私は21歳以上です。


エスニック
女子更衣室でおきたこと
       その4(終)


「ねえ、ボクもう十分に反省してますから・・・・そろそろ許してよ」。
宏が情けない声を上げた。

 女の子達の間に一斉に笑いが起こった。きやははははっ。
 「こいつ反省してるってさぁ」。
 「へえーっ。でも何を反省したのかなぁ」。
 「さっきまでは、被害者みたいな顔していたわよぉ」。

 うううっ・・・・。何も返答のできない宏。
それをみて由紀が、顔をのぞき込むようにして言った。
 「ねえ、きみはまだ自分の立場が判ってないようね。もう、反省とか謝罪とかのレベルの問題じゃないのよ。そんなことなんて、もうどうでもいいわけ。わかる?。今はただ、きみは黙って私達が楽しむのに協力だけしてたらいいいのよ」。

 「要するにおまえは、黙ってあそこだけおっ立ててたらいいんだよぉ」。
横あいからの朋美のヒトコトで、またまた大爆笑が起こった。

 「つまりはそういうこと・・・。いい? 今から私がキミのあそこを食べちゃうからね。私が気持ちよくなるまでは、絶対に出しちゃダメよ。私がもういいって言うまではね」。 「わかってんのか?。もしも、中に出したりしたら、生きてここから出られないと思った方がいいぞ・・」。朋美がすごみを帯びた声を出す。

 「い・・・生きて・・ですか」。
 「そう。生きてはね。そんな不届きな奴は許せないから、鎖かなにかでがんじがらめにして、徹底的に私達が搾り取って、そうね・・・。ミイラになるまで搾り取ってやるの。どう、恐ろしいでしょう?」。由紀も追い打ちをかける。
 「そんな・・無茶苦茶な・・・」。
 
 「それがいやなら、ガンバつて我慢しなさい。もうさっきから、3回は出してる訳なんだから。キミがその気になれば我慢できるはずよ。わかった」。
 こうなっては、それがどんなに理不尽な要求であっても、宏には彼女たちの要求に素直に従うしかない。どんなに考えても、絶対的に不利な条件は覆しようがないのだから。宏は悲壮な決意をせざるをえなかった。

 さっきから準備万端を整えた由紀は、宏が観念したことを確かめると、すばやく行動を開始した。宏の右側から腰をまたぐと、左手でむずっとペニスを握る。宏のペニスは本人の疲労感や絶望感とは関係なく、相変わらず固く勃起した状態を維持している。

 「それじゃ、いくね」。
由紀は左手でまっすぐに方向を定めて、その上に自分のあそこをあてがう。じわっと湿り気を帯びた部分が、ペニスの先端に触れる。一瞬の沈黙。そしてゆっくりと腰を下ろしていく。

 ずぶずぶっ、ぬるぬるっ。
 「ああーっ、だめっっ」。一気にではなく、じわじわっと少しづつペニスが飲み込まれていく。そのじらされるような感覚は、宏の脳をしびれるように冒していく。上顎がのけぞり、まるで女のような声を上げて、もだえ苦しむ宏。

 「どぉお、気持ちいいでしょ」。由紀はちょうど半分ほどをくわえ込んだところで、その動きを止め、宏に話しかける。まるで、ネコがネズミをいたぶるかのように。

 「うっ・・・つらいですっ」。
 「何がつらいの?。気持ちいいんでしょ。今あなたのあそこが、私の中に入って行こうとしてるのよ。とんだ童貞喪失になったようだけど、これが女のあそこよ」。
 「くうっ、あ、あったかいです・・・」。
 「そうよね。で、こんなことするとどうかな?」。

 由紀はきゅっ、膣の筋肉に力を入れた。
 「ああーーーっ、だめっ」。童貞の宏にとって、初めての膣挿入の感覚だけでも、今にもいってしまいそうだった。そこにまるで別の生き物であるかのような膣の締め付けが襲いかかる。それはとてもつらいものがある。宏から思わず悲鳴が上がる。

 くちゅっくちゅっ。由紀が行動を再開した。しかしまだ最後まではくわえ込まずに、真ん中ぐらいまでをくわえ込んだ状態のまま、円を書くように腰を動かす。まるでそれは宏のペニスを使って、由紀がオナニーをしているかのようで、見ている者を淫靡な世界に引きずり込んでしまいそうな光景だった。

 くちゅっ。ちゃぷっ。「うくっ、うっ・・」。二人の結合部分からは、なんとも淫らな音が部屋中に響き、責められる一方の宏の声がわずかに漏れる。ごくり。周りを取り巻く少女達から、生唾を飲み込む音までもがはっきりと聞こえる。

 「うわっ、すごーい。由紀ったら本当に犯してる・・・」。
 「ほんと。まるでレイプじゃない」。
 「それも言うなら逆レイプって訳ね」。
 「由紀のあそこで感じてるんだ・・・」。

 「あううんっ」。
由紀の口から吐息が漏れたとたんに、一気に由紀の腰が下降を再開した。
ぐぐぐっ・・・、ぶちゅちゅちゅうっ・・・。

 「うううーっ」。じらされ続けていた宏の全身に快感が走り抜ける。
 「あんっ、いいっ・・・、この子のいいっ」。由紀の女性器が完全に宏の男性を飲み込み、そして本能のままに律動を開始した。

 ぐちゅっぐちゅっ。ちゅぼっちゅぼっ。
 「あんっ、あんっ、あんっ・・・」。
 「うぐっ、くあっ、おおっんっ・・・」。
 由紀のソプラノと、宏のくぐもった声が錯綜し、部屋中に淫らな空気が満ちる。

 由紀の腰の動きは、時に激しく上下に動いたかと思うと、さらに深く子宮の奥までくわえ込み、そしてクリトリスを押しつけるかのように前後に動いたりと、まさに宏の腰の上で傍若無人にやりたい放題に激しく責め続ける。

 「くはあっ、ゆ、ゆきさん・・・、そんなに動かないで・・・、もう・・・だめですっ」。
 由紀は腰の動きをゆるめることなく、さらに激しく律動を加速させる。
 「ああん、なにいってんの・・・。出したら承知しないわよ・・・。あんっいいっ。も、もっと我慢するのよっ。私がいいって言うまで、ぜ、絶対にダメよぉんっ・・・」。
 じゅぽっじゅぽっ、ぬぷっぬぷっ。
 「も、もうだめですうっ、くくっ・・・」。
 「だめよっ、我慢なさいっい・・」。

 「なんだか・・私、本当に濡れて来ちゃった・・・」。
 「私もぉ・・・」。
 「・・・したいな・・・・」。
 「うん。したい・・・」。
 「わたしも」。

 女子部員達は、さっきまでも確かに興奮をしていた。しかし目の前に展開されている、本当のセックス、しかも女性が主導権を握って、力ずくで男を犯すシーンを目にすることによって、一人一人の心の奥底に閉じこめられていた、原始の女のどろどろとした情念。本能のままの性欲の扉が開かれてしまったのだった。

 息をのんで由紀の大胆な陵辱を眺めていた女の子達は、本能のまま男を弄び支配し犯す、ことに目覚め、そして行動を開始した。ここまできたらもう周りのことなんかどうでも良くなっていた。理性の衣を脱ぎ捨てるように、ひとりふたり、身につけていた下着やスカート、レオタードなど、身体を覆っている一切のものを脱ぎ始めた。

 ぱさっ。宏の顔の上に誰のものかしれない、ピンクの下着がかぶさった。
 宏の鼻腔を少し酸味を帯びたような女の芳香が刺激する。
 「この子、私のパンツの匂いかいで興奮してるよっ」。
 「じゃ、私胸を触らせてあげるっ」。

 女達は由紀に対抗するかのように、競って宏の周りに群がりだした。宏の手を取って胸をさわらせる者、女性器を直接宏の肉体にこすりつけてくる者、摩耶のように唇にむしゃぶりついてくる者、もうめちゃくちゃである。

 「わあーっ、たすけてーっ、こ、殺されるーっ」。
 「由紀の次はわたしよっ」。
 「なによ。私もう待てないっ。次にさせて」。
 「だめっ。1年はあとっ。先に私達2年からよっ」。
 一本のペニスを巡って女達の醜い戦いが始まろうとしていた。

 「あんたたち何やってんの。あんっあんっ、いいっ、もっとよぉっ、みんなは後でしょ、今は、あ、あんっ・・・私の番なのよぉおーっ・・・」。
由紀の腰の動きがさらに激しく、そしてぎゅぎゅぎゅっと、膣の筋肉を締め付ける。
 「ああーっ、も、もう限界ですっ、我慢できません・・・」。
 「まだだめよっ、ああん・・・、アンタは気持ちよくなっちゃ・・・・ダメよっ・・・、楽しむのは私だけっ・・・みんなも・・・だめ・・・ああくうっ、いいっ、いくっ」。

 うわーあーっ。宏がこの世に生を受けて以来、最高の快感が彼の全身を駆けめぐった。もうどうなってもいい・・・。その気持ちよさに頭が麻痺してしまい、目の前にある快感に身をゆだねた。急激に高まる絶頂感。

 「ああんっ、もうだめっ、いくっ、いくっっ」。宏の下半身を組み敷き、その男性自身をむさぼり尽くした由紀が、大きく体を反り返らせて絶頂を迎える。膣がぎゅぎゅっとしまり宏のペニスをさらに締めあげる。

 「ああくくくっ。も・・・だめ・・・で・・・ちゃうっ・・・・」。
どぴゅっ、どぴゅっ・・・。
 由紀の膣の奥へと吹き上げる。

 「あんっ、だめっ・・・・だしちゃ・・・だめ・・・」。
 由紀が狂ったように腰を振り。最後の一滴までも飲み込もうかとする。ぐりっぐりっ。それがまた宏にはたまらない刺激となって帰ってくる。
さらに身体の奥から次々と精がほとばしり、由紀の膣を直撃する。

 
 その日4回目の噴出を遂げ、もうそろそろ開放してくれるのでは・・・、と楽観的な考えが頭をよぎりだした宏に浴びせかけられたのは、さっきまで彼の上で、髪を振り乱して快感をむさぼっていた由紀の口から発せられた、冷たいヒトコトだった。

 「あんた、いっちゃだめっていったのに・・・私より先に行っちゃった訳ね。でも約束は約束、・・・。あきらめなさい・・・」。
 「えっ・・・どういうことですか・・・」。おびえる宏。
 「だから、もう忘れたの・・・・。私より先に行ったら、罰としてここから永久に出さないっていったじゃない・・・」。

 「そ、そんなあ・・・」。
 「じゃあ、みんなっ、彼の運命も決まったんだし、もう何やったってかまわないわよ。
遠慮いらないから、どんどんやっちゃって・・・」。部長の最終宣告である。その声を合図に女達が一斉に宏の身体に群がった。

 「わあーっ、助けてーっ・・」。
宏の悲鳴は、たちまち女の洪水の中に飲み込まれてしまい、あとは女達のあげる黄色い歓声と喘ぎ声しか聞こえなかった。集団心理にとらわれた女ほど恐ろしいものはない。興奮した女達は、次々に宏の腰をまたぎ、その一本の棒をむさぼるようにして快感をむさぼった。宏の悲劇はまだまだ終わらない。


 その後、宏の存在は学校からぷつりと消えた。
いじめを苦にしてどこか他の学校へ転校したとの噂がたったが、すぐにその存在はみんなの記憶からも薄れていった。
 女子体操部もいつも通りに練習に励んでいた。ただしあの日以降、彼女たちの部室には顧問の先生でさえも立ち入りができないように太い鍵がつけられるようになり、また彼女たちは連日、ミーティングと称して夜は暗くなるまで部室にこもることが多くなった。

         〜おわり〜

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