私は21歳以上です。



      実話 伊豆事件!

                        作:テンちゃん  
はじめに


 この話は15才当時の僕と、僕の友人に襲いかかった実話
であり、過大な表現は極力さけ、ありのままを伝えたい一
心で筆を取ったことを御理解頂きたいと思います。
 また僕自身、当時としては大変ショッキングなことだっ
たので、今まで公にできなかったこともあり、今回この作
品を通して少しでも読者に伝わればと思います。

 当時、中学最後の思い出にと部活仲間でもある友人、仮
に友人を『タカシ』としましょう。タカシと二人で伊豆に
旅行に行った時の話です。
 タカシは多少太り気味でしたが、その愛敬のある顔と性
格でクラスでは人気者でした。
 僕はというと、どこにでもいる普通の少年といった感じ
で。あっ!、、、ただ中学に入る頃になると不思議にモテ
たのを覚えています。なぜなのかは今もってわかりません

 ここでは二人の容姿や性格はあまり意味をなさないので
省くことにします。
 
 僕等は伊豆に着いた達成感と、親元を離れた自由とで我
を忘れ、誰もがそうする様に夜遅くまでバカ騒ぎしてまし
た。
 たしか平日だったと思います。いつもの生活から解放さ
れた僕等は、深夜誰もいない旅館の風呂場に行きました。
 脱衣場で着替え、いざ入ろうという時、様子が変なのに
気付いたのはタカシでした。

 「、、、だれかいるぜ、、、、」

 僕等は裸で露天風呂に入ろうとしたんですが、慌てて脱
衣場まで戻ってきました。

 女の子がいたのです、、、、、しかも4人も!

 「、、、は、はやく着替えろ!、、、おい!、、それ俺
のパンツじゃん!!、、、お、おまえのパンツは!?、」

 などと話している最中に女の子達があがってきたのです
!、、、、、今思うと『秘境ブーム』のせいもあり、ワザ
と道中困難な山奥に小さな旅館、そして小さな露天風呂だ
ったのだと思います。
 更に運の悪いことに、その『時間帯』は『女性』しか入
浴できなかったのです。
 僕等はそこまで頭がまわりませんでした。

 おずおずと着替えてるとガラァ〜と浴場の戸が音をたて
4人かたまって僕等のとこまで来たのです!

 「、、、キャアァァァァァ!!!!!」

 先頭を歩いてきた髪を結った子は、パンツを履きながら
ケンケン足で立ってる僕を見て悲鳴をあげました。

 こんな山奥の小さな旅館、しかも平日の深夜に『男』が
いると思わなかったのでしょう。
 それは僕等も同じです。老夫婦などは見かけましたが、
まさか『女の子』が来てるとは思いませんでした。
 
 「、、!!!!、ご、ご、、、ごメンナサイ!!、、」

 意外にも謝ったのはパンツを完全に履いていたタカシで
した。
 彼女達は『混浴』ということもあってか一応タオルで胸
元を隠してはいましたが、当時の僕等には新鮮でコチラも
半裸状態の恥ずかしさも手伝い、あろうことかビクゥ〜と
局部が熱くなるのを感じました。

 「、、、、、ア〜、、、もぅ、ビックリした!、、、」

 「え?、、なになに?、、、リョウコ、友達?、、、、
、、、、えっ?、、な〜んだ違うんだぁ!、、」

 「キャハハ!!、、、何?、、、風呂入ろうとしてたん
だぁ!、、、ダメだよ〜!、、入り口見なかった?、、、
、今の時間はオンナ専用だよ〜!、、、、キャハ!、、、
顔あかくなってる〜!!、、な〜んかカワイクない?、」

 ゾロゾロとリョウコと呼ばれる子の後から、ホカホカと
全身から薄い湯煙りを上げた女の子が何やら僕等のことを
話しながらでてきます。
 始めはビックリして悲鳴を上げていたリョウコも、僕等
が自分達よりかなり年下だと悟るとイタズラぽい笑顔に変
わりました。

 「なになに?、、、、君等ふたりなの?、、、ってゆー
かさぁ、、、早く服着たら?、、、、」

 リョウコさんの言葉の響きは、馬鹿にした様な反面、優
しい感じも混ざっていました。
 リョウコさんの顔を凝視できなかった僕は、チラッと見
ると視線を泳がせるしかありませんた。
 リョウコさんの顔はタカシの半分位じゃないかと思うく
らい小さく、その上に綺麗なパーツが集合してました。

 「、、、、や〜だ、、この子立ってんじゃないの?、、
、、うわぁ〜、、、な〜んかエッチ!!」

 さっきから『な〜んか』を連発しているお姉さんは、こ
れまた綺麗な感じなんだけど、こう、、、、なんとなくエ
ッチな感じがした。、、、、う〜ん、、髪型のせいかなぁ
、、、、ちょっと色ぐろで風呂上がりのせいか肌がピンク
になってて、、、、、、、僕が確認できたのはここまで!

 「、、、、ちょっと!、、、やめなよ!、ノリカ!、、
、、それって犯罪になるんじゃない?、、、」

 服を抱えて走っていく僕等。でも、ひとつだけわかった
。あのエッチな顔した姉さんはノリカっていうんだ。

 「、、、、ハァハァハァ!、、ゲホッ!!、、」

 タカシは猛ダッシュしたのが、そのコロンとした体型に
響いたのか、部屋に着いてもしばらく激しく肩で息をして
ました。
 そんなことより僕の『息子』はさっきの画像を考える度
、またムクムクと大きくなっていきます。

 「、、、、も、、もう、、、寝ようぜ、、、」

 「、、、、、ハァハァ、、、ってオマエ寝れる?、、、
、、、ハァ!、、、、でもスッゲーなぁ、、女ってああな
るんだよなぁ、、、、オッパイなんかこんなだぜ?、、、
、、、なぁ?、、見ただろ?」

 「、、、、タカシ!、、やめろっ!!!」

 手で自分の胸に形のいいオッパイを作っているタカシに
向かい僕は怒鳴りました。
 当時、不思議なことに僕はエッチな話しには全くダメで
した。皆さんも経験があるでしょうか?中学時代のことを
思い出して下さい。

 「、、、だってよぉ、、、、ホラ!、、オレんちネエち
ゃんいるけどあんなんじゃねーぜ、、、、、ぜんぜんあん
なエロッちくないもの、、、、」

 今思えばタカシの姉は2つしか離れてないんですから当
然でしょう。
 風呂にいた彼女達は多分、、、、ん〜、、22〜23ってと
こか、、、、、
 今となってはハッキリした歳はわかりません。ただ、あ
とで聞いたら『女子大生』と言っていたので多分それ位で
しょう。
  
 僕等は部屋の明かりを消し、布団にもぐっていましたが
悶々としてなかなか寝付けませんでした。

 「、、、、コンコン、、、コンコン、、、、、、、、、
、、ねぇ〜!、、、いる〜?、、、いるんでしょ〜?、、
、、いい?、、、開けるわよ!、、、」

 不意にドア(といってもふすま)をノックするや、ガラガ
ラッと開け、さっきの彼女達が部屋の中に入ってきたでは
ありませんか!
 
 「、、、寝たフリしてたってダメだよ〜!、、、ねぇ、
、、お姉さん達と遊ぼう!、、、ねっ!」

 なぜだか急に怖くなった僕は『タヌキ寝』を続けてまし
た。その内部屋の電気を誰かがつけたのを覚えています。

 「、、、、、ねぇ、、、君等さぁ、、、ここの旅館って
3部屋しかないの知ってたぁ?、、、、もう一組はおじい
ちゃんとおばあちゃんなの。、、、ってことは残りは君等
しかいないわけ!、、、、ビックリさせてゴメンね!」

 この声は間違いなくリョウコさんだと思いました。そし
てそれは当たってました。
 僕はいかにも今まで寝てた様な顔で4人を見ました。
 その仕草さえバレバレなのかリョウコさんはクスッと笑
っています。

 「、、、リョウコ!、、、ねぇ!、、飲もうよ!、、、
、、ホラ!、、こんなに持ってきたんだし!、、、、、、
、君達も大丈夫よね〜!?、、」

 と言った子の名前は思い出せません。その時僕はリョウ
コさんばかりに気をとられていたので、その子の顔もよく
覚えていないのです。

 ここから先は省きます。とにかく僕とタカシはほとんど
無理矢理飲まされました。酒自体はじめてといってもよく
、二人は少ししてベロンベロンになりました。
                     
  投稿の目次へ     その2へつづく

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