私は21歳以上です。


        
            HP作品 一部公開
    (仮題)出前の伸吾クン 

                        作:テンちゃん  
   
 <行列のできるラーメン屋>・・・そんな雑誌にウチの店
があります。

 「お〜い!、、シンゴ!!、、グズグズしてねぇでサッ
サと出前行ってこぉい!!」

 いつか・・・いつの日かボクもこんな店をかまえること
ができたらなぁ・・・・
 ボクの仕事はもっぱら『出前』であります。ナニもでき
ないボクですから仕方のナイことです。
 みんなからは小僧、小僧って言われてます。

 「ビューティサロン<TOP>よっ!、、気をつけて行っ
ておいで!!」

 おかみサンはいつも優しいのです。今日も初めて行くト
コなので地図を書いてもらいました。
 よいしょ!と・・・・・ノビないうちに届けなければ!
です。

 途中何度か転びそうになりましたが無事到着です!

 カラ〜ン、、、、コロ〜ン、、、、

 自動ドアを抜けるといっぱいのオンナの人がいます。多
分ココは美顔マッサージとかするトコなんでしょう。
 この前テレビで見ました。化粧台みたいなのがたくさん
あってキレイなおねえさんがたくさんいます。

 「あ、、ラーメンね、、ボク、、奥の控え室に持ってて
くれるかな?、、」

 「あ、、はいっ!!」

 返事だけはイイぞ、シンゴ!とよくオヤジさんにもホメ
られます。
 オクの部屋に行くとプゥ〜ンと化粧かなぁ・・・イイ匂
いがしました。
 休憩中のおねえさんが4〜5人いてタバコをくゆらせて
ます。そのタバコのフィルターのトコにはベットリ『くち
べに』がついてました。
 
 「もぅ〜、、おっそいよぉ!、、なんでこんな時間かか
るワケェ?」

 「ホント〜!、、もうとらないかもよ、、、」

 「、、でもさぁ、この子に言ってもしょうがナクない?
、かわいそうだよ、、、ん、ソコ置いてくれる?、あんま
り気にしないでネ」

 オヤジさん!一大事です!・・・みんな・・・みんな怒
っちゃってます!
 最後にボクに声をかけてくれたオネエさんだけが、優し
そうな笑顔でした。
 ボクはドキドキしながらラーメンどんぶりをテーブルに
置こうとしました。

 その時です!!、、、ガチャ〜ン!!!

 やって・・・・やってしまいました・・・どんぶりから
手を滑らしテーブルいっぱいに汁が広がって・・・・

 「あちちちっ!、、、、な、なにやってんのよ!!」

 「あ〜!、、、ミカの洋服についちゃってるよっ!!」

 「あ、あんたバカじゃないの!!?、、、なにしてんの
よぉ、、ムカつくなぁ!、、、、」

 「お店に電話した方よくない?、、、、、だってこの子
じゃさぁ、、、なに見てんのよ!、、拭いてよっ!」

 「アワワワワワワ!!・・・・そ、それだけは、、」

 さっきの優しいおねえさんも眉間にシワを寄せて迷惑顔
です。目を合わせてくれません。当然です。

 「ご、、ごめんさぁい!!、、アワワ、、い、今すぐ拭
きとりますんで!、、アワワワワ!」

 「ほら!、、ちゃんと拭いてよっ!、、ヤケドしてたら
訴えるからんね!、、マジで!」

 ボクの目には涙がたまってきました・・・・・こんな時
オカミさんは言います。

 <シンゴ、、大丈夫だからね、、気にしない気にしない>
 
 そのオカミさんは今いません。

 「ふぅ〜、、、もうイイじゃない、、それぐらいで、、
ボクだってワザとやったワケじゃないんでしょ?、、泣か
なくてイイのよ、、それで、、イクラだったかな?、、」

 優しいおねえさんが言いました。歳は10才以上離れて
ると思われます。

 「なに、、それじゃアタシのぶんナイじゃん!!」

 「アタシのあげるワ、、、それでイイ?、、、」

 賢明にボクをかばってくれてるのがわかりました。

 「グスン、、あ、あのぅ、、新しいの作ってすぐ持って
きますんで、、ほ、ほ、んとにゴメンなさ、、グスン」

 「ふふふ、、いいのよ、、そんなことしたらマスターに
怒られるんじゃないの?、、アタシのはコンビニでも行っ
て買ってくるから、、、ほら、もう泣かないの、、ね?」

 「なにぃなにぃ、ナナコすっんごい優しくな〜い?、あ
、そっかぁ、その子ぐらいの弟いたモンねぇ、たしか?」

 ナナコさんはハンカチまで出してくれました。そしてす
ぐに席を立ちコンビニに行った模様です。

 「ね、、ね、、キミ、、ナナコはあ〜言ってるけどアタ
シら、な〜んか気ぃ済まないんだよね、、わかる?」

 「あ、、はぃ、、」

 一番先に出前が遅いと言ったおねえさんです。

 「わかるんだったらソコでパンツ脱いでくれるカナァ?
、アタシらオンナの裸ばっか見てるからさぁ、、」

 「んっププ!、、いくらなんでも子供すぎない?、、」

 ラーメンを食べてたミカさんが言います。チュルッとす
すった麺がなんだかエッチでした。
 それにしても・・・パ・・パンツ?・・・でも、それで
許してくれるんだったら安いモンです。 

 続きは新HPで!  お楽しみに!    

 テンちゃんは、まもなく新しいHPを公開の予定です。
 この作品のつづきは、その新HPにて公開される予定。
 新HPに是非ご期待ください!!!


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