梓(7月25日(火)01時26分00秒)
アニト様、皆様、初めまして。
興奮の極致を味わせて戴ける、
常連の方々の素晴らしい構成と圧倒的な筆力。
いつ拝見しても、すぐ濡れてくるほど、興奮させられます。
そして、アニト様の適切なアドバイスと調教?
心は女になれても、容姿はとても・・・、と思う私などは、
いつもROMのみに徹していたわけです。
しかし、空想の羽根を広げる自由は、誰にでもあると思い立ち、
拙いながらも淫らな空想をしてしまいました。
皆様の文章には、足下にも及びませんので、
つまらないとお思いになれば、いつでも削除して下さい。
*****
初めての人

仕事で3日間の出張をすることになった時のことです。
その仕事というのは、かなりの機材を持って、あちこちを回って、
機械の試験をしてくることでした。
そしてその出張のために、
運送会社から運転手付きでワゴン車をチャーターしました。
出張の初日、私と運転手さんの二人は、必要な器材を車に積み込むと、
雲行きが怪しくなりつつある空を気にしながら、
二人きりの旅に出発しました。
最初の目的地に到着し、試験準備を終えた頃、
心配していた雪がちらつき始めたのです。
しかし途中で試験を終わる訳にはいかず、
これ以上激しい雪にならないよう祈りながら、
必死で必要なデータを測定していました。
その時、何時の間に車から降りてきたのか、
運転手さんが私を傘で覆ってくれました。
そんな運転手さんの優しい心に励まされながら、
ようやく野外での試験を終え、ヒーターの効いた車に飛び込むと、
運転手の彼が私の手を包み込むようにして、
冷えた指を解きほぐしながら温めてくれたのです。
その心地よさに酔っていると、
突然私の体は彼の胸の中に抱きしめられました。
いきなりの事だったので、抵抗する暇もなかったのですが、
変なことをされるどころか、彼の両手は私の背中をさすって、
芯まで冷えた身体を温めてくれていたのです。
私はどきどきしながらも、彼の胸の暖かさに心地よいものを感じていました。
野外で試験を行っている私を見つめる、彼の優しい眼差し。
そして、寒さを解かせてくれるような、親切で包容力を持った彼に助けられ、
ようやく予定の仕事を全て片付けることが出来、
明日は帰るだけという日の夜。
私はとてもいい運転手さんに当たったことを感謝して、彼を飲みに誘いました。
今夜泊まるホテルの近くの店に二人で入り、差しつ差されつしながら、
私は今回の出張が無事終えられるお礼を言いました。
「この出張で、貴方みたいな人とご一緒できて、とても感謝しています。」
「いいえ、こちらこそご一緒できて良かったですよ。
でもこんな私でも、何かのお役に立てましたか?」
「役に立つどころか、予定通り仕事が終えられたのは、貴方のおかげですよ。」
そして私は、冷えた手を温めてくれた時のことを思い出していました。
「あの時、手を温めて戴いて、とても嬉しかったです。」
「こんな手で良ければ、いつでも温めてあげますよ。」
そう言うと彼は、そっと私の手の上に重ねてきました。
私は再びドキドキしながらも、
彼の手の温かさをいつまでも感じていたいと思いました。
しかし、飲み屋の店の中ということもあり、
彼は重ねた手を退いてしまいました。
私も周りの視線が気になりだしたので、これで満足という気持ちでした。
やがてほろ酔い気分になったところで、ホテルへと戻り
私の部屋の前で、ホテルの通路に誰もいないことを確かめると、
彼は先程果たせなかったことを果たすかのように、
私の両手を彼の両手ですっぽり包み込んでくれたのです。
私はそんな彼の行為を笑顔で迎えようと顔を上げると、
彼の唇がいきなり重なってきました。
あまりのことにびっくりして、
彼の手を振りきるようにして、部屋の中に逃げ込んでしまいました。
初めて受ける男性からのキスに、
私は顔を真っ赤にしながらベッドに横たわり、
心臓の鼓動が静まるのを待ちました。
脈拍が徐々に正常に戻ってくると、
先程私のとった行動が彼を傷つけたのではと思い始めました。
そして、折角ここまで仲良くやって来たのに、
こんな気持ちのままで終えるのはいやだと思い、
電話を取ると、思い切って彼の部屋の番号を押しました。
「あの・・・、さっきはごめんなさい・・・。びっくりしたもので・・・。」
「とんでもない! こちらこそ失礼なことをして、大変申し訳ありません。
お詫びのつもりでビールでも買ってきますので、
よろしかったら、こちらの部屋で飲み直しませんか。」
「・・・・・・、はい・・・、それじゃ後で伺います。」
私は彼と仲直りがしたかったので、
少し戸惑いながらも誘いを受け入れていました。
そして正直言って、不思議な気持ちにもなりかけていたのです。
シャワーで身を清め、何か自分でも分からない思いを抱いたまま、
彼の部屋の前に立つと、ノックをする前にドアが開き、
中に導き入れられてしまいました。
「さっきは驚かせて、本当にすみませんでした。」
いかにも申し訳なさそうな彼の顔を見て、
全てを許す気持ちになってしまいました。
「初めてのことで、ちょっとびっくりしただけです。許してあげます。」
私がそう言うと、彼に笑顔が戻って、
ちょっと照れながらビールを差し出しました。
「言い訳になるかも知れないけど・・・、
最初見た時、可愛い人だなと思って・・・。
それで・・、これでもう最後だと思うと、つい抑えきれなくて・・・・。」
”えっ・・・、可愛い??”
しどろもどろになりながら言い訳する彼の言葉の中に、
今まで言われたことが無い単語がありました。
「童顔」だと言われたことはあっても、
男性から「可愛い」と言われたのは、生まれて初めてのことだったのです。
私は、そんな彼の言葉を、冗談を受け流すようにしようと思ったのですが、
彼の眼差しは、質の悪い冗談ではないことを物語っていました。
そのことを態度で示すため、
彼は私の片手を取ると、もう一方の手で私の顎を支えました。
”あっ・・・、だめっ・・・”
私は彼が何をしようとしているのか、はっきり感じとっていました。
その時私は、自分でも信じられない行動をとっていたのです。
そう、彼の唇が近づいてくるのを感じ取ると、
彼に身を任すように、自然と目を閉じていたのです。

(長くなりそうなので、今日はこのへんで・・・)




アニト(7月27日(木)00時26分21秒)
梓さん、はじめまして。
空想すること・空想ができること。
これは梓さんが健全な人間である証拠です。
人は完全ではないから空想をするのです。
容姿についても、純女さんであってさえ、
鼻が低い、背が高い、オッパイが小さい、太っているなどなど
抱えきれないほどの悩みを抱えています。
それらコンプレックスを吹き飛ばせる
大きくて正直な心を持った女性が一番美しく見えるものです。
これからも遠慮することなくどんどん書き込んでくださいね。




梓(7月27日(木)01時00分10秒)
アニト様、皆々様、こんばんは。
みずき様、綾乃様、ユウキ様、暖かいご声援有り難うございます。
あの様な拙い文面を受け入れて下さり、勇気が出てきました。
お言葉に甘えて、続きを書かせて頂きます。
初めての人 その2
先程のキスは一瞬の出来事。
しかし今度のは、彼を受け入れたことを示す口付けでした。
今まで女性とのキスは、何度かあるものの、
男性とこういう形でキスするとは、思っても見なかったことだけに、
感じたことのない震えが走りました。
彼のキスはあくまでも優しく、
お互いの唇の感触を味わっただけで離れていきました。
”あっ・・・・”
私は少し物足りなさを感じたのですが、
この程度でよかった、とも思いました。
何となく照れくさくて、彼の顔を正面から見られない私に向かって、
ビールを飲み干し、ベッドに腰掛けた彼は、一言いいました。
「おいで・・・」
私は一瞬躊躇った後、
何か吹っ切れたように、彼の腕の中に身体を預けていきました。
彼にベッドの上に仰向けで組み敷かれ、
先程と打って替わって激しく唇を奪われていました。
そして、彼の舌が私の唇を割り開き、
私の舌先に触れた途端、頭の先まで電流が走り抜け、
気が付くと私の舌も彼の舌に絡みついていたのです。
その時、無我夢中で何かに縋り付くように、
私の手は彼の背中に廻っていました。
息が詰まるかと思うほど、激しく長い口付けから、
やっと解放されたと思う間もなく、
今度は彼の手が、徐々に私の下半身に移っていくのが分かりました。
極度の興奮状態に包まれている私の股間部は、
すでに痛いほどズボンを押し上げています。
そのことを彼に知られるのが恥ずかしかったのですが、
彼の手を押し止めることは出来ませんでした。
そして彼は、まるで赤子をあやすように、
ズボンの上から膨らみを優しく愛撫するのです。
”うっ・・・、そ・・そんなこと、されたら・・・”
さらに、的確に男の急所を責める彼のテクニックによって、
”だ・・だめ・・・、いってしまう・・・・”
そう思った途端、彼の手がすっと離れていってしまいました。
「まだ、これからだよ。」
彼はそう言うと、今度は背中の中心線に沿って、
指を下方に向かって滑らせ始めたのです。
”あっ・・・あっ・・・、なに・・・これ・・・・”
私は、他の人の指が背中を這うという、未知の感覚に戸惑いを覚えました。
一旦、背中とお尻の境目で停止した指は、ゆっくりと狙いを定めたように、
お尻の割れ目に潜り込むようにして、
這うようなスピードで徐々に中心に近づいていきます。
”あっ!! 来る・・・来る・・・来るっ・・・・”
私は今にも声を洩らせてしまいそうな感覚に襲われ、
必死になって彼にしがみつきました。
しかし、後僅かでお尻の中心の穴に達するという所で、
指は今来た道を引き返し始めました。
私が息を詰めてその時を待っていたのに、指が離れていくのを感じ、
ほっと一息ついたその瞬間、彼の指は一気に私の中心に触れました。
「あっ・・!!」
今まで堪えていた声が、思わず出てしまっていました。
「おや・・・、君はこんな所が感じるのかな・・・。」
そんな彼の言葉に、
私は知られてはならない秘密を暴かれたようで、真っ赤になっていました。
そう・・・、特異体質の私は、お尻がとても感じてしまうのです。
アヌスだけでなく、その入り口の周辺や、お尻の肉までもが・・・。
そして、密かに指を入れて(第一関節までですけど)、
一人自慰に耽ることがあったのです。
しかし、こんな排泄器官を触って感じるなんて・・・、
ましてや、出すところに指を入れて感じるなんて・・・、男のくせに・・・。
私って変態なのかも知れない。
そんな悩みを、今までずっと抱えていて、
人には絶対知られてはならないことなのです。
それを彼に知られてしまった・・・。
もう、だめ・・・、彼に嫌われる。
そんな思いが頭を駆けめぐっていました。
しかし、その後彼の口から出た言葉は、とんでもないものでした。
「それじゃ、ズボンの上からじゃ物足りないだろう?」
そう言うと、私のベルト緩め、下着ごとズボンが剥ぎ取られてしまいました。
「やめて下さい! ・・・・・は・・恥ずかしいです・・・」
でもせいぜい口で抗うだけで、身体に力が入る状態ではありませんでした。
「大丈夫、もっと気持ちよくしてあげるだけだから・・・」
そう言うと彼は、私を抱きしめ、再び唇を押し当ててきました。
彼の口付けのテクニックに、すっかり酔ってしまっていた私は、
何の抵抗も無く唇を預けてしまいました。
私が無抵抗であることに気を良くしてか、
彼の手は何も覆うものの無い、私の裸のお尻を弄くり始めました。
”あっ! そんなところ・・・、感じてはだめ・・・、声を出しては・・・・”
私は感じていることを悟られまいとして、必死に声を堪えました。
そんな私を見抜いているかのように、彼の指は先程ズボン越しでさえも
声を漏らせてしまうほど敏感な中心部を、正確に貫きました。
「あうっ!!・・・」
あれほど声を出さないよう、固く心に誓っていたのに、
彼のたった一本の指だけで、
私の決意はいともたやすく崩れてしまったのです。
たった、一突き・・・
それだけで、官能の扉を押し開かれてしまった私は、
それからの彼の指の動きに翻弄され続けることになってしまったのです。
「くっふ!・・・、んんっ!・・・・、はんっ!・・・・・」
まだ、第一関節までしか私の中に埋まっていないのに、
彼の指が蠢く度、柔肉の裏壁が擦られる度、
私の口からは歓びを噛みしめる声が洩れていました。
一体どれほどの時間が経ったのか、いつの間にか彼にしがみつき、
自分の指を咬みながら、襲い来る淫蕩の嵐に耐えている私がいました。
その時、信じられないことが起こったのです。
私の首筋や背中を這っていた彼のもう片方の手が、
膨張の極致に達している私の股間の物を、ゆっくり扱き始めたのです。
「あっ! あっっ!! や・・やめて・・・くだ・・さい・・・」
アヌスを弄られているだけでも耐え切れそうにないのに、
さらに男としての快楽を呼び起こそうというのです。
「しいっ!・・・・、あまり声を出すと、他の部屋まで聞こえてしまうよ。」
彼のそんな言葉に、ふと我に返りました。
そう、ここは地方の安いビジネスホテル。
隣の部屋とを仕切る薄い壁は、
淫らに喘ぐ私の声を防ぐことが出来ないかも知れないのです。
私は慌てて唇を噛みしめ、必死に声を抑えました。
しかし、そんな私の姿を見て、彼の指の動きは益々激しさを増しました。
”だめっ! だめえっ!! そんなにされたら、声が出てしまうぅぅ・・・・”
私の無言の抗議にも関わらず、
いえ、それだからこそ一層に私を責め立てます。
”そんな・・・・そんな・・・・・、もう、だめ・・・・、だめえぇぇぇ・・・・!!”
「だめっ!! いくっっ!! いくうぅぅぅぅぅ!!!・・・・・・」
ついに耐えきれなくなった私は、
最後の声と共に、大量の白濁液を撒き散らせていたのです。
恥ずかしい・・・、たまらなく恥ずかしい。
それが私の本当の気持ちでした。
男同士なのに・・・・、アヌスに指を入れられて・・・感じるなんて・・・・。
しかも、あんな恥ずかしい声まで聞かれてしまって・・・・。
まるで・・・女みたいに・・・・・。
そして・・・・そして・・・、イカされてしまうなんて・・・・。
私は居ても立っても居られずに、彼の部屋を飛び出し、
自分の部屋のベッドに潜り込み、溢れる涙に身を任せていたのです。
そしてその時の涙が、
彼の目の前で晒した醜態に対するものであると同時に、
呼び起こされたより深い快楽に溺れゆく、
自分自身に対するものであることに、
気付いてはいませんでした。

(今日のところは、このへんで・・・)




アニト(7月27日(木)23時33分39秒)
梓さん、こんばんは。
ご自分の願望や体験を多くの人に知ってもらい、
それによってお友達の広げていく、これが『空想デート』です。
ですから、うまいヘタは関係なく、読みやすいことが一番です。
ほら、梓さんの物語を読んで多くの人が声をかけてくれたでしょ。
書くことに慣れたら、今度は梓さんが声をかけてあげてください。
まだ見ぬお友達はたくさんいます。




梓(7月29日(土)21時30分38秒)
アニト様、こんばんは。
勇気が出てきます。有り難うございます。
綾乃様、思いっきり甘えさせていただいて、続編です。
でも、皆様の投稿量の凄さ・・・、たじたじです。
初めての人 その3
出張から戻って3日目のこと。
運送会社からの電話だと言うことで、その電話に出てみると、彼の声。
一瞬にしてあの時のことが蘇り、心臓の鼓動は速くなるばかり。
周りの人に気付かれないようにと、
極力平静を装って応対をしていたのですが、
彼の用件はあっさりにも、「出張の精算をお願いします」とのこと。
幾分か気落ちし、しかし大きな安堵感で、終業後私は費用明細を持って、
彼が指定したOホテルにある喫茶店へ向かいました。
彼との最後の夜、恥かしさと共に、アヌスに入れられた指で、
これまで感じたことが無いほどの大きな歓びに包まれたことを、
私は自覚していました。
それは、男であれば本来味わうことが無いはずの、
禁断の快楽でもあったのです。
そしてあの時、あのまま彼に身を委ねていれば、
最後の一線までも越えてしまっていたかも知れません。
それを知ってみたいという気持ちと、
もし禁断の扉を最後まで開いてしまったら、
もう後には引き返せない、そんな心の葛藤が渦巻いていたのです。
結局あの夜は、なんとか踏み止まることが出来たおかげで、
これからも平穏な男として生活が送れる・・・・。
私は、そんな安堵感に浸ることが出来ていたのです。
彼の甘美な罠に掛かるまでは・・・・・。
「こんな所まで呼び出して、申し訳ありません。」
待ち合わせの店に入ると、例の運転手さんが声をかけてきました。
二人で席について、飲み物を注文すると、
早速彼は経費の明細を取り出し、私に説明を始めました。
一通りの説明が終わったところで、
伝票類の確認の為、それらをテーブルに広げようとして、
「こんな場所で、金額の確認はまずいですかね?」
彼は私の顔を覗き込むように尋ねました。
確かに、会社費用の金額を、
他人に聞かれそうな場所で話するのは良くないと思い、
「そうですね、どこか他の場所のほうが・・・・」
「それじゃ、部屋に行きましょうか。その方が都合が良いと思いますよ。
実は、明日の仕事の都合で、ここに泊まることになっていて、
部屋を予約しているのですよ。」
彼が事務的に淡々としているので、
それほど警戒すること無しに、彼に頷いてしまいました。
彼が予約している部屋に入っても、二人っきりであることに無関心なように、
机に伝票を並べて、私が一つ一つチェックするのを、辛抱強く待っていました。
ようやく、全ての経費の明細がまとまると、
「今日の仕事は終わった訳ですから、一杯くらいはいいでしょう?」
彼は冷蔵庫から缶ビールを取り出しながら言いました。
私も喉が乾いていたので、彼の好意に素直に甘えることにしました。
そして、たわいのない雑談を交わして、二本目のビールになった頃、
「ところで・・・・、お尻の具合は、どうですか?」
私は、彼の言葉にハッとして、思わず俯いてしまいました。
「この前は、あんなに歓んでくれて、本当に可愛い人だ。
貴方の素直な気持ちを聞かせてほしいな・・・。
どう? 気持ちよかった?」
気持ちよかったかと尋ねられても、
「はい」などと答えられるはずもありません。
「何も答えられないところを見ると、図星のようですね。」
彼は、自分自身でも気付かない、私の本当の姿を見抜いているのです。
彼は私の手を取ると、ゆっくり彼の胸に引き寄せます。
「きょ・・・、今日は・・・・・」
彼に触れられると、拒否の言葉が1/10も出てこないのです。
「今日は何ですか? もっと気持ちよくなりたいのかな?」
「ち・・・、違うんです・・・。もう・・・、これ以上・・・・」
それだけ言うのがやっとでした。
「これ以上のことが知りたいんだね。今日こそは全てを教えてあげるよ。」
私をその胸に抱きしめて、彼はそう言いながら、唇を近づけてきました。
”ああ・・・・、だめ・・・・、彼を・・拒めない・・・・”
これ以上の深みに填るまいという決心が、徐々に崩れ去るのが分かりました。
そして彼の息が私にかかると、
私は抵抗をあきらめ、静かに目を閉じたのです。
拒絶する心の壁が一枚剥がれる度、
彼の口付けは、より甘美なものになっていきます。
そして、彼の舌を受け入れ、お互いの舌を絡め、吸い合い・・・・
やがては、彼から流し込まれた唾液すらも、
喉を鳴らして飲み込んでしまったのです。
彼の唇に酔い、私の体には、未知の快楽に対する恐れなのか、
震えまでが走っていました。
やがて、熱烈に愛し合う恋人同士の様な口付けを終えると、彼は言いました。
「さあ、脱いでごらん。」
私には、これから踏みだそうとしている道が分かっていました。
しかし、まるで彼の催眠術に掛かったかのように、
手は服のボタンを外し始めていたのです。
「ベッドの上に寝てごらん。 お尻を上に向けてね。」
”お尻を上に向けて・・・?? 彼に私のお尻を見られる・・・・?”
彼の目の前で全裸を晒け出してしまった私は、
恥ずかしさに身を震わせながら、彼の指示通り、ベッドに俯せました。
彼がベッドに近づいてきて、私の側に座ったのが感じられます。
そして、彼の視線を、背中に痛いほど感じます。
その視線は、徐々に下に移り、私のお尻の盛り上がりで固定されます。
身を固くしている私のお尻に、彼が手を添えて・・・
「ああぁっ・・・・!!」
いきなり、お尻の肉が左右に大きく開かれました。
”あああぁぁ・・・、見られている・・・私の・・・一番恥ずかしい部分を・・・・”
私のアヌスが、彼の視線で隈無く犯されているのです。
「ひっ!!・・・・、いっやあぁぁ・・・・・!!」
その時、突然頭の先まで電撃が走り抜けました。
彼の舌が、私のアヌスに押し当てられたのです。
”か・・彼に・・・、舐められている・・・・あんなところを・・・・”
私は、彼の舌使いに翻弄され続け、頭の中が真っ白になっていきました。
そして、再び・・・・
「ひぃぃ・・・!! だ・・・だめぇぇ・・・・・・」
彼の指が、いきなり入ってきたのです、それもきっちり根元まで。
たった一本の指で、身体中を支配された私は、
声を抑える努力など、とっくの昔に捨て去ったかのように、
自分自身の意志とは全く無関係に、泣き続けていました。

(長すぎるので、このへんで・・・)




アニト(7月29日(土)23時44分56秒)
梓さん、こんばんは。
3話書き込みをすればもうみんなお友達ですから安心してください。
みんなが梓さんの物語を心待ちにしていますよ。
今はまだ受け身一方の「私」ですが、
「お尻がとても感じてしまう」私の願望は何なのでしょう?。
そして彼にして欲しい本当のことは・・・?。
もちろんそれがしだい解き明かされていくのでしょう。
変わっていく「私」の行く末を楽しみにしています。




梓(8月1日(火)00時48分28秒)
アニト様、皆様、暖かい励まし、有り難うございます。
楽しみにして戴いていることに感謝して、第4段目を投稿させて戴きます。
塔Aニト様へ
毎回のお返事、とても、とても嬉しく思います。
あまり過度に期待されても困るのですが、頑張って続けさせて下さい。
唐ンずき様へ
「濡れ菊人形」で一気にファンとなりました。
素敵な文章の中に、濡れるほど淫らな描写が・・・、大好きです。
「いけないバカンス」も、すごいテンポで、ROMるのが追いつかないくらい。
これからも楽しみにしています。
塔ウキ様へ
>僕の作品の後半とシチュエーションがダブるかも。
何か怖いようで、でも、すごく楽しみです。
お手柔らかにお願いします。
嶋サ乃様へ
「お嬢様は男の子」、すっごく素敵な文章です。
じいやさんが可愛いくて、私も奉仕したくなってしまいます。
期待しています、じいやさんもね。
痘B奈様へ
「心温まるストーリィ」、そう言って戴けるだけで、胸きゅんです。
淫乱肉体捜査員 唯奈の物語、もっと、もっと、過激に続けて下さい。
こんな探偵に、一度なってみたいと思ってしまいます。 
盗白lフェチっ娘様へ
こちらこそ、初めまして。
楽しんで戴けて、勇気を出して書いた甲斐があります。
数々の統計、よくぞここまでと、感心してしまいます。
これからも、よろしくお願いいたします。
*****
初めての人 その4
「これほどまでに歓んでくれて、私も本当に嬉しいですよ。
おやぁ・・・、中から濡れてきたようだね。そろそろかな・・・・」
私は朦朧となりながらも、彼の言葉の意味を理解していました。
「あっ・・・・ああっ・・・、ほ・・・本当に・・・するんですか・・・・」
私は救いを求めるように、彼の目を見ました。
「初めてのようだけど、大丈夫だよ、心配することはない。
皆が一度は通る路だからね。・・・・女になるために・・・・」
『・・・・女になるために・・・・』この言葉が焼き付きました。
”男なのに、私、女にされてしまうんだ・・・・”
こんな思いが、私の中を駆け巡りました。
「さあ、肩で大きく息をしながら、ゆっくり力を抜いて・・・・」
”あああぁぁ・・・・、どうしょう・・・、このままでは・・・・”
私は、このまま最後まで行ってしまったら、この先どうなってしまうのか、
そんな不安と、『女にされる』という禁断の期待の狭間で、
大きく揺れ動いていました。
「あっっ!・・・・・・・」
そんな私のアヌスの中心に、
彼のものが押し当てられたのを、はっきり感じ取りました。
”だめっ・・・・だめ・・・・、怖い・・・・こわ・・・っ!!”
私の迷いを断ち切るかのように、彼の腰が私に向かって押し出されます。
「あっ!・・・あああぁぁぁっっ!!・・・・・・・、いっ・・・痛い!!!・・・」
彼によって、今まで経験したことがない大きさまで広げられ、
悲鳴を上げていました。
「我慢しろ・・・・・もう少し・・・・・」
「いっやあぁぁ!!・・・・・痛いっ! 痛いっっ!!」
それは激痛とも言えるほどの痛みでした。
”だめぇ・・・・・、裂けてしまう・・・・・”
そう思った瞬間、
ヌルッという感じで、先端の太くくびれた部分が入ってしまったのです。
「抜いてぇ・・・・・、抜いてぇ・・・・・・」
今にも破裂しそうな、じんじんした痛みに襲われ、懇願の声を上げました。
「ここまで入ったら、もう大丈夫。
もう少し我慢すれば、痛みも収まるから・・・」
”これが、処女を失う時の、破瓜の痛み??”
そんな痛みに必死に耐えている私には、彼の言葉も耳に入りません。
「いやぁ・・・だめぇぇ・・・・、ぬ・・・抜いてぇぇ・・・・・」
私の願いは虚しく響くだけで、
腰をがっしり押さえられている私には、逃げ出す術もありません。
しかし時間が経つにつれ、
彼の言う通り、不思議と痛みの度合いは徐々に薄れ、
我慢できないほどではなくなってきたのです。
「もう、いいね。」
「えっ・・・・??
・・・あっ・・・ああっ・・・ああああああぁぁぁぁっ・・・・・」
先程の指よりも、遙かに太く長いものが、
私の身体の中心目がけて、押し進んできたのです。
杭を打ち込まれた、そんな感じの凄まじい圧迫感でした。
そして、本来排出する機能しかない器官に、
外部から逆方向に挿入され、身体の内側から拡げられているという、
全く未知の感覚に支配されました。
それは私にとって、今まで感じていた快感とは異なる、
異質の感覚だったのです。
私が、痛みと共に、未知の体験に支配されている気持ちに襲われていると、
奥まで挿入されていたものを、ゆっくりと引き抜き始めました。
「ああっ・・ああっっ・・あああっ・・・・、
こんな・・・こんなぁぁ!!・・・・・」
なんという感覚なんでしょう。
内蔵がそっくりそのまま、外に引きずり出される・・・・、そんな感じでした。
そして、抜け落ちそうになると、また奥に向かって押し広げられ、
再び引きずり出される感覚に襲われる。
それの繰り返しでした。
気を抜いて、一息つく暇など全く無く、
ただただ、襲い来る未知の嵐に弄ばれるままでした。
そして私のお尻は、意志による束縛から離れ、
彼の動きに合わせるかのように、妖しく蠢いていたのです。
「んっ! うわぁぁぁ!!・・・・・・」
やがて、彼のものが一段と深く突き刺さったかと思うと、
腸壁に凄まじい飛沫を感じました。
彼の精子をたっぷり含んだ精液が、
私の身体の奥に向かって解き放たれた一瞬でした。
男性の射精を、身体の芯で感じられるのは、
女性しかいないと思っていたのに、
男の私が、それをはっきり感じてしまいました。
”あたし・・・あたし・・・、女にされてしまったの?・・・”
そして、一瞬思考回路までも、
女になってしまったような感覚に包まれていたのです。
彼のものが抜かれたアヌスから、精液がトロトロと溢れ出し、
それが腿を伝い落ちる時、彼にお尻の処女を捧げ、精液まで受け入れた、
そんな思いが、ひしひしとこみ上げてきて、思わず彼にしがみついていました。
「これで、君も女になったね。嬉しいだろう?
でもまだまだだから、これからじっくり仕込んであげるよ。」
”これから、じっくり仕込まれる・・・・”
私は、この言葉に狂おしい気持ちを駆り立てられてしまいました。
これが、快感と呼べるものかどうか、その時には分かりませんでしたが、
もう引き返せない世界に足を踏み入れてしまったこと・・・・、
そして、新たな官能の扉が開かれてしまったこと・・・・、
私はそのことをはっきり悟りながら、彼の胸に抱かれていったのです。

(『初めての人』は、一応終わりです。たぶん続編が・・・)




アニト(8月1日(火)23時57分00秒)
梓さん、こんばんは。
『初めての人』第一部?完結おめでとうございます。
とってもすばらしい物語でしたよ。
みんなにとって身近なテーマだっただけに共感があったのだと思います。
勇気を持って書き込みをし、そして完結を迎えた今のご気分はどうですか?。
書き込みをすることで楽しさが倍増する『空想デート』
この意味をわかっていただけたかと思います。
梓さんの心の中に生じた気持ちを大切にして、
これからもいろいろな物語に挑戦してみてください。

第2章「飼育されて」へ

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