私は21歳以上です。



      カリスマ

                        作:テンちゃん  
その12


 最終試合  『カリスマ』 


 「え〜、、ただ今より〜、、、最終シングルデスマッチ
〜、、、、赤コーナーより〜、、リナ選手の入場で〜す!
、、続きまして〜、、青コーナーより〜、、挑戦者〜、、
巨根のツヨシ選手の入場です!、、、、」

 このアナウンスの5分後、両者はリング上で対持してい
た。
 一発ツヨシの顔面に、スリットから美しく伸びるムチの
様なハイキックを見舞うと『儀式』の準備にとりかかるリ
ナ。
 金髪のポニーテールを形作っている『紫色のヘアバンド
』を取ると、フワァ〜とたなびく様に方々に散るリナの髪
。頭を軽く振り髪型を整えると、素早くツヨシの腕を『後
ろ手』にし、さきほどのゴムバンドで手首をクロスに固定
した。

 「、、、、ねえ、、ユウナ、、、私数えたことないんだ
けど、あのヘアバンドで何人イかせっちゃったかしら?、
、、、あの子も好きよね、、、、」
 
 それをリング下で見ていたナミがユウナに聞いている。

 「、、、さぁ?、、、、いっぱいジャン?、、、ってゆ
ーかさぁ、ユーナあ〜んま『叩く』のって好きじゃないん
だよね〜!、、、、やっぱ、ギュゥ〜って『締め』なきゃ
オモシロクなくない?、、、、」

 しかし、リナを最も興奮させるのは『打撃』だった。

 鋭角に曲げた太股は、チャイナドレスのスリットから
覗いた部分も含め、ツヨシの胃袋に深く突き刺さった。
 その1秒後、ツヨシの背中を鉄杭で打たれた様な激痛が
襲った。見るとノースリーブから惜しみなく露出した白い
腕が完全な『エルボー』を形成している。

 すなわち、右脚と左腕を『膝蹴り』と『肘打ち』で彼の
腹部を支点にサンドしていた。
 パッと離したと思うと今度は左脚と右腕で再びサンド。
更にその逆、その逆、その逆、その逆、、、、、、

 サッカーのリフティングを思わせる様な動きに、肘の打
ちつける動きが加算され、奇妙なダンスにも見える。
 そのはざまでツヨシの体は『くの字』に折れたまま、決
して地面に触れることなく、後ろ手を拘束されたまま上下
からの打撃に悶絶した。

 「、、、!!くっハ、、、!!グッ、、、かっぅ!!」

 突然、リナは今までにない大きなモーションをとり、ツ
ヨシの体の中心を肘と太股で突き刺した。

 「、、、!!!!!!ぐぅぅぅぅはっ は!!」

 彼の口からは黄色の吐瀉物があふれ出す。

 「、、、、どうよ?、、、あら?、、、胃袋いっちゃっ
た?、、、すげ〜気持ちよさそ〜ね!、、、でもあれだよ
、、、このチャイナとっても高かったからね、、、汚さな
いでよ!、、」

 しばらく『サンド』の体勢を維持しているリナは、まる
で美女版『考える人』の様に罠にかかったネズミを逃がし
はしない。
 どこにツヨシの全体重を支える筋肉があるのか、ツーン
と伸びた脚はフラミンゴの様に片脚立ち、太股にいくほど
肉つきがいい、なにか、、、そう、『格闘ゲームキャラ』
を連想させた。
 
 「どう?、、、私の脚のお味は、、?、、、ん、?」

 エロティックな笑みを浮かべたリナは、腕を拘束され『
捕らわれの身』になって悶絶するツヨシに問う。
 直後、パッと解放した。

 「さぁ〜て、お楽しみはこれからよ!!、、、?あれ〜
!、、、あれれ〜?、、、やだ、この子ったら!、、、、
、、なにおっ立ててんの!!?」」

 明らかに彼の股下からは『缶ビール』ほどの筒が『芽』
を出しつつある。
 それを美味しいピザでも見るかのごとく舌なめずりする
リナ。やや子供っぽかった表情は消え失せ、完全なメスの
匂いが彼女を包みこんでいる。

 「、、、!!!、、ひィィィ!!、、、か、かんべんし
て下さァァいィ!!、、、い、いやだァ!!、、、死にた
くないよォォ、、ォ!!、」

 彼は仰向けのままノソノソと後ずさりながら、グリグリ
と手首をひねってみたりするのだが、気が焦っているのを
アザ笑う様に『ヘアバンド』はよけいきつくなった。

 「、、ハァ〜イ、、イイ子だから真ん中に来ようネェ!
、、、ッン〜しょっと!!」

 リナは彼の両足を抱えると、ズルズルとリング中央に引
き戻す。
 と、彼の両足付け根をグッと押さえるとソノ『太い幹』
にスゥ〜と優しく太股を当てがった。

 「、、、、どう?、、、こうすると気持ちイイっしょ?
、、、ホ〜ゥラ、、もっとスリスリしてあげる、、」

 正直、彼は面食らった。さきほどの『武器』の様な太股
と違い、シルクのような肌の細かさが嫌でもイチモツを通
して伝わってくる。
 イッたら『死ぬ』と解っていても抵抗するのを拒む『本
能』。
 このモチモチとし、適度に温かく、更にソレがこの可愛
い、いや美しい顔をした女性のパーツかと思うとまして血
流は一点に集中していく。ダメと解っていてもだ、、、
 次第に『脳』への血流が減ったのを悟り彼は頭を振るが
、もはや『運動機能』は低下の一途をたどる。

 「、、、やっとカンネンしたみたいネ、、、ンフフ、、
ほら、、見て、、、アンタのエッチ汁で私の太股テカテカ
よ、、、やっぱ大きいと量も多いのネ、、、チュュパッ!
、、フフッ、、感じかたもサイコーじゃない!!」

 「、、、ンゥはぁぁん、、、ぁん、、、はァァゥン!」
  
 激しく身を震わせ悶える彼。感度も常人の3倍ほどか。
 いきり立った太いモノは、リナが太股を押し付けるたび
にテュラッ、チュルゥと自らの『ローションオイル』で滑
っている。
 同時につぼみの様な彼女のクチがツヨシの乳首に吸い付
く。

 「、、、、チュ〜〜ッパッ、、チュ、クチュッ、、、、
、、フフ、、かわいい!、、、そんな海老反りするほど感
じるの?、、、ダメよ、、まだイッちゃあ、、、ネ?」

 まだ死にたくないまだ死にたくないまだ死にたくない、
、、、、、目を閉じお経の様につぶやく彼。
 出来れば耳も塞ぎたかった。自分の肌をナメる音。太股
をこするヒワイな音。時折つく彼女の吐息。どれをとって
も地雷の針を進める要素だった。
 今、目を開け、彼女の小悪魔の様ないたずらっぽい顔を
見たら暴発しかねない、、、、、

 まだ死にたくないまだ死にたくないまだ死にたくない、
、、、、、、、、、

 「、、ッ!!!!!!!!????、、、、」

 一瞬自分の身になにが起きたのか判断しかねた。勢いも
あって閉じていた目を見開くツヨシ。腹部に衝撃を感じた
ような、、、、、、
 と、同時にピクシュウ、、ピュ、ピュッ、、、と小量で
はあるが自分が意識せず『出した』ことに気付く。
 見ると反り返ったモノが自分の腹にあてがわれ、いつの
まに移動したのか、横からどデカイ『亀の裏側』を『エル
ボー』されているではないか!

 「、、、あら、、ちょこっと出しちゃったみたいネ!、
、フフ、、、もっとグリグリしたらどーなるかなぁ?、、
、ン?、、、ホラ?、、ン?、、、どうよ?、、ん?」

 彼女の白い雪を思わせる腕は、グッと小さなこぶしを握
り、クイッ、クイイッと手首をひねくり回す様に動き、そ
の振動が肘を通してモノに響いた。
 彼の挙動を観察しながら肘をこねくり回すリナ。

 「、、、、ヵハァァぁんん!!、、や、やめ!、、、、
ア!、ア!、、、で、で、でで出ちゃあぁぁア!、、、、
、、、、、ハ、、、ハ、、ハゥ」

 すんでの所でパッと肘を離すとモノを押さえて『馬乗り
』になるリナ。
 折り曲げられた極太のサオは彼のアゴ付近まできている

 ツヨシは痛いと思うより先にシマッタ!と思った。

 「、、ンフフ、、、、マウントポジション完成ネ!、、
、、、腰うごかしたくなってきちゃったなぁ!、、、、、
ねえ?、、いい?、、、」

 今や彼の血液の大半はサオに集中しジタバタすることさ
えできない。
 、、、、、手首を結んだヘアバンドも始めよりきつくな
っているし、、、、、、、あれ?、、、彼女はポニーテー
ルに戻ってるぞぉ、、、、そぅかぁ、、、コレは『捕獲』
用なんだぁ、、、、、、、、にしてもキモチイイや、、、
、、、、、、、、、、!!!!!!ハッ、、ダメだダメだ
!!、、、、、、ダァメダああ!
 気が遠くなりかけた彼は自分に喝をいれた。

 と、リナは『弓矢固め』をする時の様にパン、パン、パ
ン、パン、パンとお客に手拍子を求める。
 それに答える様に客の手拍子が場内に響いた。
 
 「、、、ン、、ン、、ホラ!、、、ホラ!、、、ホゥラ
!!、、、きもちイイんでしょ!、、、もっと声だして!
、、、ん!?、、ンハァ、、、ん!?、、、ん?、ほらっ
!!?、、、クゥン!」 
 
 リナは自らの胸を愛撫したかと思うと、今ままで見せた
こともない妖艶な表情をし細い指を唇に這わせる。
 彼女の腰はドレスによって見えないが、それ自体が生き
物の様に手拍子のリズムに合わせウネウネと動き、やがて
サオを擦りつけるスライド方式に変わっていった。
 
 「、、、、、キゃうハァあん!、、、くぅうハ!、、、
、、だぅメェええ!!、、、うご、、うごかサナ、、ッは
ぁん!!、、がゥアャン!!、、、クゥプッ!、クップぁ
んん!!!!、、、くぅぅきゅん、、、」

 腹筋を使い何とか身をよじる彼の口からはあまりに気持
ちイイのか、ヨダレが塊になりこぼれ落ちる。

 「、、、ホラ、、イッたら死んじゃうんでしょ、、ゥは
ン!、、ネェ?、、、ネエ!?、、ン?、、イケないねぇ
?、、、ねぇぇ?、、、ハッゥ、、が、がんばって!、、
、そうヨ、、、耐えるのよ、、、いい顔だわ、、、、、、
、クゥはっ、、、ネエさんアナタの、、、ぅは、、ことた
べちゃい、、、、、、」

 「、、、、んっ?!、、、ほらっっ!!、、もっと激し
いのがイイのっ!?、、エッ?、、、ナニ言ってんだか聞
こえないっっ!、、、、、自分の顔に発射したいの?、、
、、、、、そう、、こう?、、、ね?、、こうなの?、ん
?、、、、イイ声で泣いてっっ!、、、ほらっっ!!、、
、、、えっ?、、なに?、、許してほしいの?、、、、、
、そう、、、そうなんだ、、、、、ダァアアメィィ!」
 
 彼女の顔は可愛い捨てネコを見る時の様な、憐れみと優
しさが入り混じってたかと思えば、キリッと厳しい挑む様
な眼差しに瞬時に入れ変わった。
 その表情と比例して腰の動きは加速し、またソフトにな
る。だがいずれの時も『獲物』に逃げられないように『体
重移動』は完ぺきだった。
 サディスト特有の『相手の挙動』により己のエクスタシ
ーのギアを入れ換えるさまは見ている観客を虜にした。
 
 なにを思ったのか馬乗りのままディープキスをしながら
突然ツヨシの背中に手を回し『ヘアバンド』をはずすリナ


 「、、、、出た、、、、ね!、、出たよおネエちゃん!
、、、チャンスタイムだぁ、、ヒュ〜ヒュ〜!!」

 「あら、、、今日はいつもより遅くないかしら、、、」

 ナミとユウナの声が聞こえたのかリング上からウインク
してみせるリナ。

 「、、、ねえ?、、、聞こえる?、、、ツヨシくんに最
後のチャンスあげる、、、こっから脱出できるかなあ?、
、、よーい、、スタート!」

 しかし自由になった両手にはほとんど力が入らず、リナ
の腰にあてがい少しでも腰の動きを緩めようとする彼。
 
 前形に覆いかぶさる様な姿勢で彼の首に腕をまわし、少
しでも彼のアエギ声を近くで聞きたいのか、リナはツヨシ
の肩や首すじに愛撫を続ける。
 腰のウナリはなにか、軟体動物の『捕食』を思わせ、も
はや体全体を使い男を犯していた。
 こねる細い腰に手を当てるが、ナデているに等しくかえ
って動きに拍車がかかる。
 スタイルにピシッと収まっているチャイナドレスが更に
見る者を興奮させた。

 「、、、、んぁ!、、、んぁく!、、ほらっ、はやく止
めないと、、、わたしのこし!、、、、そう、、そうよ!
、、、もっとモガいてっ!、、もっと!、、ホラッッ!、
ハッ、、ハッ、、ハッ!、、ハッッ、ハッッ、、アン!、
アンッ!!、、アンッッ!、、アンンンッッ、!!、、ア
ンンンッッくぅ!、、、」

 「、、、、いっっ!!?、、イッちゃうぅ!!、、イッ
、、、いっ!!、ダダ、だメェ!、、ウダィ、!!め!!
!、、、、ア!、、アッ!、、、ァァアああああああああ
あああああああ!!!!!、、、、、」

 「!!、、どクスるぴゅんんん!、、、どくするるくピ
ュュンン!、、ドクぴゅンン!、、、ドクルンンピュ!、
、、どクンン!、、、ドュプョン!、、、、、、、、、、
、、ピュ、、ピュ!!」

 「、、、、もっっと!!、もっとよ!、、、オネエさん
の中で死になさいっ!!、、ほらっ、もっとだしてっっ!
、、、ドクピュン、、ドピュン、、ドピュ!!、」

 二人の体のあいだからは凄まじい勢いでツヨシの精液が
ほとばしった。
 『袋』の中から押し出す様に腰を使うリナの下で『人間
ポンプ』のごとく白濁の液を出し続けるツヨシ。
 
 フワァとリナの体が浮くほどのブリッジをする彼を自分
の体で犯し、アヤメた男の最後の挙動を見つめようと数セ
ンチまで潤んだ瞳を近づけウットリと浸るリナの腰はまだ
動いていたが、彼の痙攣に合わせゆっくりになってゆく、
、、、、、、、

 絡ませた腕から彼の首がガクンと垂れると、クチからは
大量のヨダレが溢れ、こと切れた。
 しかし、その表情は『幸せ』以外のなにものでもないの
は誰が見ても明らかだった。
 
 「、、、、、、、、、、、、、、      ワアアア
アアアア!!!、、、サイコー!!、、リナァァ!!」

 一瞬の静寂を見た会場は再びもとの歓声に包まれた。
 ナミとユウナがリングに駆け寄ると同時に何色ものテー
プが宙を舞い、アナウンスの声も歓声に掻き消された。

 『カリスマ』は時代を越え語り継がれるだろう、、、、
      
 昔、おじいちゃんが言ってた。『目』見ろと、、、
 
 
                  完

  
                     
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