広がってくる、
それをどうしようもない。
軽く溜め息をつく。
そして・・一番恐れていた事・・
想像の中で、くやしくて、憎たらしくてたまらないはずの先生・・
高見沢雅の手が僕を愛撫する・・
それを夢想している自分を発見する。
「ああ・・せんせい・・。」
僕は布団の中で体をくねらせ、
パンティの中のペニスを固く握り締めて小声で呼んだ。
すると直樹・・直美さんの声と姿が脳裏に蘇って来て・・
「雅さん・・わたしを可愛がって・・あなたの女にして・・・
そして、犯して・・わたしを貫いて・・。」
ああ、一番知りたくなかった僕の本音。
口をついて出て来た僕の正体。
僕はベッドに突っ伏した。
パンティごとペニスを布団に擦りつけ、
左手の指でアヌスをまさぐって、
「ああ・・ああ・・すごい・・いいです・・先生・・もっと・・もっと・・
僕を苛めて・・わたしををメチャクチャにして・・!。」
小声で口走りながら必死でペニスを刺激していた。
翌朝、妹の顔を見るのが辛かった。
僕と似て、コマッチャクれてて、ナマイキで、
けど、屈託の無い、明るい女の子。
「兄貴、何落ちこんでんの?」
トーストをかじりながら聞かれてハ!とする。
こいつ、兄貴がこんなヘンタイだと知ったらなんと言うだろうか?
「恋の悩み?」
ギク、とすると同時にカァ、と赤くなってしまった。
「ぁ、図星・・だった見たい・・
へぇ、兄貴もお年頃、てわけネ・・イヤ結構、結構。」
やれやれ・・こいつのこの口にきき方は僕の影響だ。
年頃になったら・・さぞかし可愛くない女になるだろう。
でも、おかげで救われた気がした。
これでユカリが可憐な美少女かなんかだったら・・
僕は罪悪感で死んでしまう。
「もう50分よ、早く行きなさい。」
お袋が僕らを追い出しにかかる。
親父はキッチリした人なので、もう、タイを結び、ゴミ袋を持って・・
出撃準備完了だ。
僕はインスタントコーヒーでパンを流し込み、
「行ってきまあス!」
と家を出た。
「あ〜んちょっとぐらい待ってくれてもいいと思うな〜!」
おお、ユカリはパンを口にくわえ、追いかけてくるじゃないか!
なんてベタな格好なんだ!こいつは笑える・・。
おかげで少し、気が楽になった。
僕はひどい兄貴だが、
こいつには何とかまともに成長してもらいたいもんだ。
僕はもう腹をくくっていた。と言うよりやけくそだった。
このままだったら僕は壊れてしまうしかない。
ピアノが弾けたって、今のままでは
エサにありつくために踊るお猿の芸と変らない。
それは・・あんまりじゃないか!
他の先生のいないタイミングを見計らって社会科準備室に行った。
薄暗い準備室の一番奥のパーテーション。そこが先生のデスクだ。
窓の光がまぶしくて、ほとんどシルエットでしか見えない。
メガネがキラ、と一瞬光った。
「失礼します。」
本当に言いたい事、言わなければならない事が言えるだろうか?
その勇気が僕に?
先生に頭を下げた。
「先日はすみませんでした。一からやり直します。
改めて 僕に音楽を教えてください!」
違う、違う、本当に言いたいのは・・。
先生は僕をじっと見つめておもむろに口を開いた。
「つまり、お前は俺の持ってる最良のものをよこせ、と言っているわけだ、
ところで・・それと引き換えに、お前は何を与えてくれるって言うんだ?」
酔っ払った勢いでアルキビアデスは饗宴に乱入した。
このときの僕は、それに近い状態だったのかもしれない。
あ!と思った瞬間にはポロリ、と言葉がこぼれ落ちていた。
「ぼ・僕自身・・ではだめですか!?」
先生が片眉をピク、と上げる。
「先生は直樹さんと・・!」
ぜいぜいと息が切れる。
「・・倉庫で・・直・・直美さん・・と・・。」
俯いて必死に言葉を搾り出す・・。
たぶん顔は真っ赤になっていただろう、
上気しているのが自分でもよくわかった。
「見ていたのか。」
「ハ・・ィ・・。」
先生が立ち上がり、近づいて来るのが気配がする。
体中の血がゴーゴーと音を立てて流れ、膝ががくがくして・・
ぶっ倒れそうだ。
頭の上で声がする。
「なりたいのか・・直美のように・・?」
「ハ・・イ・・僕は・・せんせいが・・すき・・です・・・。」
言えた!・・言えた・言えた・言えた・言えた!!
勢いでグ!としがみついた。
心臓が早鐘のように打ち、呼吸が荒くなって汗さえ浮かんで・・。
「せんせいが、すき・・。」
その言葉の甘美な響きが体中を駆け巡って、頭がクラクラする。
先生はその僕の顎をクイ、と持ち上げ、
「バカヤロウ・・。」
そう言って・・唇を重ねた。
ファーストキスだった。

続く




山崎アカリ(12月26日(火)03時38分53秒)
アニト様、先輩奴隷の皆様、
このページを御覧になっている多くの皆様方、
アカリでございます。m(_ _)m
★アニト様
遅ればせながら、メリークリスマスと申し上げます。
そしてもうすぐ千年紀の終りを迎えます。
次の千年、一体何が起こるのでしょう。
過ぎた千年を振り返り見るとき、
そのあまりの巨大な変化に愕然とせざるを得ません・・
とまあ・・大げさな話はさておくとしまして・・。
今年はこの「空想デート」に出会ったことが
わたしの一番大きな収穫かもしれません。
ちょうど人生の中間点を迎えたわたしにとって、
自分を整理しなおしてみる機会を与えられた事は、
ちょうど良い頃合だったと言えるでしょう。
おかげさまで随分、色々な事がすっきりと見えてきました。
ありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いします。
★数値フェチっ娘様
世の中には逃げ切れるものとそうでないものがありますが、
何が不可能と言って自分自身から逃げ切る事は出来ません。
わたしは自分自身の性向に気がついたとき、
どうしてそれに正直になれなかったのか、
と今になって悔やんでいます。もう遅いのですが・・。
しかしどう考えてもあの時、
適切なアドバイスを送れる人がまわりにいた、とも思えません。
いた、とすればそれは先生、その人だけだったでしょう。
しかし自分の想いをぶつけてみるだけの勇気をもてなかった。
と言うよりわけがわからなかった、というのが正直なところです。
そう言うわけで今、こんな物語を書いているのですが、
目指すところは変態ジュニア小説、
あるいは変態教養小説(ビルドゥンクスロマン)ですね(^o^)。
★由衣美様
>まあ十代のうちに司馬氏の「花神」とかを読んでいれば、
>面白い勉強を見つけられた人の幸福は理解できるようになるかも。
>あとは「燃えよ剣」で「短くて太い生涯もいいかも」って思うか。
>エッチ部分も少ないからママも安心だオ。
>「新撰組血風録」はちょっとまずいけど。
あのう・・それはわたしたちの観点でして・・
「花神」や「燃えよ剣」には衆道こそ出て来ませんが・・
それなりにはそれなりです。
“こちら側”の観点からすれば
即刻、高校図書館からプラトンを追放すべきです。
ときめきまくりましたもの、わたし。
いえ、それで変態になったわけじゃないですよ、
元から変態だったのです\(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ。
わたしは十代のうちに“愛する”と言う事を覚えて欲しいのです。
言い換えれば自分より大切なものを持つ、と言う事ですね。
エロスの対象を持つ、と言っても宜しいかと。
(自分のために)勉強しなさい。(自分のために)努力しなさい。
そんな事をいくら言っても無駄です。
“自分”がしんどくなったらやめちゃいいますから。
でも“自分”が一番大事、と言うのでは
それこそ赤ん坊と一緒ではありませんか。
赤ちゃんは世界の中心は自分だ。と思ってるでしょう?
それでは大人にはなれません。
自分の限界を踏み越えて行けないからです。
ところがそこのところの流れが、せき止められ、
不自由になっているように見受けられるのです。
せっかく自然が人に
“愛する”と言う機能を与えてくれている、と言うのに、
愛(エロス)の力があって初めて人間は成長への力も湧く、と言うのに・・
それがなにか・・堰きとめられているのです。
可愛そうに、殻の中で死んでしまう雛鳥に似ています(;_;)。
>なんだかアカリさまに触発されて、
>わたしも「パソコンでエッチ絵は描かない」
>っていう禁を犯しちゃいそうになりつつあります。
描きましょうよ〜。
わたしの上に由衣美さんの部屋が出来たらうれしいナ。
それに必ずしもエッチ絵である必要も無いのでは?
「空想デート」の趣旨に沿っていれば良いのでしょう?
ところで、「初瀬」と言うのは軍艦から?
それで仰角(゚゜;)バキッ☆\(--;)
★権太様
>あれも結構、残酷な話でしたね。死人(死猫)とか良く出てくるし・・。
色んな意味で・・。
大島弓子さんはいつも幻想の世界のほうを絵にしますが、
それだけにそれを突き破って現実が突き出してきた時の残酷さは
恐ろしいものです。
モーツァルトの曲にヒョイ、と挿入される不協和音みたいに・・
あれにはゾクッとさせられます。
あの、ところでですね・・わたしに大大大先輩なんて言ってると、
綾乃さんやみずきさんやひろよさんや・・
ともかく大勢の皆さんに大が幾つあっても足りなくなりますよ。
そんな事を書いてると、わたしも「ゴン子ちゃぁ〜ん」
って書いちゃいますからね、やめましょうね。
★みずき様
ギレリスの最後の録音#31ですか・・
それは素晴らしそうですねぇ・・。
わたしの持つ彼の晩年の録音はブラ−ムスの協奏曲なのです。
本当に美しい音になって、若い頃の
“鋼鉄のタッチ”と言うのとは随分変ったなあ、と思います。
ブラ2のほうはバックハウス、ポリーニなど並み居る名盤があり、
ちょっとギレリスも旗色悪しですが、一番はいつも彼のものを聴きます。
>ギレリスって#32が見当たらないの。
もしや・・録音し残してしまったのでしょうか。
W・バックハウスは2度目のステレオ版の全集で、
あろう事か#29、ハンマークラヴィーアを残してしまい、
なんとも残念な思いをさせられたものですが、
ギレリスもちょっと慎重すぎるんじゃあないかなあ・・
とは思っていたのです。
死も68でしたからちょっと 早かったですし・・
本人もまだ死ぬ気は無かったのではないか知ら。
ところで32番、グルダのが良いと思うのですが、
みずきさんはいかがですか?
第一楽章の展開部をちょっとお得意のジャズ調に処理して、聴かせます。
彼のベートーヴェンではこれが一番好きですね。
で、こんなお話のできるみずきさんの作品が、
大被虐女装奴隷化小説なのも相当にシュールなような気が・・(^_^;)。
いえ、私はもう大好きで、
瑞希ちゃんに毎回感情移入しちゃってますけれど・・。
わたし痛いのも結構好きなのです。
といってもお尻が限界。
血を見るところまで行くと、サァ−ッと引いちゃいます。
もちろん羞恥系は大好きです。
見られながらされるシチュエーションにはすごく憧れるんです。
やっぱりσ(^^)シュール?
★綾乃様
>でも、「智・・」は一体いつ終わるのか、続けられるのかも分りません。
あ、あの・・すみません、
今のところで止められるのは生殺し、と言うのです。
たまりません、お願いですからじらさないで・・。
>物語の中で、3日間悩み、オナニーし、そしてついに告白するアカリさん、
嘗て、オナニーするときに
先生の手で愛撫される事を夢想している自分に気がついたとき、
わたしは愕然としたものです。
自分が“変態”であると事に気がつくのは、なかなか辛い事でした。
そのときに、もう逃げられなかったのです、本当は。
なのにわたしは逃げてしまった。
と言うよりどうすれば良いのかまるで分からなかった。
だってこんな事、誰に相談できます?
そう言うわけでその後のわたしの人生は、他にも原因はありますが、
かなりハチャメチャな経路をたどる事になりました。
自分が把握できなかったからです。
今になって、もしかしたらこういう風に生きられたかもしれない、
と思うわけですが、それは何とかかんとか
わたしが“大人”と言うものになりおおせたからで、
そんな事、当時のわたしにわかるわけはありません。
だからもし、当時のわたしと同じような悩みを持っている
中学生なり、高校生がいたとして、
そう言う人にわたしの物語を読んでもらいたいな、と思っているのです。
もし、わたしの書くエッチシーンに感じるとすれば、
それはもう相当程度に“変態”なわけですから、観念しなさい。
で、こう言う生き方もあるよ・・と。
あなたがもし、好きになるほどの人ならば、
一度自分の想いをぶつけてみてはどうですか?と。
抱いてもらえるかどうか、それは問題ではありません。
ただ、今時まっとうな人ならば
あなたに石を投げつけるような事はまずしないと思いますよ、と。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
イブの夜、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。
素晴らしい一夜をお持ちになった方も居られることでしょう。
よく考えてみればいささか罰当たりのような気がしないでも無い、
我が国の風俗ですが、イエス様は笑って許してくださるようにも思えます。
神様は・・大激怒((C)由衣美さん)でしょうが・・。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
「失われた時の彼方へ」
●第4章-(雅) 第4話
薄暗い社会科準備室のパーテーションの中での、初めてのキス。
最初は唇を合わせただけだったけど、
すぐに先生の舌が僕の唇を割って侵入してきた。
キスのやり方なんて全然知らなかったから、
ちょっと驚いたけれど、すぐに受け入れていた。
そして恐る恐る・・僕も舌を差し入れて行く。
タバコの匂いのする、苦い、先生の口の味。
鼻腔が大人の匂いで充満した。
唇を離してから先生は僕の顔を両手で支え、
じっと目の中を覗き込んでいた。
不思議な目の色だった。
いつもはメガネに邪魔されてわからなかったけど、
この人はこんな深い目の色をしていたんだ。
今、すぐに抱いて欲しかった。
でも、そんな危険を犯せない事もよくわかっていた。
あの時の直・美さんの姿が頭をよぎって・・思わず膝をついた。
「しゃぶりたいのか・・?」
「ハ・・イ・・。」
消え入りそうな声で答える。
「良い娘だなアカリは。」
先生はくしゃくしゃ、と頭を撫でてくれた。
「アカリ?」
「女の時は・・アキラだからアカリ・・それでいいだろう。」
言葉を頭の中で反芻する。
ユカリ・妹と本当の姉妹になったような、そんな気がした。
「アカリ・・わたしはアカリ・・。」
ジッパーを下げ、中からペニスを引き出す・・
大きい・・くどいようだが、僕等とは勝負にならないそれ。
恐る恐る・・口を近づけていく。
先端に触れて・・ちょっとしょっぱい・・オシッコの味だな・・
と思いつつ亀頭部分を含んでいく。
やっぱり大きすぎて半分ぐらいまでしか口に入らない。
でもAVの見よう見真似で何とかそれらしくしようと努力する。
チュ!チュパ・・チャプ・・
先生の苦笑が頭の上から聞こえてきた。
スポン、と抜き取られ、抱き上げられる。
「気にするな、おいおい仕込んでやる。」
「はい・・。」
先生の胸に顔を寄せ、赤くなって答える。
僕は恥ずかしながらチビのほうだ。
クラスで前から五番目ぐらい・・
しかし中二の男子をひょいと抱き上げるとは細身の割に力がある。
そして そのままデスクへと連れて行かれ、
いきなりズボンとパンツを下ろされた。
僕の屹立したペニスがむき出しにされ、思わず顔を被ってしまう。
「可愛いオチンチンだな子供以上、大人未満、か。」
先端を弄びながら先生が言う。
「俺がやってやる、実地教育だな。このままじゃ切ないだろう?」
そう言って僕のものを含んでくれた。
皮を全部めくり上げられ、舌が亀頭を愛撫して
左手で根元を抑え、右手で袋を転がす。
フェラチオされるのなんかもちろん初めてだったから、
もう、それだけでメチャクチャに興奮してしまった・・
その上・・先生が・・僕のペニスを・・
そう考えるともう気が遠くなるほど・・。
「ああ、ああ・・先生・・愛してます・・愛してます・・。」
小声で囁く。
あっという間に追い込まれて・・果てた。
午後の授業は、ぼんやりと過ごした。
幸福感が全身を浸して夢見心地だった。
フェラチオの練習しなきゃな・・なんて考えが頭の中を行ったり来たり。
うっかり口がその形になったりしないよう、
気をつけなきゃならなかった。
オケラの練習にも顔を出した。
みんながホッとした顔で迎えてくれる。
「迷いの雲はぁ晴れたかい?」
斎藤さんが芝居のような口調で言った。
音楽堂の中央の、いつもの位置に・・先生が・・
意識するまい、するまい、と思っても
どうしてもそちらに目が行ってしまう。
指揮者の方に無理やり視線を引き剥がさなくちゃならなかった。
そして・・ 小田川さんがタクトを振り下ろす。
それから、先生のマンションに通うようになった。
最初のころの驚きをなんと言ったら良いだろう。
そこには全然、僕の知らない世界があった。
これほど色んな演奏家や作曲家、
そればかりでなく無名の詩人や庶民、
ありとあらゆる人々が歌い、演奏し、演じてきた、
その大きな大きな集積が音楽だった。
僕が知ってるものはそのホンの一部、欠片のようなものにすぎなかった。
突然僕の前に扉が開かれて、
そこには世界という名の広大な空間が広がっている。
そのマンションで、僕は抱かれた。
目の前にセーラー服が置かれている。
僕・・は硬直してしまった。
カアッと耳が熱くなって眩暈がした。
「どうした、直美みたいになりたいんだろう?」
「そう・・です・・。」
「じゃあ着るんだ。」
そう言われ、仕方なく服を脱いでいく。
それくらいは・・と思うのだけれど、
目の前のこの服を着て、女の子として・・と思うと、
そうしたい、そうなりたい、と切望しているのに、手が震えた。
ギク、シャクとシャツをを脱ぎ、ズボンを下ろして、
ブリーフも脱ぎ捨てて、全裸になった。
もうペニスは興奮しきってカチンカチンになっている。
「おいおい、そんな調子じゃあパンティだけで出ちまうぞ。」
と言われたが、本当にそうなりそうだ。
それほどこの服、うちの中等部の制服は僕にとって刺激的だった。
「しょうがない、ちょっと来い。」
僕は全裸のままソファの先生の前へ、おずおずと進み出る。
ぐい、と腕を引っ張られて、いきなり口を吸われた。
「う・む・・ム・ム・ムン〜ムゥ・・うん〜ム・・。」
そして先生の手がペニスに添えられる。
「ム・ム〜むン〜〜ン・ムン・・あン・・ア・アァ〜〜ァァ・・ァ〜〜!」
ペニスをカチカチにして、
期待でもう、すっかり興奮しきっていた僕は、
たちまち先生の手の中で果ててしまった。そして、
「ほら、舐めてみろ。」
ドロリ・・先生の手についた自分の精液・・。
相当の思い切りが必要だった。
目を閉じ、自分は女だ、女の娘なんだ、と言い聞かせる事で、
かろうじて口を寄せていく・・。
青臭く、ちょっとしょっぱいその味。
先生の指を舐めて綺麗にする・・
そう言う気持ちになったとき、やっと抵抗感がなくなっていた。
「よし、えらいぞ。」
額に接吻されて目を開けた。
ホワア、とした陶酔感が体を包む。
そして、セーラー服を身につけた。
ブラジャーは初めてだったので苦労する。
結局、先生に手伝ってもらってようやくホックを止める事が出来た。
スカートを穿き、上着をかぶってスカーフをキュ!と止める。
ドキドキと心臓の鼓動が感じられる。
白いソックス、そして軽いお化粧・・
これまた先生のお世話になってしまった。
それからウィッグをかぶって・・鏡の前に立つ。
アカリがそこにいた。
今、生まれたばかりの少女、僕・・いや・・わたし・・
アカリがそこに・・ キョトン、と驚いたような目をして立っている。
うれしさで、涙が・・
結局、泣き虫アキラは、泣き虫アカリにしかなれなかった。
けれど、ああ、僕はずうっとこうなりたいと思ってた。
これが本当のわたしだ。
そう言う確信が自然と体の内から湧きあがって来て・・。
別に特別可愛いい、とか
見違える、とかは言うことは全然無かったけれど、
そんなこと、どうでも良かった。
わたしが“わたしだ”と言える、感じられることの幸福が
しみじみと全身を浸して行った。
思わず先生に抱きついてしまった。
「ありがとう・・ありがとうございます・・先生・・!」
涙がせっかく化粧したばかりの顔を
めちゃくちゃにしてしまうのは分っていたけれど、
溢れ出す熱い流れを止める事が出来ない。
まるで長年塞き止められて来たものが一気に溢れ出したかのようだった。
そして自分から先生の唇を求めた。
首に手を巻きつけ、情熱的に吸い付いて行く。
そして先生もそれに応えてくれた。
そして唇を離すと、あの深い目で化粧のくずれたわたしの顔を見つめ・・
「ゥン・・いい顔になった。」

と言った。
続く




アニト(12月26日(火)23時12分47秒)
山崎アカリさん、こんばんは。
うれしい言葉をありがとう。
わたしもたくさんの人と知り合うことができた有意義な1年でした。
これからはアカリさんが得た知識・技術・経験などを
書き込みをしてくれるみなさんやまだ見ぬ書き手さん、
そして子供たちに愛情込めて伝えていきましょう。
「好きなこと」を楽しく一生懸命する、これがなによりですね。

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