魔法陣
その6
サバトの夜。魔女達の宴が始まった。
女達が再び俺の周りに群がりだした。そして次々と、今まで身にまとってた薄衣を脱ぎ捨てて下着姿になっていく。白やピンク、イエロー、黒・・・色とりどりの下着に身を包んだ若い女の集団が、俺の周りを取り囲む。
それはあまりにもまぶしすぎる光景だった。俺は決して下着フェチでもないが、その光景のまぶしさに一瞬目を奪われてしまった。もし身体が動くのならこのまま彼女達の集団の中に踊りこんで、その色とりどりの下着に包まれたピチピチした裸身にむしゃぶりついてみたい。もう俺の精神はまともな判断ができなくなっていた。
部屋中には明らかにさっきまでとは異なる、不思議な香りとムードが支配していた。女たちは恥ずかしがる風もなく、うきうきするような表情を浮かべながら、さらにその下着にさえも手をかけはじめた。
「どぉお。ねっすてきでしょ。ほらこんなにたくさんの下着姿の女の子達に囲まれた事なんて、きっと初めの経験でしょ。しかもみんなとっても魅力的な女の子達よ。これからたっぷりと楽しみましょ」。マヤが俺の耳元でささやく。
「俺をみんなで犯そうってのか・・・」。
「そうよ。犯すの・・・。女が男を犯すのよ。たった一人の男を女が集団で犯すの、つまり逆輪姦ってことになるのかな。ねっステキでしょ」。
「・・・・・・・」。
「夜は長いわ。時間はたっぷりとあるし・・・。うううん、それだけじゃない、私たちは魔力の力でとても感じやすくなっているから、あなたにとっても最高に気持ちいいはずよ。それにね・・・」。
俺はもう何も言葉を発せなかった。ただマヤのことばのひとつひとつを、まるで死刑宣告のようにきいていた。
「さっきの呪文で、あなたがイキたくてもイケない、そのつらい状態はだけは解いてあげたわ。ただし今度は別の苦しみが待ってるんだけどね・・・・」。
女たちは目と目を見合わせて、まるで猫がねずをいたぶるかのような残酷であやしくい笑みを浮かべながら、マヤのことばにうなずいている。
「宴が始まったら、もう説明してあげるような余裕はないと思うから、教えておいてあげるわね。つまりあなたはシャセイが出来るようになったけど、その代わり今度は、いくらシャセイを繰り返したって、決してアソコが小さくならないようになったのよ。ねっ、ステキでしょ。あなた絶倫の身体になったのよ」。
女達が笑い、俺は絶望にうちひしがえる。
「小さくなることがないから、私たちが何度代わったって、アソコは立ちっぱなしだし、もちろんシャセイできるんだるから、さっきまでのように苦しくはないわ。きっとあなたも今までに味わったことのないぐらいの快感を味わえるはずよ」。
「ここの床に書かれた魔法陣の魔力が、私たちの拙い魔力を補強してくれて、あなたにも無限の精力を与えてくれるのよ。きっと何度でも何度でもシャセイできるわよ。私たちみんなが満足できるまで、何度も何度もね。ふふふっ・・・」。
今度はマヤにかわって美少女のマユミが言った。
魔方陣の上に固定されたのにはそんな理由があったのだ。この不思議な魔方陣の上に横たわる限り、俺は永遠に勃起し続けるし、強制的に射精を繰りかえさせられるという悲壮な運命が待ちうけているようなのか。
殺される!。本当に俺はこの女共によって、ヤリ殺しにされてしまう。これは逆レイプなんていう生やさしいものではない。この女達にかかったら、最後の最後まで、それこそ骨と皮になるまで、徹底的に絞り尽くされてしまう・・・。
「うわっいやだ、助けてくれーっ」。
もうほとんどあきらめきっていた俺だったが、最後の力を振り絞って精一杯叫んだつもりだった。身体は魔法によって身動きもままならないので、俺に出来る唯一の抵抗は声の限りに叫ぶことしかない。しかしその声もまた、再び俺の身体に覆いかぶさってきた下着を脱ぎ捨てた若い女体によって、再びふさがれてしまった。
俺の身体はマグロ状態のまま、その若い肉体によって覆い尽くされた。顔と言わず、手足と言わず、体中のあらゆる部位が、若い女の感触と臭気に包まれていた。目や口、鼻には次々と女達の乳房や唇そしてアソコが押しつけられ、それがまぐるしく代っていき、息も出来ない有様となった。
「あうぅぅん・・・」。
「はあ、はあっ・・もっとちゃんとなめなさいよ」。
「この手わたしがキープ!。ねっねっ指動かしなさいよっ」。
「ああっそこ・・・いいっ、感じるぅ」。
「はあっはあっ・・オトコひさしぶりぃ」。
「きぁぅん、きゃんっ、はっはっ・・」。
女達の黄色い嬌声か、部屋中にこだまし、音の洪水とかしていた。さらにその色はしだいにピンク色にと変化を始めていた。
彼女たちの欲望の焦点であるペニスは、さらにものすごいことになっていた。女達の手や唇による壮絶な奪い合いでもみくちゃにされたあげく、いち早く腰の上の絶好のポジションを確保した女の子のアソコにあっというまにくわえ込まれた。
「いっちばーん。ユキでーすっ。さあっがんばってぇーっ」。
「ああん、ずっるーい。じゃ次は私よぉ」。
「だめよ。わたしっ!」。
「ああああっ、いいわっ、とおってもカタイのぉっ・・・はぁ、ああん・・」。
「私じゃ、足の指でオナっちゃう」。
彼女のアソコがペニスに覆い被さり、そして腰の律動を開始したとたん、俺は全身を駆けめぐる恐ろしいばかりの快感に襲われた。それはもう理性がドロドロになって溶け出すほどの、信じられないほどの快感の嵐だった。さっきまで寸止めされていた反動なのか、それとも絶倫を約束した魔術の力なのか、俺はただ身体をけいれんさせて、その地獄の快感に耐え続けた。
どぴゅうぅぅぅぅぅっっっ・・・・
「あぐぐぐっっ・・・・」。 あっという間の射精。
俺は女達の分泌液にドロドロにされながら、涙を流していた。
最高にきもちいい。でも、でも、もういや・・・。許して欲しい・・・・。
ペニスが引き抜かれて、再び上から次の女陰が覆い被さる。そして再び始まる地獄の快感と、女達のアエギ声。そしてまた訪れる射精。そして・・・。際限のないサバトの宴がはじまった。もう誰に求めることは出来ない。マヤもまゆみも誰彼の別なく、全ての衣類を脱ぎ捨てた淫らな魔女の集団が、哀れなイケニエに群がり襲いかかる。
ジュプジュプ、ピチャピチャ。俺のペニスの上には、次から次に女達が襲いかかってきた。色も形も様々な女の肉壷が、締めつけ、吸い付き、絞ぼり尽くす。俺は女体の海に投げ込まれかのような感覚に、何度も叫び声を上げ、助けをもとめた。しかし女たちは決して手を休めることなく、情け容赦もなく次々と俺の上に乗りかかった。俺のペニスはそのたびに反応し続け、何度も何度も放出を続けた。
数日後。学園の掲示板には一枚の張り紙が貼られていた。
「三年生の理科を担当してもらっていた○○○○先生は家庭の事情により、●月●日づけをもって退職なさいました。なお代わりの先生として・・・・・」
「家庭の事情ってなんだろうなぁ、ひょっとしてお見合いとか・・・」。
「そっかなぁ・・」。
何も知らない一年生が、ぺちゃくちゃとおしゃべりをしながら通り過ぎる。
しかしそこからそのほんの50メートルも離れていない、古ぼけて使われなくなった旧校舎の地下室で、彼は生き続けていた。骨と皮のみるも哀れな姿に変わり果て、それでもしっかりとペニスだけをボッキさせたまま。
休憩時間や放課後になると、魔術クラブの部員達は人目を避けるようにして、ここを訪れては、気まぐれに彼を犯すのだ。もはや彼は生きた玩具でしかない。彼女たちは学校でイヤなことがあったり、むしゃくしゃしたことがあるたびに、ここを訪れ彼を支配し犯すことでストレスを発散しているのだ。
今、マヤはこの生きたペニス人形を部員以外の者にも貸し出すことを考えている。お金を取ってもいいし、新たな魔術部員を増やすためのツールとしてもいい。くたびれきった彼にマヤはもう飽きているのだ。
「もっと新鮮で生きのいいのがほしいな。そういえばもうすぐ新しい代用教師が来るとの噂だし・・・・」。マヤはふふっと妖しくほほえんだ。
おわり
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