私は21歳以上です。



 柔道女登場
 
その3 彼氏にインタビュー
                    
                     
作:放射朗
                                 
 
         3 彼氏にインタビュー


 え、おれ?確かにしばらく由利夏海とは付き合ってたよ。
 彼女の事が聞きたいの。 別にいいけど。

 あんまし話すこと無いぜ。
 でもあいつ絶対変態だよ。
 あんなのがなんで人気あんのかわかんねえよ。

 あいつにはひどい目に合わされたからなあ。
 それが聞きたいの?はじめから?

 あいつと付き合いだしたきっかけは、1年の夏の補修の時、帰りのバス停
で少し話したのがそれかな。

 あいつも俺の事気になってたって言うから、かわいいし、それじゃ付き合お
うよってなったんだ。

 俺も割ともてるなあ、なんて思っていたけど、あん時止めときゃよかったよ。
 本当。
 何度かボーリングやったりしてデートして、初めてAやったのが2ヵ月後の
あいつの部屋だったかな。
 その後すぐにBまでの関係になって、最後までやれるのも時間の問題なん
てわくわくしてたんだけど、最後まではなかなかやらしてくれないんだよね。

 女の本能かな。じらすのって。
 それでも11月の日曜日に俺の部屋でやれそうになったんだ。
 ちょうど家には誰もいなかったしこのチャンスを逃したら、まだしばらく
童貞だなって思って張り切ったよ。

 なあ、いいだろって迫ったら、いつもはつれないのにその日は感じが違ってた。
「最後までしたかったら、私と勝負してよ。私に勝ったら、私を自由にしていいよ」

 変な事言う奴だと思ったよ。
 柔道やってる事は聞いてたけど、だからといって女が男に勝てるわけ無い
じゃん。

 俺はそりゃ柔道はクラブではやってないけど、体育で習ってるから全く
の素人でもないし、わりと自信あったんだ。

 体育の授業の中でだけど、割と強いほうだったしね。

 だから俺に抱かれるのに何か口実が欲しいのかな、とその時は思った。
 別に口実なんか要らないのにね。

 いいけど、八畳間でも狭いぜって言ったら、膝立ちで組んで寝技勝負やろ
うって言われた。
 なるほど、寝技勝負なら抑えこんでそのまま服を剥ぎ取ればレイプみたい
で興奮するだろ。

 そうか、レイプみたいにやられたかったわけだって、俺は納得したんだ。
 俺はスケベ根性丸出しで、あそこは勃起しまくりで、あいつと組んだ。

 ようし、犯してやるぞ!ていうと、あいつは可愛い顔でにっこりしてた。
 始めって彼女が言って、でも勝負はあっという間だった。

 俺が押し倒そうとすると、あいつは俺を引っ張る形で後ろに倒れながら身
体をひねって、俺の左手を逆手にきめたんだ。

 俺は冗談のつもりだったから、それほど抵抗する事も無かった。
 まいった!って俺はすぐ叫んだよ。
 でもすぐに放すと思ったあいつが、ぐっと力を入れてきて、肩に激痛が
走った時はちょっとムカッと来たよ。

「おい。本気出すなよ。冗談だろ」
 俺の言葉を無視して、あいつは更に力を入れた。

「痛いよ。いいかげんにしろよ」

「何よ。私とセックスしたいんでしょ。本気出して私を犯して見なさいよ」

「わかった、今度は本気出すからとりあえず放せよ」
 俺は何とかこの変な女をなだめようとしたんだけど、一筋縄じゃいかなかった。

「放せよって何よ。あんた自分の立場わかってんの? 放してくださいでしょ」
 くいっと更にねじられて、俺の左肩は風前の灯って奴だった。

「わかった。放してください。お願いします」
 何で俺が自分の彼女に痛めつけられないといけないんだよ。


 情けなくてむかついたけど、下出にでる事にした。

「なんか放すのもったいないなー」
 あいつはそんな事言いながら俺のことをもてあそんだんだ。

 ぐっと力を入れては、俺が悲鳴をあげると緩めることを繰り返した。

 俺はだんだん腹が立ってきた。
 だってそうだろ。
 こっちは冗談のつもりで女だからって手加減してるのに、逆手に決めた手
を情容赦なく締め上げるんだぜ。

「わー。涙目になってる。泣きたかったら泣いていいよ。放してやんないけど」

 あいつのことは好きだったけど、そのときは殺意抱いたね。
 男を馬鹿にすんのもいいかげんにしろってね。

 それでもあいつはやっと力抜いてくれて、何とか腕は解かれたんだ。
 俺はかっとなって、振り向きざま殴りかかったよ。

 柔道じゃ負けるかもしれないが、本気の喧嘩なら勝てると思った。
 でもあいつはそんな俺の行動を予期してたんだろうな。
 あっさりかわして言ったよ。
 
「あ、やっと本気になったね。そうこなくちゃ」
 俺は本気であいつの顔を殴りかかったけど、なんていう技かな滑り込みみた
いにして足で挟み込む技。
 かにばさみだっけ?
 それで俺は足をはさまれて、前かがみに転ばされた。

 すぐに体勢を入れ替えて今度は足を俺の首に巻きつけてきた。
 ちょうどプロレスの首四の字固めみたいな感じだった。

 テレビで見た感じじゃあ大した技だとは思ってなかったけど、実際にやられ
るとすごい技なんだよ。あれ。
 首がぐっと圧迫されて、息はできるんだけど、思わず気が遠くなったよ。

「このまま絞め落としてやろうかなー」

 あいつは俺の頭を後ろからぐっと押さえつけたんだ。
 そのとたん首がぐっと絞まって頭に血がいかなくなるのがわかった。
 目の前が暗くなったよ。

「やめろ。勘弁してくれ」

「何言ってるのよ、女の子に本気で殴りかかったくせに」

「だっておまえが本気だせって言ったじゃないか。う、苦しいよ」

「勘弁して欲しかったら、ズボンとパンツ脱ぎなさいよ。一度男の子のオナニー
見たかったんだ」

 あいつはとんでもないこと言い出した。
 こいつサドだったんだってやっと気づいたよ、その時。

「わかった。脱ぐからあまり絞めるなよ」
 考えてみれば最初からズボンもパンツも脱ぐつもりだったんだ。

 状況は全然違ってるけどね。
 そう思って、自分を慰めながら脱いだんだ。

「わーちっこくなってる。さっきは大きくなってなのにね」
 いつの間に気付いてたんだろう。

「ほら、早く擦って大きくしなよ」

「こんな状況でたたねえよ」

「なんでもいいから早くしてよ。駄目なら落とすわよ」
 夏海は本気だったよ。
 俺の首に巻きついたあいつの足がくいっと締まって俺の意識は朦朧となって
いったしね。

 俺は仕方なく自分の物を握って刺激し始めた。
 女に負けた上に無理やり目の前でこんな事やらされるなんて、恥ずかしいし
悔しくて涙が出そうだったよ。

「少し大きくなったかな。でもまだちっこいね。やっぱり絞められてたらうま
くいかないのかな」
 あいつはそう言って足を解いた。

 横たわる俺の腰の側に来て興味深げに覗きこんだ。

 反撃しなかったのかって?
 その時は俺は下半身裸にされて、オナニーさせられてたんだぜ。

 悔しさもあったけど、反撃してもまた負けることは目に見えてたし、これ
以上負けて屈辱を味わうよりは、そのまま言いなりになるほうがましだと
思ったんだ。

 女に腕ずくで無理やり恥ずかしいことをさせられている状況はたまらな
かったけど、やってるうちに何かそれも快感かなって思い始めた。

 とにかくどんな状況でもあれを擦れば気持ちよくなるんだからね。

「そうそう。気分出てきたみたいね。一気に発射してね」

 夏海はわくわくした顔つきで見下ろしていたよ。
 あいつの顔にかけてやろうかと思った。
 そんなことを思いながらのフィニッシュだった。

 そん時はそれで終わったんだ。
 あいつはまだなんかしたかったみたいだけど、俺はそんな気力は残ってなかった。

 でも、あいつと別れようとはまだ思わなかった。
 何でかな。
あいつに一方的にやられるのも、慣れてくれば割と良いかもなんて思って
しまったからかな。
 とにかく次のデートの約束をした。

 次のデートは二人でスケート。

 その帰りなんだけど、暗くなってきたから寄り道せずに帰りたかった。
 あいつが寄ろうと言ってる公園は薄暗くて、今の時間はガラの悪い連中が
たむろしてる事が多かったから。

 でも、夏海は外でするのも刺激だよ、なんて、仮面ライダーのライダー
キックばりの必殺技を繰る出してきたんだ。

 こうなったら行かないわけにいかないじゃん。
 二人で薄暗い公園に入っていって、奥の方のベンチに座った。

 夏海は11月も半ばだって言うのにミニスカートだった。膝上10センチ
くらいかな。

 それほど過激なやつじゃなかったけど、でもスケートに行くのにミニスカート
は穿かないよね、普通。

 スケートは上手だったから、転んでパンツ丸見えなんて俺が期待したシーンは
見れなかったけど、、。

 それで、ベンチに座って夏海のスカートを少しずつずらせして、太ももをなで
てやった。
 もう少しで指先がパンツに届こうかというときに、数人の足音が聞こえてきた。

 いやな予感どおりに、不良たちだった。4人いたな。
 年齢は同じくらいか少し上。

一人は身長も180cmくらいで腕が太くいかにも強そうなやつだった。
 あと、坊主頭の男に無精ひげ男、それと野球帽をかぶった男もいたね。

「こんなとこで、何やってんだよ」

 最初に野球帽が因縁つけてきた。

「自分たちだけで楽しむのはずるいぜ。6Pやろうよ」

 卑猥に腰を振りながら無精髭がニヤついていた。

 逃げようとしたけどすぐに囲まれてしまった。
 俺はどうしていいか分からなくて夏海を見たら、夏海はなんと薄笑いを浮かべ
ていたんだ。

 こいつどういう神経してるんだ。
いくら夏海が柔道強いといっても、4人の男を同時に相手するなんて出来ないは
ずだろ。
 
 男の柔道家でも相手が複数になったら逃げるって聞いたことあるしね。
 空手はともかく、組んで勝負する柔道は、複数相手は厳しいはずだよ。

「きゃっ怖い」
 夏海はわざとらしくそう言って俺の後ろに隠れた。

「早く6Pやろうぜ。それとも一人多いかな」

 無精ひげがそういって俺の胸倉つかんできた。
 びびっちゃって何もできずにいると、その男の膝がもろに俺の股間に入って
きて、俺は息もできずに地面に転がった。

 激痛で脂汗が出てきた。腹が痛くてとても起き上がれなかった。
 暗い公園の地面にへたばったまま、俺は夏海の犯されていくところを見せつけ
られるんだと思った。

 夏海がやられるのは、やっぱり彼氏としてはいやだったけど、この間さんざん
俺のこと痛めつけたあいつが、今度は男に泣かされるのかと思ったら、ちょっと
愉快だった。

「あたしの彼氏にふざけた真似してくれたわね。彼のあれが立たなくなったら
どうしてくれんのよ」

 その言葉に連中は大喜びだった。

「いうなあ。活きが良くて嬉しいぜ。4人でまわすんだから活きが良くないと
つまんないもんなあ」
 野球帽がそう言いながら夏海に近づく。

「彼氏のなんかちょん切っても大丈夫。俺達がその4倍、いや8倍かわいがって
やるって」
 無精ひげも反対側から夏海に近づいた。

 デカブツと坊主頭は俺が助けを呼びに逃げないように、俺の側に立っていた。
 周囲には誰もいない暗い空間しかない夜の公園で、4人の不良に囲まれて、
毅然としてる夏海を、俺はちょっとだけど尊敬しちゃったよ。

「ほら脱げよ」
 野球帽が夏海に手を出した。。

 夏海の抵抗はある程度想像していたんだろうが、野球帽は伸ばした手を
捕まえられて、見事な一本背負いを食らわされた。

 投げ技は柔道場の畳の上ではそれほど威力無いけど、固いコンクリートの上で
は相当効くんだね。
 野球帽は腰を叩きつけられて、起き上がれなくなってしまった。

 夏海はすぐにもう一人の無精ひげの股間を蹴り上げた。
 やっぱり急所げりがこんな時は一番効くからね。

 デカブツはタックルで夏海を転ばそうと飛び込もうとしていたけど、俺が足
を引っ掛けて転ばしてやった。
 すぐに夏海に股間を踏み潰されて、悶絶してしまった。

 そして最後に残った坊主頭は夏海に後ろに回られて、裸締めにあっていた。
 うげっと声をあげて、その男は振り払おうとしていたけど、夏海の得意技で
すぐに力が抜けてきた。

 グホッとかいって鼻水が噴出して、その男は落ちたんだってわかった。

「なんだよだらしないわね。もっとかかってきなさいよ」

 最初に背負い投げで地面にへたばった男を夏海が挑発したけど、そいつは
びびってしまってへたばったままだった。

 こいつこんなに強かったのかよ、俺がかなうわけないじゃんって、呆れて見ていたら、最後にそのへたばってる男の股間を踏みつけて、夏海がとどめを刺した。

 さらに倒れているデカブツの左腕を逆十字固めで決めて、ねじ上げた。

 うぎゃーなんて悲鳴あげて、そいつは振りほどこうと必死だったけど
夏海の妙に色っぽい太腿に挟まれた腕はぎりぎり締め上げられた。

「ほーら、もうすぐ折れるわよ。早く逃げなきゃ」
 夏海は余裕たっぷりだ。

「痛い痛い許してくれ、冗談だったんだよ」
 デカブツは死にそうな声で謝っていた。

 そんなわけで不良達は半分泣きながら逃げてったよ。
 女に負けたショックで、あれはもう立ち直れないかもしれないね。
 俺の時はまだ1対1だったからしょうがないけどね。
 
 その後どうなったって思う?

 あいつは俺の手を引いて立ち木の茂みの中に引っ張り込んで言ったんだ。

「さっきので興奮しちゃった。あたしのなめてくれる?」

 言いながらミニスカートをたくし上げると、下着を脱ぎ捨てた。
 俺も興奮しちゃってひざまずいて夏海の股に顔を近づけた。

 あいつのそこはもう濡れ濡れだった。
 太腿まで垂れてる感じだった。

「おまえなんでこんなに濡れてるんだよ」
 俺は口に入った陰毛を吐き出しながら聞いた。

「まだわかんないの。あたしは男を痛めつけると興奮するの」
 多分そんなとこだろうなって思ってたけど、やっぱり本当にそうだったん
だって思った。

 俺は一生懸命あいつのそこをなめまくってやった。
 アンアン、、ウッなんてあいつにしてはかわいい声をあげて、気持ちよがってた。
 
 次ぎから次にあふれてくるあいつのジュースを俺は長い時間なめていた。
 そろそろやれるかなって思った時、あいつが、もう我慢できないってつぶやいた。

 やったね。これで童貞ともおさらばだ。
 俺の自慢のあれで今度は嫌ってほど責めてやるぜって思ってたら、あいつなん
て言ったと思う?

「もう一回落とさせてね」

 こう言ったんだよ。
 そのまますばやく俺を裸締めに押さえると、頚動脈を圧迫してきた。
 あいつには普通のセックスよりも、男を絞め落とす事のほうが快感なんだって
やっとわかったよ。

 意識が薄れていくけど、俺も必死で逃げようとした。
 そんなに簡単に落とされてたまるもんかってね。
 あいつはそんな俺の抵抗を、むしろ喜んでた。

「ほら、もう少しで外せるよ」

 なんて言って力を抜いたり、逆に力をいれて、俺を痙攣させたりするのを楽し
んでいた。
 俺はだんだん力が抜けてきて、何もわからなくなってしまった。

 気付いた時は口の周りが唾液でべとべと、それに股間が冷たかった。
 漏らしたんだってわかって、涙が出てきたよ。

 悔しくて、情けなくて、悲しくて、自分で顔がゆがんで嗚咽が漏れてるのがわ
かった。
 男なのに、自分より身体もふたまわりくらい小さい女の子に、好きなように
いたぶられて、何も出来ずに気絶させられたんだ。

 あいつはさすがに悪いことしたと思ったんだろうね、ごめんと一言謝った。
 でもそのくらいで許せるわけないだろ。

 俺はあいつを突き飛ばして、泣きながら帰ったよ。
 あんなやつとはもう付き合いきれないと、その時はっきり別れる決心をした
んだ。

 あいつの性癖は直らないだろうね。
 あの分じゃ男と付き合うなんてまともにできるわけないよ。

 あんた達もあいつの事興味有るのかもしれないけど、まあ、柔道部の主将
くらいに強くでもない限り止めておいたほうが無難だよ。

 え?あいつ柔道部の主将を落とした事あるの?
 じゃあ、誰もあいつにはかなわないってことか。

 あいつ男に負けた事なんてないんだな。
 信じられないよ。
 
 じゃあな。
 俺の話はこれで終わりさ。
 
 え?あいつが男に負けた事もあるって?いつの話?それ。
 
 いいじゃないか聞かせてよ。俺も散々話したじゃないか。

 ねえ、ちょっと待ってよ。

 ねえってば。

 

 
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